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72.あれはカリスマなんかじゃあない
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俺から口を開くのを躊躇していると、ワナワナと震えながらまずティモタが尋ねて来る。
「ピウスさん、あの人は一体何者なのですか?」
「彼女は俺の住んでいた世界の人だけど。ここでは初対面だよ」
俺自身は初対面だけど、プロコピウスにとっては旧知の人だからティモタにはそのように答えた。
「あの人……目もくらむような加護を持っています。あれほどの強い加護は見たことがありません」
「なんだろう。月か太陽の加護なのかな?」
「はい。とても穏やかな安心感をもたらす月の加護を持っていました」
「ナルセス様が穏やかな方というのは間違っていないよ。人を惹き付ける魅力ってのもその通りだ」
「しかし……彼女の加護は強過ぎます。あれは……」
ティモタはそこで口をつぐむと額に手を当てフラフラと足取りが覚束なくなっている。彼と入れ替わって今度はエルラインが口を挟んでくる。
「ピウス。彼女の持つ魅力は異常だよ」
「どういうことなんだ?」
エルラインは腕を組み思案顔のまま続ける。
「カリスマを持つ人間はどこにでも必ずいるんだよ。それは想像つくかな?」
「それは何となく分かるよ。ベリサリウス様もそうだし」
「君もまあそうなんだけど……それはいい。カリスマってのは人を惹きつける魅力と言えばいいのかな」
「集団の中でリーダーになる人間は自然と人を惹きつけるよな」
「うん。カリスマの非常に強い人間は多くの人を惹きつける」
エルラインの言わんとすることが少し見えて来たけど……カリスマの強い人間ほど多くの人を惹きつける。そんな人はリーダーに向いている。自然と彼の為なら頑張ろうという気にさせてしまうから。
「ナルサス様は非常に強いカリスマを持つ人だったよ」
俺の言葉にエルラインはクスクスと突然いつもの笑い声をあげる。よほどおかしかったらしく、腹を抱えて笑っているじゃないか……
「ピウス。あれは……あれはカリスマじゃない……あんなものはカリスマなんかじゃあない」
「どういうことだ? エル」
「あれは、そう魅了……いや人を心酔させる類のものだよ。彼女に好意的な人は彼女を神のごとく敬ってしまう」
「それは……何かの魔法なのか?」
「違うね。彼女はきっと長年、何かに献身的に仕えて来たんじゃないか? そして彼女はきっと元老人だったんじゃないか」
「何故そこまで分かる? 確かにナルセス様は長年敬虔な神の信徒だった。教えを護り、どんな人間にでも施しを与え、そして平等に扱った私心の無い人だった」
「その生きざまが影響力を持つに至ったんだよ。彼女の在りようは君の話だとまさに理想の賢人のようだ」
「賢人の生き方に人は信仰心を持つってことかな?」
「上手く言ったね。そう。彼女に心酔した人物は、彼女に信仰心を持つ。それも熱狂的なね」
ナルセスがあれほどのカリスマ……人に信仰心を抱かせるまでになったのは老年期に入ってからだった記憶がある。齢七十を超えた老人が戦場に立ち、一兵の落伍者も出さなかった。
これは想像だが、兵士はみんな彼の為に進んで犠牲になったんじゃないか? 神に仕える熱狂的な信者の集団……それがナルセスが率いた兵の正体だったわけか。
「そうなると、彼女が率いる軍と戦闘を行うととても厄介だな」
「僕なら触れたくもないね。きっと兵は彼女の為に喜んで死兵となるだろうね」
うわあ……やりたくねえ。どんな状況下でもひるまず、混乱しない兵集団とか悪夢以外何物でもない。ベリサリウスお得意の「揺さぶり」も全く効果を示さないだろう。
そしてナルセスの戦術がさらに追い打ちをかける。彼いや……今は彼女か……彼女の戦術は「堅実」その一言に尽きる。安全性の高い道を慎重に選び、無理はしない。派手さはないが、数字通りの確実な結果を出してくる。
こうして理詰めのような堅実な戦術が取れるのは、狂信的な兵のお陰だろう。ひるまず、揺らがず、命令を忠実にこなす。
ベリサリウスと相性が悪い相手に見えるが、彼は彼女の戦術をどう考えるのだろうか。打開策はあるのか聞いてみたいところだよ。何となくだけど、彼なら「ガハハ」といつもの笑い声をあげて対抗策を講じるんだろうけど。
「ナルセス様からネックレスをいただいたし、聖教騎士団の内情を掴めればいいんだけど」
「そうなるといいね」
全くエルラインはいつもこんな調子だ。どこか観客を思わせる態度。実際そうなのかもしれないけど……その割にはものすごく協力してくれてるよな。
◇◇◇◇◇
俺達は気を取り直し、ティモタの案内で絹織物を換金しに店に向かう。絹織物はそれなりの金額になったらしく、ここの通貨制度は不明だけどティモタが納得した感じだったので特に俺からは口を出さずに換金し俺達は店を出る。
次に向かったのが「冒険者の宿」という場所だ。ここでガイア達と待ち合わせをしている。ティモタに「冒険者の宿」について聞いたところ、俺の想像する「冒険者ギルド」に近い仕組みをもった宿ということが分かった。
冒険者たちはここで仕事の斡旋を受け、仕事が完了すればここに報告に来る。
冒険者の宿は二階建ての建物になっていて、入口は西部劇風の押すと開く扉になっていて外からでも中の様子が伺える。中は奥に大きなカウンターがあり左右には掲示板らしき立て板が複数設置されていて、立て板にはいくつかの依頼が貼り出されていた。
その他は椅子とテーブルが置かれており、ここで飲み食いも可能らしい。見渡すとまだ昼だと言うのに酒を飲んでる者もいたが、客足はまばらだ。時間帯も関係あるんだろうけど……俺の印象としては住宅街にある飲食店の平日の様子ってところかな。
ガイア達はっと……あ、居た居た。すでに出来上がってる様子だが……待たせてしまったかな。
「ガイア。お待たせ」
「おお。ピウスさん。本当に飛龍で来たのか?」
「ああ。飛龍は街の外に待機させているよ。聖女様が来てるから入城拒否されてしまった」
「ははは。普段はもっと緩いんだけどな」
俺がしゃべっている間にも、ティモタとガイアの仲間たちは隣の机と椅子をこちらに寄せて来てくれた。
「ありがとう。ティモタ」
俺はティモタが持ってきてくれた椅子に座ると、彼に礼を言ってから着席する。
「ガイア。品揃えのいい宝石店を知らないか? ティモタからは候補は聞いているけど」
「んー。そうだな。ティモタとそう変わらないと思うが……」
そう言ってガイアが教えてくれた店は、ティモタが教えてくれた店とそう違いはないように思えた。
「ピウス。場所は僕が覚えたから一度街の外へ行かないかい?」
エルラインは俺に提案してくるが、顔がニヤついている。
「ん。ピウスさん。急ぎかい?」
ガイアが呑気に俺に聞いて来る。俺が口を開く前にエルラインが先んじた!
「宝石店に行くなら、可愛い娘と行きたいんだってピウスは。だから、ティモタ達には悪いんだけど街の外で宴会でもしておいてくれないかな?」
「カー。ピウスさんはさすがにもてるな! 羨ましい事だ! いいぜ。俺達が飛龍を見ておけばいいんだろ」
ガイアも嫌らしい笑みを俺に向けガハガハ笑っている……ちくしょう! ティモタも見てないで止めろよ。
そんなわけで俺達は一度街の外へ全員でゾロゾロと向かい、俺はティンとエルラインを連れて再び街へと入る。
街へと誘った時のティンの顔といったら、それはもう満面の笑みだったよ……
「ピウスさん、あの人は一体何者なのですか?」
「彼女は俺の住んでいた世界の人だけど。ここでは初対面だよ」
俺自身は初対面だけど、プロコピウスにとっては旧知の人だからティモタにはそのように答えた。
「あの人……目もくらむような加護を持っています。あれほどの強い加護は見たことがありません」
「なんだろう。月か太陽の加護なのかな?」
「はい。とても穏やかな安心感をもたらす月の加護を持っていました」
「ナルセス様が穏やかな方というのは間違っていないよ。人を惹き付ける魅力ってのもその通りだ」
「しかし……彼女の加護は強過ぎます。あれは……」
ティモタはそこで口をつぐむと額に手を当てフラフラと足取りが覚束なくなっている。彼と入れ替わって今度はエルラインが口を挟んでくる。
「ピウス。彼女の持つ魅力は異常だよ」
「どういうことなんだ?」
エルラインは腕を組み思案顔のまま続ける。
「カリスマを持つ人間はどこにでも必ずいるんだよ。それは想像つくかな?」
「それは何となく分かるよ。ベリサリウス様もそうだし」
「君もまあそうなんだけど……それはいい。カリスマってのは人を惹きつける魅力と言えばいいのかな」
「集団の中でリーダーになる人間は自然と人を惹きつけるよな」
「うん。カリスマの非常に強い人間は多くの人を惹きつける」
エルラインの言わんとすることが少し見えて来たけど……カリスマの強い人間ほど多くの人を惹きつける。そんな人はリーダーに向いている。自然と彼の為なら頑張ろうという気にさせてしまうから。
「ナルサス様は非常に強いカリスマを持つ人だったよ」
俺の言葉にエルラインはクスクスと突然いつもの笑い声をあげる。よほどおかしかったらしく、腹を抱えて笑っているじゃないか……
「ピウス。あれは……あれはカリスマじゃない……あんなものはカリスマなんかじゃあない」
「どういうことだ? エル」
「あれは、そう魅了……いや人を心酔させる類のものだよ。彼女に好意的な人は彼女を神のごとく敬ってしまう」
「それは……何かの魔法なのか?」
「違うね。彼女はきっと長年、何かに献身的に仕えて来たんじゃないか? そして彼女はきっと元老人だったんじゃないか」
「何故そこまで分かる? 確かにナルセス様は長年敬虔な神の信徒だった。教えを護り、どんな人間にでも施しを与え、そして平等に扱った私心の無い人だった」
「その生きざまが影響力を持つに至ったんだよ。彼女の在りようは君の話だとまさに理想の賢人のようだ」
「賢人の生き方に人は信仰心を持つってことかな?」
「上手く言ったね。そう。彼女に心酔した人物は、彼女に信仰心を持つ。それも熱狂的なね」
ナルセスがあれほどのカリスマ……人に信仰心を抱かせるまでになったのは老年期に入ってからだった記憶がある。齢七十を超えた老人が戦場に立ち、一兵の落伍者も出さなかった。
これは想像だが、兵士はみんな彼の為に進んで犠牲になったんじゃないか? 神に仕える熱狂的な信者の集団……それがナルセスが率いた兵の正体だったわけか。
「そうなると、彼女が率いる軍と戦闘を行うととても厄介だな」
「僕なら触れたくもないね。きっと兵は彼女の為に喜んで死兵となるだろうね」
うわあ……やりたくねえ。どんな状況下でもひるまず、混乱しない兵集団とか悪夢以外何物でもない。ベリサリウスお得意の「揺さぶり」も全く効果を示さないだろう。
そしてナルセスの戦術がさらに追い打ちをかける。彼いや……今は彼女か……彼女の戦術は「堅実」その一言に尽きる。安全性の高い道を慎重に選び、無理はしない。派手さはないが、数字通りの確実な結果を出してくる。
こうして理詰めのような堅実な戦術が取れるのは、狂信的な兵のお陰だろう。ひるまず、揺らがず、命令を忠実にこなす。
ベリサリウスと相性が悪い相手に見えるが、彼は彼女の戦術をどう考えるのだろうか。打開策はあるのか聞いてみたいところだよ。何となくだけど、彼なら「ガハハ」といつもの笑い声をあげて対抗策を講じるんだろうけど。
「ナルセス様からネックレスをいただいたし、聖教騎士団の内情を掴めればいいんだけど」
「そうなるといいね」
全くエルラインはいつもこんな調子だ。どこか観客を思わせる態度。実際そうなのかもしれないけど……その割にはものすごく協力してくれてるよな。
◇◇◇◇◇
俺達は気を取り直し、ティモタの案内で絹織物を換金しに店に向かう。絹織物はそれなりの金額になったらしく、ここの通貨制度は不明だけどティモタが納得した感じだったので特に俺からは口を出さずに換金し俺達は店を出る。
次に向かったのが「冒険者の宿」という場所だ。ここでガイア達と待ち合わせをしている。ティモタに「冒険者の宿」について聞いたところ、俺の想像する「冒険者ギルド」に近い仕組みをもった宿ということが分かった。
冒険者たちはここで仕事の斡旋を受け、仕事が完了すればここに報告に来る。
冒険者の宿は二階建ての建物になっていて、入口は西部劇風の押すと開く扉になっていて外からでも中の様子が伺える。中は奥に大きなカウンターがあり左右には掲示板らしき立て板が複数設置されていて、立て板にはいくつかの依頼が貼り出されていた。
その他は椅子とテーブルが置かれており、ここで飲み食いも可能らしい。見渡すとまだ昼だと言うのに酒を飲んでる者もいたが、客足はまばらだ。時間帯も関係あるんだろうけど……俺の印象としては住宅街にある飲食店の平日の様子ってところかな。
ガイア達はっと……あ、居た居た。すでに出来上がってる様子だが……待たせてしまったかな。
「ガイア。お待たせ」
「おお。ピウスさん。本当に飛龍で来たのか?」
「ああ。飛龍は街の外に待機させているよ。聖女様が来てるから入城拒否されてしまった」
「ははは。普段はもっと緩いんだけどな」
俺がしゃべっている間にも、ティモタとガイアの仲間たちは隣の机と椅子をこちらに寄せて来てくれた。
「ありがとう。ティモタ」
俺はティモタが持ってきてくれた椅子に座ると、彼に礼を言ってから着席する。
「ガイア。品揃えのいい宝石店を知らないか? ティモタからは候補は聞いているけど」
「んー。そうだな。ティモタとそう変わらないと思うが……」
そう言ってガイアが教えてくれた店は、ティモタが教えてくれた店とそう違いはないように思えた。
「ピウス。場所は僕が覚えたから一度街の外へ行かないかい?」
エルラインは俺に提案してくるが、顔がニヤついている。
「ん。ピウスさん。急ぎかい?」
ガイアが呑気に俺に聞いて来る。俺が口を開く前にエルラインが先んじた!
「宝石店に行くなら、可愛い娘と行きたいんだってピウスは。だから、ティモタ達には悪いんだけど街の外で宴会でもしておいてくれないかな?」
「カー。ピウスさんはさすがにもてるな! 羨ましい事だ! いいぜ。俺達が飛龍を見ておけばいいんだろ」
ガイアも嫌らしい笑みを俺に向けガハガハ笑っている……ちくしょう! ティモタも見てないで止めろよ。
そんなわけで俺達は一度街の外へ全員でゾロゾロと向かい、俺はティンとエルラインを連れて再び街へと入る。
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