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26.絶対に働きたくない無職の真の力(笑)
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「ちょ、蓮夜。何してんだよ!」
「一石二鳥だ。あいつらに目にものを見せてやったのだ」
馬に乗る大和から今更、突っ込みが入る。
呆れたように天を仰いだ彼はあらぬことを口にした。
「やることがこすい……」
大胆な俺の行動になんてことを!
「ノンビリしている暇はないぞ。城門はともかく、街の出入り口の方は俺たちの犯行だと見られている」
「俺たちじゃなくて、お前の犯行な」
「一緒の事だ! ついてこれるか、大和! パンダは早いぜ!」
『イケメン、ちゃんとついて来いよ、だそうです』
こらああ。パンダ。大和の呼び名はイケメンなのかよ。
俺ももう少しマシな呼び方をしてくれてもいいだろ。
『黙れ、ひょろ憎』
「俺は何も喋ってねえ!」
っち、スピードをあげやがった。首ががくんと後ろに。
馬で追いかけてくる大和と女騎士であったが、パンダの速度についてこれていない。
「もう少し速度を落としてもらえるか」
『これだから馬は、なようです』
馬に苦言を呈するパンダである。
馬よりパンダの方が速いってのも、なんかこう微妙な気持ちになるよな?
しかも、パンダはまだ高速移動モードにギアチェンジしてないんだぞ。
「追っ手は来ていない。それなりに街から離れれば大丈夫そうだぜ」
「大和! とりあえず、森に入るぞ! そこでキャンプしよう」
大声で大和が後ろから叫ぶ。俺も同じように彼へ聞こえるよう声を張り上げた。
◇◇◇
「ふう。この辺まで来ればもういいだろ」
「馬がバテて使い物にならなくなったって、ロザリオが」
「ロザリオ、駆け落ち相手か」
「違う。さっきレストランで紹介しただろ!」
叫ぶ大和を適当にあしらう。
知ってる。女騎士の名前はロザリオ。大和のお目付け役兼世話役として彼に付き添っている。いや、付き添っていた、と表現した方がいいのか?
今は馬に水と飼葉を与えていた。水と飼葉は大和のアイテムボックスから出したものだ。
大和は大和で相変わらずの様子で良かった。王国に懐柔され染まっていないかちょっとだけ心配していたけど、杞憂だったようだ。よかったよかった。
さすが、大和だぜ。なんてことを思ってはいるけど、口に出して言うのは気恥ずかしく憎まれ口で返してしまう困った俺である。
「そういや、蓮夜。気になっていたんだけど」
「ん?」
「その耳、どうしたんだ?」
「今更過ぎるだろ! いや、他に募る話があったから仕方ないか。俺には確認できんのだけど、もういいかとっても」
例の魔道具を外し、カルミアに手渡す。
すると、大和の表情が目に見えて変わった。おお、どうやら本当に耳の形が変わっているように見えるんだな。
カルミアやアザレアに言われてはいたものの、本人は確認できねえし。
「びっくりした。それ、魔法ってやつか?」
「そうらしい。街にもこれと似た魔法の道具、ええと、魔道具ってやつがいろいろあるらしい」
「へえ。街を巡ったけど、そこへ頭が回らなかった」
「一番欲しかった情報を掴んできてくれただろ。俺もいずれ情報収集をしようと思っていたんだ……大和と合流できた後にさ」
「そうだったのか。俺は蓮夜みたいに頭が回らねえから」
「そんなことないって! 俺は大和みたいに信じて一直線に進むことなんて出来ないさ。ありがとうな」
ニヤリと笑い合い大和と拳をコツンと打ち付けあう。
『びーえる? なようです』
「こいつううう!」
「ダメですうう!」
余計なことをのたまうパンダを睨みつけたら、カルミアに羽交い絞めにされてしまった。
お約束の光景になっているな、これ。
「このビックパンダ、喋るのか」
「お、やっぱり大和にはパンダの言葉が分かるんだな」
『パンダは笹が食べたいようです』
驚く大和と会話しつつも、パンダの前にアイテムボックスから取り出した笹を落とす。
落とした笹を両前脚でかきこむように完食したパンダはお座り体勢で更に笹を要求する。
こちらも慣れたもので、笹をどさーっと落とし奴の欲求に応じた。
そんな俺たちを眺めていた大和がおもむろに口を開く。
「それにしても、蓮夜ってこんな無茶をするような奴だったっけ」
「ん、扉のことか?」
「んだよ! 突然、泥棒をするなんて、犯罪に手を染めるような奴じゃなかったのに」
「目には目を歯には歯を、だろ? お前の持ってきてくれた王国情報を聞いて、あれくらいで立ち去る俺は超優しい」
「自分で言うとか……確かに、酷い話だと思うが……ちょ!」
立ち話も何だしと思って、カルミアの家を出しただけなんだけど?
女騎士はともかく、大和まで驚くことじゃあないだろうに。
彼だってアイテムボックスを持っているんだからさ。
「パンダ、念のため結界も頼めるか?」
『仕方がない、笹の礼だ、だそうです』
カルミアに目配せすると、彼女はうんうんと首を縦に振る。
俺には結界があるかないかは触れてみないと分からんからな。彼女なら感じとることができるので、大助かりだ。
ん、女騎士はまだだけど、大和が再起動した様子。
「家をアイテムボックスに収納していたんだよな?」
「そそ」
「蓮夜のアイテムボックスはどうなってんだ」
「大和のアイテムボックスは違うのか?」
「一応な、どれくらいの大きさのものまで収納できるか試してみたんだぜ。俺にしては頭が冴えてるだろ?」
「あはは。自分で言うなって」
「説明するのは苦手だ。見た方がはやいよな」
大和が右手を振ると天蓋付きのベッドが出てきた。
「これが限界サイズなのか?」
「もうちょいいける。そうだなあ。だいたい一部屋くらいってとこか」
「それ、ベッドを出す意味あったか……?」
「……参考にはなっただろ!」
「なったなった」
「棒読み感すげえな、おい」
まとめると大和のアイテムボックスでは、家をまるごと収納することはできず、一部屋くらいが限界ってことだよな。
対して俺のアイテムボックスだと家をそのまま収納できる。どれくらいのサイズのものまで収納できるのかは試していない。
ひょっとしたら家サイズが限界なのかもしれないけど。
問題はそこじゃない。俺と大和のアイテムボックスでは、収納できる物の大きさが異なるという点だ。
「あ、察した。大和、俺のステータスを覚えているか?」
「ええと、絶対に働きたくない無職だったか」
「そこじゃねえ! そこしか記憶に残らない気持ちは痛いほど分かるけどな」
「お、おう?」
「ほら、アイテムボックス10倍ってあっただろ? 俺は収納量が10倍と思ってたんだが、容積が10倍とかそんな特典だったのかも」
「なるほどな。量も容積も全部10倍かもだぜ」
「量はスタックするし、同じアイテムだったら無限に近いほど収納できそうだけどな」
今更ながら驚愕の事実だよ。
アイテムボックス的な魔道具があるという話は聞いた。だけど、俺のアイテムボックスのような容積まで収納できる魔道具はないのではないか?
空間魔法とやらでも、大和クラスまで収納できる者もいないんじゃないかと思い始めた。
でなきゃ、経験豊富であろう森エルフの族長までもが、腰を抜かすほど驚くなんてことはないんじゃないかな。
「一石二鳥だ。あいつらに目にものを見せてやったのだ」
馬に乗る大和から今更、突っ込みが入る。
呆れたように天を仰いだ彼はあらぬことを口にした。
「やることがこすい……」
大胆な俺の行動になんてことを!
「ノンビリしている暇はないぞ。城門はともかく、街の出入り口の方は俺たちの犯行だと見られている」
「俺たちじゃなくて、お前の犯行な」
「一緒の事だ! ついてこれるか、大和! パンダは早いぜ!」
『イケメン、ちゃんとついて来いよ、だそうです』
こらああ。パンダ。大和の呼び名はイケメンなのかよ。
俺ももう少しマシな呼び方をしてくれてもいいだろ。
『黙れ、ひょろ憎』
「俺は何も喋ってねえ!」
っち、スピードをあげやがった。首ががくんと後ろに。
馬で追いかけてくる大和と女騎士であったが、パンダの速度についてこれていない。
「もう少し速度を落としてもらえるか」
『これだから馬は、なようです』
馬に苦言を呈するパンダである。
馬よりパンダの方が速いってのも、なんかこう微妙な気持ちになるよな?
しかも、パンダはまだ高速移動モードにギアチェンジしてないんだぞ。
「追っ手は来ていない。それなりに街から離れれば大丈夫そうだぜ」
「大和! とりあえず、森に入るぞ! そこでキャンプしよう」
大声で大和が後ろから叫ぶ。俺も同じように彼へ聞こえるよう声を張り上げた。
◇◇◇
「ふう。この辺まで来ればもういいだろ」
「馬がバテて使い物にならなくなったって、ロザリオが」
「ロザリオ、駆け落ち相手か」
「違う。さっきレストランで紹介しただろ!」
叫ぶ大和を適当にあしらう。
知ってる。女騎士の名前はロザリオ。大和のお目付け役兼世話役として彼に付き添っている。いや、付き添っていた、と表現した方がいいのか?
今は馬に水と飼葉を与えていた。水と飼葉は大和のアイテムボックスから出したものだ。
大和は大和で相変わらずの様子で良かった。王国に懐柔され染まっていないかちょっとだけ心配していたけど、杞憂だったようだ。よかったよかった。
さすが、大和だぜ。なんてことを思ってはいるけど、口に出して言うのは気恥ずかしく憎まれ口で返してしまう困った俺である。
「そういや、蓮夜。気になっていたんだけど」
「ん?」
「その耳、どうしたんだ?」
「今更過ぎるだろ! いや、他に募る話があったから仕方ないか。俺には確認できんのだけど、もういいかとっても」
例の魔道具を外し、カルミアに手渡す。
すると、大和の表情が目に見えて変わった。おお、どうやら本当に耳の形が変わっているように見えるんだな。
カルミアやアザレアに言われてはいたものの、本人は確認できねえし。
「びっくりした。それ、魔法ってやつか?」
「そうらしい。街にもこれと似た魔法の道具、ええと、魔道具ってやつがいろいろあるらしい」
「へえ。街を巡ったけど、そこへ頭が回らなかった」
「一番欲しかった情報を掴んできてくれただろ。俺もいずれ情報収集をしようと思っていたんだ……大和と合流できた後にさ」
「そうだったのか。俺は蓮夜みたいに頭が回らねえから」
「そんなことないって! 俺は大和みたいに信じて一直線に進むことなんて出来ないさ。ありがとうな」
ニヤリと笑い合い大和と拳をコツンと打ち付けあう。
『びーえる? なようです』
「こいつううう!」
「ダメですうう!」
余計なことをのたまうパンダを睨みつけたら、カルミアに羽交い絞めにされてしまった。
お約束の光景になっているな、これ。
「このビックパンダ、喋るのか」
「お、やっぱり大和にはパンダの言葉が分かるんだな」
『パンダは笹が食べたいようです』
驚く大和と会話しつつも、パンダの前にアイテムボックスから取り出した笹を落とす。
落とした笹を両前脚でかきこむように完食したパンダはお座り体勢で更に笹を要求する。
こちらも慣れたもので、笹をどさーっと落とし奴の欲求に応じた。
そんな俺たちを眺めていた大和がおもむろに口を開く。
「それにしても、蓮夜ってこんな無茶をするような奴だったっけ」
「ん、扉のことか?」
「んだよ! 突然、泥棒をするなんて、犯罪に手を染めるような奴じゃなかったのに」
「目には目を歯には歯を、だろ? お前の持ってきてくれた王国情報を聞いて、あれくらいで立ち去る俺は超優しい」
「自分で言うとか……確かに、酷い話だと思うが……ちょ!」
立ち話も何だしと思って、カルミアの家を出しただけなんだけど?
女騎士はともかく、大和まで驚くことじゃあないだろうに。
彼だってアイテムボックスを持っているんだからさ。
「パンダ、念のため結界も頼めるか?」
『仕方がない、笹の礼だ、だそうです』
カルミアに目配せすると、彼女はうんうんと首を縦に振る。
俺には結界があるかないかは触れてみないと分からんからな。彼女なら感じとることができるので、大助かりだ。
ん、女騎士はまだだけど、大和が再起動した様子。
「家をアイテムボックスに収納していたんだよな?」
「そそ」
「蓮夜のアイテムボックスはどうなってんだ」
「大和のアイテムボックスは違うのか?」
「一応な、どれくらいの大きさのものまで収納できるか試してみたんだぜ。俺にしては頭が冴えてるだろ?」
「あはは。自分で言うなって」
「説明するのは苦手だ。見た方がはやいよな」
大和が右手を振ると天蓋付きのベッドが出てきた。
「これが限界サイズなのか?」
「もうちょいいける。そうだなあ。だいたい一部屋くらいってとこか」
「それ、ベッドを出す意味あったか……?」
「……参考にはなっただろ!」
「なったなった」
「棒読み感すげえな、おい」
まとめると大和のアイテムボックスでは、家をまるごと収納することはできず、一部屋くらいが限界ってことだよな。
対して俺のアイテムボックスだと家をそのまま収納できる。どれくらいのサイズのものまで収納できるのかは試していない。
ひょっとしたら家サイズが限界なのかもしれないけど。
問題はそこじゃない。俺と大和のアイテムボックスでは、収納できる物の大きさが異なるという点だ。
「あ、察した。大和、俺のステータスを覚えているか?」
「ええと、絶対に働きたくない無職だったか」
「そこじゃねえ! そこしか記憶に残らない気持ちは痛いほど分かるけどな」
「お、おう?」
「ほら、アイテムボックス10倍ってあっただろ? 俺は収納量が10倍と思ってたんだが、容積が10倍とかそんな特典だったのかも」
「なるほどな。量も容積も全部10倍かもだぜ」
「量はスタックするし、同じアイテムだったら無限に近いほど収納できそうだけどな」
今更ながら驚愕の事実だよ。
アイテムボックス的な魔道具があるという話は聞いた。だけど、俺のアイテムボックスのような容積まで収納できる魔道具はないのではないか?
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