57 / 59
第57話 ウリドラ
しおりを挟む
「アーニー、反対側の入り江に飛ぶ」
「はいー」
テレポートで届く距離だったため、灯台と向い合せになっている入り江まで飛ぶ。
目的は灯台にいる二人から離れるため。
この場所だとウリドラの風の刃で灯台が破壊される可能性があるからな。入り江に移動したところで風の刃が灯台に当たらないと言い切れないが、直撃よりはマシだよね、きっと。探索者二人は危なくなったら魔法で逃げる、と言っていたし、即気絶したりしなきゃ大丈夫、大丈夫。
「アーニー、奴との距離は凡そ300メートルほど、この距離なら届く。プレッシャーで動きが鈍りそうなら即逃げてくれよ」
「はいいい。てんちょおにしがみついているので大丈夫と思います」
「それじゃ、状況開始だ」
「あいあいさー」
初手、ペット召喚!
白い煙と共に威風堂々とした魔獣が出現する。
全身は豹と虎を足して割ったような姿で、豹のしなやかさと虎の力強さを兼ね備えているかのよう。
青白い毛に全身が覆われ、足元と尻尾の毛色の青みが強く、まるで燃え盛っているようにも見える。
全長は凡そ6メートルと全長20メートルを超えるウリドラと比べると小さいが、馬より遥かに大きい。
こいつの種族名はソウエン。蒼炎と書くのだそうだ。魔獣使いの熟練度がマックスまで上がっていないと使役することはできない。もちろん、ぺぺぺじゃ扱えない魔獣なのだ。
背伸びしてソウエンの首を撫でるとぐるぐると気持ちよさげに喉を鳴らす。
「ひ、久しぶりに見ましたが、シュークリームさんのペットは超怖いです……」
「噛みはしないさ。乗るぞ」
作戦は待ち構える。こちらは入り江から動かず、来るなら来いのスタイルで行く。
といっても、ただただ待っているだけじゃないぜ。
「ソウエン、威嚇を頼む」
『ガアアアアアアア』
耳をつんざく咆哮がソウエンの口から吐き出され、ビリビリと空気が震える。
すると、ウリドラの顔があがり、真っすぐこちらを見据え、ぐんぐん迫ってきた。
これにはもちろん種も仕掛けもある。ソウエンはモンスターのヘイトを稼ぐ「咆哮」の能力を持ち、ウリドラがギリギリ射程範囲内にいたのだ。
どうやらうまくいったようで、ウリドラのターゲットは俺になった。
「アーニー」
「はいい、てんちょおの後ろだからか、大丈夫そうです」
「分かった。もしもの時は頼む」
「はいー。リュックもバッチリです」
喋っている間にもウリドラとの距離は残りあと120メートルほど。
奴は顔と首元だけを海水面より上に出し、なかなかなスピードで迫ってきている。
敵は海の中、となれば。
手首を回し魔法陣を出す。続いてもう一個、更に反対の手の指先をくるりと回転させた。
その時、100メートルまで接近したウリドラの周囲に水柱が立ち上がり、口に吸い込まれ、水流ブレスとなってこちらに一直線に飛んでくる。
水流ブレスは直径1メートル以上もあり、まともに喰らったらひとたまりもない。
「魔法陣よ、力を示せ。アイスウォール!」
ウリドラが水を活かすならこちらも地形を利用させてもらう。
海上に氷の柱が一瞬にして出現し、水のブレスを受け止め、水流ブレスと共に砕け散る。
「続いて、チェインマジック。魔法陣よ、力を示せ。ライトニング。風の精霊よ、竜巻となりて力を示せ。ウインドストーム」
古代魔法と精霊魔法の同時発動により、辺り一帯が黒い雲に覆われ、ウリドラを中心に海がうねり風の竜巻となって襲い掛かった。
更に天から雷が落ち、竜巻が帯電しビカビカと青白い稲光をあげる。
『グウウアアア』
ウリドラから悲鳴が発せられるも、僅か数秒怯んだだけで、再びこちらと距離を詰め始めた。
「ひいい。あれでもまるで効いてないんですか?」
「いや、多少は効いている。ウリドラの耐久はネームド平均だけど、ネームドって異常に耐久力があるからな……」
今の挨拶程度で止まるとは鼻から思っちゃいない。
奴が怯んでいる隙に次の魔法陣を出し、詠唱に入っている。
「魔法陣よ、力を示せ。アイスフィールド」
キイインとした乾いた音とともに、瞬く間に俺の前方50メートルほどの海が凍り付く。
こいつは自身の魔法攻撃力に応じて適用範囲が広くなる魔法で、辺り一帯を氷の大地に変える。海や池なら凍り付き、大地の場合はカチカチになるんだ。
対するウリドラは軽々と分厚い氷を崩し進んできている。
奴の様子を見て、次の手を決めた。この分だと今の間にもう一発いけそうだ。
「アーニー、少しの間、ソウエンから降りる」
彼女の手を引き、地面に降り立つ。大地も凍り付いているので足元から冷気があがってきているため、アーニーがブルリと肩を震わせていた。
「頼む、ソウエン! アーニー、この後、アレを頼む」
「はい!」
『ガルルルル』
飛び出したソウエンは風のような速度で氷の上を疾駆し、前足でウリドラの首元に一撃を食らわせる。
「魔法陣よ、力を示せ。ライトニング」
それに合わせ、天から雷が何本も降り注ぎ、追撃を加えた。
「まだまだ行くぞ。魔法陣よ、力を示せ。アイスコフィン」
ウリドラの周囲が瞬間冷却され、海から出ている奴の体を分厚い氷が覆う。
その隙にソウエンが離脱し、俺の元に戻ってきた。彼にはそのまま俺たちを護るように前に立ってもらう。
一方アーニーは俺の手を握りしめ、もう一方の手には小瓶を持った状態で魔法の詠唱を始める。
「てんちょお、全魔力をお渡しします! 魔法陣よ、力を示せ。トランスファーマジック」
「え、全部? 気絶するって」
トランスファーマジックの効果で俺の中に彼女の魔力が注ぎ込まれ、さきほど魔法使用で使った魔力の半分ほどが充填された。
されたはいいのだが、ふらりと彼女から力が抜ける。落としそうになった小瓶を掴み彼女を助け起こす。
「だ、だいじょ……」
「大丈夫じゃねえだろ」
緊急事態発生! いざというときは彼女に魔力を補充してもらう算段だったのだが、リュックに詰め込んだ魔力回復ポーションを飲みながらじわじわとやってもらう予定だったんだ。それが全魔力を注ぎ込むとかやってしまったので、こんな事態に。
魔力を全て失うと、気を失ってしまう。
気を失うと魔力回復ポーションが飲めなくなるじゃないかよ。慌てて魔力回復ポーションを口に含み、口移しで彼女に飲ませる。
「あとは自分で飲んで欲しい」
「ご、ごめんなさい」
「ちゃんと言ってなかった俺が悪かった。シュークリームの魔力量が多いからって思ったんだよな」
「はいい」
ウリドラを凍らせておいて正解だったよ。
もちろん、これで仕留めれるような軽いモンスターじゃないから、ビシビシとウリドラを包み込んだ氷にヒビが入り始めていた。
「はいー」
テレポートで届く距離だったため、灯台と向い合せになっている入り江まで飛ぶ。
目的は灯台にいる二人から離れるため。
この場所だとウリドラの風の刃で灯台が破壊される可能性があるからな。入り江に移動したところで風の刃が灯台に当たらないと言い切れないが、直撃よりはマシだよね、きっと。探索者二人は危なくなったら魔法で逃げる、と言っていたし、即気絶したりしなきゃ大丈夫、大丈夫。
「アーニー、奴との距離は凡そ300メートルほど、この距離なら届く。プレッシャーで動きが鈍りそうなら即逃げてくれよ」
「はいいい。てんちょおにしがみついているので大丈夫と思います」
「それじゃ、状況開始だ」
「あいあいさー」
初手、ペット召喚!
白い煙と共に威風堂々とした魔獣が出現する。
全身は豹と虎を足して割ったような姿で、豹のしなやかさと虎の力強さを兼ね備えているかのよう。
青白い毛に全身が覆われ、足元と尻尾の毛色の青みが強く、まるで燃え盛っているようにも見える。
全長は凡そ6メートルと全長20メートルを超えるウリドラと比べると小さいが、馬より遥かに大きい。
こいつの種族名はソウエン。蒼炎と書くのだそうだ。魔獣使いの熟練度がマックスまで上がっていないと使役することはできない。もちろん、ぺぺぺじゃ扱えない魔獣なのだ。
背伸びしてソウエンの首を撫でるとぐるぐると気持ちよさげに喉を鳴らす。
「ひ、久しぶりに見ましたが、シュークリームさんのペットは超怖いです……」
「噛みはしないさ。乗るぞ」
作戦は待ち構える。こちらは入り江から動かず、来るなら来いのスタイルで行く。
といっても、ただただ待っているだけじゃないぜ。
「ソウエン、威嚇を頼む」
『ガアアアアアアア』
耳をつんざく咆哮がソウエンの口から吐き出され、ビリビリと空気が震える。
すると、ウリドラの顔があがり、真っすぐこちらを見据え、ぐんぐん迫ってきた。
これにはもちろん種も仕掛けもある。ソウエンはモンスターのヘイトを稼ぐ「咆哮」の能力を持ち、ウリドラがギリギリ射程範囲内にいたのだ。
どうやらうまくいったようで、ウリドラのターゲットは俺になった。
「アーニー」
「はいい、てんちょおの後ろだからか、大丈夫そうです」
「分かった。もしもの時は頼む」
「はいー。リュックもバッチリです」
喋っている間にもウリドラとの距離は残りあと120メートルほど。
奴は顔と首元だけを海水面より上に出し、なかなかなスピードで迫ってきている。
敵は海の中、となれば。
手首を回し魔法陣を出す。続いてもう一個、更に反対の手の指先をくるりと回転させた。
その時、100メートルまで接近したウリドラの周囲に水柱が立ち上がり、口に吸い込まれ、水流ブレスとなってこちらに一直線に飛んでくる。
水流ブレスは直径1メートル以上もあり、まともに喰らったらひとたまりもない。
「魔法陣よ、力を示せ。アイスウォール!」
ウリドラが水を活かすならこちらも地形を利用させてもらう。
海上に氷の柱が一瞬にして出現し、水のブレスを受け止め、水流ブレスと共に砕け散る。
「続いて、チェインマジック。魔法陣よ、力を示せ。ライトニング。風の精霊よ、竜巻となりて力を示せ。ウインドストーム」
古代魔法と精霊魔法の同時発動により、辺り一帯が黒い雲に覆われ、ウリドラを中心に海がうねり風の竜巻となって襲い掛かった。
更に天から雷が落ち、竜巻が帯電しビカビカと青白い稲光をあげる。
『グウウアアア』
ウリドラから悲鳴が発せられるも、僅か数秒怯んだだけで、再びこちらと距離を詰め始めた。
「ひいい。あれでもまるで効いてないんですか?」
「いや、多少は効いている。ウリドラの耐久はネームド平均だけど、ネームドって異常に耐久力があるからな……」
今の挨拶程度で止まるとは鼻から思っちゃいない。
奴が怯んでいる隙に次の魔法陣を出し、詠唱に入っている。
「魔法陣よ、力を示せ。アイスフィールド」
キイインとした乾いた音とともに、瞬く間に俺の前方50メートルほどの海が凍り付く。
こいつは自身の魔法攻撃力に応じて適用範囲が広くなる魔法で、辺り一帯を氷の大地に変える。海や池なら凍り付き、大地の場合はカチカチになるんだ。
対するウリドラは軽々と分厚い氷を崩し進んできている。
奴の様子を見て、次の手を決めた。この分だと今の間にもう一発いけそうだ。
「アーニー、少しの間、ソウエンから降りる」
彼女の手を引き、地面に降り立つ。大地も凍り付いているので足元から冷気があがってきているため、アーニーがブルリと肩を震わせていた。
「頼む、ソウエン! アーニー、この後、アレを頼む」
「はい!」
『ガルルルル』
飛び出したソウエンは風のような速度で氷の上を疾駆し、前足でウリドラの首元に一撃を食らわせる。
「魔法陣よ、力を示せ。ライトニング」
それに合わせ、天から雷が何本も降り注ぎ、追撃を加えた。
「まだまだ行くぞ。魔法陣よ、力を示せ。アイスコフィン」
ウリドラの周囲が瞬間冷却され、海から出ている奴の体を分厚い氷が覆う。
その隙にソウエンが離脱し、俺の元に戻ってきた。彼にはそのまま俺たちを護るように前に立ってもらう。
一方アーニーは俺の手を握りしめ、もう一方の手には小瓶を持った状態で魔法の詠唱を始める。
「てんちょお、全魔力をお渡しします! 魔法陣よ、力を示せ。トランスファーマジック」
「え、全部? 気絶するって」
トランスファーマジックの効果で俺の中に彼女の魔力が注ぎ込まれ、さきほど魔法使用で使った魔力の半分ほどが充填された。
されたはいいのだが、ふらりと彼女から力が抜ける。落としそうになった小瓶を掴み彼女を助け起こす。
「だ、だいじょ……」
「大丈夫じゃねえだろ」
緊急事態発生! いざというときは彼女に魔力を補充してもらう算段だったのだが、リュックに詰め込んだ魔力回復ポーションを飲みながらじわじわとやってもらう予定だったんだ。それが全魔力を注ぎ込むとかやってしまったので、こんな事態に。
魔力を全て失うと、気を失ってしまう。
気を失うと魔力回復ポーションが飲めなくなるじゃないかよ。慌てて魔力回復ポーションを口に含み、口移しで彼女に飲ませる。
「あとは自分で飲んで欲しい」
「ご、ごめんなさい」
「ちゃんと言ってなかった俺が悪かった。シュークリームの魔力量が多いからって思ったんだよな」
「はいい」
ウリドラを凍らせておいて正解だったよ。
もちろん、これで仕留めれるような軽いモンスターじゃないから、ビシビシとウリドラを包み込んだ氷にヒビが入り始めていた。
12
あなたにおすすめの小説
スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜
もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。
ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を!
目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。
スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。
何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。
やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。
「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ!
ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。
ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。
2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!
駆け落ち男女の気ままな異世界スローライフ
壬黎ハルキ
ファンタジー
それは、少年が高校を卒業した直後のことだった。
幼なじみでお嬢様な少女から、夕暮れの公園のど真ん中で叫ばれた。
「知らない御曹司と結婚するなんて絶対イヤ! このまま世界の果てまで逃げたいわ!」
泣きじゃくる彼女に、彼は言った。
「俺、これから異世界に移住するんだけど、良かったら一緒に来る?」
「行くわ! ついでに私の全部をアンタにあげる! 一生大事にしなさいよね!」
そんな感じで駆け落ちした二人が、異世界でのんびりと暮らしていく物語。
※2019年10月、完結しました。
※小説家になろう、カクヨムにも公開しています。
過労死した俺、異世界で最強農業チートに目覚める。神農具で荒野を楽園に変えたら、エルフや獣人が集まって最高の国ができました
黒崎隼人
ファンタジー
「君、死んじゃったから、異世界で国、作らない?」
ブラック企業で過労死した俺、相川大地。
女神様から授かったのは、一振りで大地を耕し、一瞬で作物を育てる**最強の『神農具』**だった!?
右も左もわからない荒野でのサバイバル。
だけど、腹ペコのエルフ美少女を助け、頼れるドワーフ、元気な猫耳娘、モフモフ神狼が仲間になって、開拓生活は一気に賑やかに!
美味しいご飯とチート農具で、荒野はあっという間に**「奇跡の村」**へ。
これは、ただの農民志望だった俺が、最高の仲間たちと世界を救い、種族の壁を越えた理想の国『アグリトピア』を築き上げる物語。
農業は、世界を救う! さあ、今日も元気に、畑、耕しますか!
異世界に飛ばされた人見知りの僕は、影が薄かったから趣味に走る事にしました!
まったりー
ファンタジー
主人公は、人見知りな占いが大好きな男の子。
そんな主人公は、いるのか分からない程の影の薄さで、そんなクラスが異世界に召喚されてしまいます。
生徒たちは、ステータスの確認を進められますが、主人公はいるとは思われず取り残され、それならばと外に1人で出て行き、主人公の異世界生活が始まります。
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
子育てスキルで異世界生活 ~かわいい子供たち(人外含む)と楽しく暮らしてます~
九頭七尾
ファンタジー
子供を庇って死んだアラサー女子の私、新川沙織。
女神様が異世界に転生させてくれるというので、ダメもとで願ってみた。
「働かないで毎日毎日ただただ可愛い子供と遊んでのんびり暮らしたい」
「その願い叶えて差し上げましょう!」
「えっ、いいの?」
転生特典として与えられたのは〈子育て〉スキル。それは子供がどんどん集まってきて、どんどん私に懐き、どんどん成長していくというもので――。
「いやいやさすがに育ち過ぎでしょ!?」
思ってたよりちょっと性能がぶっ壊れてるけど、お陰で楽しく暮らしてます。
追放された最強賢者は悠々自適に暮らしたい
桐山じゃろ
ファンタジー
魔王討伐を成し遂げた魔法使いのエレルは、勇者たちに裏切られて暗殺されかけるも、さくっと逃げおおせる。魔法レベル1のエレルだが、その魔法と魔力は単独で魔王を倒せるほど強力なものだったのだ。幼い頃には親に売られ、どこへ行っても「貧民出身」「魔法レベル1」と虐げられてきたエレルは、人間という生き物に嫌気が差した。「もう人間と関わるのは面倒だ」。森で一人でひっそり暮らそうとしたエレルだったが、成り行きで狐に絆され姫を助け、更には快適な生活のために行ったことが切っ掛けで、その他色々が勝手に集まってくる。その上、国がエレルのことを探し出そうとしている。果たしてエレルは思い描いた悠々自適な生活を手に入れることができるのか。※小説家になろう、カクヨムでも掲載しています
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる