13 / 167
13.スカイダイビング!
しおりを挟む
死刑執行を待つ囚人の気分でベリサリウスの合図を待っていると、危うく炎弾に当たりそうになった。もうさっきから飛龍の動きが激しすぎて自分を支えるだけで精一杯になっているから、炎弾まで見ている余裕がないのが、正直なところだよ。
こんな状況でも、ベリサリウスは適格に炎弾を交わしつつ隙を見て、両手を手綱から離して弓を番えたりしている。超人過ぎて開いた口がふさがらない!
「今だ! 飛び降りろ! プロコピウス!」
ええい、行けばいいんでしょ! 行けば!
もうどうにでもなれ!
恐怖で体が硬直するが、絶叫をあげてなんとか体を動かすと、剣を下に構える。
直後、強い衝撃と共に、剣が何かに吸い込まれ俺は剣を手放してしまう。
ヒュドラの絶叫があがるが、俺はどうなっているか見る余裕がない!
「さすがです! ピウス様!」
ティンの声。
どうなったんだ! ティンが羽ばたくと、落ちるスピードにブレーキがかかり、俺は見上げる余裕ができた。
剣は、ヒュドラの目に突き刺さっていた!
俺は無我夢中で落ちただけだ。どうなった?
「ベリサリウス様の矢にヒュドラの頭が嫌がって動いたんですよ! そこにちょうどピウス様の剣が! すごいです! ピウス様!」
ティンは思いっきり勘違いしているが、すごいのは指示を出したベリサリウス、矢を放ったのもベリサリウス。俺は落ちただけだ!
しかし、これ地上が近くなってきてるが、ヒュドラの首に剣を突き刺したってことは、落ちるところもヒュドラの近くだよな......ひええええ。
ビビった俺がパニックになっていると、またしてもヒュドラの大きな叫び声!
思わず振り返った俺が見たものは、
――ヒュドラの胴体へ剣を突き刺したベリサリウスだった。
深々と胴体に剣を突き刺したベリサリウスは華麗に着地すると、飛龍のかぎ爪がヒュドラの最後の首を襲う。
上空から勢いをつけた飛龍の爪はヒュドラの首を跳ね飛ばす!
首から鮮血をあげて、ついにヒュドラは轟音を上げて倒れ伏したのだ。
「ベリサリウス様が飛龍から飛び降りて、ヒュドラに剣を突き立てたんです! 飛龍はベリサリウス様が作った隙に首を狩りに!」
ティンの解説でやっと何が起こったのか理解できた。なるほど。そういうことだったのか。ヒュドラを倒すには首に四本、胴体に一本と計五本の武器が必要だ。
俺自身、ベリサリウス自身、飛龍を使いヒュドラを倒し切る武器を作ったのか!
ヒュドラの血にまみれながら、ベリサリウスが俺たちのほうへやって来る。
「よくやった。プロコピウス。見事な剣だったぞ!」
「いえ、全てはベリサリウス様の手腕です」
ベリサリウスは俺を労うが、俺は落ちただけだよ。
とにかく倒せたのは確かだ。緊張感が抜けると途端に先ほど無我夢中で落ちた時の恐怖が蘇ってきた。たかが落ちただけ。それだけなんだが、俺にしては頑張ったと自分を褒めたい。
バンジージャンプもしたことが無い俺が、決死のダイブを指示通りやれただけでも自分では奇跡だ。よくあの時飛べたものだよ......今更足がガクガク震えて来るけど、ベリサリウスの手前悟られるわけにはいかないから、足をギュッと掴んで震えを必死で抑え込んだ。
「ベリサリウス様、まずはどうされますか?」
倒したとなると、次どうするか指示をあおがないと。俺の問にベリサリウスが口を開く。
「戦後の政策はお前に任そう。お前ならどうする?」
どうすると言われても。ここにいる三人じゃ、人手が圧倒的に足りない。飛龍とティンに周辺の調査を行わせるのがよいんだけど、俺は飛龍を操れないし、ベリサリウスに頼むなんてもってのほかだ!
誰が上官に頼む部下がいるんだ。ティン一人で調査させるには、もしヒュドラのようなモンスターが近くにいたらどうだ? となるとここは安全に行こう。主に俺のために。
「では、村の中だけ人がいないか確認後、一旦ヒュドラを討伐したことを報告にあがりましょう」
村の中だけ調べるのだったら、今目に見えている範囲だし、巨大なモンスターは見当たらないから安全だろう。
「わかった。プロコピウス、そしてティンよ。今回は良くやってくれた」
ベリサリウスが今度はティンも褒めてくれた。ティンは目に涙を浮かべているほど感激している様子だ。よかったなティン。
「ベリサリウス様、調査の後、ここで水浴びして行きませんか? 先にヒュドラの血のりを落としておけば、服に付着した血が固まる前に落とせますし」
「おお。気が回るなプロピウス。確かに先に血のりを落としておくべきだな。今は危急ではない。いずれにしろ報告前には水浴びが必要だ」
ベリサリウスの了承を得たことで、俺たちはまず村を一応探索するが俺たち以外に動く者は見当たらなかった。オークのマッスルブ曰く、避難しているらしいからな。
そんなわけで、村の調査はものの数分で終わり、オーク村の水場を拝借して体を洗うことにした。
「先にベリサリウス様が汚れを落としてください」
ここは、立場が上のベリサリウスに行ってもらうべきだ。一応元社会人だから上を尊重するくらい学んでいる。
ベリサリウスが水浴びに行っている間、俺はティンに話かける。
「ティン。今回は助かったよ。ありがとう」
「いえ! ピウス様の剣を目の前で見れて私幸せです!」
「......あ、ああ。水浴びは先にティンが行くといい」
「大丈夫ですよ! 私飛んでましたから汚れてません!」
確かにティンには血のりが付いていなかった。そんなことも見る余裕が俺には無かったってことだ。
「ああ、確かに汚れていないな。なら次は俺が行くとするよ」
俺は倒れてきたヒュドラから飛び散る血を思い切り浴びていたのだ......なので今血の臭いが鼻につく。早く落としてしまいたいからあんな提案をしたんだよ。
ティンはうまくかわしたみたいだけどね!
◇◇◇◇◇
村に戻った俺たちはティンと別れ、ベリサリウスは村長宅へ報告に。俺は豚へヒュドラ討伐を伝えにベリサリウスの家へ向かう。
家に戻ると、リビングで豚がいびきをかいて寝ていた......
この豚! 俺が死ぬ思いしてきたってのに!
俺が戻ったことに気が付いたエリスが、不安そうに俺を見る。
「ベリサリウス様は?」
「ベリサリウス様は村長宅に行ってます」
「よかった! 無事なのね」
「ベリサリウス様が倒せないようなモンスターならば、俺たちどころかこの村も全滅しますって」
軽い気持ちで言った言葉だったが、エリスは真剣に「うん、そうよね」とか同意している。頭の中はベリサリウスでお花畑なんだろうね。
「それで、このブーに報告しに来たんですけど......」
「ああ、食べたら寝たわ。全くもう」
「とことんイライラしますね。この豚」
「何言ってるのよ! ベリサリウス様の大切なお客様よ」
青筋立てながら言っても説得力ないですってエリスさん。どんだけ彼女がこれまでイライラしていたのかが、手に取るように分かってしまい。気分が悪くなってきた。
この豚め!
もう面倒になってきた。起きるまでゆっくりさせてもらうぞ。俺は。
「起こすの?」
「いえ、このままほっときますよ。起きたらでいいじゃないですかもう」
「そうね」
あっさりと俺に同意するエリス。急いで報告しなくてもいいだろ。お前たちの村のヒュドラを倒しに行ってたんだぞ! それを、それを。
寝てるとかもう何も言う気にならないよ。
こんな状況でも、ベリサリウスは適格に炎弾を交わしつつ隙を見て、両手を手綱から離して弓を番えたりしている。超人過ぎて開いた口がふさがらない!
「今だ! 飛び降りろ! プロコピウス!」
ええい、行けばいいんでしょ! 行けば!
もうどうにでもなれ!
恐怖で体が硬直するが、絶叫をあげてなんとか体を動かすと、剣を下に構える。
直後、強い衝撃と共に、剣が何かに吸い込まれ俺は剣を手放してしまう。
ヒュドラの絶叫があがるが、俺はどうなっているか見る余裕がない!
「さすがです! ピウス様!」
ティンの声。
どうなったんだ! ティンが羽ばたくと、落ちるスピードにブレーキがかかり、俺は見上げる余裕ができた。
剣は、ヒュドラの目に突き刺さっていた!
俺は無我夢中で落ちただけだ。どうなった?
「ベリサリウス様の矢にヒュドラの頭が嫌がって動いたんですよ! そこにちょうどピウス様の剣が! すごいです! ピウス様!」
ティンは思いっきり勘違いしているが、すごいのは指示を出したベリサリウス、矢を放ったのもベリサリウス。俺は落ちただけだ!
しかし、これ地上が近くなってきてるが、ヒュドラの首に剣を突き刺したってことは、落ちるところもヒュドラの近くだよな......ひええええ。
ビビった俺がパニックになっていると、またしてもヒュドラの大きな叫び声!
思わず振り返った俺が見たものは、
――ヒュドラの胴体へ剣を突き刺したベリサリウスだった。
深々と胴体に剣を突き刺したベリサリウスは華麗に着地すると、飛龍のかぎ爪がヒュドラの最後の首を襲う。
上空から勢いをつけた飛龍の爪はヒュドラの首を跳ね飛ばす!
首から鮮血をあげて、ついにヒュドラは轟音を上げて倒れ伏したのだ。
「ベリサリウス様が飛龍から飛び降りて、ヒュドラに剣を突き立てたんです! 飛龍はベリサリウス様が作った隙に首を狩りに!」
ティンの解説でやっと何が起こったのか理解できた。なるほど。そういうことだったのか。ヒュドラを倒すには首に四本、胴体に一本と計五本の武器が必要だ。
俺自身、ベリサリウス自身、飛龍を使いヒュドラを倒し切る武器を作ったのか!
ヒュドラの血にまみれながら、ベリサリウスが俺たちのほうへやって来る。
「よくやった。プロコピウス。見事な剣だったぞ!」
「いえ、全てはベリサリウス様の手腕です」
ベリサリウスは俺を労うが、俺は落ちただけだよ。
とにかく倒せたのは確かだ。緊張感が抜けると途端に先ほど無我夢中で落ちた時の恐怖が蘇ってきた。たかが落ちただけ。それだけなんだが、俺にしては頑張ったと自分を褒めたい。
バンジージャンプもしたことが無い俺が、決死のダイブを指示通りやれただけでも自分では奇跡だ。よくあの時飛べたものだよ......今更足がガクガク震えて来るけど、ベリサリウスの手前悟られるわけにはいかないから、足をギュッと掴んで震えを必死で抑え込んだ。
「ベリサリウス様、まずはどうされますか?」
倒したとなると、次どうするか指示をあおがないと。俺の問にベリサリウスが口を開く。
「戦後の政策はお前に任そう。お前ならどうする?」
どうすると言われても。ここにいる三人じゃ、人手が圧倒的に足りない。飛龍とティンに周辺の調査を行わせるのがよいんだけど、俺は飛龍を操れないし、ベリサリウスに頼むなんてもってのほかだ!
誰が上官に頼む部下がいるんだ。ティン一人で調査させるには、もしヒュドラのようなモンスターが近くにいたらどうだ? となるとここは安全に行こう。主に俺のために。
「では、村の中だけ人がいないか確認後、一旦ヒュドラを討伐したことを報告にあがりましょう」
村の中だけ調べるのだったら、今目に見えている範囲だし、巨大なモンスターは見当たらないから安全だろう。
「わかった。プロコピウス、そしてティンよ。今回は良くやってくれた」
ベリサリウスが今度はティンも褒めてくれた。ティンは目に涙を浮かべているほど感激している様子だ。よかったなティン。
「ベリサリウス様、調査の後、ここで水浴びして行きませんか? 先にヒュドラの血のりを落としておけば、服に付着した血が固まる前に落とせますし」
「おお。気が回るなプロピウス。確かに先に血のりを落としておくべきだな。今は危急ではない。いずれにしろ報告前には水浴びが必要だ」
ベリサリウスの了承を得たことで、俺たちはまず村を一応探索するが俺たち以外に動く者は見当たらなかった。オークのマッスルブ曰く、避難しているらしいからな。
そんなわけで、村の調査はものの数分で終わり、オーク村の水場を拝借して体を洗うことにした。
「先にベリサリウス様が汚れを落としてください」
ここは、立場が上のベリサリウスに行ってもらうべきだ。一応元社会人だから上を尊重するくらい学んでいる。
ベリサリウスが水浴びに行っている間、俺はティンに話かける。
「ティン。今回は助かったよ。ありがとう」
「いえ! ピウス様の剣を目の前で見れて私幸せです!」
「......あ、ああ。水浴びは先にティンが行くといい」
「大丈夫ですよ! 私飛んでましたから汚れてません!」
確かにティンには血のりが付いていなかった。そんなことも見る余裕が俺には無かったってことだ。
「ああ、確かに汚れていないな。なら次は俺が行くとするよ」
俺は倒れてきたヒュドラから飛び散る血を思い切り浴びていたのだ......なので今血の臭いが鼻につく。早く落としてしまいたいからあんな提案をしたんだよ。
ティンはうまくかわしたみたいだけどね!
◇◇◇◇◇
村に戻った俺たちはティンと別れ、ベリサリウスは村長宅へ報告に。俺は豚へヒュドラ討伐を伝えにベリサリウスの家へ向かう。
家に戻ると、リビングで豚がいびきをかいて寝ていた......
この豚! 俺が死ぬ思いしてきたってのに!
俺が戻ったことに気が付いたエリスが、不安そうに俺を見る。
「ベリサリウス様は?」
「ベリサリウス様は村長宅に行ってます」
「よかった! 無事なのね」
「ベリサリウス様が倒せないようなモンスターならば、俺たちどころかこの村も全滅しますって」
軽い気持ちで言った言葉だったが、エリスは真剣に「うん、そうよね」とか同意している。頭の中はベリサリウスでお花畑なんだろうね。
「それで、このブーに報告しに来たんですけど......」
「ああ、食べたら寝たわ。全くもう」
「とことんイライラしますね。この豚」
「何言ってるのよ! ベリサリウス様の大切なお客様よ」
青筋立てながら言っても説得力ないですってエリスさん。どんだけ彼女がこれまでイライラしていたのかが、手に取るように分かってしまい。気分が悪くなってきた。
この豚め!
もう面倒になってきた。起きるまでゆっくりさせてもらうぞ。俺は。
「起こすの?」
「いえ、このままほっときますよ。起きたらでいいじゃないですかもう」
「そうね」
あっさりと俺に同意するエリス。急いで報告しなくてもいいだろ。お前たちの村のヒュドラを倒しに行ってたんだぞ! それを、それを。
寝てるとかもう何も言う気にならないよ。
2
あなたにおすすめの小説
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~
味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。
しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。
彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。
故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。
そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。
これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる