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第4話 てんちょお
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魔法を使う仕草に反応し、手のひらから魔法陣が浮かび上がった。
これで魔法を使う準備はおっけー。ゲームと同じように魔法の予備動作が起こったことにホッとする。
この分だとペペぺが習得していたスキルと魔法を使うことができそうだ。
さて、どんな魔法を使うか。室内だから……よし。
「魔法陣よ、力を示せ。ライト」
魔法陣がぐるぐる回り、パッと光って消える。これが魔法発動の合図だ。
次の瞬間、周囲が明るく……なったのかこれ?
室内が十分に明るいため、光っているのか分からん。
「い、一応、魔法は発動したからよし」
謎の指さしポーズをして、問題ないとすることにした。魔法のライトが発動し光った、光ったはず。
スキルはどうだろうか。スキルには持っているだけで自動的に発動するパッシブスキルと、自分でスキルを使用することで効果を発揮するアクティブスキルがある。パッシブスキルは気が付きようがないんだよな。
「何かなかったかな。ウィンドウが開けば発動中のスキルを確認することもできるんだが」
ゲームと似ているようで現実世界になったからか、少し様相が異なることは仕方ない。
スキルや魔法を使うことができるだけでも感謝しなきゃ。
「手持ちの装備はなし。インベントリーを見りゃ色々入っているんだが」
設定さえすれば箱型の家具アイテムならインベントリーにできる。家の中の色んな箱や家具をインベントリーに設定しているものの、大したものは入っていない。というのは、インベントリーには二種類あってな。大した量が入らないインベントリーと、重量制限なしのメインインベントリーがあるんだ。メインインベントリーは1キャラクターにつき1つしか作ることができない。俺の場合はカウンターの奥に三つのメインインベントリーがある。メインインベントリーは重量制限がないから、スタックできる重たいアイテムを積み込んでいるんだよね。木材とか鉱石とか、そういったものを。しかし、メインインベントリーは重量制限がないものの、放り込むことができるアイテムの種類に制限がある。
んで、メインインベントリーが一番使うから、メインインベントリーの周りに箱を積み上げ、次から次からへとアイテムを放り込んでいた。そんなわけで中に何が入っているのか覚えていない。さすがに良く使うアイテムがどこに入っているかは覚えているが、積み上げられた箱の見た目は最悪である。お客さんから見えるカウンター奥だというのに酷い話だよ、ほんと。
カウンター奥のメインインベントリーとその周りを確認したいところだけど、今は一階で三人が休んでいるので、やめといた方がいい。
一方、ホームの二階は居住空間といえば聞こえがいいものの、ゲーム的にみればただの雰囲気作りの遊びである。
人によってはホーム全体を拘りを持って作りこんでいたりするが、俺は……まあ、とにかく雑だった。
ホームに入って一番近く、店の商品補充が目の前なカウンター奥にメインインベントリーを置いて、その周囲にインベントリーを積み上げていることから察して欲しい。
さて、自室……ベッドルームの作りをもう一度振り返ってみよう。
ベッド、姿鏡、タンス、椅子とテーブル、あとは三段チェストってところだ。
三段チェストを開けてみると、お札とタペストリーが乱雑に詰め込まれていた。お札は何かのイベントで集めた紙切れで、タペストリーは他のプレイヤーのホームの名札や名刺みたいなものだ。タペストリーにはホームの名前と位置情報が書かれている。お店をやっているプレイヤーが配っていたものを集めていたんだった。
「お次はタンスをっと。うは」
タンスの中には色とりどりの「釣り竿」がずらりと並べられているではないか。
釣りも素材集めの対象だから、釣り竿はよく使っていた。言うまでもないが、よく使っていた釣り竿は1階のカウンター奥に入っている。
タンスの中へ釣り竿をこれでもかと放り込んだ記憶はないのだけど、一体俺は何を考えてこんなことをしたんだろ。
釣り竿は木材を加工して作成する。そしてどの釣り竿でも性能は変わらない。ただ、使う木材の種類によって色が変わるんだよね。
ざっと見たところ、タンスにある釣り竿は全色コンプリートしている。よ、よくやったな、昔の俺。
「ま、まあ、全色コンプリートの謎はおいておいて、釣り竿があればスキルが発動しているか試すことができる」
こげ茶色の釣り竿を持ち、ちょいちょいと振るう。
すると、釣り竿がピカリと光り、すぐに光は消える。釣り糸を伸ばしているわけじゃないから、これじゃ釣りはできないのだが、スキルの効果で釣り竿が光ったことが分かれば問題ない。釣り糸を垂らしても室内じゃ魚がいないのは分かり切ったことだし。
「今確認できるのはこんなところかなあ。明日、三人が旅立ったら本格的に試すか」
ベッドに寝転がるとものの数分で意識が遠くなった。
◇◇◇
「てんちょおお。てんちょおお」
「う、うーん」
ゆっさゆさと思いっきり体を揺すられ目が覚める。
すると、視界いっぱいに白い毛色の犬耳の少女の顔が映った。彼女は大きな目に涙をため、俺の胸に両手を置きまたがったいるようだ。
な、何事? と混乱するも白い毛並みをした犬耳で察しがついた。
「アーニー?」
「そうですうううう! てんちょおお。あなたのアーニーですうう!」
「お、落ち着け」
「落ち着いてなんていられませんよおお! てんちょおおが戻ってきたんですよお」
俺も状況の整理が追いついてないんだって! しかし、犬耳少女アーニーの慌てふためく様子を見て却って落ち着いてきたぞ。
彼女は我がツツガナク雑貨店の店員NPCだった。当たり前のことだけど、異世界アナザーワールドオフラインではNPCじゃあなく、生きた犬耳少女だ。
彼女は肩くらいまでの長さのストレートの髪は灰色で、前髪を額の真ん中くらいまでの短さで切りそろえている。髪型まで店員NPC時代とそっくりだ。
またがった彼女からはしっかりと体温を感じることができるし、俺に触れた手の感触もしっかりある。
まずは、彼女の手に自分の手を重ね、俺の上から動いてもらう。
起き上がったところで、ウルウルと俺を見つめる彼女にゆっくりとした口調で問いかけた。
「ハミルトンもいるの?」
「一緒には来てませんー、てんちょお、生きててよかったですうう」
ああああ、また感動モードになってしまったよ。いちいちこれだと話も進まねえ。余談であるが、ハミルトンはもう一人の店員NPCで渋い中年男性である。
それにしても、ゲームと異なり犬耳の動きが非常に細かい。リアルになったからテクスチャもくらべものにならないくらい精微だものな。
リアルではテクスチャとは言わないけど……。
「話は後にしよう、一階にランカーの探索者がいるんだ。彼らを送ってから改めて」
「あああ、そうでしたあ。わたし、道案内をしなきゃ、です」
「ん、確か道案内は店員を自称しているとか言ってたな。アーニーが道案内なの?」
「そうですっ! 一階へ向かいますう」
真っ白の尻尾をフリフリしながら部屋の扉へと向かう彼女の後ろに続く。
彼女が道案内って、大丈夫かなあ。探索者たちの行先は煉獄のダンジョンとかいうおどろおどろしい名前がついていたぞ。
これで魔法を使う準備はおっけー。ゲームと同じように魔法の予備動作が起こったことにホッとする。
この分だとペペぺが習得していたスキルと魔法を使うことができそうだ。
さて、どんな魔法を使うか。室内だから……よし。
「魔法陣よ、力を示せ。ライト」
魔法陣がぐるぐる回り、パッと光って消える。これが魔法発動の合図だ。
次の瞬間、周囲が明るく……なったのかこれ?
室内が十分に明るいため、光っているのか分からん。
「い、一応、魔法は発動したからよし」
謎の指さしポーズをして、問題ないとすることにした。魔法のライトが発動し光った、光ったはず。
スキルはどうだろうか。スキルには持っているだけで自動的に発動するパッシブスキルと、自分でスキルを使用することで効果を発揮するアクティブスキルがある。パッシブスキルは気が付きようがないんだよな。
「何かなかったかな。ウィンドウが開けば発動中のスキルを確認することもできるんだが」
ゲームと似ているようで現実世界になったからか、少し様相が異なることは仕方ない。
スキルや魔法を使うことができるだけでも感謝しなきゃ。
「手持ちの装備はなし。インベントリーを見りゃ色々入っているんだが」
設定さえすれば箱型の家具アイテムならインベントリーにできる。家の中の色んな箱や家具をインベントリーに設定しているものの、大したものは入っていない。というのは、インベントリーには二種類あってな。大した量が入らないインベントリーと、重量制限なしのメインインベントリーがあるんだ。メインインベントリーは1キャラクターにつき1つしか作ることができない。俺の場合はカウンターの奥に三つのメインインベントリーがある。メインインベントリーは重量制限がないから、スタックできる重たいアイテムを積み込んでいるんだよね。木材とか鉱石とか、そういったものを。しかし、メインインベントリーは重量制限がないものの、放り込むことができるアイテムの種類に制限がある。
んで、メインインベントリーが一番使うから、メインインベントリーの周りに箱を積み上げ、次から次からへとアイテムを放り込んでいた。そんなわけで中に何が入っているのか覚えていない。さすがに良く使うアイテムがどこに入っているかは覚えているが、積み上げられた箱の見た目は最悪である。お客さんから見えるカウンター奥だというのに酷い話だよ、ほんと。
カウンター奥のメインインベントリーとその周りを確認したいところだけど、今は一階で三人が休んでいるので、やめといた方がいい。
一方、ホームの二階は居住空間といえば聞こえがいいものの、ゲーム的にみればただの雰囲気作りの遊びである。
人によってはホーム全体を拘りを持って作りこんでいたりするが、俺は……まあ、とにかく雑だった。
ホームに入って一番近く、店の商品補充が目の前なカウンター奥にメインインベントリーを置いて、その周囲にインベントリーを積み上げていることから察して欲しい。
さて、自室……ベッドルームの作りをもう一度振り返ってみよう。
ベッド、姿鏡、タンス、椅子とテーブル、あとは三段チェストってところだ。
三段チェストを開けてみると、お札とタペストリーが乱雑に詰め込まれていた。お札は何かのイベントで集めた紙切れで、タペストリーは他のプレイヤーのホームの名札や名刺みたいなものだ。タペストリーにはホームの名前と位置情報が書かれている。お店をやっているプレイヤーが配っていたものを集めていたんだった。
「お次はタンスをっと。うは」
タンスの中には色とりどりの「釣り竿」がずらりと並べられているではないか。
釣りも素材集めの対象だから、釣り竿はよく使っていた。言うまでもないが、よく使っていた釣り竿は1階のカウンター奥に入っている。
タンスの中へ釣り竿をこれでもかと放り込んだ記憶はないのだけど、一体俺は何を考えてこんなことをしたんだろ。
釣り竿は木材を加工して作成する。そしてどの釣り竿でも性能は変わらない。ただ、使う木材の種類によって色が変わるんだよね。
ざっと見たところ、タンスにある釣り竿は全色コンプリートしている。よ、よくやったな、昔の俺。
「ま、まあ、全色コンプリートの謎はおいておいて、釣り竿があればスキルが発動しているか試すことができる」
こげ茶色の釣り竿を持ち、ちょいちょいと振るう。
すると、釣り竿がピカリと光り、すぐに光は消える。釣り糸を伸ばしているわけじゃないから、これじゃ釣りはできないのだが、スキルの効果で釣り竿が光ったことが分かれば問題ない。釣り糸を垂らしても室内じゃ魚がいないのは分かり切ったことだし。
「今確認できるのはこんなところかなあ。明日、三人が旅立ったら本格的に試すか」
ベッドに寝転がるとものの数分で意識が遠くなった。
◇◇◇
「てんちょおお。てんちょおお」
「う、うーん」
ゆっさゆさと思いっきり体を揺すられ目が覚める。
すると、視界いっぱいに白い毛色の犬耳の少女の顔が映った。彼女は大きな目に涙をため、俺の胸に両手を置きまたがったいるようだ。
な、何事? と混乱するも白い毛並みをした犬耳で察しがついた。
「アーニー?」
「そうですうううう! てんちょおお。あなたのアーニーですうう!」
「お、落ち着け」
「落ち着いてなんていられませんよおお! てんちょおおが戻ってきたんですよお」
俺も状況の整理が追いついてないんだって! しかし、犬耳少女アーニーの慌てふためく様子を見て却って落ち着いてきたぞ。
彼女は我がツツガナク雑貨店の店員NPCだった。当たり前のことだけど、異世界アナザーワールドオフラインではNPCじゃあなく、生きた犬耳少女だ。
彼女は肩くらいまでの長さのストレートの髪は灰色で、前髪を額の真ん中くらいまでの短さで切りそろえている。髪型まで店員NPC時代とそっくりだ。
またがった彼女からはしっかりと体温を感じることができるし、俺に触れた手の感触もしっかりある。
まずは、彼女の手に自分の手を重ね、俺の上から動いてもらう。
起き上がったところで、ウルウルと俺を見つめる彼女にゆっくりとした口調で問いかけた。
「ハミルトンもいるの?」
「一緒には来てませんー、てんちょお、生きててよかったですうう」
ああああ、また感動モードになってしまったよ。いちいちこれだと話も進まねえ。余談であるが、ハミルトンはもう一人の店員NPCで渋い中年男性である。
それにしても、ゲームと異なり犬耳の動きが非常に細かい。リアルになったからテクスチャもくらべものにならないくらい精微だものな。
リアルではテクスチャとは言わないけど……。
「話は後にしよう、一階にランカーの探索者がいるんだ。彼らを送ってから改めて」
「あああ、そうでしたあ。わたし、道案内をしなきゃ、です」
「ん、確か道案内は店員を自称しているとか言ってたな。アーニーが道案内なの?」
「そうですっ! 一階へ向かいますう」
真っ白の尻尾をフリフリしながら部屋の扉へと向かう彼女の後ろに続く。
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