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第67話:俺の総てを君に(前編)

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2日後、商品が届く。二人で選んだものだ。

この日の夜、二人はベッドの上に裸で向かい合って座っていた。
二人とも真っ赤になってうつむいている。


「なんか新婚さんみたいだね」
すみれがくすりと笑う。
「あ、確かに」
ユキヤもつられて笑う。

しかし二人の中では、外に聞こえるんじゃないかというぐらい、
心臓が大きく高鳴っていた。
実際ドクドクという音が頭にまで響いている。
(『口から心臓が飛び出しそう』ってこういう表現なのかも・・・)

そして、すみれは例の物が入った箱を取り出す。
「これが、今日使うやつね」
「おぉ、ついにきたか・・・」
ユキヤはごくり、と生唾を飲み込む。
「おしり、きれいにしてきた?」
「ああ・・・」
「そう、良かった」

「じゃ、まずは着けるところから・・・やるね」
「お、おぅ・・・」
ユキヤは姿勢を正して返事をする。
すみれはぎこちなくペニスバンドを装着していく。
「ええと、まずハーネスをこうやって・・・腰に固定するのか」
すみれ不器用そうな手つきで装着したそれをユキヤに見せる。
「おおぅ・・・」
ユキヤはその光景に思わず声を漏らす。

「ど、どうかな・・・」すみれは照れ臭そうに言う。
「も、もっと背が高くてかっこいい女の人だったら
似合ってると思うんだけど・・・」
「そ、そんなことない! すごく綺麗だよ、すみれ」
「あ、ありがとう・・・」
すみれは顔を真っ赤にする。

「じゃ、じゃあ、早速始めようか」
「あ、待って」
すみれは何かを思い出したように、ベッドの横の引き出しを開ける。
そして奥から何かが入った瓶を取り出す。
「はい、これアナル用のローション」
「そ、そんなのあるんだ・・・」
「うん、一応、いつも使ってるのよりはいいと思う。
どのみち最初はほぐさないといけないし、
それに入れるときないと痛いし・・・」
「そ、そうだよね」
ユキヤは少しホッとしたような表情を浮かべる。

「じゃあ、始めるよ」
「はい、お願いします」
ユキヤは緊張しているのか、少しぎこちない声で答える。
「じゃあ、四つん這いになって」
「わかった」

ユキヤは言われた通りの姿勢をとる。
すみれはゴム手袋をはめ、ローションを手に取ると、ユ
キヤのアナルの周りから塗り始めた。
「ひゃっ!?」
ユキヤの身体がビクンと跳ねる。

「ごめん、冷たかった?」
「いや、大丈夫」
「そう、なら続けるね」
ユキヤのアナル周りがヌルヌルになったところで、
いよいよ本番に入るようだ。
「さっき言ったとおり、まずは指で慣らすからね」
「うん」
ユキヤは不安げに答える。

「力を抜いて・・・」
すみれはユキヤの肛門に人差し指をゆっくりと挿入していく。
「ふぁ・・・」
ユキヤは異物感に戸惑う。
「痛くはないかな?」
「うん、まだ大丈夫」
「じゃあ、動かすね」
すみれはゆっくりと指を出し入れし始める。

「あっ、なんか変な感じ・・・」
「我慢できる?」
「う、うん」
「もう少し奥まで入れるね」
すみれはさらに深くまで入れようとする。

「うぐぅ・・・」
「どう、いけそう?」
「う、うん。なんとか・・・」
「じゃあ、ゆっくり動かしてみるね」
「う、うう・・・」
すみれは指を抜き差しし始める。
それと同時に、もう片方の手でおもむろに乳首を弄る。「んあっ!」
突然の刺激にユキヤの身体がビクッと震える。

「だ、ダメだって、そこは・・・」
「どうして? 気持ち良くない?」
「き、気持ち良すぎるんだよぉ・・・」
(それにさっきからすみれの胸が背中に当たってるし・・・)
「へぇ、そうなんだ」
すみれは嬉しそうに微笑む。
そして、今度はユキヤのペニスに手を伸ばした。

「ほら、ここ、こんなに大きくなってるよ」
「うぅ・・・」
「触ってほしい?」
「う、うん・・・」
「ふふ、人間素直なのが一番だね。」
すみれはユキヤの股間に手を伸ばすと、優しく撫でるように触れていく。

「ああ・・・」
ユキヤは快感に身を震わせる。
「もうガチガチになってるじゃない」
「そ、それはすみれが・・・」
「私のせいにしないでくれる?」
「はい・・・」
「ほら、おちん○んがピクピクしてるよ」
「言わないでぇ・・・」
「じゃあ、もっと激しくするね」
すみれはユキヤのペニスを上下に扱き始める。

「ああんっ!!」
ユキヤは身体を仰け反らせる。
「ほらほら、どんどん大きくなってきたよ」
「だめ、それ以上されたら出ちゃう・・・」
「出してもいいよ」
「で、でも汚したくないし・・・」
「気にしなくていいよ。ちゃんとシート敷いてあるし」
「そ、そうだけど・・・」
ユキヤは複雑な表情を浮かべる。
「だから遠慮なく出しなさい」
すみれはそう言ってユキヤの頭を撫でる。

「うん、わ、わかった・・・」
ユキヤは少し安心したような表情を浮かべた。
「じゃあ、出すね」
「ええ、思いっきりね」
「う、うん」「大丈夫・・・だからね」
すみれはまたユキヤの頭を優しく撫でた・・
「ああ・・・ふあぁぁぁっ!!!」
それが引き金になったのか、次の瞬間、ユキヤは勢いよく射精していた。
ビュルルルーーッ!! ドクッドクッ! ドピュッ!!
「はぁ・・・はぁ・・・」
「あぁ、すごい量・・・」
大量の精液は、大型犬用ペットシートに吸収されていく・・・。

「ごめん・・・また汚しちゃった・・・」
「大丈夫だよ。それにしても頭撫でられただけでイっちゃった?」
「う、うん・・・」
厳密には多分違うが、結果的にそうなってしまっていた。

「そんなに気持ち良かった?」
「うん、すごく・・・」
「そう、ならよかった」
すみれはそう言うと、自分の手に付いたユキヤの精液をペロリと舐めた。

「ん、美味しい」
「ちょ、何やってるのさ!」
ユキヤは慌てて止めに入る。
「だって勿体無いじゃない」
「いやいや、ティッシュで拭けば良いだけだから!」
「分かってないわね。こういうのは雰囲気が大事なのよ」
「いや、全然分からないよ!」
「とにかく、まだまだ出せるんでしょう?」
「う・・・」
ユキヤは言葉に詰まる。

「ふふ、正直だね」
「だって・・・」
「じゃあ、次はこっちだね・・・」
すみれはそう言いながらペニスバンドを取り出した。
「うぅ・・・」
(いよいよ・・・なんだ)

「ほら見て、こんなに大きいの」
すみれは自分の秘所にあてがい見せるように動かす。
「うぅぅぅぅ・・・」
その大きさに、思わずユキヤは顔を赤らめる。
「大丈夫?これが君の初めての相手になるんだよ?」
すみれは意地悪そうな笑みを浮かべるがどこか心配そうに見える。
「ううう・・・」
ユキヤは恥ずかしさと怖さと・・・そして僅かな期待に俯く。
(女の子が処女を失うときってこんな気持ちなんだろうか・・・)
心のどこかで胸が締め付けられるような思いに駆られる。

「じゃあ、行くよ?」
「う、うん・・・」
ユキヤは覚悟を決め、再びうつ伏せになり目を閉じる。
「いくよっ・・・」
すみれはペニスバンドの先っぽをユキヤのアナルに当てがう。

「うぐっ・・・」
「私・・・我慢できなくて君を無茶苦茶にするかもだけど、
それでもいい?」
すみれはゆっくりとペニバンをアナルに擦りつける。

「うぅ・・・」
ユキヤは苦しげに声を漏らす。
「痛かったらすぐに言ってね」
すみれはそう言ってユキヤの頭を撫でる。
「うん、分かった・・・」
ユキヤは顔を引きつらせるも、なんとか笑顔を見せる。

「じゃあ、ゆっくり入れるからね」
「うん・・・お願いします!」
ユキヤは四つん這いで深々とお辞儀をする。
「じゃあ、改めて挿入するよ」
「はい・・・」
ユキヤは緊張した面持ちで答える。

「じゃあ、力抜いてね」
すみれはユキヤのアナルにペニスバンドをゆっくりと沈めていった。
「んっ・・・」「凄いね、どんどんくわえ込んでいくよ・・・」
腸の中に太くて大きなものが問答無用で侵入してくる。
「うぅぅ・・・」ユキヤは少し苦しげな声をあげた。

「ほら、入ったよ」
「あ、あぁ・・・」
これまでアナル用のディルドは何回か使っていたが、それよりもずっと太い。
(俺・・・自分よりも一回りも小さいこいつに、
後ろから・・・されちゃうんだ・・・)
ユキヤは背徳感を覚えていた。

「動くからね」
すみれはそう言うと、ゆっくりとピストン運動を始めた。
ズチュッ!ヌチャッ!グチョッ!
「んっ!あっ!あんっ!」
ユキヤの中のペニスバンドが動くのに合わせて、
すみれの側にあるディルドもその動きを感じ取っていた。
(うぅ・・・先っぽが・・・お、奥に当たってくる・・・)

「どう、ユキちゃん?気持ち良い?」
丁寧にほぐしていったのと、ローションのお陰で痛みはほどんどない。
だが、ユキヤにとっては未知の感覚だった。

「う、うん、でもすごく変な感じがして・・・」
「ふふ、まだ慣れてないもんね」
「うん・・・」
「じゃあ、もっと動いてみるね」
すみれはそう言うと、ゆっくりとだが激し目に動いてみる。
始めは違和感しかなかった感覚が、徐々に快感に変わってくる・・・

「んん!・・・あぁっあぅん・・・あぁ」
ユキヤはすみれの動きに合わせるように喘ぎ声を漏らしていた。

しかし・・・
(え・・・この感じは・・・まさか?!)
自分の身体に湧き上がるもう一つの感覚をユキヤは止められなかった。

(ま、まって!だ、だめだ!今は・・・!!)

「え、ちょ、ちょっと!?」「あ、あぁぁ・・・」
ドピュルルルーー!! ユキヤはまたも射精してしまった。
所謂『ところてん』という奴だった・・・。

「すごい・・・おしりに入れられただけでイケたんだね?」
すみれは満足そうに微笑むと、ユキヤの耳元で囁いた。
「ユキちゃん、可愛いよ」
「うぅ・・・」
ユキヤは耳まで真っ赤になってしまっていた。
「でも、まだ出来るよね?」
「う、うん・・・まだ、気持ちいいのが・・・終わってない。」
(頭なぼんやりするけど・・・体中がぞわぞわして、ドキドキする・・・)
アナルでの快感は終わりがない・・・
ユキヤは今改めてそれを自分の身体で実感していた。

「じゃ、次は前から入れようか?」
すみれは嬉しそうに言った。
「うん・・・」
ユキヤは恥ずかしそうにしながら答えた。
「じゃ、仰向けになって」
「はい・・・」
ユキヤはゆっくりと仰向けに寝転ぶ。

「じゃあ、挿入するね」
すみれはそう言いながらペニスバンドをユキヤのアナルにあてがい
ゆっくりと腰を沈めていく。

「うぅ・・・ああ・・・んん・・・」
ユキヤは顔をしかめる。
(は・・・入ってくる・・・ちょっと・・・苦しい)

「大丈夫?痛くない?」
「だ、大丈夫・・・」
ユキヤはそう言うものの、少しだけ痛い。
「じゃ、動かすね」
すみれはゆっくりと腰を動かす。

「うう・・・」
「あぁ・・・気持ち良い・・・ああっ、ああぅん・・」
ハーネスの内側にあるディルドに子宮を刺激され、
すみれは気持ち良さそうな顔で呟いている。
「ねぇ、ユキちゃん。気持ちいい?」
「う、うん・・・気持ちいい・・あぁ・・・」
最初にあった異物感がどんどん快感へと上書きされていき、
ユキヤの頭の中は次第に真っ白になって思考が止まっていく・・・
(ああ、俺・・・彼女に犯されてるんだ・・・)

今のユキヤの頭の中では・・・
今のこの状態が、死ぬほど気持ちがいい・・・
ずっとずっと、いつまでもこうしていたい・・・
それだけしか考えられなくなっていた。

「良かった。じゃあ、激しく動くね」
「あのね・・・」「うん?」「いいよ・・・」「え?!」
「無茶苦茶にして・・・いいよ・・・したいんでしょう?」
ユキヤの顔は快感で真っ赤になり、目も潤んでいた。
(え?!俺は何を言ってるんだろう・・・)
自分でも信じられないようなセリフが口から出てしまっていた。

「・・・ありがとう」すみれはゆっくりとペニスバンドを抜いた後、
一気に腰を打ち付ける!

「ひゃうん!」
パン!という音と共にユキヤは身体を反らせる。
そして再び腰を沈める!「あぁん!ああ!あう!」
ユキヤは喘ぎ声を上げている。「ユキちゃん、そんなに気持ち良いんだ」
「き、気持ち良い・・・気持ち良いよぉ!」
ユキヤはすっかり蕩けていた。

(ユキちゃん・・・こんな顔するんだ・・・)
すみれは興奮している。
(この顔と声だけで・・・私・・・もう・・・)
とはいってもこちらも射精という終着点がないので、興奮状態だけが続く。

「いいよ・・・かわいい・・・」すみれも語彙力がどこかへ吹っ飛んでいた。
「あぁ・・・はぁ・・・はぁ」ユキヤは息も絶え絶えになっている。
(どうしよう・・・これずっとずっとかわいがれちゃう・・・)
すみれはユキヤを抱きしめるとキスをした。

「んっ!んんっ!」ユキヤは驚いたように身体をビクッとさせたが、
すぐにすみれを受け入れ、舌を絡ませてきた。
「んっ!」すみれは思わず喘いでしまった。

ユキヤの舌のテクニックは予想以上だった。
本当に舌使いだけは上手くなってしまっていた・・。
「ぷはっ!」すみれは口を離すと、「す、すごい・・・」と呟いた。

「そ、そうかな?」ユキヤは照れくさそうに笑っている。
「うん、とっても上手・・・すごく・・・」
ユキヤはすぐさますみれを抱きしめ返す・・・。

「今回は・・・こうやってすぐ抱きしめられるのが・・・すごくうれしい・・・」
今回は手足を拘束する枷はない。だから、こうして抱き合える。
「そうだね、ユキちゃん」
すみれもユキヤを優しく抱きしめる。

「ふわぁ・・・」
ユキヤは幸せそうな声を出す。「じゃあ、続きしよっか?」
「うん・・・」
二人はそのまま行為を続ける。

「あぁ・・・あふっ、ひゃん・・・!」ユキヤはまた甘い声を出し始める。
「気持ち良い?」
「うん・・・気持ち良い・・・」
ユキヤの顔は赤く染まり、目はトロンとしている。
もう身体に力が入らない・・・

「じゃあ、もっと気持ち良くしてあげるね」
「うん・・・」
ユキヤは恍惚としながらも期待に満ちた表情をしている。
「じゃあ、いくよ」
すみれは再び腰を動かし始める。
「あっ・・・あぁっ・・・あぅん!」
すみれは可愛く喘ぎ続けるユキヤが愛おしくてたまらなくなった。

「こんな風に抱くと、ホントに・・・女の子みたい」
そう言ってすみれは動きながら再びユキヤを抱きしめる。
抱き心地を堪能しているようだ。
「うぅ・・・」ユキヤは恥ずかしそうな顔をする。
「じゃあ、今度はこっちね」すみれはユキヤの乳首を弄り始めた。
「あ・・・ああぁ!そっちは・・・!」「あれ?感じやすいんだ」
「ち、違う・・・」ユキヤは否定するが、
その顔は明らかに快楽に染まっていた。

「いいんだよ・・・女の子になっちゃって・・・」
すみれが耳元で甘く囁いた。

「や、止めて・・・」ユキヤは震えた声で抵抗する。
「だーめ」すみれはユキヤにキスをする。
「んっ!」ユキヤは驚きつつも受け入れる。「ちゅっ・・・」
すみれはそのままユキヤの口の中を蹂躙する。

「んっ!んんっ!」ユキヤは苦しそうにしているが、
同時に快感を感じているようでもあった。
「ぷはっ!」すみれは口を離した。ユキヤは名残惜しそうな顔をしている。
「ユキちゃん、可愛い」
このあと二人は幾度となく絶頂を迎えた・・・

****

朝。
ユキヤは目を覚ましたが、なかなか起き上がれず
ベッド中でまどろんでいた。
身体にはまだ昨晩の快感の余韻が残っている・・・。

そして横ではまだすみれが眠っている。動きすぎて疲れたのかもしれない。

昨晩の事を思い出すだけで、興奮で身体がゾクゾクと震える・・・。
(あんなことまでされちゃったんだ・・・)
思い出すだけでも顔から火が出そうになる。
覚悟はしていたがショックはあるようだ。

だが、不思議と嫌悪感はなかった。むしろ、
どこか満たされたような気分だった。
(俺・・・どうしちゃったんだろうか?)
ユキヤは自分の心境の変化に戸惑っている。

「んんっ・・・」すみれが起きた。「おはよ」ユキヤは挨拶する。
「おはよう」すみれも返事をした。
「・・・」
「・・・」二人の間に沈黙が流れる。

「ねぇ、ユキちゃん」
「何?」
「どうだった・・・」
すみれは不安げな表情で訊ねる。

「えっと・・・その・・・」ユキヤは言い淀む。「ごめんなさい・・・」
「そっか・・・」すみれは悲しげな表情を浮かべる。
「やっぱり・・・嫌だったよね・・・」
「そんなことはないよ!」ユキヤは慌てて否定する。
「すごく・・・気持ち良かったよ・・・」
実際思い出すだけで、まだ身体がぞわぞわとしてくる・・・。

「ほんとう?」すみれは嬉しそうに微笑む。
「うん!」ユキヤは赤くなりながらも大きくうなずく。
「そっか・・・よかった・・・」
すみれも安堵の笑みをこぼす。
「すみれの方こそ・・・気持ちよかったの?」
ユキヤもまた自分だけが気持ち良くなって終わってないか、
不安だった。

「うん!最高に気持ち良かった!」
すみれは満面の笑顔で答える。
「そっか・・・」ユキヤも釣られて笑う。
「でも、ユキちゃんは大丈夫?」
「うん。なんかもう吹っ切れたよ」
「そうなんだ・・・」
覚悟した時点で後悔だけは絶対にしない・・・そう決めていた。

「で、女の子になった気分はどうだった?」
すみれは悪戯っぽく笑いかける。
「な、なんで今それ聞くんだよ!?」さすがに恥ずかしかった。

「いや、だってユキちゃん可愛かったし、興奮しちゃって」
すみれは顔を赤くしながら答えた。「うぅ・・・」
「それに、またやりたいなぁって思って」
「・・・っ」ユキヤは言葉に詰まる。
「だめ・・・かな?私じゃあ・・・」
「・・・分かった」ユキヤは小さくうなずいた。
(少なくとも・・・女の子が挿れられる気持ちは分かったというか・・・)
ユキヤは昨晩の事を反すうしていた。
「本当!ありがとう!」
「ま、まあ・・・でも暫くは勘弁して」ユキヤは照れて顔を逸らす。
「了解」

つづく
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