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27.染料発見
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ふっと蝋の火を消し、上を向き、下を向き、そして左右を向いた僕は大きく伸びをする。
明るかったら文字が見え辛いからな。
「カピー。今日は何が出るかなー」
「きゅっきゅ」
そのまま寝てしまったから、恒例のガチャタイムをやってなかったんだ。
危ない危ない。カピーの頭を撫でると彼はむくりと顎をあげ、可愛らしい鳴き声を出した。
起こしちゃって悪いと思いつつも、「一日中寝ているからいいかな」なんて悪い自分が心の中で舌を出す。
のそのそとベッドから降りたカピーは壁に顔を向ける。
カピーの目が光り、いつもの文字が、え、えええ。
光に照らされたのは、まるでスポットライトを浴びるかのようなニーナであった。
「何でそれを着ているんだよ。男の人向けって言ってたじゃないか」
「『着てみせます』と言ったじゃないですか。どうですか、ビャクヤさん?」
「どうもこうもないよ! う、動いたらダメだ。ズレる。見えるから、な」
「ひゃ、はわわわ」
ニーナが両腕で自分を抱きしめるようにして焦ったように僕から背を向ける。
下半身がいつもすっぽんぽんのニーナであるが、おっぱいが見えることは恥ずかしがるのだ。意味が分からないけど、マーメイド族なので仕方ない。
しかし、顔だけこちらを向けぺろっと舌を出した。
「なあんて。驚きましたー?」
くるっと体の向きを変え、腰に手を当ておどけて見せるニーナ。
「あ、うん」
思わず目を逸らす僕であったが、彼女は陽気に言葉を続ける。
「こうみえて、クラゲ製のこれは滑らずガッチリ固定されるんですよお」
「そ、そうか。だけど、貝殻ブラジャーも念のために装着したほうがいいと思うぞ。僕は」
ぽろりしてる。おっぱいが小さくてもぽろりするものだな。
いや、ぽろりというよりは単にズレただけだな。ちなみに僕は見ていない。何も見ていないんだ。
ほら、僕は彼女からそっぽを向けているだろ?
「ビャクヤさんー! み、見えちゃってました」
「今日のガチャは何だったのかなあ」
その場でうずくまり真っ赤になる彼女を照らすスポットライトなんて気にせず、箱を開ける。
「おー。今日の素敵アイテムは洗濯バサミかー。いろいろ使えそうだナー。あははー」
いっそもうこれで挟めばいいんじゃないか。そうすりゃ見えないかもしれんぞ。
どこを? いや、何も言うまい。
洗濯バサミを出したのはワザとか? なんて思いつつベッドに寝転がる僕なのであった。
◇◇◇
十二日目――。
昨晩の惨劇は全て忘れることにして、爽やかな朝を迎える。
さっそく洗濯バサミを使ったぞ。僕の海パンを干すためにね。
「よっし、ニーナが起きて来る前に採集をしてこようか」
「あんちゃん、おいらも行くよ」
「パックもはやいな」
「朝日が昇ると起きちゃうんだ」
「僕もだよ」
気が合うな。
パックもいるなら目的変更だ。食べ物だけじゃなく、麻と綿の採集もやっちゃおう。
それだけじゃないぞ。もしかしたら、見つかるかもって思ってね。この島は意図的だろうけど、いろんな植物が揃っているんだ。
これほど実り多いのは不自然なものなのだが、僕を島に呼んだ人がそのようにしたのだろう。だから、意図的だと表現した。
僕にとっては不都合どころか、大歓迎な植生なので特に思うところはない。
てくてくと散策しつつ綿花と麻があるポイントを目指す。
道中で気になるものがあればしゃがんで、島の書でチェックをしていきながらもなかなか楽しいものだ。
「お、これは」
「何だいそれ?」
「そいつは島の書に聞こう」
「うん!」
あるかなと思ったけど、あったよ! 僕の予想が正しければ……。
根元が白く先がピンク色のなった蕾が並ぶ特徴的な草を根元から黒曜石ナイフでしゅっと切る。
『藍
別名インディゴ。染料として利用可能』
パックにも分かるように読み上げたが、彼はふうんと頷くものの反応が薄い。
「染料があれば、服にも使えるだろ?」
「綿と麻を染める? でも、染料はとても手間だって聞くぞ」
「そいつは、僕の特性で何とかなる」
「そういうことか! 楽しみだな。あんちゃん」
「だろ」
にしししとお互いに笑い合い、麻と綿を刈り取りにかかる。
藍色だけでもあるのとないのじゃ全然違う。こいつは布作りが楽しみになってきたぞ。
◇◇◇
流行る心を抑えて朝食を食べた後、カピーにお留守番をお願いする。
そして、三人でそれぞれ籠を抱えて砂浜へ繰り出した。
「ニーナ、スカートは?」
「このまま海に入るつもりでしたので、荷物も多いですし」
布の元になる綿やら麻を大量に持ち込んでいるというのに、ニーナは布を纏っていない。
この子は言わなきゃスカートもはかないのかと思ったが、一応彼女なりに考えあってのことだった。
荷物が嵩張るからといってスカートを置いてくるなんて、本末転倒じゃないかよ。
着てれば荷物にはならん。砂浜で脱いで、帰りに着ていけばいいだけだろうに。
できれば、スカートを履いていて欲しかったんだよなあ。主に服のために。
「できればニーナのサイズを計りたかったんだけど、だいたいでいいか」
「どうぞ! 触れても問題ないですう!」
いや、そこは問題にしろよ!
頭から布を被せて計ってくれようか。それなら目視のがマシか。
僕とのだいたいの身長差で当たりをつければいいだろ。複雑な作りのものは一発目からだとハードルが高いし。
「あんちゃーん」
「おう、先にレバーからだよな」
砂浜の上にポツンと鎮座する人工物は目立つ。
ただの円柱なのだけど、周囲に草木がないから余計にね。
「出発進行ー」
「おー」
「えいやさー」
その掛け声はやめろ、ニーナと内心突っ込みつつ、円柱レバーを倒す。
ゴゴゴゴと地面が揺れ、島が動き始める。
おおおと三人揃って歓声をあげ、しばらく島が動く様子を眺めた僕らは行動を開始した。
海に向かおうとするニーナを呼び止める。
泳ぐためにスカートを履いてこなかったと聞いていたが、やはり心配だ。
彼女は海中で抜群の動きができることは身をもって体感している。だけど、島が動いているから、海中で事故が起こらないとも限らない。
「どうしたんですか?」
「島を動かしている間は念のために潜らない方がいいと思ってさ」
「海の中だと力が発揮できますし、大丈夫ですよお」
「大丈夫だと思うけど、突然、島が超高速で動いたりとか飛び上がったりするかもしれないじゃないか。そうなると最悪ニーナとはぐれることになる」
「それは困りますう。わたしはこの島の巫女なんですから」
突拍子の無い言い訳をしてしまったが、無事彼女を説得できたのでこれで良しとしよう。
三人ならんで海を前に腰を降ろし、持ってきた籠から綿や麻を取り出す。
島の動く様子を見つつ、服作りに精を出すことにしようか。
明るかったら文字が見え辛いからな。
「カピー。今日は何が出るかなー」
「きゅっきゅ」
そのまま寝てしまったから、恒例のガチャタイムをやってなかったんだ。
危ない危ない。カピーの頭を撫でると彼はむくりと顎をあげ、可愛らしい鳴き声を出した。
起こしちゃって悪いと思いつつも、「一日中寝ているからいいかな」なんて悪い自分が心の中で舌を出す。
のそのそとベッドから降りたカピーは壁に顔を向ける。
カピーの目が光り、いつもの文字が、え、えええ。
光に照らされたのは、まるでスポットライトを浴びるかのようなニーナであった。
「何でそれを着ているんだよ。男の人向けって言ってたじゃないか」
「『着てみせます』と言ったじゃないですか。どうですか、ビャクヤさん?」
「どうもこうもないよ! う、動いたらダメだ。ズレる。見えるから、な」
「ひゃ、はわわわ」
ニーナが両腕で自分を抱きしめるようにして焦ったように僕から背を向ける。
下半身がいつもすっぽんぽんのニーナであるが、おっぱいが見えることは恥ずかしがるのだ。意味が分からないけど、マーメイド族なので仕方ない。
しかし、顔だけこちらを向けぺろっと舌を出した。
「なあんて。驚きましたー?」
くるっと体の向きを変え、腰に手を当ておどけて見せるニーナ。
「あ、うん」
思わず目を逸らす僕であったが、彼女は陽気に言葉を続ける。
「こうみえて、クラゲ製のこれは滑らずガッチリ固定されるんですよお」
「そ、そうか。だけど、貝殻ブラジャーも念のために装着したほうがいいと思うぞ。僕は」
ぽろりしてる。おっぱいが小さくてもぽろりするものだな。
いや、ぽろりというよりは単にズレただけだな。ちなみに僕は見ていない。何も見ていないんだ。
ほら、僕は彼女からそっぽを向けているだろ?
「ビャクヤさんー! み、見えちゃってました」
「今日のガチャは何だったのかなあ」
その場でうずくまり真っ赤になる彼女を照らすスポットライトなんて気にせず、箱を開ける。
「おー。今日の素敵アイテムは洗濯バサミかー。いろいろ使えそうだナー。あははー」
いっそもうこれで挟めばいいんじゃないか。そうすりゃ見えないかもしれんぞ。
どこを? いや、何も言うまい。
洗濯バサミを出したのはワザとか? なんて思いつつベッドに寝転がる僕なのであった。
◇◇◇
十二日目――。
昨晩の惨劇は全て忘れることにして、爽やかな朝を迎える。
さっそく洗濯バサミを使ったぞ。僕の海パンを干すためにね。
「よっし、ニーナが起きて来る前に採集をしてこようか」
「あんちゃん、おいらも行くよ」
「パックもはやいな」
「朝日が昇ると起きちゃうんだ」
「僕もだよ」
気が合うな。
パックもいるなら目的変更だ。食べ物だけじゃなく、麻と綿の採集もやっちゃおう。
それだけじゃないぞ。もしかしたら、見つかるかもって思ってね。この島は意図的だろうけど、いろんな植物が揃っているんだ。
これほど実り多いのは不自然なものなのだが、僕を島に呼んだ人がそのようにしたのだろう。だから、意図的だと表現した。
僕にとっては不都合どころか、大歓迎な植生なので特に思うところはない。
てくてくと散策しつつ綿花と麻があるポイントを目指す。
道中で気になるものがあればしゃがんで、島の書でチェックをしていきながらもなかなか楽しいものだ。
「お、これは」
「何だいそれ?」
「そいつは島の書に聞こう」
「うん!」
あるかなと思ったけど、あったよ! 僕の予想が正しければ……。
根元が白く先がピンク色のなった蕾が並ぶ特徴的な草を根元から黒曜石ナイフでしゅっと切る。
『藍
別名インディゴ。染料として利用可能』
パックにも分かるように読み上げたが、彼はふうんと頷くものの反応が薄い。
「染料があれば、服にも使えるだろ?」
「綿と麻を染める? でも、染料はとても手間だって聞くぞ」
「そいつは、僕の特性で何とかなる」
「そういうことか! 楽しみだな。あんちゃん」
「だろ」
にしししとお互いに笑い合い、麻と綿を刈り取りにかかる。
藍色だけでもあるのとないのじゃ全然違う。こいつは布作りが楽しみになってきたぞ。
◇◇◇
流行る心を抑えて朝食を食べた後、カピーにお留守番をお願いする。
そして、三人でそれぞれ籠を抱えて砂浜へ繰り出した。
「ニーナ、スカートは?」
「このまま海に入るつもりでしたので、荷物も多いですし」
布の元になる綿やら麻を大量に持ち込んでいるというのに、ニーナは布を纏っていない。
この子は言わなきゃスカートもはかないのかと思ったが、一応彼女なりに考えあってのことだった。
荷物が嵩張るからといってスカートを置いてくるなんて、本末転倒じゃないかよ。
着てれば荷物にはならん。砂浜で脱いで、帰りに着ていけばいいだけだろうに。
できれば、スカートを履いていて欲しかったんだよなあ。主に服のために。
「できればニーナのサイズを計りたかったんだけど、だいたいでいいか」
「どうぞ! 触れても問題ないですう!」
いや、そこは問題にしろよ!
頭から布を被せて計ってくれようか。それなら目視のがマシか。
僕とのだいたいの身長差で当たりをつければいいだろ。複雑な作りのものは一発目からだとハードルが高いし。
「あんちゃーん」
「おう、先にレバーからだよな」
砂浜の上にポツンと鎮座する人工物は目立つ。
ただの円柱なのだけど、周囲に草木がないから余計にね。
「出発進行ー」
「おー」
「えいやさー」
その掛け声はやめろ、ニーナと内心突っ込みつつ、円柱レバーを倒す。
ゴゴゴゴと地面が揺れ、島が動き始める。
おおおと三人揃って歓声をあげ、しばらく島が動く様子を眺めた僕らは行動を開始した。
海に向かおうとするニーナを呼び止める。
泳ぐためにスカートを履いてこなかったと聞いていたが、やはり心配だ。
彼女は海中で抜群の動きができることは身をもって体感している。だけど、島が動いているから、海中で事故が起こらないとも限らない。
「どうしたんですか?」
「島を動かしている間は念のために潜らない方がいいと思ってさ」
「海の中だと力が発揮できますし、大丈夫ですよお」
「大丈夫だと思うけど、突然、島が超高速で動いたりとか飛び上がったりするかもしれないじゃないか。そうなると最悪ニーナとはぐれることになる」
「それは困りますう。わたしはこの島の巫女なんですから」
突拍子の無い言い訳をしてしまったが、無事彼女を説得できたのでこれで良しとしよう。
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