34 / 59
34.ラインハルト
しおりを挟む
「美少女だ! ようやく俺様の時代が来たようだな」
嬉々として前に出てきたピンク色のむちむちぷるるんお肌のオークが、そんなことを呟いていた。
日本語で。
黄土色の埃っぽいベストの下は何も着ておらず、でっぱったお腹がバッチリ見えている。
これで半ズボンだったら帰っていたところだが、幸いゆったりとした長ズボンを履いていた。
おしゃれなのか首には骨で作っただろう素敵なネックレスをはめていて、豚頭とよく似合っていない。
「君がオークの代表か? 俺はイル。隣の国の使者だ」
「こほん。美しいお嬢さん。吾輩はラインハルトです。大オーク一族の首長をしております」
気障ったらしく人差し指と中指をくっつけ、額にやるオーク。
今度は公国語だった。だけど、小さく呟いている日本語の言葉も聞こえているからな。
余りの低俗な言葉に脱力してしまいそうになる。
ひくひくとこめかみに青筋を立てつつ、ウラドの耳元に顔を寄せた。
「おい、佐枝子」
「な、何かごめん……」
「お前のこともさりげない風を装って見てるぞ。その短いスカートと膨らんでいない胸元を」
「一言余計よ!」
「っし。声が大きい」
ウラドの口を塞ぐと、もがーと抵抗するので彼女を後ろから羽交い絞めにした。
すると、オークが目を輝かせ低俗な言葉を日本語で呟く。
「あの様子だと、お前の言う事なら何でも聞くんじゃないか?」
「いやよ。生理的に受け付けないわ。だけど、あのオーク。実力は確かよ。ウラド領で支配的な種族はオークじゃなかった。だけど、今はもう」
「部隊を五軍に編成し、統制している。昔のモンゴルみたいだな。あちらはもっと軍が多かったが」
「わたしの領地が何か一つの種族が支配する地域になると、外と軋轢が起こる可能性があるわ。せっかくの平穏が台無しになっちゃうでしょ」
こ、こいつ。何も考えていないと思ったら、ちゃんと正論を言ってくるじゃないか。
ウラド公国は「未開の地」「化外の地」であることが肝要なのだ。
誰も支配せず、自然のまま手入れがされていないことで、緩衝地帯となっている。
それが、何らかの種族が支配する国となれば、俺がいる間のミレニア王国はともかく他の国が何等かの行動を起こしても不思議じゃない。
オークたちから行動を起こす可能性もあるし。
いや、このオークなら「世界征服だー」なんて馬鹿なことはしないか。
やはり、俺が交渉するしかない……かもしれん。
いや、一つ確認しておくことがある。
「佐枝子。オークの寿命って知ってる?」
「わたしに分かるわけないじゃない。でも、50年以上は生きるんじゃないの?」
「そうか。なら仕方ない」
佐枝子ことウラドから体を離し、頬を桜色に染めているオークへ顔を向ける。
「待たせた」
「いえ、ご褒美タイム……。少したりとも待っていませんとも」
心の声駄々洩れだぞ。それも公国語で。
ま、まあいい。
「君たちは腰布などの服を着ているが、自作しているのか?」
「茎を編み、石器を使い、あとは動物の毛皮を利用しておりますぞ」
「狩猟で生業を? 武器は棍棒か石器か」
「そうですな。何を隠そう、吾輩が他のオークに技術を伝え、今では干し肉もありますし、獲物が得られない日でも飢えることはありません。ははは」
「便利な暮らしを提供することで、オークをまとめあげ、オークの数も増えたのかな?」
「ですぞ。オークは人間より、子供から大人になるのが早いのです。寿命も人間とそう変わりません」
こいつは厄介な種族だな。
しかし、聞いたことを全て喋ってくれるとは、このオークまるで警戒心がない。
……弱ったな。
こういう愚直なタイプは苦手だ。
一時的に騙すことは容易いだろうけど、いずれ大きな障害となって跳ね返ってくる。
こちらを引っかけようとしている者や腹芸が得意な者の方が余程やりやすい。策士は策を講じて叩き潰すことが出来れば、二度と抵抗しなくなるからな。
このタイプは違う。目的がある限り、愚直に愚鈍に確実に迫ってくる。
何より、俺は相手を騙そうなんて露ほどにも思ってない者に対して、自分も同じように振舞いたいと願う。
きれいごとかもしれないけど、俺の気持ち的にもその方がすっきりするし、結果的にうまくいくことの方が多い。
駄目なら、駄目な理由をちゃんと伝えれば、真剣に悩んだ上で答えを出してくれるしな。アレッサンドロとか。
「ラインハルト」
「……あ。俺様のことか」
「さっき自分で名乗っていただろうに」
「すまない。レディ。仲間からはボスとしか呼ばれていないから、久しく自分の名を呼ばれることがなかったのだよ」
あからさまに動揺するオークであった。
こいつ、絶対に嘘がつけないタイプだ。
分かりやす過ぎる。
「ボスでもいいけど」
「樹くんと呼んでいただけないか?」
「イツキね。分かった。それで、イツキよ。一つ相談があるのだけど、いいか」
「ハーレム来たか」
日本語になってないって! 樹くん、もういろいろダメな感じだけど、実力は確かなんだよなあ。
仕事モードになったらシャキッとするのかね。
「オークの数が急速に増えているのは良い事なのだが、狩猟生活を続けていてはいずれ飢えるだろう?」
「そうですな。オークの数が5000を超えてくると厳しいかもしれません」
「そこで、農耕に移行しないかという相談だ」
「長い時を要すると見ておりますぞ。いえ、決してできないとは言いません。ですが、農耕には道具も種も必要なのですぞ。オーク社会はまだ石器時代ですので、技術的な飛躍が成されなければ」
「ふむ。道具と土地を提供すると言ったらどうだ? 代わりと言っては何だが、多少の税を頂く。税率はこれだ」
イツキに一枚の紙を手渡す。
ふむむと紙面に目を通す彼だったが、俺に紙を突き返してきた。
「読み上げてもらえるかな? レディ」
「あ、そうだよな。言葉が同じだったとしても、文字文化はないか」
日本語で書けば読めるのだろうけど、改めて書き直すのもあれだし、何より俺が転生者だとわざわざ告げる必要もない。
このまま読み上げてしまおう。
税率を読み上げると、イツキは「マジか。領主って搾取するもんじゃないのか」なんて日本語でつぶやいていたが、気を取り直し気障な仕草で顎に指をあてる。
「悪くないですな。仲間と考えさせてください」
「じっくりと吟味してくれ。エルフは難しいかもしれないけど、獣人の女の子ならオークでも、という者はいるかもな」
「な、何故それを。いや、詳しく!」
「獣人はさ、猫耳や犬耳のような人間そっくりの者もいるし、虎頭とかネズミ頭のような者もいる。だけど、恋愛が成立しているんだ」
「豚頭でもチャンスが。ぐ、っぐうう。今すぐ行きたい。夢の土地へ。だが、オークたちにちゃんと相談せねば……」
「じゃ、ま。伝えたいことは伝えた。後は、じっくり考えて答えを出してくれ。公国は君たちを受け入れる用意はある」
あ、恋愛の部分は創作だ。
ライオン頭のダンダロスが犬耳の美女と一緒にいるところを見たことがあるし、無い話じゃないだろ。うん。
オークが恋愛対象になるのかは、知らんがね。
嬉々として前に出てきたピンク色のむちむちぷるるんお肌のオークが、そんなことを呟いていた。
日本語で。
黄土色の埃っぽいベストの下は何も着ておらず、でっぱったお腹がバッチリ見えている。
これで半ズボンだったら帰っていたところだが、幸いゆったりとした長ズボンを履いていた。
おしゃれなのか首には骨で作っただろう素敵なネックレスをはめていて、豚頭とよく似合っていない。
「君がオークの代表か? 俺はイル。隣の国の使者だ」
「こほん。美しいお嬢さん。吾輩はラインハルトです。大オーク一族の首長をしております」
気障ったらしく人差し指と中指をくっつけ、額にやるオーク。
今度は公国語だった。だけど、小さく呟いている日本語の言葉も聞こえているからな。
余りの低俗な言葉に脱力してしまいそうになる。
ひくひくとこめかみに青筋を立てつつ、ウラドの耳元に顔を寄せた。
「おい、佐枝子」
「な、何かごめん……」
「お前のこともさりげない風を装って見てるぞ。その短いスカートと膨らんでいない胸元を」
「一言余計よ!」
「っし。声が大きい」
ウラドの口を塞ぐと、もがーと抵抗するので彼女を後ろから羽交い絞めにした。
すると、オークが目を輝かせ低俗な言葉を日本語で呟く。
「あの様子だと、お前の言う事なら何でも聞くんじゃないか?」
「いやよ。生理的に受け付けないわ。だけど、あのオーク。実力は確かよ。ウラド領で支配的な種族はオークじゃなかった。だけど、今はもう」
「部隊を五軍に編成し、統制している。昔のモンゴルみたいだな。あちらはもっと軍が多かったが」
「わたしの領地が何か一つの種族が支配する地域になると、外と軋轢が起こる可能性があるわ。せっかくの平穏が台無しになっちゃうでしょ」
こ、こいつ。何も考えていないと思ったら、ちゃんと正論を言ってくるじゃないか。
ウラド公国は「未開の地」「化外の地」であることが肝要なのだ。
誰も支配せず、自然のまま手入れがされていないことで、緩衝地帯となっている。
それが、何らかの種族が支配する国となれば、俺がいる間のミレニア王国はともかく他の国が何等かの行動を起こしても不思議じゃない。
オークたちから行動を起こす可能性もあるし。
いや、このオークなら「世界征服だー」なんて馬鹿なことはしないか。
やはり、俺が交渉するしかない……かもしれん。
いや、一つ確認しておくことがある。
「佐枝子。オークの寿命って知ってる?」
「わたしに分かるわけないじゃない。でも、50年以上は生きるんじゃないの?」
「そうか。なら仕方ない」
佐枝子ことウラドから体を離し、頬を桜色に染めているオークへ顔を向ける。
「待たせた」
「いえ、ご褒美タイム……。少したりとも待っていませんとも」
心の声駄々洩れだぞ。それも公国語で。
ま、まあいい。
「君たちは腰布などの服を着ているが、自作しているのか?」
「茎を編み、石器を使い、あとは動物の毛皮を利用しておりますぞ」
「狩猟で生業を? 武器は棍棒か石器か」
「そうですな。何を隠そう、吾輩が他のオークに技術を伝え、今では干し肉もありますし、獲物が得られない日でも飢えることはありません。ははは」
「便利な暮らしを提供することで、オークをまとめあげ、オークの数も増えたのかな?」
「ですぞ。オークは人間より、子供から大人になるのが早いのです。寿命も人間とそう変わりません」
こいつは厄介な種族だな。
しかし、聞いたことを全て喋ってくれるとは、このオークまるで警戒心がない。
……弱ったな。
こういう愚直なタイプは苦手だ。
一時的に騙すことは容易いだろうけど、いずれ大きな障害となって跳ね返ってくる。
こちらを引っかけようとしている者や腹芸が得意な者の方が余程やりやすい。策士は策を講じて叩き潰すことが出来れば、二度と抵抗しなくなるからな。
このタイプは違う。目的がある限り、愚直に愚鈍に確実に迫ってくる。
何より、俺は相手を騙そうなんて露ほどにも思ってない者に対して、自分も同じように振舞いたいと願う。
きれいごとかもしれないけど、俺の気持ち的にもその方がすっきりするし、結果的にうまくいくことの方が多い。
駄目なら、駄目な理由をちゃんと伝えれば、真剣に悩んだ上で答えを出してくれるしな。アレッサンドロとか。
「ラインハルト」
「……あ。俺様のことか」
「さっき自分で名乗っていただろうに」
「すまない。レディ。仲間からはボスとしか呼ばれていないから、久しく自分の名を呼ばれることがなかったのだよ」
あからさまに動揺するオークであった。
こいつ、絶対に嘘がつけないタイプだ。
分かりやす過ぎる。
「ボスでもいいけど」
「樹くんと呼んでいただけないか?」
「イツキね。分かった。それで、イツキよ。一つ相談があるのだけど、いいか」
「ハーレム来たか」
日本語になってないって! 樹くん、もういろいろダメな感じだけど、実力は確かなんだよなあ。
仕事モードになったらシャキッとするのかね。
「オークの数が急速に増えているのは良い事なのだが、狩猟生活を続けていてはいずれ飢えるだろう?」
「そうですな。オークの数が5000を超えてくると厳しいかもしれません」
「そこで、農耕に移行しないかという相談だ」
「長い時を要すると見ておりますぞ。いえ、決してできないとは言いません。ですが、農耕には道具も種も必要なのですぞ。オーク社会はまだ石器時代ですので、技術的な飛躍が成されなければ」
「ふむ。道具と土地を提供すると言ったらどうだ? 代わりと言っては何だが、多少の税を頂く。税率はこれだ」
イツキに一枚の紙を手渡す。
ふむむと紙面に目を通す彼だったが、俺に紙を突き返してきた。
「読み上げてもらえるかな? レディ」
「あ、そうだよな。言葉が同じだったとしても、文字文化はないか」
日本語で書けば読めるのだろうけど、改めて書き直すのもあれだし、何より俺が転生者だとわざわざ告げる必要もない。
このまま読み上げてしまおう。
税率を読み上げると、イツキは「マジか。領主って搾取するもんじゃないのか」なんて日本語でつぶやいていたが、気を取り直し気障な仕草で顎に指をあてる。
「悪くないですな。仲間と考えさせてください」
「じっくりと吟味してくれ。エルフは難しいかもしれないけど、獣人の女の子ならオークでも、という者はいるかもな」
「な、何故それを。いや、詳しく!」
「獣人はさ、猫耳や犬耳のような人間そっくりの者もいるし、虎頭とかネズミ頭のような者もいる。だけど、恋愛が成立しているんだ」
「豚頭でもチャンスが。ぐ、っぐうう。今すぐ行きたい。夢の土地へ。だが、オークたちにちゃんと相談せねば……」
「じゃ、ま。伝えたいことは伝えた。後は、じっくり考えて答えを出してくれ。公国は君たちを受け入れる用意はある」
あ、恋愛の部分は創作だ。
ライオン頭のダンダロスが犬耳の美女と一緒にいるところを見たことがあるし、無い話じゃないだろ。うん。
オークが恋愛対象になるのかは、知らんがね。
11
あなたにおすすめの小説
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜
Nekoyama
ファンタジー
魔法が優れた強い者が家督を継ぐ。そんな実力主義の子爵家の養女に入って4年、マリーナは魔法もマナーも勉学も頑張り、貴族令嬢にふさわしい教養を身に付けた。来年に魔法学園への入学をひかえ、期待に胸を膨らませていた矢先、家を追放されてしまう。放り出されたマリーナは怒りを胸に立ち上がり、幸せを掴んでいく。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
追放されたので田舎でスローライフするはずが、いつの間にか最強領主になっていた件
言諮 アイ
ファンタジー
「お前のような無能はいらない!」
──そう言われ、レオンは王都から盛大に追放された。
だが彼は思った。
「やった!最高のスローライフの始まりだ!!」
そして辺境の村に移住し、畑を耕し、温泉を掘り当て、牧場を開き、ついでに商売を始めたら……
気づけば村が巨大都市になっていた。
農業改革を進めたら周囲の貴族が土下座し、交易を始めたら王国経済をぶっ壊し、温泉を作ったら各国の王族が観光に押し寄せる。
「俺はただ、のんびり暮らしたいだけなんだが……?」
一方、レオンを追放した王国は、バカ王のせいで経済崩壊&敵国に占領寸前!
慌てて「レオン様、助けてください!!」と泣きついてくるが……
「ん? ちょっと待て。俺に無能って言ったの、どこのどいつだっけ?」
もはや世界最強の領主となったレオンは、
「好き勝手やった報い? しらんな」と華麗にスルーし、
今日ものんびり温泉につかるのだった。
ついでに「真の愛」まで手に入れて、レオンの楽園ライフは続く──!
1つだけ何でも望んで良いと言われたので、即答で答えました
竹桜
ファンタジー
誰にでもある憧れを抱いていた男は最後にただ見捨てられないというだけで人助けをした。
その結果、男は神らしき存在に何でも1つだけ望んでから異世界に転生することになったのだ。
男は即答で答え、異世界で竜騎兵となる。
自らの憧れを叶える為に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる