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19.ローマ
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小鬼の村へリザードマン達も引きつれ戻ることも考えたが、小鬼の村はそもそも広さが足りず、広場に収容できる人数はせいぜい五十人が限界だった。
今後オーガ討伐のような軍事行動をベリサリウスが起こすなら、戦士の集合もできない小鬼の村となると、例え再建したとしても使い勝手が悪そうだ。
火事は無事エリスの協力で消し止めることができたそうだ。小鬼の村周辺は森だが、森へは幸い燃え広がらなかった。森火事になったとすればただではすまないと思う。
これは後で知ったことだけど、村長の記憶にある限り、魔の森では山火事が起きたことがないとのことだった。あれほど強力なモンスターが住む魔の森のことだ。エリスが使う水の精霊みたいな精霊が、森を守っているのかもしれないな。
そんなわけで、リザードマン達には一度村へ帰ってもらい、俺たちは小鬼とその他村の戦士たちを連れて、焼けてしまった小鬼の村へ帰還することとなった。
村民たちは、燃えてしまった村へ一様に暗い顔をしていた。帰る家もなく広場を中心に村民たちは集合し、大鍋で今日の食事を調理を行い、全員へ配給を行っている。
広場は全村民が集合するには狭かったが、業腹なことに家屋が燃えてしまったため、スペースに余裕があった。
「食事を食べながらでいい。聞いてほしい」
良く通るベリサリウスの声が広場へこだまする。彼の声に村民が一斉に手を止め、次の言葉を待つ。
「私たちの村は燃えた。しかし、それは些細な事でしかないのだ! 生きていればこそ、私たちは再び立ち上がれる!」
ドンと槍を地に打ち付けるベリサリウス。槍には粗末な布が括りつけてあり、旗のように見えた。
「この旗がたなびく限り、我々は再び羽ばたけるのだ! 不可能は無い。この旗の元へ集まった勇士たちよ。燃えたから何だ!」
ドン! 槍を地に再び打ち付ける。
「燃やした者を震えさせてやろうではないか! より大きな村、いや街を! 我らで打ち立てようではないか! どうだ! 諸君!」
ドン!
「開けた土地へ新たな街を! 我らの街を!」
ドン! 槍が地を叩く音が鳴りやむと、村人は静まり返る。
そして、
――大歓声があがる。
「我らの街を!」
村民から悲鳴にも似た声が上がり続ける。この悔しさを、この惨状を打ち破る。そんな意志が彼らから確かに感じ取れたのだった。
村長を無視して突然こんなことを言い出して大丈夫かと、村長を見てみると、滂沱の涙を流しベリサリウスへ祈りを捧げているではないか。
「おお。おお。ベリサリウス殿。あなたが居れば必ずや」
絞りだすような声で村長は、ベリサリウスの元へ向かい彼の手を取る。
「村長殿。見せつけてやりましょう。我らの力を!」
応じるベリサリウスの声にも力があった。
街か、「開けた土地」へ街を建てるのは立地上、理にかなってるとは思う。あの土地は元々切り開かれているし、この村より広さもある。周囲を削るように森を拓けば、さらに街を広げることもできるだろう。
いずれにしても、家を建てるのには木を切り倒す必要はあるだろうから、土地はさらに広がりを見せるはずだ。
金属は燃え残ってるだろうから、斧をはじめとした貴重な金属製の道具も、残っているんじゃないだろうか? そうなれば思ったより早く街が造れるかもしれない。
ここまでするなら、小鬼の村にするのはもったいない気がするけど。
「村長殿、新たな街の名前を決めないんですか?」
俺はベリサリウスと感動を分かち合っていた村長に問いかける。
「おお。名前ですか。私たちは村へ名前をつけることがなかったのですぞ。今回は人間でしたが、モンスターへ襲撃されて、村が壊滅することもありましたからな」
村長は村の現実から名前を付けなかったのだと教えてくれた。
「村長殿、ならば名を。新たな街の名をつけませぬか?」
ベリサリウスは村長へそう提案する。もう街は壊させない。そんな決意が込められているようだった。
「ならば、ベリサリウス殿。あなたが名を付けていただけませぬか。街にするならば、我々小鬼以外の者もいずれ集まってくるでしょう」
村長の言葉に、ベリサリウスは少し思案し、俺のほうをしかと見つめ、莞爾(かんじ)と笑みを浮かべる。
「ならば、ローマと。この街はかつて私の世界では、世界で一番の都となりました。しかし、私の生きた時代、一度廃墟になっております。その後ローマは不死鳥のように蘇り、帝国の心の支柱になっていったのです」
「ローマ。なるほど。不死鳥のような街ローマですな。いい名だ」
村長はローマという名を噛みしめるように、深く深く頷くのだった。
ローマか。俺の住む二十一世紀の地球でも、その名を知らぬものがいないほどの古都。過去偉大なるローマ帝国の首都だった歴史情緒あふれる街だ。永遠と思われたローマ帝国の首都も、異民族に踏み荒らされ、ローマ帝国は東西に分裂した。
ローマの街があった西ローマ帝国は間もなく滅亡の憂き目にあい、残った東ローマ帝国の将軍だったのがベリサリウスだ。
彼は皇帝の命を受け、ローマを取り戻すべく、たった二千人を率いてローマに入城した。しかし、徹底的に破壊された巨大都市ローマは、僅かな人数だけが残る廃墟といって差し支えない状態だったのだ。
がらんとした丘の上で、今みたいにベリサリウスは旗を地に打ち付け叫んだそうだ。
「ローマよ。我らは帰って来た。ローマは再び蘇る」と。
彼が最も愛した帝国の帝都の名ではなく、ローマか。きっとベリサリウスは「蘇る」。その思いから、ローマという名を選んだんだろう。
「プロコピウスよ。どうだこの名は?」
考え事をしていた俺に、突然ベリサリウスの声が聞こえた。
「良い名だと思います。ローマは再び蘇る」
「うむ。そうだ。ローマは蘇るのだ。不死鳥のように」
満足そうな笑顔でベリサリウスは俺に応じた。
やるぞ。ローマを作るんだ。亜人の街ローマを。いずれまた人間が来るかもしれない。その時がやり返す時だ。
この日の晩は雨風を防ぐ寝る場所も無く、俺たちは僅かな布を布団に夜を明かした。
◇◇◇◇◇
翌朝、俺はベリサリウスからまたしても無茶振りされてしまった。
「村長と協力し、街を建てる計画を練るのだ。急がずとも良い。まず私たちは家を幾つか建てる必要があるからな」
「ハッ! 承りました」
「ティンとロロロをお前に付けよう。楽しみにしているぞ」
「お任せください。矮小なる身なれど全力を尽くします」
「ははは。プロコピウス。謙遜せずともよい」
そんなわけで、都市計画を考える無茶振りを受けてしまったのだ。どのような施設が必要で、道をどう通し、外敵をどのように防ぐのかなど考えることは山ほどある。
防衛計画については、全てベリサリウスへ丸投げする予定だ。街が落ちさえしなければどうとでもなる。任されはしたものの、防衛計画だけは俺がやるつもりはないし、ベリサリウスほど優秀な案を出せる者もいないだろう。
しかし、それより前に深刻な問題がある。
人手不足だ。小鬼と僅かな亜人だけでは、決定的に力仕事をする者が不足している。小鬼族は亜人たちの道具を作成することに長けているが、体が小さく力が弱い。
街を建てるためには、木を切ったり、石を運んだりといった、力作業が得意な者の協力が不可欠だ。まずはそこから動くとするか。
今後オーガ討伐のような軍事行動をベリサリウスが起こすなら、戦士の集合もできない小鬼の村となると、例え再建したとしても使い勝手が悪そうだ。
火事は無事エリスの協力で消し止めることができたそうだ。小鬼の村周辺は森だが、森へは幸い燃え広がらなかった。森火事になったとすればただではすまないと思う。
これは後で知ったことだけど、村長の記憶にある限り、魔の森では山火事が起きたことがないとのことだった。あれほど強力なモンスターが住む魔の森のことだ。エリスが使う水の精霊みたいな精霊が、森を守っているのかもしれないな。
そんなわけで、リザードマン達には一度村へ帰ってもらい、俺たちは小鬼とその他村の戦士たちを連れて、焼けてしまった小鬼の村へ帰還することとなった。
村民たちは、燃えてしまった村へ一様に暗い顔をしていた。帰る家もなく広場を中心に村民たちは集合し、大鍋で今日の食事を調理を行い、全員へ配給を行っている。
広場は全村民が集合するには狭かったが、業腹なことに家屋が燃えてしまったため、スペースに余裕があった。
「食事を食べながらでいい。聞いてほしい」
良く通るベリサリウスの声が広場へこだまする。彼の声に村民が一斉に手を止め、次の言葉を待つ。
「私たちの村は燃えた。しかし、それは些細な事でしかないのだ! 生きていればこそ、私たちは再び立ち上がれる!」
ドンと槍を地に打ち付けるベリサリウス。槍には粗末な布が括りつけてあり、旗のように見えた。
「この旗がたなびく限り、我々は再び羽ばたけるのだ! 不可能は無い。この旗の元へ集まった勇士たちよ。燃えたから何だ!」
ドン! 槍を地に再び打ち付ける。
「燃やした者を震えさせてやろうではないか! より大きな村、いや街を! 我らで打ち立てようではないか! どうだ! 諸君!」
ドン!
「開けた土地へ新たな街を! 我らの街を!」
ドン! 槍が地を叩く音が鳴りやむと、村人は静まり返る。
そして、
――大歓声があがる。
「我らの街を!」
村民から悲鳴にも似た声が上がり続ける。この悔しさを、この惨状を打ち破る。そんな意志が彼らから確かに感じ取れたのだった。
村長を無視して突然こんなことを言い出して大丈夫かと、村長を見てみると、滂沱の涙を流しベリサリウスへ祈りを捧げているではないか。
「おお。おお。ベリサリウス殿。あなたが居れば必ずや」
絞りだすような声で村長は、ベリサリウスの元へ向かい彼の手を取る。
「村長殿。見せつけてやりましょう。我らの力を!」
応じるベリサリウスの声にも力があった。
街か、「開けた土地」へ街を建てるのは立地上、理にかなってるとは思う。あの土地は元々切り開かれているし、この村より広さもある。周囲を削るように森を拓けば、さらに街を広げることもできるだろう。
いずれにしても、家を建てるのには木を切り倒す必要はあるだろうから、土地はさらに広がりを見せるはずだ。
金属は燃え残ってるだろうから、斧をはじめとした貴重な金属製の道具も、残っているんじゃないだろうか? そうなれば思ったより早く街が造れるかもしれない。
ここまでするなら、小鬼の村にするのはもったいない気がするけど。
「村長殿、新たな街の名前を決めないんですか?」
俺はベリサリウスと感動を分かち合っていた村長に問いかける。
「おお。名前ですか。私たちは村へ名前をつけることがなかったのですぞ。今回は人間でしたが、モンスターへ襲撃されて、村が壊滅することもありましたからな」
村長は村の現実から名前を付けなかったのだと教えてくれた。
「村長殿、ならば名を。新たな街の名をつけませぬか?」
ベリサリウスは村長へそう提案する。もう街は壊させない。そんな決意が込められているようだった。
「ならば、ベリサリウス殿。あなたが名を付けていただけませぬか。街にするならば、我々小鬼以外の者もいずれ集まってくるでしょう」
村長の言葉に、ベリサリウスは少し思案し、俺のほうをしかと見つめ、莞爾(かんじ)と笑みを浮かべる。
「ならば、ローマと。この街はかつて私の世界では、世界で一番の都となりました。しかし、私の生きた時代、一度廃墟になっております。その後ローマは不死鳥のように蘇り、帝国の心の支柱になっていったのです」
「ローマ。なるほど。不死鳥のような街ローマですな。いい名だ」
村長はローマという名を噛みしめるように、深く深く頷くのだった。
ローマか。俺の住む二十一世紀の地球でも、その名を知らぬものがいないほどの古都。過去偉大なるローマ帝国の首都だった歴史情緒あふれる街だ。永遠と思われたローマ帝国の首都も、異民族に踏み荒らされ、ローマ帝国は東西に分裂した。
ローマの街があった西ローマ帝国は間もなく滅亡の憂き目にあい、残った東ローマ帝国の将軍だったのがベリサリウスだ。
彼は皇帝の命を受け、ローマを取り戻すべく、たった二千人を率いてローマに入城した。しかし、徹底的に破壊された巨大都市ローマは、僅かな人数だけが残る廃墟といって差し支えない状態だったのだ。
がらんとした丘の上で、今みたいにベリサリウスは旗を地に打ち付け叫んだそうだ。
「ローマよ。我らは帰って来た。ローマは再び蘇る」と。
彼が最も愛した帝国の帝都の名ではなく、ローマか。きっとベリサリウスは「蘇る」。その思いから、ローマという名を選んだんだろう。
「プロコピウスよ。どうだこの名は?」
考え事をしていた俺に、突然ベリサリウスの声が聞こえた。
「良い名だと思います。ローマは再び蘇る」
「うむ。そうだ。ローマは蘇るのだ。不死鳥のように」
満足そうな笑顔でベリサリウスは俺に応じた。
やるぞ。ローマを作るんだ。亜人の街ローマを。いずれまた人間が来るかもしれない。その時がやり返す時だ。
この日の晩は雨風を防ぐ寝る場所も無く、俺たちは僅かな布を布団に夜を明かした。
◇◇◇◇◇
翌朝、俺はベリサリウスからまたしても無茶振りされてしまった。
「村長と協力し、街を建てる計画を練るのだ。急がずとも良い。まず私たちは家を幾つか建てる必要があるからな」
「ハッ! 承りました」
「ティンとロロロをお前に付けよう。楽しみにしているぞ」
「お任せください。矮小なる身なれど全力を尽くします」
「ははは。プロコピウス。謙遜せずともよい」
そんなわけで、都市計画を考える無茶振りを受けてしまったのだ。どのような施設が必要で、道をどう通し、外敵をどのように防ぐのかなど考えることは山ほどある。
防衛計画については、全てベリサリウスへ丸投げする予定だ。街が落ちさえしなければどうとでもなる。任されはしたものの、防衛計画だけは俺がやるつもりはないし、ベリサリウスほど優秀な案を出せる者もいないだろう。
しかし、それより前に深刻な問題がある。
人手不足だ。小鬼と僅かな亜人だけでは、決定的に力仕事をする者が不足している。小鬼族は亜人たちの道具を作成することに長けているが、体が小さく力が弱い。
街を建てるためには、木を切ったり、石を運んだりといった、力作業が得意な者の協力が不可欠だ。まずはそこから動くとするか。
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