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36.ニヤニヤしながら聞いてやろう
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俺がミレニア王国の国王になってから二度目の冬が過ぎ、春を迎え、もうすぐ初夏になるという頃、いよいよ帝国からの使者がやってきた。
予想したより遅かったな。
元ヴィスコンティ領の運営に手間取ったか? 頑張ってモンスターを退治してくれているようで何より。
隣のリグリア辺境伯領から元ヴィスコンティ領の情報はいくらでも入ってくるのだ。モンスターを殲滅するために本国から兵を派遣したと聞く。
険しい山脈に苦労して、結構な犠牲者が出たらしいけど、ようやく地形にも慣れてきたらしい。
素晴らしいことだ。はは。
確実に大赤字だろうけどね。
「イル様。帝国の使者を通しました」
「騎士団長、君も行くか」
「是非とも」
敬礼をする騎士団長トリスタン・トリニダートに向け、不敵に微笑む。
書欄じゃなく、直接来たのだ。何を言わんとしているのかだいたい予想できる。
派手にかましてやるとするか。
彼と共に帝国の使者を待たせている部屋に入る。
前に来た使者と同じ人物かな。あの髭の形はきっとそうに違いない。
前回と同じく、左右に兵士を立たせ双頭の鷲をはためかせていた。
威圧するつもりかねえ。王宮に一人残されるという修羅場をくぐった俺にとって、この程度じゃさざ波さえ立たないぞ。
「しばらくですね。ご壮健でしたか?」
「イル王。あなた様が王になられて以来、伝統あるミレニア王国が見るも無残なものとなっており、陛下が懸念を示されております」
「なるほど。お話を聞かせていただきましょうか」
使者と俺は向かい合わせに腰かける。
騎士団長は俺の後ろで直立したままじっと俺たちの話に耳を傾けていた。
「一つ。領地没収までは評価するが、叛逆の張本人を処刑せず、あげく兵まで与えるとはいかがなものか」
「仕方ありますまい。守備隊長は貴重な人材ですからね。彼の長男もまた若くして私と互角に渡り合えるほどの剣の使い手なのですよ」
「優秀か、優秀でないかは問題ではないのでは?」
「いえいえ。貴国へごっそりと文官・武官共に行ってしまいましてね。そうも言っておられないのです。貴族とは一朝一夕で築けるものではありません。陛下も使者殿もご存知のことです。幼少期からの英才教育があって初めて、活きる人材となるのです」
「むう……陛下にお伝えしよう。王国は深刻な人材不足であると。特に兵の指揮ができる者がいないとのことですな?」
「そうです。帝国から優秀な人材を派遣して頂きたいくらいですよ。ははは」
口裏を合わせているが、使者本人は特段納得しているわけじゃないだろう。
彼にとって重要なキーワードは、「王国に兵の指揮ができる人材が枯渇している」ということ。どれくらい深刻なのかというと、叛逆者を処刑したくとも処刑せず使うしかない苦境に追い込まれているということ。
後者はついでだけどな。
もちろん、俺は自分で言っておきながら、微塵たりとも指揮者が不足しているなんて思っていない。
傭兵でもならず者でも、集団のリーダーという者はどこにでもいる。アルゴバレーノやグリモアしかりだ。
まあ、これで少しは油断してくれるなら儲けもの程度ってこと。
「二つ。敗北者であり神教を信仰しない獣人に土地を与える所業を犯していると聞く。即刻中止せよとのこと」
「土地などいつでも取り戻すことができましょう。王領を一時的に貸し与えているだけです」
「ならば、即刻元に戻すように」
「検討しましょう。まだございますか?」
暖簾に腕押し。知らん。
獣人に与えた土地は獣人のものだ。俺の目が黒いうちは絶対に元になんて戻させない。
ミレニア王国に住む者ならば、誰しもが理解したことだろう。
街で仕事にあぶれた者に土地を与え、農業をさせることで莫大な収益に化ける。
もちろん、単に農業をさせるだけじゃそれほどの効果はない。
守備隊による威力偵察、王の商隊による血液循環、そして、農地の拡大による収穫量の増大。
全てが有機的に繋がって、相乗効果となるのだ。
ここ二年近くの実績により、現在の制度に対し否を唱える者は皆無となった。最初は半信半疑の者もいたけどね。
「三つ。魔物を領内に入れ、住まわせていると聞く。魔物を放置するなど為政者としてあるまじき行為である。討伐隊を向かわせよ」
「そのような余裕はミレニア王国にはありません。重税を課していることをご存知ではないのでしょうか? どれだけ切迫していたかは、元王がよおくご存知のはずです」
「魔物が侵入してきたのでしょうか?」
「ええ。『ウラド公国』からとまで聞いておりますか? 我々人間とウラド公国には盟約がございます故、他国から流入したとはいえ何ら抗議することもできません」
「陛下もそのことは存じております。だからこそ、討伐隊をとおっしゃっております」
「まあ、民に害が出ているわけではありませんし、このまま放置でも問題ないでしょう。実害が出たら検討します」
「それでは遅すぎる! あなた様は民が傷付くことを憂わないのですか?」
「ですが、兵を出すことで民が飢えれば本末転倒ですよ。それほどまでにミレニア王国は切迫しているのですよ。重ね重ねになりますが、農民に重税をかけ飢えさせるほどなのです。今は税を少し抑えており、飢えなくなりましたが……それでも、事情を察してください」
全部真っ赤な嘘だけどねえ。ははははは。
イツキを首領とするオーク三千は、ミレニア王国に来ることを選んだ。
獣人たちに頼んで、彼らに農具と種を提供し当面の食糧が確保できるまでの間は、ウラド領で狩りをすることも許可する。
これは、佐枝子と事前に約束した事項だ。
土地の耕し方や作物の育て方は、王の商隊に農民のご意見番を乗せ、ちょくちょくとアドバイスをしに行っている。
オークは人間に比べて遥かに筋力があるから、開墾するのが早い事早い事。その分、スタミナが不足しているみたいだけど。
彼らの土地はウラド領に隣接する地域で、数十キロ先に農村が一つあるくらいの僻地である。
といっても、農業に適さない地域ってわけじゃないので、そろそろ一度目の種蒔きが行われている頃だな。
秋に沢山の作物が収穫できるといいな。
そうそう。作物を育てるだけじゃなく、牧畜もしているのでうまくいけば肉も自給できるようになる。
多少の狩猟や採集は必要となるけど、いずれ自分達の領域の範囲で事足りるようになるはず。
「特に二つ目と三つ目は帝国にとっても悪影響を及ぼす事項である。二ヶ月以内に改善の兆しが見えぬ場合、帝国は黙っているわけにはいかない」
「と言いますと?」
「帝国は前王ノヴァーラ・スフォルツァの復権を望む」
ほお。こいつはいい事を聞いた。
今までの会話はまるで役に立たなかったけど、この件だけは有益だったな。
五割くらいの確率で財産没収の上で秘密裡に暗殺でもされているかもしれないと思っていたが、生かされていた。
俺がどのような治世を取るのか様子見のために、あいつらを温存していたんだな。
面倒見のいいことで。
となると、奴らの財産もまだ奴らが持っている可能性も高い。ふ、ふふふ。いい事だ。
……帝国領内だと回収できないか。せっかくなら、王国内まで持って来いよ。
ちょっと無理筋か。
笑いを堪えているのを、深刻な表情をしていると受け取ったのか、使者は自信満々に黙る俺に向け言葉を続ける。
予想したより遅かったな。
元ヴィスコンティ領の運営に手間取ったか? 頑張ってモンスターを退治してくれているようで何より。
隣のリグリア辺境伯領から元ヴィスコンティ領の情報はいくらでも入ってくるのだ。モンスターを殲滅するために本国から兵を派遣したと聞く。
険しい山脈に苦労して、結構な犠牲者が出たらしいけど、ようやく地形にも慣れてきたらしい。
素晴らしいことだ。はは。
確実に大赤字だろうけどね。
「イル様。帝国の使者を通しました」
「騎士団長、君も行くか」
「是非とも」
敬礼をする騎士団長トリスタン・トリニダートに向け、不敵に微笑む。
書欄じゃなく、直接来たのだ。何を言わんとしているのかだいたい予想できる。
派手にかましてやるとするか。
彼と共に帝国の使者を待たせている部屋に入る。
前に来た使者と同じ人物かな。あの髭の形はきっとそうに違いない。
前回と同じく、左右に兵士を立たせ双頭の鷲をはためかせていた。
威圧するつもりかねえ。王宮に一人残されるという修羅場をくぐった俺にとって、この程度じゃさざ波さえ立たないぞ。
「しばらくですね。ご壮健でしたか?」
「イル王。あなた様が王になられて以来、伝統あるミレニア王国が見るも無残なものとなっており、陛下が懸念を示されております」
「なるほど。お話を聞かせていただきましょうか」
使者と俺は向かい合わせに腰かける。
騎士団長は俺の後ろで直立したままじっと俺たちの話に耳を傾けていた。
「一つ。領地没収までは評価するが、叛逆の張本人を処刑せず、あげく兵まで与えるとはいかがなものか」
「仕方ありますまい。守備隊長は貴重な人材ですからね。彼の長男もまた若くして私と互角に渡り合えるほどの剣の使い手なのですよ」
「優秀か、優秀でないかは問題ではないのでは?」
「いえいえ。貴国へごっそりと文官・武官共に行ってしまいましてね。そうも言っておられないのです。貴族とは一朝一夕で築けるものではありません。陛下も使者殿もご存知のことです。幼少期からの英才教育があって初めて、活きる人材となるのです」
「むう……陛下にお伝えしよう。王国は深刻な人材不足であると。特に兵の指揮ができる者がいないとのことですな?」
「そうです。帝国から優秀な人材を派遣して頂きたいくらいですよ。ははは」
口裏を合わせているが、使者本人は特段納得しているわけじゃないだろう。
彼にとって重要なキーワードは、「王国に兵の指揮ができる人材が枯渇している」ということ。どれくらい深刻なのかというと、叛逆者を処刑したくとも処刑せず使うしかない苦境に追い込まれているということ。
後者はついでだけどな。
もちろん、俺は自分で言っておきながら、微塵たりとも指揮者が不足しているなんて思っていない。
傭兵でもならず者でも、集団のリーダーという者はどこにでもいる。アルゴバレーノやグリモアしかりだ。
まあ、これで少しは油断してくれるなら儲けもの程度ってこと。
「二つ。敗北者であり神教を信仰しない獣人に土地を与える所業を犯していると聞く。即刻中止せよとのこと」
「土地などいつでも取り戻すことができましょう。王領を一時的に貸し与えているだけです」
「ならば、即刻元に戻すように」
「検討しましょう。まだございますか?」
暖簾に腕押し。知らん。
獣人に与えた土地は獣人のものだ。俺の目が黒いうちは絶対に元になんて戻させない。
ミレニア王国に住む者ならば、誰しもが理解したことだろう。
街で仕事にあぶれた者に土地を与え、農業をさせることで莫大な収益に化ける。
もちろん、単に農業をさせるだけじゃそれほどの効果はない。
守備隊による威力偵察、王の商隊による血液循環、そして、農地の拡大による収穫量の増大。
全てが有機的に繋がって、相乗効果となるのだ。
ここ二年近くの実績により、現在の制度に対し否を唱える者は皆無となった。最初は半信半疑の者もいたけどね。
「三つ。魔物を領内に入れ、住まわせていると聞く。魔物を放置するなど為政者としてあるまじき行為である。討伐隊を向かわせよ」
「そのような余裕はミレニア王国にはありません。重税を課していることをご存知ではないのでしょうか? どれだけ切迫していたかは、元王がよおくご存知のはずです」
「魔物が侵入してきたのでしょうか?」
「ええ。『ウラド公国』からとまで聞いておりますか? 我々人間とウラド公国には盟約がございます故、他国から流入したとはいえ何ら抗議することもできません」
「陛下もそのことは存じております。だからこそ、討伐隊をとおっしゃっております」
「まあ、民に害が出ているわけではありませんし、このまま放置でも問題ないでしょう。実害が出たら検討します」
「それでは遅すぎる! あなた様は民が傷付くことを憂わないのですか?」
「ですが、兵を出すことで民が飢えれば本末転倒ですよ。それほどまでにミレニア王国は切迫しているのですよ。重ね重ねになりますが、農民に重税をかけ飢えさせるほどなのです。今は税を少し抑えており、飢えなくなりましたが……それでも、事情を察してください」
全部真っ赤な嘘だけどねえ。ははははは。
イツキを首領とするオーク三千は、ミレニア王国に来ることを選んだ。
獣人たちに頼んで、彼らに農具と種を提供し当面の食糧が確保できるまでの間は、ウラド領で狩りをすることも許可する。
これは、佐枝子と事前に約束した事項だ。
土地の耕し方や作物の育て方は、王の商隊に農民のご意見番を乗せ、ちょくちょくとアドバイスをしに行っている。
オークは人間に比べて遥かに筋力があるから、開墾するのが早い事早い事。その分、スタミナが不足しているみたいだけど。
彼らの土地はウラド領に隣接する地域で、数十キロ先に農村が一つあるくらいの僻地である。
といっても、農業に適さない地域ってわけじゃないので、そろそろ一度目の種蒔きが行われている頃だな。
秋に沢山の作物が収穫できるといいな。
そうそう。作物を育てるだけじゃなく、牧畜もしているのでうまくいけば肉も自給できるようになる。
多少の狩猟や採集は必要となるけど、いずれ自分達の領域の範囲で事足りるようになるはず。
「特に二つ目と三つ目は帝国にとっても悪影響を及ぼす事項である。二ヶ月以内に改善の兆しが見えぬ場合、帝国は黙っているわけにはいかない」
「と言いますと?」
「帝国は前王ノヴァーラ・スフォルツァの復権を望む」
ほお。こいつはいい事を聞いた。
今までの会話はまるで役に立たなかったけど、この件だけは有益だったな。
五割くらいの確率で財産没収の上で秘密裡に暗殺でもされているかもしれないと思っていたが、生かされていた。
俺がどのような治世を取るのか様子見のために、あいつらを温存していたんだな。
面倒見のいいことで。
となると、奴らの財産もまだ奴らが持っている可能性も高い。ふ、ふふふ。いい事だ。
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