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第59話 それからそれから
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「元の姿に戻らないんですか?」
「しばらく戻ることができないらしい……」
「じゃあ、お風呂行きましょう!」
「一人で入るから! これまでもそうだっただろ」
全くもう。アーニーは何を考えておるんだ。いくら見た目が変わったとしても中身は俺のままなんだぞ。
なんてイベントがありつつ、さすがに疲労困憊なので魔法で体を綺麗にしてご飯も食べずにベッドへダイブした。
◇◇◇
「てんちょお、てんちょおお」
「ん、んあ」
「起きないならわたしがお着換えしちゃいますよ」
「自分でやるから!」
飛び起きたら、にっこにっこのアーニーがベッド脇にしゃがんでいた。
よくよく考えてみたら、着替えなんて必要なくね? 装備は決まっているし、着たまま綺麗にする魔法もあるし。
風呂はぺぺぺの姿に戻ってからゆっくりと入ればいい。この姿で風呂じゃ、落ち着かないもの。
「ハミルさんからメッセージが何通も届いているんです」
「それで起こしに来てくれたんだな」
「はいい。探索者ギルドに行きますか?」
「んだな、探索者ギルドならハミルトンがいないにしても情報を得ることはできるか」
アーニーにこれから探索者ギルドへ向かうことをハミルトンに伝えてもらう。
こんな朝っぱらから押しかけて、と思ったが既に日は高い様子である。疲れたいたからなあ、結構寝ていたようだわ。
アーニーの家へゲートで移動して、街へ向かう。もう慣れたもので、考え事をしながらでもテレポート移動が余裕になってきた。
街に入ったが、様子がおかしい。
探索者ギルドへ向かっていると、どんどん群衆が増えていっている気がするんだ。
「アーニー、大通りってこんなに人がひしめいていたっけ?」
「これほど人が多いのはお祭りの時くらいですよ」
「それとさっきから視線が」
「そうですかー? あ、エルフィーさんだ! エルフィーさーん!」
おお、本当だ。エルフィーもこちらに気が付いた様子でてくてくとこちらに歩いてくる。
エルフィーとアーニーが握手し、抱き合う姿を横目に人の多さに居心地が悪くなってきていた。
「あの人、エルフィーさんよね! じゃあ、道案内と一緒にいるのが英雄様!」
「いやいや、大魔法使い様だぜ!」
「賢者って聞いたぞ!」
あ、あああああ。この群衆、俺たちが目的だったのか。
顔が知られているわけじゃないけど、エルフィーたち見張りを通じて背格好は伝わっている
同じ装備で来たのも悪かったんだよな。集まった群衆は俺の装備を見て、あの時ウリドラと戦った人だと集まってきたものの確信を得ることができなかった。
それがエルフィーをきっかけにして特定されたってことだ!
謎の大歓声が沸き上がり、俺が歩くにあわせて群衆も動く。
エルフィーとアーニーは親し気に会話しており、彼女たちの会話に割って入るか悩んだ結果……。
おもむろに手首を返し魔法陣を出す。
「アーニー、また後で。魔法陣よ、力を示せ。エアリアルボヤージ」
ホームに逃げ帰ることを選択した。
目立つことをいとわずにウリドラを撃退したのだけど、騒ぎになりすぎだって。ただの釣り人なんだって、俺はー。
幸い、ぺぺぺの姿でウリドラと相対したわけじゃないから、キャラクターチェンジできるまで街へ行かなきゃ大丈夫だ。
そんなこんなで釣り人の平凡に過ごしたい俺の生活は続いて行く。
おしまい。
ここまでお読みいただきありがとうございました!!
「しばらく戻ることができないらしい……」
「じゃあ、お風呂行きましょう!」
「一人で入るから! これまでもそうだっただろ」
全くもう。アーニーは何を考えておるんだ。いくら見た目が変わったとしても中身は俺のままなんだぞ。
なんてイベントがありつつ、さすがに疲労困憊なので魔法で体を綺麗にしてご飯も食べずにベッドへダイブした。
◇◇◇
「てんちょお、てんちょおお」
「ん、んあ」
「起きないならわたしがお着換えしちゃいますよ」
「自分でやるから!」
飛び起きたら、にっこにっこのアーニーがベッド脇にしゃがんでいた。
よくよく考えてみたら、着替えなんて必要なくね? 装備は決まっているし、着たまま綺麗にする魔法もあるし。
風呂はぺぺぺの姿に戻ってからゆっくりと入ればいい。この姿で風呂じゃ、落ち着かないもの。
「ハミルさんからメッセージが何通も届いているんです」
「それで起こしに来てくれたんだな」
「はいい。探索者ギルドに行きますか?」
「んだな、探索者ギルドならハミルトンがいないにしても情報を得ることはできるか」
アーニーにこれから探索者ギルドへ向かうことをハミルトンに伝えてもらう。
こんな朝っぱらから押しかけて、と思ったが既に日は高い様子である。疲れたいたからなあ、結構寝ていたようだわ。
アーニーの家へゲートで移動して、街へ向かう。もう慣れたもので、考え事をしながらでもテレポート移動が余裕になってきた。
街に入ったが、様子がおかしい。
探索者ギルドへ向かっていると、どんどん群衆が増えていっている気がするんだ。
「アーニー、大通りってこんなに人がひしめいていたっけ?」
「これほど人が多いのはお祭りの時くらいですよ」
「それとさっきから視線が」
「そうですかー? あ、エルフィーさんだ! エルフィーさーん!」
おお、本当だ。エルフィーもこちらに気が付いた様子でてくてくとこちらに歩いてくる。
エルフィーとアーニーが握手し、抱き合う姿を横目に人の多さに居心地が悪くなってきていた。
「あの人、エルフィーさんよね! じゃあ、道案内と一緒にいるのが英雄様!」
「いやいや、大魔法使い様だぜ!」
「賢者って聞いたぞ!」
あ、あああああ。この群衆、俺たちが目的だったのか。
顔が知られているわけじゃないけど、エルフィーたち見張りを通じて背格好は伝わっている
同じ装備で来たのも悪かったんだよな。集まった群衆は俺の装備を見て、あの時ウリドラと戦った人だと集まってきたものの確信を得ることができなかった。
それがエルフィーをきっかけにして特定されたってことだ!
謎の大歓声が沸き上がり、俺が歩くにあわせて群衆も動く。
エルフィーとアーニーは親し気に会話しており、彼女たちの会話に割って入るか悩んだ結果……。
おもむろに手首を返し魔法陣を出す。
「アーニー、また後で。魔法陣よ、力を示せ。エアリアルボヤージ」
ホームに逃げ帰ることを選択した。
目立つことをいとわずにウリドラを撃退したのだけど、騒ぎになりすぎだって。ただの釣り人なんだって、俺はー。
幸い、ぺぺぺの姿でウリドラと相対したわけじゃないから、キャラクターチェンジできるまで街へ行かなきゃ大丈夫だ。
そんなこんなで釣り人の平凡に過ごしたい俺の生活は続いて行く。
おしまい。
ここまでお読みいただきありがとうございました!!
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