12 / 31
12.下着? そんなもの砂まみれだ
しおりを挟む
「君が、あの、カモメ?」
「うん。そうだぜ。あんちゃんには世話になったからさ」
「人の姿になれて、喋ることができるなら教えてくれたってよかったのに」
「力が足りなかったんだよ。死にそうになってて、何とか島を見つけてさ。あんちゃんが沢山魚をくれたから、それで」
要領を得ない少年の言葉であったが、腹が減って力が出ない状態だったってことは分かった。
目の前に少年が立っているというのに未だに信じられん。あのカモメが、だぞ。
彼もじろじろ見られ続けていたら、よい気はしないわな。気恥ずかしそうにポリポリと頭をかく少年に対し、ごめんと目配せする。
彼と僕はまだしも、ホホジロザメの頭と薄紫の艶やかな濡れた髪の美少女のコントラストはシュールだ。……ニーナは黙っていると、いや何も言うまい。
「どうしたんですか? わたしの顔に何かついてます?」
「あんなものを被っていたのに傷一つついていないってすごいなってさ」
「なあなあ。ねえちゃん。何で上だけで下は何も着ていないんだ?」
あ、言っちゃった。遠慮なく言い辛いことを言っちゃったか、少年。
でも、彼が言わなきゃ僕がそっと上着を彼女の腰に巻きつけていたところだよ。
一方彼女はきょとんと首を傾げ、ペタペタと自分の腰に手を当てる。
「ちゃんと持ってきました! 泡の中と同じと思って服も着ます!」
ほう。鮫事件で注目していなかったが、彼女はリュックを背負っていた。
大きな貝殻が可愛らしいのだけど、重たそう。
彼女はよいしょっとリュックを砂の上に降ろして、その場でしゃがみ込む。
「僕の方を向いてしゃがまないで……」
「はいい」
リュックの位置が少しでもずれたら見える。
……何で僕の方に背を向けるんだよ。見せたいのか? そうなのか?
やっぱり彼女は単なる痴女なのか、それともマーメイド族とやらはみんなこんなのなのか判断に迷う。
サンプルがニーナしかないから何とも言えん。
「少年、彼女はニーナというのだけど、ニーナはマーメイド族だからあんなんらしい。ほら、下半身が魚の時は服を着ないだろ」
「おいらもカモメの時は服を着ないし。そういうことかー。納得だぜ」
それで納得するんだ。
カモメの時は服を着ていないけど、少年になるとちゃんと服を着ている彼と、この痴女を比べるのもおこがましい、と思うのだけど。
スッキリしたらしい彼は腰に両手を当て、顎をあげる。
「おいら、パックって言うんだ。あんちゃんは?」
「僕は日下部白夜。改めてよろしく」
「よろしくな! あんちゃん! でな、一つ気になってんだけど、聞いてもいいかな?」
「うん?」
パックは鼻先に指を当て、頬をかく。
彼と僕の身長差で彼の目線は自然と上目遣いになった。
「あんちゃんは人間か何かか?」
「うん。人間だよ」
「そっか。人間は少年ってどんな意味で使うんだ?」
「小さな男の子? かな。ごめん、子供扱いするってつもりじゃなかったんだ」
彼は見た所、10-12歳くらいに見える。まさに俺の想像する少年像にピッタリの年齢だった。
でも、これくらいの年齢って背伸びしたいお年頃だったかもしれない。
パックは気を悪くした様子もなく、パチリと指を弾く。
「構わないよ。おいら、小さいし。あんちゃんが少年って呼びたいなら、そのままでもいいぜ」
「パックって名乗ってくれたじゃないか。これからはパックって呼ぶよ」
「おう。分かった! おいらはそのまま『あんちゃん』って呼んでもいい?」
「うん。好きに呼んでくれていいよ」
兄弟のいなかった僕なので、兄と呼ばれると少し嬉しかったりする。
種族は違うけど、そんなもの些細な問題だ。
パックと握手を交わし……チラリとニーナの奇行が目に映る。
リュックに沢山の荷物が入っているのは分かったから、ここで広げるのはどうかと思うぞ。
彼女は海の中にいた。水はお友達なのか?
そもそも濡れているのなら、構わないという感覚でいるかもしれない。
うん、雨はまだしとしとと降り続いている。
「ニーナ」
「なんですかー? あ、ちゃんと下着も上下あるんですよ」
「パンツを見せなくていいから。そこで広げると砂で汚れるぞ」
「砂を洗っておこうかと思いまして」
「それなら井戸があるから、雨で洗わなくても大丈夫だ」
「真水があるんですか!」
ぱああっとパンツを掲げたまま満面の笑みを浮かべるニーナ。
顔だけは可愛いってのに。もう、いろいろ僕は疲れたよ。
やれやれとアメリカンスタイルで肩を竦めたら、両手を上にあげアピールしていたパックと目が合う。
「あ、あんちゃん……おいら……くあ」
「うおお!」
パックの姿が霞のように消え、足元には凛々しい目をカモメが一羽。
「パック……だよな?」
「ぐあ!」
首をあげ元気よくパカンと嘴を開けるカモメは、確かに俺の言葉を理解しているように見受けられる。
目の前で変化したんだから、このカモメとパックは同一人物で間違いない。
いざ目にすると話で聞いてとしても、ビックリして尻餅をつきそうになってしまうよ。
鮫の時とは別の意味で心臓が高鳴っている。
「人の姿になれるのは時間制限があるのか、それともお腹が減ったらカモメになるのか……」
「くああ」
いやいや、何を言っているのか分からんて。
バサバサと翼をはためかせられてもだな。
降り続く雨が虚しく僕とカモメを濡らす。
「ビャクヤさんー。お水はどちらに?」
「先に小屋に戻ろうか。釣りをしてからと思っていたんだけど」
「釣り! ダメですよ。これわたしのなんですから」
「ワザとじゃないって言っただろ!」
自分の体を抱くように胸を覆うニーナに力一杯突っ込む。
海中にブラジャーを置き忘れてきたとかないだろうな。彼女ならてへへとかありそうだもの。
「釣りをしていてください。リュックに出したものを仕舞い込みますので」
「それ、釣りをしている暇があるかな……」
「あります! だって砂が」
「お、おう」
だったら濡れた砂の上で広げるなよ、と言う話だよなほんと。
テキパキと上着らしきものをはたくのはいいのだけど、余計に汚れている気が。
うん、この分だと一回どころか五回くらいは釣りができそうだぞ。
「よいしょっとー」
竹竿を振るい、カモメが「くあ」と鳴く。
さっそく一発目が釣れる。無言で、ニーナに向け釣れたものを投げ込む。
「ひゃああ。ビックリしました」
「僕もだよ」
何が釣れたのかは秘密だ。だけど、彼女の持ち物であるはず。
その証拠に彼女が「あれあれ」と僕と釣れたものを交互に見ている。
すぐに考えることをやめたのか、彼女はリュックに釣れたものを仕舞い込んだ。
この後、ニーナの準備が済むまで釣りをしていたが7回も釣り上げた。
魚も獲れたし、今日のご飯は三人でも問題ないほどになったぞ。
「それじゃあ、小屋に戻ろうか」
「はいい。楽しみです。ビャクヤさんのお家」
「くあ」
ペタペタ歩くカモメにとてとてと続くニーナ、そして頼りなさげな僕。
何ともまあ、奇妙な組み合わせだけどこれはこれで悪くないと思い始めた……ちょっと不安だけど。
「うん。そうだぜ。あんちゃんには世話になったからさ」
「人の姿になれて、喋ることができるなら教えてくれたってよかったのに」
「力が足りなかったんだよ。死にそうになってて、何とか島を見つけてさ。あんちゃんが沢山魚をくれたから、それで」
要領を得ない少年の言葉であったが、腹が減って力が出ない状態だったってことは分かった。
目の前に少年が立っているというのに未だに信じられん。あのカモメが、だぞ。
彼もじろじろ見られ続けていたら、よい気はしないわな。気恥ずかしそうにポリポリと頭をかく少年に対し、ごめんと目配せする。
彼と僕はまだしも、ホホジロザメの頭と薄紫の艶やかな濡れた髪の美少女のコントラストはシュールだ。……ニーナは黙っていると、いや何も言うまい。
「どうしたんですか? わたしの顔に何かついてます?」
「あんなものを被っていたのに傷一つついていないってすごいなってさ」
「なあなあ。ねえちゃん。何で上だけで下は何も着ていないんだ?」
あ、言っちゃった。遠慮なく言い辛いことを言っちゃったか、少年。
でも、彼が言わなきゃ僕がそっと上着を彼女の腰に巻きつけていたところだよ。
一方彼女はきょとんと首を傾げ、ペタペタと自分の腰に手を当てる。
「ちゃんと持ってきました! 泡の中と同じと思って服も着ます!」
ほう。鮫事件で注目していなかったが、彼女はリュックを背負っていた。
大きな貝殻が可愛らしいのだけど、重たそう。
彼女はよいしょっとリュックを砂の上に降ろして、その場でしゃがみ込む。
「僕の方を向いてしゃがまないで……」
「はいい」
リュックの位置が少しでもずれたら見える。
……何で僕の方に背を向けるんだよ。見せたいのか? そうなのか?
やっぱり彼女は単なる痴女なのか、それともマーメイド族とやらはみんなこんなのなのか判断に迷う。
サンプルがニーナしかないから何とも言えん。
「少年、彼女はニーナというのだけど、ニーナはマーメイド族だからあんなんらしい。ほら、下半身が魚の時は服を着ないだろ」
「おいらもカモメの時は服を着ないし。そういうことかー。納得だぜ」
それで納得するんだ。
カモメの時は服を着ていないけど、少年になるとちゃんと服を着ている彼と、この痴女を比べるのもおこがましい、と思うのだけど。
スッキリしたらしい彼は腰に両手を当て、顎をあげる。
「おいら、パックって言うんだ。あんちゃんは?」
「僕は日下部白夜。改めてよろしく」
「よろしくな! あんちゃん! でな、一つ気になってんだけど、聞いてもいいかな?」
「うん?」
パックは鼻先に指を当て、頬をかく。
彼と僕の身長差で彼の目線は自然と上目遣いになった。
「あんちゃんは人間か何かか?」
「うん。人間だよ」
「そっか。人間は少年ってどんな意味で使うんだ?」
「小さな男の子? かな。ごめん、子供扱いするってつもりじゃなかったんだ」
彼は見た所、10-12歳くらいに見える。まさに俺の想像する少年像にピッタリの年齢だった。
でも、これくらいの年齢って背伸びしたいお年頃だったかもしれない。
パックは気を悪くした様子もなく、パチリと指を弾く。
「構わないよ。おいら、小さいし。あんちゃんが少年って呼びたいなら、そのままでもいいぜ」
「パックって名乗ってくれたじゃないか。これからはパックって呼ぶよ」
「おう。分かった! おいらはそのまま『あんちゃん』って呼んでもいい?」
「うん。好きに呼んでくれていいよ」
兄弟のいなかった僕なので、兄と呼ばれると少し嬉しかったりする。
種族は違うけど、そんなもの些細な問題だ。
パックと握手を交わし……チラリとニーナの奇行が目に映る。
リュックに沢山の荷物が入っているのは分かったから、ここで広げるのはどうかと思うぞ。
彼女は海の中にいた。水はお友達なのか?
そもそも濡れているのなら、構わないという感覚でいるかもしれない。
うん、雨はまだしとしとと降り続いている。
「ニーナ」
「なんですかー? あ、ちゃんと下着も上下あるんですよ」
「パンツを見せなくていいから。そこで広げると砂で汚れるぞ」
「砂を洗っておこうかと思いまして」
「それなら井戸があるから、雨で洗わなくても大丈夫だ」
「真水があるんですか!」
ぱああっとパンツを掲げたまま満面の笑みを浮かべるニーナ。
顔だけは可愛いってのに。もう、いろいろ僕は疲れたよ。
やれやれとアメリカンスタイルで肩を竦めたら、両手を上にあげアピールしていたパックと目が合う。
「あ、あんちゃん……おいら……くあ」
「うおお!」
パックの姿が霞のように消え、足元には凛々しい目をカモメが一羽。
「パック……だよな?」
「ぐあ!」
首をあげ元気よくパカンと嘴を開けるカモメは、確かに俺の言葉を理解しているように見受けられる。
目の前で変化したんだから、このカモメとパックは同一人物で間違いない。
いざ目にすると話で聞いてとしても、ビックリして尻餅をつきそうになってしまうよ。
鮫の時とは別の意味で心臓が高鳴っている。
「人の姿になれるのは時間制限があるのか、それともお腹が減ったらカモメになるのか……」
「くああ」
いやいや、何を言っているのか分からんて。
バサバサと翼をはためかせられてもだな。
降り続く雨が虚しく僕とカモメを濡らす。
「ビャクヤさんー。お水はどちらに?」
「先に小屋に戻ろうか。釣りをしてからと思っていたんだけど」
「釣り! ダメですよ。これわたしのなんですから」
「ワザとじゃないって言っただろ!」
自分の体を抱くように胸を覆うニーナに力一杯突っ込む。
海中にブラジャーを置き忘れてきたとかないだろうな。彼女ならてへへとかありそうだもの。
「釣りをしていてください。リュックに出したものを仕舞い込みますので」
「それ、釣りをしている暇があるかな……」
「あります! だって砂が」
「お、おう」
だったら濡れた砂の上で広げるなよ、と言う話だよなほんと。
テキパキと上着らしきものをはたくのはいいのだけど、余計に汚れている気が。
うん、この分だと一回どころか五回くらいは釣りができそうだぞ。
「よいしょっとー」
竹竿を振るい、カモメが「くあ」と鳴く。
さっそく一発目が釣れる。無言で、ニーナに向け釣れたものを投げ込む。
「ひゃああ。ビックリしました」
「僕もだよ」
何が釣れたのかは秘密だ。だけど、彼女の持ち物であるはず。
その証拠に彼女が「あれあれ」と僕と釣れたものを交互に見ている。
すぐに考えることをやめたのか、彼女はリュックに釣れたものを仕舞い込んだ。
この後、ニーナの準備が済むまで釣りをしていたが7回も釣り上げた。
魚も獲れたし、今日のご飯は三人でも問題ないほどになったぞ。
「それじゃあ、小屋に戻ろうか」
「はいい。楽しみです。ビャクヤさんのお家」
「くあ」
ペタペタ歩くカモメにとてとてと続くニーナ、そして頼りなさげな僕。
何ともまあ、奇妙な組み合わせだけどこれはこれで悪くないと思い始めた……ちょっと不安だけど。
2
あなたにおすすめの小説
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
喪女なのに狼さんたちに溺愛されています
和泉
恋愛
もふもふの狼がイケメンなんて反則です!
聖女召喚の儀で異世界に呼ばれたのはOL・大学生・高校生の3人。
ズボンを履いていた大学生のヒナは男だと勘違いされ、説明もないまま城を追い出された。
森で怪我をした子供の狼と出会ったヒナは狼族の国へ。私は喪女なのに狼族の王太子、No.1ホストのような武官、真面目な文官が近づいてくるのはなぜ?
ヒナとつがいになりたい狼達の恋愛の行方は?聖女の力で国同士の争いは無くすことができるのか。
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~
御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。
十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。
剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。
十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。
紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。
十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。
自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。
その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。
※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。
追放されたので田舎でスローライフするはずが、いつの間にか最強領主になっていた件
言諮 アイ
ファンタジー
「お前のような無能はいらない!」
──そう言われ、レオンは王都から盛大に追放された。
だが彼は思った。
「やった!最高のスローライフの始まりだ!!」
そして辺境の村に移住し、畑を耕し、温泉を掘り当て、牧場を開き、ついでに商売を始めたら……
気づけば村が巨大都市になっていた。
農業改革を進めたら周囲の貴族が土下座し、交易を始めたら王国経済をぶっ壊し、温泉を作ったら各国の王族が観光に押し寄せる。
「俺はただ、のんびり暮らしたいだけなんだが……?」
一方、レオンを追放した王国は、バカ王のせいで経済崩壊&敵国に占領寸前!
慌てて「レオン様、助けてください!!」と泣きついてくるが……
「ん? ちょっと待て。俺に無能って言ったの、どこのどいつだっけ?」
もはや世界最強の領主となったレオンは、
「好き勝手やった報い? しらんな」と華麗にスルーし、
今日ものんびり温泉につかるのだった。
ついでに「真の愛」まで手に入れて、レオンの楽園ライフは続く──!
【土壌改良】で死の荒野がSランク農園に!食べただけでレベルアップする野菜で、世界最強ギルド設立
黒崎隼人
ファンタジー
「え? これ、ただのトマトですよ?」
「いいえ、それは食べただけで魔力が全回復する『神の果実』です!」
ブラック企業で働き詰めだった青年は、異世界の名門貴族の三男・ノアとして転生する。
しかし、授かったスキルは【土壌改良】という地味なもの。
「攻撃魔法も使えない役立たず」と罵られ、魔物すら寄り付かない死の荒野へ追放されてしまう。
だが、彼らは知らなかった。
ノアのスキルは、現代の農業知識と合わせることで、荒れ果てた土地を「Sランク食材」が溢れる楽園に変えるチート能力だったことを!
伝説の魔獣(もふもふ)をキュウリ一本で手懐け、行き倒れた天才エルフを極上スープで救い出し、気づけば荒野には巨大な「農業ギルド」が誕生していた。
これは、本人がただ美味しい野菜を作ってのんびり暮らしたいだけなのに、周囲からは「世界を救う大賢者」と崇められてしまう、無自覚・最強の農業ファンタジー!
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる