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第5話 おさかなを捕まえろ!
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「完成っ!」
「完成と」
俺とエリンはほぼ同時に声を上げた。
それぞれ自分の構築物を前に、満足げに腕を組んで頷く。
俺の前には大きめの木組みの家。
思わぬ事故から手に入れた泥と木を中心に、この森の資源100%で建て上げた。
強度は十分、雨漏りしないこともチェック済み。
俺とエリン、そしてモフリンが住むには十分な家だ。
家の中には、余った木材と別に手に入れた綿毛を使ったベッドがある。
今のところ家具はそれだけ。
ここから充実させていくことにしよう。
「パパ! パパ! できたよ!」
幼女とうさぎがぴょんぴょん跳ねて、俺の元へとやってくる。
エリンは俺の右足に抱きつくと、この数時間の成果を指差した。
「じゃじゃ~ん!」
伐り倒した木を加工した時に出た余分な枝葉が、ところどころ隙間を開けながら山形に積み上げられている。
上手に焚火の準備が出来たな。
「褒めて褒めて!」
「ああ。とても上手に出来たな。偉いぞ」
「えへー」
頭を撫でてやると、エリンは締りのないニヤついた顔を浮かべた。
服を着替えて体の泥も落としたし、すっかり格好はぴかぴかだ。
焚き火の準備ができて、これで火を起こせば料理ができる。
ただ食材がない。
焼きフルーツも悪くはないけど、栄養を考えても肉か魚が欲しいところだ。
「エリン、肉と魚どっちがいい?」
「うーん……。今日の気分はおさかな!」
「分かった。そうすると……釣りでもするか」
「するー!!」
エリンは楽しそうにぐるぐる腕を振り回した。
俺はモフリンに視線を移して尋ねた。
「ここにいる魚は食べられるのか?」
「きゅう~」
モフリンは問題ないという風に首を縦に動かす。
つくづく知能の高いうさぎだ。
「川に行くか」
「はーい!」
元気よく答えると、エリンはするすると俺の足から上半身へ登り始める。
そのまま俺の首に手を回して掴まると、川の方を指差して言った。
「れっつごー!」
このまま……抱っこで行けってことだよな。
俺はそっと体を支えて安定させてやると、食料を調達するべく歩き始めた。
※ ※ ※ ※
川に到着すると、エリンは水面上に顔を伸ばしてじっと水中を覗き込んだ。
本当に清らかな流れだ。
少し水をすくって飲んでみると、ほのかな甘さを感じる。
透き通っていて、浅い川底がきれいに見通せた。
「釣り竿が必要だよな……」
「きゅう~」
俺が素材を探そうとした時、モフリンが鳴いて注意を引いた。
視線を向けると、モフリンはその場で軽くジャンプする。
そして、僕に任せろと言わんばかりに胸を張った。
「釣りができるのか?」
「きゅっきゅっきゅ」
モフリンは首を横に振ると、川の方へとてくてく歩いて行く。
そして水面に映った自分とにらめっこ中のエリンの横から、静かに水面へと入水した。
というより落っこちた。
見事な気付かないふり水落ち芸を決めてきた。
「モフリン!?」
エリンが慌てるが、モフリンはすいすいと水の中を泳いでいる。
うさぎが泳ぐイメージがないけど、モフリンはなかなかに達者だ。
しぶきや音を立てることもなく、静かに泳いで魚へと近づいていく。
魚は気付かない。
ハンター・モフリンは、そっと距離を詰めて魚を甘噛みすると、一気に陸へと放り投げた。
俺の目の前で、それなりに大きい魚がぴちぴち跳ねる。
「モフリンすごい!」
「きゅう~」
「私もやる!」
エリンは勢いよく水に飛び込む。
そしてバシャバシャと魚を追いかけ始めた。
流れも緩やかだし、水深もかなり浅いので溺れる心配はなさそうだ。
火があれば服もすぐに乾くし、まあいいだろう。
最初に言っていた釣りとはだいぶかけ離れているが。
一度陸に戻って呼吸を整えたモフリンも、再び水の中へ入る。
「待てー!」
エリンがあまりに水音を立てるもんだから、モフリンが静かに泳ごうと魚が逃げていく。
結果として忍び寄ることを諦めたモフリンは、スピードでゴリ押しし始めた。
次々に魚が俺の前に飛んでくるが、捕まえているのは全部モフリンだ。
エリンも必死に追いかけまわしているが、逆にそれが仇となって捕まえられない。
「パパ! ちっとも捕まんないよ~!」
「あんまり暴れると、魚も逃げちゃうぞ」
「あ、そっか」
「さっきのモフリンみたいに、こっそり近づいて捕まえるんだ」
「やってみる!」
エリンは一転して、慎重すぎるくらいゆっくりと川の中を進む。
至って真剣な目をしているが、集中のあまり口がぽかんと空いているのがご愛嬌だ。
「そろ~っと……そろ~っと……」
エリンは岩陰に隠れた魚に狙いを定めた。
そろりそろりと屈んで手を伸ばし……
「えいっ!」
一気に魚を掴む。
もちろん魚も暴れまわって必死の抵抗。
瞬く間に大騒ぎが再開される。
エリンは暴れる魚に翻弄されながらも、俺の方を見て笑った。
「できた!」
「そうだな。そのまま逃げられないように……」
「ひぁしゅっ!」
魚に尾びれパンチを喰らい、川底に尻もちをつくおてんば幼女。
思わず魚を離してしまったが、すんでのところでモフリンが捕まえ陸に放った。
「大丈夫か!?」
「う、うん。あーあ、逃げられちゃった」
川から上がって、エリンは大きくため息をつく。
もう少しだったんだが、最後の最後で気を抜いたな。
詰めが甘かった。
「でも、逃げた後すぐにモフリンが捕まえ直してくれたぞ」
「ほんと!? モフリンすご~い」
「きゅう~」
モフリンは返事をすると、ぶるぶる体を震わせた。
水滴がぶわぁっと飛び散り、濡れてへたっていたもふもふが復活する。
気持ちよさそうに、そしてねぎらうように、エリンはもふもふを撫でまわした。
「次はひとりで捕まえられるように頑張る!」
「そうだな。モフリンに教えてもらおう」
「うん! モフリン先生お願いします!」
「きゅう~」
さてと。
十分な量の魚が手に入った。
今日はこれを夕食にするとしよう。
「帰るか。びしょびしょのままだと、風邪を引くからな」
「うん! おうちに帰ろう!」
エリンはとてとて俺の元へ来て、当たり前のように手を繋いだ。
水に浸かっていたせいで、さすがにいつもより手は冷たい。
「おうちに帰るのが楽しみって、とってもいいことだね!」
「……ああ。エリンは時々、すごく大人っぽいことを言うな」
「ええ~? 私まだ子供だよ?」
「もちろん。俺の子供だからな」
「うん! パパの子供!」
親子が手を繋いで帰る背中に、ゆっくりと夕日が沈んでいく。
この森で迎える初めての夜が、いよいよ訪れようとしていた。
「完成と」
俺とエリンはほぼ同時に声を上げた。
それぞれ自分の構築物を前に、満足げに腕を組んで頷く。
俺の前には大きめの木組みの家。
思わぬ事故から手に入れた泥と木を中心に、この森の資源100%で建て上げた。
強度は十分、雨漏りしないこともチェック済み。
俺とエリン、そしてモフリンが住むには十分な家だ。
家の中には、余った木材と別に手に入れた綿毛を使ったベッドがある。
今のところ家具はそれだけ。
ここから充実させていくことにしよう。
「パパ! パパ! できたよ!」
幼女とうさぎがぴょんぴょん跳ねて、俺の元へとやってくる。
エリンは俺の右足に抱きつくと、この数時間の成果を指差した。
「じゃじゃ~ん!」
伐り倒した木を加工した時に出た余分な枝葉が、ところどころ隙間を開けながら山形に積み上げられている。
上手に焚火の準備が出来たな。
「褒めて褒めて!」
「ああ。とても上手に出来たな。偉いぞ」
「えへー」
頭を撫でてやると、エリンは締りのないニヤついた顔を浮かべた。
服を着替えて体の泥も落としたし、すっかり格好はぴかぴかだ。
焚き火の準備ができて、これで火を起こせば料理ができる。
ただ食材がない。
焼きフルーツも悪くはないけど、栄養を考えても肉か魚が欲しいところだ。
「エリン、肉と魚どっちがいい?」
「うーん……。今日の気分はおさかな!」
「分かった。そうすると……釣りでもするか」
「するー!!」
エリンは楽しそうにぐるぐる腕を振り回した。
俺はモフリンに視線を移して尋ねた。
「ここにいる魚は食べられるのか?」
「きゅう~」
モフリンは問題ないという風に首を縦に動かす。
つくづく知能の高いうさぎだ。
「川に行くか」
「はーい!」
元気よく答えると、エリンはするすると俺の足から上半身へ登り始める。
そのまま俺の首に手を回して掴まると、川の方を指差して言った。
「れっつごー!」
このまま……抱っこで行けってことだよな。
俺はそっと体を支えて安定させてやると、食料を調達するべく歩き始めた。
※ ※ ※ ※
川に到着すると、エリンは水面上に顔を伸ばしてじっと水中を覗き込んだ。
本当に清らかな流れだ。
少し水をすくって飲んでみると、ほのかな甘さを感じる。
透き通っていて、浅い川底がきれいに見通せた。
「釣り竿が必要だよな……」
「きゅう~」
俺が素材を探そうとした時、モフリンが鳴いて注意を引いた。
視線を向けると、モフリンはその場で軽くジャンプする。
そして、僕に任せろと言わんばかりに胸を張った。
「釣りができるのか?」
「きゅっきゅっきゅ」
モフリンは首を横に振ると、川の方へとてくてく歩いて行く。
そして水面に映った自分とにらめっこ中のエリンの横から、静かに水面へと入水した。
というより落っこちた。
見事な気付かないふり水落ち芸を決めてきた。
「モフリン!?」
エリンが慌てるが、モフリンはすいすいと水の中を泳いでいる。
うさぎが泳ぐイメージがないけど、モフリンはなかなかに達者だ。
しぶきや音を立てることもなく、静かに泳いで魚へと近づいていく。
魚は気付かない。
ハンター・モフリンは、そっと距離を詰めて魚を甘噛みすると、一気に陸へと放り投げた。
俺の目の前で、それなりに大きい魚がぴちぴち跳ねる。
「モフリンすごい!」
「きゅう~」
「私もやる!」
エリンは勢いよく水に飛び込む。
そしてバシャバシャと魚を追いかけ始めた。
流れも緩やかだし、水深もかなり浅いので溺れる心配はなさそうだ。
火があれば服もすぐに乾くし、まあいいだろう。
最初に言っていた釣りとはだいぶかけ離れているが。
一度陸に戻って呼吸を整えたモフリンも、再び水の中へ入る。
「待てー!」
エリンがあまりに水音を立てるもんだから、モフリンが静かに泳ごうと魚が逃げていく。
結果として忍び寄ることを諦めたモフリンは、スピードでゴリ押しし始めた。
次々に魚が俺の前に飛んでくるが、捕まえているのは全部モフリンだ。
エリンも必死に追いかけまわしているが、逆にそれが仇となって捕まえられない。
「パパ! ちっとも捕まんないよ~!」
「あんまり暴れると、魚も逃げちゃうぞ」
「あ、そっか」
「さっきのモフリンみたいに、こっそり近づいて捕まえるんだ」
「やってみる!」
エリンは一転して、慎重すぎるくらいゆっくりと川の中を進む。
至って真剣な目をしているが、集中のあまり口がぽかんと空いているのがご愛嬌だ。
「そろ~っと……そろ~っと……」
エリンは岩陰に隠れた魚に狙いを定めた。
そろりそろりと屈んで手を伸ばし……
「えいっ!」
一気に魚を掴む。
もちろん魚も暴れまわって必死の抵抗。
瞬く間に大騒ぎが再開される。
エリンは暴れる魚に翻弄されながらも、俺の方を見て笑った。
「できた!」
「そうだな。そのまま逃げられないように……」
「ひぁしゅっ!」
魚に尾びれパンチを喰らい、川底に尻もちをつくおてんば幼女。
思わず魚を離してしまったが、すんでのところでモフリンが捕まえ陸に放った。
「大丈夫か!?」
「う、うん。あーあ、逃げられちゃった」
川から上がって、エリンは大きくため息をつく。
もう少しだったんだが、最後の最後で気を抜いたな。
詰めが甘かった。
「でも、逃げた後すぐにモフリンが捕まえ直してくれたぞ」
「ほんと!? モフリンすご~い」
「きゅう~」
モフリンは返事をすると、ぶるぶる体を震わせた。
水滴がぶわぁっと飛び散り、濡れてへたっていたもふもふが復活する。
気持ちよさそうに、そしてねぎらうように、エリンはもふもふを撫でまわした。
「次はひとりで捕まえられるように頑張る!」
「そうだな。モフリンに教えてもらおう」
「うん! モフリン先生お願いします!」
「きゅう~」
さてと。
十分な量の魚が手に入った。
今日はこれを夕食にするとしよう。
「帰るか。びしょびしょのままだと、風邪を引くからな」
「うん! おうちに帰ろう!」
エリンはとてとて俺の元へ来て、当たり前のように手を繋いだ。
水に浸かっていたせいで、さすがにいつもより手は冷たい。
「おうちに帰るのが楽しみって、とってもいいことだね!」
「……ああ。エリンは時々、すごく大人っぽいことを言うな」
「ええ~? 私まだ子供だよ?」
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