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第49話:だから私は責任を取る(その3)(完結)

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(え・・・これってまさか?!)
すみれはユキヤから出たものを見て少し驚いた。

「え・・・お〇ん〇ん弄らなくても
お尻と乳首の刺激だけで出ちゃった?!」
「はぁ・・・はぁ・・・」
いつものようにほとばしる勢いがあるものでなく、
流れるように出てきたそれは、明らかに精液だった。

「男の子の身体って凄いね・・・ユキちゃん。私ちょっとビックリしたよ」
すみれは目を輝かせる。
「はあ・・・はあ・・・」
ユキヤは肩で息をし続けていた。

(え!?俺、勝手にイっちゃった・・・?!なんで!!?)
ユキヤはユキヤで自分の身体に起きたことが信じられず、
恥ずかしさと同時に動揺する。


「あれ?ユキちゃん?大丈夫?」
「あ・・・うん、なんとか・・・」
(こんなことってあるんだ・・・)
驚くと同時にユキヤが愛おしくなった。

「ごめん・・・俺だけ先にイッちゃって・・・」
「いいんだよぉ。ユキちゃんがそれだけ感じてくれたってことだもん」
「でも・・・」
「私は嬉しいんだよ?ユキちゃんがこんなに乱れてくれてるなんて。」
「うう・・・」
(なんで?・・・出したのに気持ちいいのが治まらない・・・)
ユキヤ本人も自分の身体の異変に気付いていた。

「ユキちゃん、気持ちよかった?」
「うん・・・でもなんか変なんだ・・・」
「変って?」
「出したのに、なんかずっと気持ちいいままみたいな・・・」
「へぇ~、それってどういうこと?」
「なんか・・・射精する直前の感じが・・・ずっと続いているような」
「前にも言ったけど、やっぱそれ女の子のイキ方だね・・・」

「そういえば・・・前も、そうだったな。」
(そうか・・・このフワフワして胸が熱い感じが続くのは・・・)

「じゃあさ、ユキちゃん、今日はもう1回女の子みたいにイってみる?」
すみれは悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「えっ!い、いやだよ!恥ずかしいし・・・」
「それとも・・・こっちが寂しくなっちゃった?」
すみれはユキヤの股間を優しく撫でる。

「ううぅ!」また声をあげてしまう。
「ふふふ♪可愛い」
すみれはユキヤの乳首を指で転がすように触り始める。
「あ・・・・!ちょ、ちょっと待っ!」
「どうしたの?」
「なんか・・・いつもと・・・感じが・・・」
ユキヤの息が上がっているのがわかる。

「いつもと違う?」
「いつもより・・・気持ちよくて・・・」
「そっかぁ、いつもよりも感じるんだね」
すみれは嬉しそうに微笑む。
「ううっ・・・」
「じゃあ、もっといっぱい可愛くなろうねぇ」
すみれはユキヤの耳元で囁いた。
「ううっ・・・」
ユキヤの顔は真っ赤に染まる。

「ふふふ、恥ずかしがらないでいいのに」
すみれはそう言うと、ユキヤの股間に手を伸ばす。
「あっ!」
「ふふ、元気になってる♪」
ユキヤの男性器は勃起していた。
「さっきイッたばっかりなのにね♪」
「うっ・・・」
「ふふ♪可愛い」
すみれはユキヤを仰向けにすると後ろの穴に何かを入れた。

「な・・・何を・・・」
いくらされるがままとはいえ、
今回は自分の身体に何をされているのかすら見ることが出来ない。
ある意味恐怖だ。

「・・・さっきはこっちから全然顔が見えなかったからね。」
「そ、そうだけど・・・」
「だから今度はちゃんと見ようと思って」
「・・・」
「今色々敏感になってるから丁度いいかなって」
すみれはそう言いながらユキヤの頬から首筋にかけてを撫でる。
「ううっ!」
ユキヤは思わず声が出る。

「ふふ、まだ入れてるだけだよ?慣れてきたら勝手に動くよ」
「ええ?!」
すみれが何を言っているのか分からなかった。「ユキちゃん、力抜いてね?」
「え?え?え?」
ユキヤは困惑するばかりだ。

「え?!あ!あ!あ!あ!あ!あ!ああああああ・・・」
下腹部で何かが動いているのがわかる・・・
そしてそれは確実に前立腺を刺激していた。
「な・・・なに・・・これ?」「・・・医療器具らしいよ」
「そんなものまで・・・」
「うん、前立腺のマッサージするやつ」
「なんで・・・それを・・・」
「うん、私もびっくりしたよ。まさかこんなものが世の中にあるなんてね」
「ううっ・・・」
ユキヤは身体に力が入らない。

「ふふ、可愛い」
すみれは優しくユキヤの頭を撫でる。
「あ・・・あ・・・」
「ユキちゃん、気持ちいい?・・・って顔見ればわかるか」
(わぁ・・・こんな顔・・・するんだ!)
すみれの表情が思わず緩む。
「ううっ・・・」
ユキヤは顔を赤くして目を逸らす。

「ほーんと、可愛い♪」
すみれはそう言って、ユキヤの身体中にキスをする。
「ううっ・・・」
ユキヤの身体がビクビク震えている。
「あ・・・あ・・・止まらない・・・」「うん、わかってるよ。」
すみれはそう言うと、ユキヤの乳首を舐める。
「ひゃっ!」
ユキヤの身体が跳ね上がる。
「ううっ!また・・・!」
ユキヤの身体が痙攣している。「凄く敏感になっちゃったね」

すみれはそう言うと、ユキヤのペニスを口に含む。
「あ!だめ!出ちゃう!」
ユキヤの射精感がこみ上げてくる。
「おしりばっかりじゃこっちが寂しいもんね」
すみれはそう言って、ユキヤのモノに舌を這わせていく・・・
「はぁ・・・はぁん・・・んん!ひうっん・・・!」
ユキヤの身体が小刻みに震える。
(ダメだ!もう!)
ユキヤの全身が硬直したように強張る。

次の瞬間、ユキヤの男性器から大量の精液が飛び出した。
「あ・・・あ・・・」
ユキヤは放心状態になっている。
「ふふ、いっぱい出たね」
すみれはそう言うと、ユキヤのお腹に飛んだ白濁の液体を指ですくう。
「ううっ・・・」
「じゃあそろそろいいかしらね」
すみれはそう言うと、ユキヤのアナルに入っている器具を
ゆっくりと引き抜いた。
「ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ユキヤは今までにない感覚に襲われる。

「ユキちゃんのここ、ヒクヒクしてるね♪」
「言わなくていいよぉ・・・」
ユキヤの顔はさらに真っ赤になる。「ふふ、可愛い♪」
すみれはユキヤの男性器を手で包み込む。
「あっ!」
「ふふ、気持ちいい?」
すみれは手を動かし始める。

「あ・・・あっ・・・あっ・・・あっ・・・あっ・・」
「私もね・・・いっぱいゾクゾクしちゃったよ・・・」
「うっ・・・んん・・・」
「もっと気持ちよくなっていいからね」
「ああ・・・あああ・・・あああああ・・・!」
ユキヤは再び絶頂を迎える。

「ふふ、イッたばかりなのに元気だね」
すみれはそう言いながら、ユキヤのペニスを上下にしごき始める。
「ああ!だめぇ!」
ユキヤは身体を震わせる。
「ふふ、大丈夫だよ。出していいよ」
すみれはそう言いながら、ユキヤの亀頭を撫でる。

「ううっ!だめ・・・・!!」「何がダメなの?」
「さいごは・・・いっしょが・・・いい・・」
涙目ながらも、そのまなざしからは真剣さが伝わってくる。
「もう・・・わがままだなぁ」「わがままでも・・・いいよ!」
「わかったよ。一緒にいこうね」

すみれはそう言うと、ユキヤの上に覆いかぶさる。「うん・・・きて・・・」
すみれもここまででかなり興奮していたため、
すんなりとユキヤのモノを受け入れる。
すみれは腰を動かす。

「ああ・・・ああん・・・ああ・・・あああぁぁあ!!!」
ユキヤの身体がガクンガクンと震える。
「ああ・・・ああ・・・ああああああ!!!」
「ユキちゃん・・・あふぅん・・・はぁん!ユキちゃん・・・!」
二人は同時に果てる。「あ・・・あ・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・」
しばらく二人とも動けなかった。

そして、すみれはユキヤの隣に横になり、抱きしめる。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「ユキちゃん・・・大好きだよ」
「はぁ、はぁ・・俺も・・・」
「うん♪」
すみれは嬉しそうに笑う。
その頬にユキヤはハグをした。

「わ、いきなり何?」「だって・・・腕動かせないし」
「もう!甘えん坊さんなんだから!」
すみれがそう言ってユキヤの鼻をつまむ。

「いひゃい」
「ふふ、可愛い♪」
すみれはユキヤの唇にキスをする。
「んん・・・んんんんん!」
ユキヤは苦しそうな声を出すが、すみれは気にせず舌を絡めてくる。
「ぷは!ちょっと!息できないって!」
「ふふ、可愛いんだもん♪」
すみれはそう言ってユキヤの身体に抱きつく。

「ねぇ、今日はどうだった?」
「正直、最後の方はぐちゃぐちゃのドロドロでわけが分からなかった・・・」
「ふふ、そうよね。でも楽しかったでしょ?」
「・・・・・・。」ユキヤは黙ってしまう。
「嫌だったらなら、もうやらないけど・・・」
すみれは悲しそうにする。
「ちがう!そんなんじゃない!」ユキヤは慌てて否定する。

「ただ・・・いつもああいうのはちょっと・・・」と少し赤くなる。
「・・・たまになら、いいの?」「・・・うん、たまになら、ね」
ユキヤは恥ずかしそうに答える。

「ふふ、ありがとう♪」すみれはユキヤに軽く口づける。
「あ、ひょっとして病みつきになりそうだったからとか?」
「・・・うるさいな!」
ユキヤは顔を赤くしてそっぽ向く。

「ふふ、図星みたいね♪」すみれはユキヤを後ろからギュッと抱きしめる。
「だから違うってば!」
「ふふ、照れてるユキちゃんも可愛いよ」
(もう普通の男子が体験できなことを
数えきれないほどしたかもしれない・・・)
ユキヤは心の中でつぶやくのであった。

****

翌日。
ユキヤは構内のベンチで昨晩の事を思い返していた。
(ついに俺はあんな事まで・・・)思い出すだけで赤面する。
しかしあれだけ弄られたにもかかわらず、
後ろの穴の痛みはほとんど感じられない。

(そういやあいつの部屋にローションとか手袋とか
いろいろ置いてあったっけ・・・)
すみれは決してユキヤを乱暴に扱ってはいなかった。
むしろ優しく気遣ってくれていたのだ。
彼女なりに色々と勉強したのだろう。

そう考えると、ユキヤの胸の奥がきゅんとなる。
同時に顔が熱くなり、心臓がドキドキしてくる。
(いや、確かに気持ち良かったんだけどさ・・・)
そう思いつつもその気持ちよさに危険なものも感じていた。

おそらくあのまま続けていたら、
快楽に溺れて戻ってこれなくなっていたかもしれない。
それをひょいっと戻してくれたのもまたすみれだった。
(まったく、すみれは本当にすごい奴だ・・・)ユキヤは改めて感嘆する。
実際は彼女の掌の上なのかもしれないが。
だがそれでもいい。今は彼女と幸せになりたい。
ユキヤはそう思った。

そして、これからもずっと一緒にいたいと思った。
その時、ユキヤは背後に気配を感じた。
振り向くとそこにはすみれがいた。

彼女は微笑んでユキヤを見つめている。
ユキヤは思わずドキッとする。
こんな時でも、やはりすみれの顔を見るとときめいてしまう。
すみれはユキヤの隣に座る。

ユキヤは緊張しているのか、上手く言葉が出てこなかった。
すみれはその様子を察し、優しい声で話しかける。
それはまるで子供をあやすかの様な口調だった。
「大丈夫?おしり痛くない?」耳元ですみれが囁く。
「聞くな・・・そんなこと・・・!」
ユキヤは少し苦々しい顔で返す。
「ふふ、ごめんなさい♪」すみれは悪戯っぽく笑う。

「ねぇ、ユキヤは私といて楽しい?」
「え?なんでそんな事を急に?」
「だって、私のわがままに付き合ってもらってるわけだし・・・」
「だから・・・今更気にするなよ!」
「でも、ユキヤは嫌々やってるんじゃないかなって思って・・・」
「あのなぁ・・・俺だってお前と一緒にいるのは嫌じゃないんだよ!」
「本当?」
「ああ、当たり前じゃないか!」
「じゃあさ・・・」「ん?」「責任、全部取るから!」「は?」
「だから、君の性癖歪めた責任、きちんと取る!」
「はぃ?」
(何言ってんだこいつ?)ユキヤは唖然としてしまう。

「だから、私がもっとユキヤを可愛がってあげる!だから安心して♪」
そう言うと、ユキヤを抱きしめる。
「ちょ、ちょっと待ってよ!?」
「ふふ、ユキヤったら可愛い♪」すみれは嬉しそうに頬ずりする。
「いや、そうじゃなくて!」
(これ、取りようによっては、もっと酷い事をする予告にも聞こえるんだが・・・)
すみれは相変わらず笑顔で、
その表情からは何を考えているか全く読めなかった。
(ま、いっか。こいつがそれで幸せならいっか)
そう思いつつ、ふっと笑い出すユキヤ。
(結局は惚れた弱みってやつか)
そう思うとなんだかおかしくなってきた。

ユキヤもぎゅうっとすみれを抱きしめる。
すみれが「えっ!?」と驚いたような声を上げる。
その顔はほんのりと赤くなっていた。
ユキヤはすみれに顔を近づけると、その唇にキスをする。
すると彼女は「もう、しょうがないなぁ♪」
と言ってユキヤの頭を撫でてきた。
(俺をこうしたのが彼女の責任なら、彼女をこうしたのも俺の責任だよな・・・)
ユキヤは心の中でつぶやく。
そして再びすみれを抱き寄せると、
今度は彼女から口づけしてきた。
こうして二人はお互いを求め合いながら、
何度もキスを交わすのであった。

****

「本が出来たから渡そうかと思いましたけど・・・
さすがに男の人と一緒では、この本を面と向かって渡しにくいですね・・・」
先ほどから二人の様子を、つつじたちが遠巻きに見ている。
「でもつつじセンパイ、さっきからタブレットに
メモ取ってる手が止まってませんけど?」
「・・・あれを男の子同士に変換すれば・・・いろいろと楽しそうで・・・」
つつじはまたも妄想を捗らせている。
「やっぱりセンパイは流石ですね!」

後日、つつじから渡された本をユキヤが偶然すみれの部屋で見つけてしまい、
凄まじくドン引きされる展開が待っているのだが・・・それはまた別の話。

おわり
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