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アイゼンヘイムへ
魔法使いになるには!
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彼女の体を良く観察すると・・・、あった、結構な量の魔力が体をしっかりと循環しているのがわかる。彼女は元々かなりの筋力を有している。それは体型から考えてもちょっとおかしいレベルの筋力だ。このような筋力を発揮できる理由は簡単。魔術師や魔法使いが魔力として使用するべき体のエネルギーを筋力に回してきたからだ。しかしこれが面白い事に魔法の鍛錬に使ったとしても彼女が筋力的に低下する事はないのだ。もちろん疲労などはするし、体力的な限界はあるが成長や能力値的な悪影響は魔法を使う事で起きないのだ。
「魔法を使う事で魔力が洗練され、体を巡るエネルギーの質が上がって効率が良くなるのだね」
「む、難しい事を言いますね」
「とりあえず魔力を感じる事が出来るようになるのが肝心という事だよ」
「は、はあ・・・」
魔力自体は彼女は結構な量を持っているので鍛錬次第で幾らでも化けられる。魔力を意図的に体力に振るという技も熟練すれば可能なのだ。
「さて、馬車にのってても魔力の鍛錬は可能だ・・・そこでもう一つキミに選択肢があるよん」
「なんでしょうか?」
「とても辛いが早く覚えられる訓練と、時間が掛かるけど楽な訓練だったらどっちがいい?」
「断然早いほうで」
即答した、まあそうかもね。ガルデンヘイムの騎士さん達は効率的な鍛錬方法にも柔軟に対応する。かといって泥臭い鍛錬を嫌がるわけでもない強さに貪欲な人達の集まりだ。
「それじゃ手をだして」
「こうですか」
そう言うと彼女は両手を此方に差し出してくる。そうそう、こんな感じがいいね。私は彼女の両手を掴むと彼女の魔力の中に自分の魔力をリンクさせていく。
「!・・・これは!」
「・・・意外、と言ったら失礼かもだけど・・・エルトリアちゃんは風の属性だね」
「これが魔力なのですか・・・?なんだか暖かいです」
「暖かいと感じてるのは私の魔力だよ、キミのじゃない」
風の魔法、それの主な効能は外傷の回復。継戦能力的にも良いからぴったりなのかな?攻撃でも裂傷を与えるような斬撃や吹き飛ばすような派手な攻撃も得意とする。火や水のように攻撃を直接『飛ばす』というよりは『伸ばす』といった趣が強い。とどのつまり肉弾戦を主とする騎士にとっては結構ぴったりなのだ。
「というと私は治癒魔法などを使えるのでしょうか?」
「早い早い、勉強で言ったら魔力を感じる事は文字の読み書きを覚える所。魔力を文字とするならば魔法を使うという事は本を読み始める事なんだよ」
そもそも、私は魔力をリンクさせる事で例え微弱な魔力であったとしても相手の属性を見抜く事ができる。言うなれば私だけが体という容器の蓋を開けて肉体の中身である魔力や生命力を見る事が出来るから教える事ができるのだ。
「さて、ここからキミに魔力を感じてもらうわけなんだけど」
「はい、此処からが鍛錬なのですね」
ふんす!と鼻息を荒くしているエルトリアちゃんだが・・・。
「本来なら魔力の流れを感じて、自分でその流れに沿って意識的に感覚を近づけていくんだ。これは時間が掛かるけど頭で考えてやるわけだから体は全然辛くない」
心臓の鼓動などを意識して感じる事で体内のリズムを計ったりするようなものだろうか、自分の体の事なので似てるかもしれない。それっぽくいえば気の巡りってやつかな?
「それが時間が掛かる方法というわけですか、では辛いほうというのは・・・?」
「キミの感覚を外部からの力で無理矢理魔力の流れと同調させて知覚させるんだよん」
「外部・・・?」
「ぽかぽかは体中に広がったかな、準備万端だ」
外部と言うのはもちろん私が現在リンクさせ、体内に送り続けている魔力。私の魔力は現在彼女の体中に広がり、頭の天辺からつま先まで広がっている。
たとえばだ、心臓の鼓動が自分で聞けない人がいたとする。そうした人に自分の心臓の鼓動を教える時にはどうしたらいいだろうか?
この際二通りの教え方がある。一つは鼓動の聞き方を教え、自分で探らせる事。手首とかを押さえて感覚を済ませれば聞こえてくるでしょ?となる。これが時間が掛かるほうの鍛錬方法。
もう一つはというと、理屈は簡単。鼓動の音をはっきりと聞こえるくらい増幅させてあげるのだ。
それはもう、無理矢理にでも。
「それはどういう・・・あばばばばばば!」
電気が流れたような声を上げて彼女の体が硬直する。魔力が激しく動いているのだ。しかも他人の魔力によってだ。感覚は言い表せないがかなりキツイ。
「うぎぎぎぎぎ!」
「わかんないかなー?」
一旦魔力の流れを停止してあげる。とは言っても魔力は水の流れに似ている。私の加速が止まったとしても急に流れが穏やかになるわけでは無いので・・・。
「あばばばばば!」
「元に戻る頃には嫌でも知覚できてるだろうから頑張ってね」
彼女はビクンビクンしながら馬車の床に倒れる。靴を脱げる和風テイストのつくりなので床がふかふかなのがいい。こんな風に倒れてても問題ないしね。
「じゃあ、元気なったら起こしてね」
彼女が元気になるまで時間が出来たので私は彼女にそっと毛布をかけてあげてから手早く着替えてベッドにもぐりこんだ。
「魔法を使う事で魔力が洗練され、体を巡るエネルギーの質が上がって効率が良くなるのだね」
「む、難しい事を言いますね」
「とりあえず魔力を感じる事が出来るようになるのが肝心という事だよ」
「は、はあ・・・」
魔力自体は彼女は結構な量を持っているので鍛錬次第で幾らでも化けられる。魔力を意図的に体力に振るという技も熟練すれば可能なのだ。
「さて、馬車にのってても魔力の鍛錬は可能だ・・・そこでもう一つキミに選択肢があるよん」
「なんでしょうか?」
「とても辛いが早く覚えられる訓練と、時間が掛かるけど楽な訓練だったらどっちがいい?」
「断然早いほうで」
即答した、まあそうかもね。ガルデンヘイムの騎士さん達は効率的な鍛錬方法にも柔軟に対応する。かといって泥臭い鍛錬を嫌がるわけでもない強さに貪欲な人達の集まりだ。
「それじゃ手をだして」
「こうですか」
そう言うと彼女は両手を此方に差し出してくる。そうそう、こんな感じがいいね。私は彼女の両手を掴むと彼女の魔力の中に自分の魔力をリンクさせていく。
「!・・・これは!」
「・・・意外、と言ったら失礼かもだけど・・・エルトリアちゃんは風の属性だね」
「これが魔力なのですか・・・?なんだか暖かいです」
「暖かいと感じてるのは私の魔力だよ、キミのじゃない」
風の魔法、それの主な効能は外傷の回復。継戦能力的にも良いからぴったりなのかな?攻撃でも裂傷を与えるような斬撃や吹き飛ばすような派手な攻撃も得意とする。火や水のように攻撃を直接『飛ばす』というよりは『伸ばす』といった趣が強い。とどのつまり肉弾戦を主とする騎士にとっては結構ぴったりなのだ。
「というと私は治癒魔法などを使えるのでしょうか?」
「早い早い、勉強で言ったら魔力を感じる事は文字の読み書きを覚える所。魔力を文字とするならば魔法を使うという事は本を読み始める事なんだよ」
そもそも、私は魔力をリンクさせる事で例え微弱な魔力であったとしても相手の属性を見抜く事ができる。言うなれば私だけが体という容器の蓋を開けて肉体の中身である魔力や生命力を見る事が出来るから教える事ができるのだ。
「さて、ここからキミに魔力を感じてもらうわけなんだけど」
「はい、此処からが鍛錬なのですね」
ふんす!と鼻息を荒くしているエルトリアちゃんだが・・・。
「本来なら魔力の流れを感じて、自分でその流れに沿って意識的に感覚を近づけていくんだ。これは時間が掛かるけど頭で考えてやるわけだから体は全然辛くない」
心臓の鼓動などを意識して感じる事で体内のリズムを計ったりするようなものだろうか、自分の体の事なので似てるかもしれない。それっぽくいえば気の巡りってやつかな?
「それが時間が掛かる方法というわけですか、では辛いほうというのは・・・?」
「キミの感覚を外部からの力で無理矢理魔力の流れと同調させて知覚させるんだよん」
「外部・・・?」
「ぽかぽかは体中に広がったかな、準備万端だ」
外部と言うのはもちろん私が現在リンクさせ、体内に送り続けている魔力。私の魔力は現在彼女の体中に広がり、頭の天辺からつま先まで広がっている。
たとえばだ、心臓の鼓動が自分で聞けない人がいたとする。そうした人に自分の心臓の鼓動を教える時にはどうしたらいいだろうか?
この際二通りの教え方がある。一つは鼓動の聞き方を教え、自分で探らせる事。手首とかを押さえて感覚を済ませれば聞こえてくるでしょ?となる。これが時間が掛かるほうの鍛錬方法。
もう一つはというと、理屈は簡単。鼓動の音をはっきりと聞こえるくらい増幅させてあげるのだ。
それはもう、無理矢理にでも。
「それはどういう・・・あばばばばばば!」
電気が流れたような声を上げて彼女の体が硬直する。魔力が激しく動いているのだ。しかも他人の魔力によってだ。感覚は言い表せないがかなりキツイ。
「うぎぎぎぎぎ!」
「わかんないかなー?」
一旦魔力の流れを停止してあげる。とは言っても魔力は水の流れに似ている。私の加速が止まったとしても急に流れが穏やかになるわけでは無いので・・・。
「あばばばばば!」
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