6 / 35
第6話 ハーブティーと卵と牛乳
しおりを挟む
朝陽が窓から射し込んでくる。
ギラギラした強い光ではなく、そっと包み込むような優しい光。
おかげさまで、さわやかに目を覚ますことができる。
「ぬぁ~」
定番の気の抜けた声と共に、異世界2日目がスタートした。
俺が眠っていたのは、リルとミルの一家が住む家の一室。
空き部屋になっていたところに、余っていたベッドを運び込んでもらったのだ。
「起きるかぁ~」
ベッドを抜け出して、階段を降りる。
リビングのスペースには、すでに一家が勢ぞろいしていた。
「お、ケントくんおはよう」
「あら、おはよう~」
眼鏡をかけた男性エルフが、双子のお父さんであるシェグさん。
っして全員分の朝のお茶を用意してくれたのが、お母さんのメイリさんだ。
「おはようございます!」
「ん、おはよー」
「おはようございます。リル、意外と早起きなんだな」
「あさはミルにおこされる。すごくねむい。だから、おひるにまたねる」
「なるほど?」
俺が食卓を囲む椅子に座ると、メイリさんがお茶を出してくれた。
ほかほかと良い香りの湯気が立ち昇っている。
メイリさんは薬草栽培が趣味で、ハーブティーをオリジナルでブレンドするのが好きなんだそうだ。
宴の時にいろいろ話してくれた。
「これはどんな効果があるんですか?」
「昨日は結構食べすぎちゃったでしょう? だから胃に優しいハーブを配合してるわ。あとは、一日の始まりにぴったりの爽やかな気分になれるハーブを何種類か入れてるのよ~」
はふはふして飲んでみると、柔らかな甘みとわずかな酸味が口に広がる。
そしていくつものハーブの香りが、重なり合って鼻へと抜けていった。
確かにすごく爽やかで、朝にぴったりの味と香りだ。
「すごく美味しいです」
「うふふ。良かったわ~」
嬉しそうに笑うメリナさんの表情は、昨日の目を細めたミルとそっくりだ。
親子だなぁという感じがする。
「今日の朝食当番はリルだったね」
「あぐっ」
「朝食当番?」
「そう。僕たちの家では、毎日代わりばんこに朝ごはんを作ってるんだ。今日はリルの番。最近は、リルもミルも簡単なものならひとりで作れるようになってきたんだよ」
「5歳で料理が作れるのはすごいですね」
とは言いつつも、リルの顔を見てみればめんどくさそうな表情を浮かべている。
そして数秒後、閉じがちなリルの目が3分の2くらい開いた。
そして目が輝く。
何か思いついたみたいだ。
彼女のことだから、作るのが楽なメニューでも閃いたのかな?
「そういえばきのう、ケントがあさごはんつくるっていってた。おせわになるおれいするって。ケントがすごいりょうり、あさごはんにつくってくれるって」
う~ん、初耳。
そんなこと言った覚えがない。
お酒は飲んだけど、記憶が無くなるほど酔いつぶれてはいない。
だから昨晩のことはちゃんと全部覚えている。
その上で、リルが言っているようなことは一つも記憶にない。
ところがどっこい、シェグさんは娘の言うことを信じてしまった。
「へえ、それは嬉しいな。そしたらぜひ、ケントくんにお願いしよう」
「あ、え、えー、あ、はい……」
うわっ! 流れのままに「はい」って言っちゃった!
どうしよう何もすごい料理なんて思いつかないぞ……。
「えーっとぉ……」
「家の食材は、自由に使ってくれていいわよ~」
「あ、ありがとうございます……」
キッチンでまず目を惹くのは、大きな小麦粉の袋。
村全体で管理する畑で、大規模に栽培しているらしい。
小麦粉で作る朝食……ホットケーキとか?
でも卵も牛乳がない。
昨日の料理にも、卵や鶏肉を使ったものはなかった。
牛もだ。
そもそもこの村では飼っていないのだろう。
かろうじて、奇跡的に砂糖は存在している。
異世界の森の中で砂糖があるのはめちゃくちゃアドバンテージだけど、卵と牛乳が無いとお話にならないよなぁ……。
鶏も牛もいないんじゃ……
「待てよ?」
不意に閃いた。
ぬいぐるみの鶏と乳牛を呼びだして、卵と牛乳をゲットできないかな。
ただのぬいぐるみならまだしも、動くわ食うわ鳴くわのぬいぐるみたちなら可能性はある。
「ちょっと待っててください」
さすがに家の中で乳牛を出すのは大迷惑なので、俺は一旦外に出る。
それからスキルを連続使用した。
「【ぬいぐるみテイム・雌鶏】! 【ぬいぐるみテイム・乳牛】!」
ぽんっぽんっと、2つのぬいぐるみが現われる。
片方は鶏、片方は乳牛。
実寸大の乳牛はかなり大きいけど、見た目がぬいぐるみゆえに威圧感よりマスコット感が勝つ。
「コケコッコー!」
「もぉ~」
産声を上げたところで、俺はぬいぐるみたちにお願いした。
「鶏……えーっと、名前で呼ばれた方がいいよな。コケ子にしよう。コケ子は卵を出してくれるか? それで、うーんと、モー子は牛乳が欲しいんだ」
「コケー」
「もぉ~」
2匹は分かったというように鳴く。
そしてコケ子は、コロコロと卵を産み落とした。
正真正銘、本物の卵だ。
もしぬいぐるみの卵が出てきたらどうしようと思ったけど、よくできてるもんだ。
「えーっと牛乳は……」
俺は家の中に戻ると、ボウルを取って外に戻った。
そしてモー子の乳を搾り始める。
ふっかふかぬいぐるみ素材の乳だけど、卵と同じように牛乳はしっかりと出た。
小学校の時にやった乳しぼり体験が、まさかこんな場所で生きるとはな。
ありがとう、牧場のおっちゃん。
「よし、こんなもんだな」
必要な量の牛乳が集まったところで、俺は乳しぼりの手を止める。
何か牛乳は牛に溜め込ませない方が良いって聞いたような気がするけど、今は早いとこ朝ごはんを作らないといけないからな。
もろもろのことは悪いけど後回しだ。
「コケーコッコッコ」
「もぉ~」
コケ子は盛んに地面を突っつきまわし、モー子もきょろきょろ周りを見回している。
そっか、エサが欲しいんだな。
取るもん取られて、ご飯なしじゃあまりにもかわいそうだ。
彼女たちにも朝ご飯をあげないと。
もちろんグレイにも。
「お待たせしてます。すぐに作りますんで」
家の中に戻ってそう声を掛けてから、キッチンにあった乾燥トウモロコシと野菜を手に取る。
それをミルに渡して言った。
「悪いんだけど、外にぬいぐるみを呼んだからこれをあげてきてくれるか?」
「おまかせください!」
ミルは小さな腕でぎゅっと抱えると、意気揚々と家を出て行く。
そして数秒後、大きな声が響き渡った。
「ひあああ! おっきくておっきくておっきいっ!」
あちゃー、語彙力喪失モードに入っちゃったか。
モー子は大きいもんな。
村にいる動物の中で、きっと一番大きい。
ぬいぐるみだし、危険性はないけれども。
「さーてと」
俺はとっさに集めた卵と牛乳、そして小麦粉や砂糖などを前に腕まくりをした。
始めますか、異世界でホットケーキ調理。
ギラギラした強い光ではなく、そっと包み込むような優しい光。
おかげさまで、さわやかに目を覚ますことができる。
「ぬぁ~」
定番の気の抜けた声と共に、異世界2日目がスタートした。
俺が眠っていたのは、リルとミルの一家が住む家の一室。
空き部屋になっていたところに、余っていたベッドを運び込んでもらったのだ。
「起きるかぁ~」
ベッドを抜け出して、階段を降りる。
リビングのスペースには、すでに一家が勢ぞろいしていた。
「お、ケントくんおはよう」
「あら、おはよう~」
眼鏡をかけた男性エルフが、双子のお父さんであるシェグさん。
っして全員分の朝のお茶を用意してくれたのが、お母さんのメイリさんだ。
「おはようございます!」
「ん、おはよー」
「おはようございます。リル、意外と早起きなんだな」
「あさはミルにおこされる。すごくねむい。だから、おひるにまたねる」
「なるほど?」
俺が食卓を囲む椅子に座ると、メイリさんがお茶を出してくれた。
ほかほかと良い香りの湯気が立ち昇っている。
メイリさんは薬草栽培が趣味で、ハーブティーをオリジナルでブレンドするのが好きなんだそうだ。
宴の時にいろいろ話してくれた。
「これはどんな効果があるんですか?」
「昨日は結構食べすぎちゃったでしょう? だから胃に優しいハーブを配合してるわ。あとは、一日の始まりにぴったりの爽やかな気分になれるハーブを何種類か入れてるのよ~」
はふはふして飲んでみると、柔らかな甘みとわずかな酸味が口に広がる。
そしていくつものハーブの香りが、重なり合って鼻へと抜けていった。
確かにすごく爽やかで、朝にぴったりの味と香りだ。
「すごく美味しいです」
「うふふ。良かったわ~」
嬉しそうに笑うメリナさんの表情は、昨日の目を細めたミルとそっくりだ。
親子だなぁという感じがする。
「今日の朝食当番はリルだったね」
「あぐっ」
「朝食当番?」
「そう。僕たちの家では、毎日代わりばんこに朝ごはんを作ってるんだ。今日はリルの番。最近は、リルもミルも簡単なものならひとりで作れるようになってきたんだよ」
「5歳で料理が作れるのはすごいですね」
とは言いつつも、リルの顔を見てみればめんどくさそうな表情を浮かべている。
そして数秒後、閉じがちなリルの目が3分の2くらい開いた。
そして目が輝く。
何か思いついたみたいだ。
彼女のことだから、作るのが楽なメニューでも閃いたのかな?
「そういえばきのう、ケントがあさごはんつくるっていってた。おせわになるおれいするって。ケントがすごいりょうり、あさごはんにつくってくれるって」
う~ん、初耳。
そんなこと言った覚えがない。
お酒は飲んだけど、記憶が無くなるほど酔いつぶれてはいない。
だから昨晩のことはちゃんと全部覚えている。
その上で、リルが言っているようなことは一つも記憶にない。
ところがどっこい、シェグさんは娘の言うことを信じてしまった。
「へえ、それは嬉しいな。そしたらぜひ、ケントくんにお願いしよう」
「あ、え、えー、あ、はい……」
うわっ! 流れのままに「はい」って言っちゃった!
どうしよう何もすごい料理なんて思いつかないぞ……。
「えーっとぉ……」
「家の食材は、自由に使ってくれていいわよ~」
「あ、ありがとうございます……」
キッチンでまず目を惹くのは、大きな小麦粉の袋。
村全体で管理する畑で、大規模に栽培しているらしい。
小麦粉で作る朝食……ホットケーキとか?
でも卵も牛乳がない。
昨日の料理にも、卵や鶏肉を使ったものはなかった。
牛もだ。
そもそもこの村では飼っていないのだろう。
かろうじて、奇跡的に砂糖は存在している。
異世界の森の中で砂糖があるのはめちゃくちゃアドバンテージだけど、卵と牛乳が無いとお話にならないよなぁ……。
鶏も牛もいないんじゃ……
「待てよ?」
不意に閃いた。
ぬいぐるみの鶏と乳牛を呼びだして、卵と牛乳をゲットできないかな。
ただのぬいぐるみならまだしも、動くわ食うわ鳴くわのぬいぐるみたちなら可能性はある。
「ちょっと待っててください」
さすがに家の中で乳牛を出すのは大迷惑なので、俺は一旦外に出る。
それからスキルを連続使用した。
「【ぬいぐるみテイム・雌鶏】! 【ぬいぐるみテイム・乳牛】!」
ぽんっぽんっと、2つのぬいぐるみが現われる。
片方は鶏、片方は乳牛。
実寸大の乳牛はかなり大きいけど、見た目がぬいぐるみゆえに威圧感よりマスコット感が勝つ。
「コケコッコー!」
「もぉ~」
産声を上げたところで、俺はぬいぐるみたちにお願いした。
「鶏……えーっと、名前で呼ばれた方がいいよな。コケ子にしよう。コケ子は卵を出してくれるか? それで、うーんと、モー子は牛乳が欲しいんだ」
「コケー」
「もぉ~」
2匹は分かったというように鳴く。
そしてコケ子は、コロコロと卵を産み落とした。
正真正銘、本物の卵だ。
もしぬいぐるみの卵が出てきたらどうしようと思ったけど、よくできてるもんだ。
「えーっと牛乳は……」
俺は家の中に戻ると、ボウルを取って外に戻った。
そしてモー子の乳を搾り始める。
ふっかふかぬいぐるみ素材の乳だけど、卵と同じように牛乳はしっかりと出た。
小学校の時にやった乳しぼり体験が、まさかこんな場所で生きるとはな。
ありがとう、牧場のおっちゃん。
「よし、こんなもんだな」
必要な量の牛乳が集まったところで、俺は乳しぼりの手を止める。
何か牛乳は牛に溜め込ませない方が良いって聞いたような気がするけど、今は早いとこ朝ごはんを作らないといけないからな。
もろもろのことは悪いけど後回しだ。
「コケーコッコッコ」
「もぉ~」
コケ子は盛んに地面を突っつきまわし、モー子もきょろきょろ周りを見回している。
そっか、エサが欲しいんだな。
取るもん取られて、ご飯なしじゃあまりにもかわいそうだ。
彼女たちにも朝ご飯をあげないと。
もちろんグレイにも。
「お待たせしてます。すぐに作りますんで」
家の中に戻ってそう声を掛けてから、キッチンにあった乾燥トウモロコシと野菜を手に取る。
それをミルに渡して言った。
「悪いんだけど、外にぬいぐるみを呼んだからこれをあげてきてくれるか?」
「おまかせください!」
ミルは小さな腕でぎゅっと抱えると、意気揚々と家を出て行く。
そして数秒後、大きな声が響き渡った。
「ひあああ! おっきくておっきくておっきいっ!」
あちゃー、語彙力喪失モードに入っちゃったか。
モー子は大きいもんな。
村にいる動物の中で、きっと一番大きい。
ぬいぐるみだし、危険性はないけれども。
「さーてと」
俺はとっさに集めた卵と牛乳、そして小麦粉や砂糖などを前に腕まくりをした。
始めますか、異世界でホットケーキ調理。
0
あなたにおすすめの小説
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
異世界カフェ食堂で皿洗いをしますと思ったら日本料理を創造する力が与えられていた!(もふもふ聖獣猫のモフにゃーと楽しく日本料理を創造します)
なかじまあゆこ
ファンタジー
可愛いもふもふ達とアリナは異世界でスローライフをします。
異世界召喚された安莉奈は幼女の姿になっていた。神様に与えられた能力を使い眷属聖獣猫モフにゃーや魔獣のライオン魔獣鳥に魔獣の日焼けとお料理を創造します!
熊元安莉奈(くまもとありな)は黄色のバスに乗せられ異世界召喚された。 そして、なぜだか幼女の姿になっていた。しかも、日本の地球人だったことを忘れていたのだ。 優しいモリーナ夫妻に養子として引き取れた安莉奈はアリナになった。 モリーナ夫妻はカフェ食堂を経営していたが繁盛しておらず貧乏だった。料理が出来ないアリナはお皿洗いなどのお手伝いを小さな体ながらしていたのだけど。 神様から日本料理を創造する力が与えられていた! その力を使うと。
地球では辛い生活を送っていた安莉奈が異世界ではアリナとしてお父さんに激愛され幸せに生きている。
エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
過労死して転生したら『万能農具』を授かったので、辺境でスローライフを始めたら、聖獣やエルフ、王女様まで集まってきて国ごと救うことになりました
黒崎隼人
ファンタジー
過労の果てに命を落とした青年が転生したのは、痩せた土地が広がる辺境の村。彼に与えられたのは『万能農具』という一見地味なチート能力だった。しかしその力は寂れた村を豊かな楽園へと変え、心優しきエルフや商才に長けた獣人、そして国の未来を憂う王女といった、かけがえのない仲間たちとの絆を育んでいく。
これは一本のクワから始まる、食と笑い、もふもふに満ちた心温まる異世界農業ファンタジー。やがて一人の男のささやかな願いが、国さえも救う大きな奇跡を呼び起こす物語。
『規格外の薬師、追放されて辺境スローライフを始める。〜作ったポーションが国家機密級なのは秘密です〜』
雛月 らん
ファンタジー
俺、黒田 蓮(くろだ れん)35歳は前世でブラック企業の社畜だった。過労死寸前で倒れ、次に目覚めたとき、そこは剣と魔法の異世界。しかも、幼少期の俺は、とある大貴族の私生児、アレン・クロイツェルとして生まれ変わっていた。
前世の記憶と、この世界では「外れスキル」とされる『万物鑑定』と『薬草栽培(ハイレベル)』。そして、誰にも知られていない規格外の莫大な魔力を持っていた。
しかし、俺は決意する。「今世こそ、誰にも邪魔されない、のんびりしたスローライフを送る!」と。
これは、スローライフを死守したい天才薬師のアレンと、彼の作る規格外の薬に振り回される異世界の物語。
平穏を愛する(自称)凡人薬師の、のんびりだけど実は波乱万丈な辺境スローライフファンタジー。
『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~
チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!?
魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで!
心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく--
美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!
【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~
御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。
十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。
剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。
十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。
紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。
十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。
自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。
その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。
※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる