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第5話 ダンジョンへ
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「ごめんなさい。お待たせしました!」
探索者三人の前でペコリと頭を下げるアーニーに対し、三人は問題ない、と和やかな様子で返す。
「探索者殿の待ち人が数百年ぶりに帰ってきたとなれば、多少の時間遅れくらい問題ない」
「もうちょっと遅くでも問題ないぜ」
ワニのローブ姿に虎頭が同意する。
数百年とかいう聞き逃せない言葉があったが、今は後回しだ。
「ありがとうです、すぐ道案内します!」
「アーニー、俺もついて行ってもいいかな?」
ぱああっと満面の笑顔になったアーニーががばっと抱き着いてきて、俺の胸に頬をすりすりしてくる。
「てんちょおも来てくれるんですかああ。嬉しいでえす。『他の子』も一緒ですか?」
「……ペットは置いて行くよ」
顔を俺の頭から離し、きらきらした目で尋ねてくる彼女に対し首を横に振った。
アナザーワールドオンラインにはオンラインゲームの定番である連れて歩くことができる魔獣や動物がいる。
中にはゴーレムとかそういうのもいるが、総じてペットと呼んで差し障りはない。ペットは厩舎に預けて好きな時に取り出せる。
ペペぺに扱うことのできるペットは少ないけど、騎乗して移動したり、荷物をもってもらったりはできるから連れて行く価値は高い。
「歩いてすぐですし、一緒に歩きましょ!」
「あ、距離がある可能性もあったか、りょーかい」
移動といえば魔法の「ゲート」を使うことが頭にあったから、ペットに乗って移動するってことを考慮していなかった。
そもそも、ゲートで移動するなら探索者の三人はわざわざここへ泊りに来ないよな。
◇◇◇
先頭にアーニーと俺、後ろから探索者三人が付いてくる隊列でてくてく歩くこと15分ほどで、ダンジョンに到着した。
「ここでーす」
あ、あれここって。ゲーム時代の俺が鉱石を掘るために常用していたダンジョンだよな。
ここが「煉獄」だなんてとんでもない。
アーニーの手を引き、ひそひそと彼女に向け囁く。
「ここって、ダスタルドだよな……」
「はい、そうですが、どうかされましたか?」
きょとんとされましても、困る。
困惑する俺とは対称的に探索者たちは思い思いダンジョンを眺めていた。
「入口から雰囲気あるな、さすが超難関ダンジョンだぜ」
「今日は一階層だけだし、気楽にいきましょ」
虎頭とダークエルフが軽口を交わす。言葉とは裏腹に彼らからは、ぴりりとした緊張感が伝わってくる。
残り一人のワニのローブ姿は静かにダンジョンの入口を見つめるばかり。彼も彼なりにダンジョンに思うところがあるようだ。
三人の様子からどう見ても、素材集めのお手軽ダンジョンって空気を感じない。
ゲームの時代から数百年経過しているようだし、ダンジョンの中にいるモンスターが様変わりしたのかも。
だけどそれなら戦闘系のキャラメイクをしていない店員NPCであるアーニーが案内することできるのかなあ……。長い時が経過しているというから、彼女のスキル構成が変わっていたりする?
「ペットを連れてきたほうがよかったかも……」
「ツルハシも釣り竿も持ってきていないじゃないですかあ」
「そういう意味じゃあなくって」
アーニーは俺が素材集めにペットを連れてきたらよかった、という意味で受け取ったようだ。
俺はいつでも逃走できるように足の速い騎乗できるペットを、のつもりで発言したのだが……ランカーの探索者が三人もいるんだ、いざというときは彼らを頼ればいいだろ。うん。
さてさて、やって参りました。ダスタルド。探索者の呼ぶ名前だと煉獄のダンジョンでえす。
ゲームのダスタルドは全部で5階層あって、鉱石を掘り出すには4階の崖下が最適だ。他にも最下層には湖もあって、そこで釣りができたりする。
2階には素材に使うことができるキノコまであり、まさに素材集めのためのダンジョンなのだ。
それなりにモンスターも出てくるけど、リポップしないように誘導して閉じ込めたり索敵範囲外まで追いやったりすればストレスなく、素材集めに集中できる。
入った部分が高台になっていて、高台の下はモンスターがひしめくエリアだ。いるのは竜種ばっかだったっけ。竜種の鱗も売り物になるんだよな。俺は面倒で集めていなかったけど。
さて、数百年後の現実世界はどう変化しているのかなあ。
「入口は高台になってます! 下に降りるのは危険です、高台の上から見る分には襲ってこないので下を確認してみてくださいー」
道案内アーニーがちゃんと道案内している! 一応店員だったわけで、ふわふわしているがしっかりしているところはしっかりしている……はず。
どうやらダンジョンの構造はゲームと同じなのかな? 全部が全部同じじゃあないかもだけど、少なくとも入口部分は一緒だ。
「ありゃあ、上位ランカーでもきついぞ」
「滅多に見ないドラゴンがあれほど」
眼下のドラゴンの群れを睨み、苦笑する虎頭にダークエルフが嫌そうに言葉を重ねる。
「伝説のエンシェントはいないようじゃな」
ワニのローブ姿が一番冷静なようだな。エンシェントって古代竜のことだろうか。
古代竜ならゲームだと1階奥や2階の毒草エリアの右手にいたが、ここではどうなんだろう。
驚嘆する三人と異なり、俺は困惑していた。
見た感じゲームのダスタルドにいるドラゴンたちと同じに見える。ランカーと呼ばれるほどの実力者である三人が、俺を騙すために弱いモンスターを強敵かのように発言している、とは考え辛い。
俺を騙したところで彼らに何のメリットもないからさ。
「う、うーん」
「店主殿、ご安心めされよ。我らも『見る』に徹するつもりじゃよ」
ワニのローブ姿にポンと肩を叩かれる。つまり、戦闘をせずもしモンスターが襲ってきても逃げに徹するってことだよな。
俺としてもモンスターの強さがいまいち測り切れていないから、彼らの見るに徹する方針は大歓迎だぜ。
「う、うん、もしもの時、頼っちゃうかも」
「お任せあれ」
ほほほ、と上品に笑うワニのローブ姿からはベテランの余裕が感じられ、頼りになりそうと素直に思う。
アーニーはきっと道案内として彼らから報酬を受け取るのだろうけど、俺は彼らが護衛役になってくれるとなれば、逆に彼らへ報酬を渡すべきだよな。
ゲーム内通貨ならたんまりとあるけど、アナザーワールドオフライン世界で使うことができるのだろうか?
よし、決めた。彼らの前では控えようと思っていたけど、戻ったらインベントリーを開けよう。
ゲーム内通貨が使えない場合は、ポーションいくつかをせめてものお礼として渡すぜ。
探索者三人の前でペコリと頭を下げるアーニーに対し、三人は問題ない、と和やかな様子で返す。
「探索者殿の待ち人が数百年ぶりに帰ってきたとなれば、多少の時間遅れくらい問題ない」
「もうちょっと遅くでも問題ないぜ」
ワニのローブ姿に虎頭が同意する。
数百年とかいう聞き逃せない言葉があったが、今は後回しだ。
「ありがとうです、すぐ道案内します!」
「アーニー、俺もついて行ってもいいかな?」
ぱああっと満面の笑顔になったアーニーががばっと抱き着いてきて、俺の胸に頬をすりすりしてくる。
「てんちょおも来てくれるんですかああ。嬉しいでえす。『他の子』も一緒ですか?」
「……ペットは置いて行くよ」
顔を俺の頭から離し、きらきらした目で尋ねてくる彼女に対し首を横に振った。
アナザーワールドオンラインにはオンラインゲームの定番である連れて歩くことができる魔獣や動物がいる。
中にはゴーレムとかそういうのもいるが、総じてペットと呼んで差し障りはない。ペットは厩舎に預けて好きな時に取り出せる。
ペペぺに扱うことのできるペットは少ないけど、騎乗して移動したり、荷物をもってもらったりはできるから連れて行く価値は高い。
「歩いてすぐですし、一緒に歩きましょ!」
「あ、距離がある可能性もあったか、りょーかい」
移動といえば魔法の「ゲート」を使うことが頭にあったから、ペットに乗って移動するってことを考慮していなかった。
そもそも、ゲートで移動するなら探索者の三人はわざわざここへ泊りに来ないよな。
◇◇◇
先頭にアーニーと俺、後ろから探索者三人が付いてくる隊列でてくてく歩くこと15分ほどで、ダンジョンに到着した。
「ここでーす」
あ、あれここって。ゲーム時代の俺が鉱石を掘るために常用していたダンジョンだよな。
ここが「煉獄」だなんてとんでもない。
アーニーの手を引き、ひそひそと彼女に向け囁く。
「ここって、ダスタルドだよな……」
「はい、そうですが、どうかされましたか?」
きょとんとされましても、困る。
困惑する俺とは対称的に探索者たちは思い思いダンジョンを眺めていた。
「入口から雰囲気あるな、さすが超難関ダンジョンだぜ」
「今日は一階層だけだし、気楽にいきましょ」
虎頭とダークエルフが軽口を交わす。言葉とは裏腹に彼らからは、ぴりりとした緊張感が伝わってくる。
残り一人のワニのローブ姿は静かにダンジョンの入口を見つめるばかり。彼も彼なりにダンジョンに思うところがあるようだ。
三人の様子からどう見ても、素材集めのお手軽ダンジョンって空気を感じない。
ゲームの時代から数百年経過しているようだし、ダンジョンの中にいるモンスターが様変わりしたのかも。
だけどそれなら戦闘系のキャラメイクをしていない店員NPCであるアーニーが案内することできるのかなあ……。長い時が経過しているというから、彼女のスキル構成が変わっていたりする?
「ペットを連れてきたほうがよかったかも……」
「ツルハシも釣り竿も持ってきていないじゃないですかあ」
「そういう意味じゃあなくって」
アーニーは俺が素材集めにペットを連れてきたらよかった、という意味で受け取ったようだ。
俺はいつでも逃走できるように足の速い騎乗できるペットを、のつもりで発言したのだが……ランカーの探索者が三人もいるんだ、いざというときは彼らを頼ればいいだろ。うん。
さてさて、やって参りました。ダスタルド。探索者の呼ぶ名前だと煉獄のダンジョンでえす。
ゲームのダスタルドは全部で5階層あって、鉱石を掘り出すには4階の崖下が最適だ。他にも最下層には湖もあって、そこで釣りができたりする。
2階には素材に使うことができるキノコまであり、まさに素材集めのためのダンジョンなのだ。
それなりにモンスターも出てくるけど、リポップしないように誘導して閉じ込めたり索敵範囲外まで追いやったりすればストレスなく、素材集めに集中できる。
入った部分が高台になっていて、高台の下はモンスターがひしめくエリアだ。いるのは竜種ばっかだったっけ。竜種の鱗も売り物になるんだよな。俺は面倒で集めていなかったけど。
さて、数百年後の現実世界はどう変化しているのかなあ。
「入口は高台になってます! 下に降りるのは危険です、高台の上から見る分には襲ってこないので下を確認してみてくださいー」
道案内アーニーがちゃんと道案内している! 一応店員だったわけで、ふわふわしているがしっかりしているところはしっかりしている……はず。
どうやらダンジョンの構造はゲームと同じなのかな? 全部が全部同じじゃあないかもだけど、少なくとも入口部分は一緒だ。
「ありゃあ、上位ランカーでもきついぞ」
「滅多に見ないドラゴンがあれほど」
眼下のドラゴンの群れを睨み、苦笑する虎頭にダークエルフが嫌そうに言葉を重ねる。
「伝説のエンシェントはいないようじゃな」
ワニのローブ姿が一番冷静なようだな。エンシェントって古代竜のことだろうか。
古代竜ならゲームだと1階奥や2階の毒草エリアの右手にいたが、ここではどうなんだろう。
驚嘆する三人と異なり、俺は困惑していた。
見た感じゲームのダスタルドにいるドラゴンたちと同じに見える。ランカーと呼ばれるほどの実力者である三人が、俺を騙すために弱いモンスターを強敵かのように発言している、とは考え辛い。
俺を騙したところで彼らに何のメリットもないからさ。
「う、うーん」
「店主殿、ご安心めされよ。我らも『見る』に徹するつもりじゃよ」
ワニのローブ姿にポンと肩を叩かれる。つまり、戦闘をせずもしモンスターが襲ってきても逃げに徹するってことだよな。
俺としてもモンスターの強さがいまいち測り切れていないから、彼らの見るに徹する方針は大歓迎だぜ。
「う、うん、もしもの時、頼っちゃうかも」
「お任せあれ」
ほほほ、と上品に笑うワニのローブ姿からはベテランの余裕が感じられ、頼りになりそうと素直に思う。
アーニーはきっと道案内として彼らから報酬を受け取るのだろうけど、俺は彼らが護衛役になってくれるとなれば、逆に彼らへ報酬を渡すべきだよな。
ゲーム内通貨ならたんまりとあるけど、アナザーワールドオフライン世界で使うことができるのだろうか?
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