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岬から山へと続く雑木の中を、金と銀の大型の獣が、互いを牽制しながら走り抜ける。完全に狼の姿となったリアムとセオドアは、個々の牙と爪とで攻撃を繰り返し、敵を屈服させるためのダメージを与えようとしていた。
雌を巡る雄同士の争い。そう言ってしまっては身も蓋もないが、実質、そういう状況で争っている2頭の人狼は、この時、相手を殺すつもりで致命傷を与える隙を狙っていた。
オオオオオオオオッ
獣の唸り声が夜の雑木林に木霊し、葉擦れの音、小枝の折れる音、獣の地を駆ける音が、それらを追いかけて行った。
ウオオオオッ、グルルルルッ
最初はなかなか互いに傷を与えられず、どちらが優勢とも劣勢とも言えない状態であったが、次第に経験値の差が露わとなってきた。まだ若い銀色の狼、リアムの方に傷は増えていき、庇い切れなかった部位に血が滲んでいく。
『……リアム』
『………ッ!?』
その上、さらなる辛辣な攻撃が、リアムの心に牙を剥き始めた。
『蓮を諦めろ…彼はただの人間の、まだ幼い子供だ。今ならまだやり直せる』
聞き取り辛い人語が金狼から発せられ、銀色の狼が煩いとばかりに唸り声を上げる。そう、言葉による心理的な揺さぶり。セオドアは容赦なく彼の罪を暴き、リアムの心に目には見えない血を拭き出させていったのだ。
グウウウウウウウッ
セオドアの言う経験値の不足からか、リアムは完全な狼体になると人語を話せない。つまり彼は言葉による攻撃に、反論するという防御手段を持てないのだ。そんな些細な差からも、彼らの実力の違いは明らかで。
『君は寂しいからと彼を束縛しているに過ぎない…君も、あの豪奢な別荘を見ただろう?蓮の本当の家族は、彼をきっと何不自由なく幸せにしてくれるだろう』
『………ッ!』
実力で勝る上にセオドアは、言葉でもリアムの心を揺さぶり、戦いを己が有利に導こうとしていた。それが解っていてもなお、リアムは彼の言葉に翻弄されてしまう。
『そして君の一族は、蓮にとても酷いことをした…そうだろう?彼の心は今も酷く傷付き、血を噴きだしているよ。それが解らない君でもないだろう?』
『…………ッッ!?』
なぜ、そんなことまで。セオドアが知るはずもない過去に言及し始めると、リアムは明らかな動揺を見せて動きを止めた。それを機としてセオドアは、止めの様に彼を挑発する言葉を連ねる。
『私は蓮を抱いた。初め彼は酷く怯えていたが、すぐ諦めたように従順になったよ。あれは明らかにおかしな反応だった…思うに、君達も彼に対して、同じ事をしたんじゃないのかい?』
『――――――ッッ!?』
ククッとおかしげに笑った金狼は、衝撃の事実に硬直する銀狼を、憐れむような、嘲笑うような、そして、責め立てるような複雑な視線で見詰めていた。
俺の、蓮を。俺だけの、蓮を。
グアアアアアアアアアッッ!!
セオドアの言葉でリアムの脳裏に、あの日の光景が鮮明に甦ってきた。
「ううっ、ひぐうううっ、うう」
「蓮っ、蓮!!もうやめろっ、やめてくれ!!」
一族の身勝手な都合で共有の雌とされ、自分ではない雄に犯され続けた蓮。悲鳴すら殺され、呻き、泣き続け、最後には諦め切って無反応になり、それでも赦されず雄を受け入れさせられた蓮の、あまりにも憐れで哀しい姿が、リアムの心に暴発する怒りを生み出す。
『――――――――っ!!』
蓮──蓮っ、蓮を傷付けるな。これ以上、泣かせるな。
俺が護ると言ったのに、もう決して傷付けさせないと誓ったのに。
俺はまたしても蓮を、愛する番を、護り切れなかったのか。傷付けてしまったのか。
ガアアアアアアアアアアアアッ!
焼け付くほどの嫉妬と狂おしい怒り、己を殴りたくなる後悔と懺悔の念に急きたてられ、リアムは後先考えなく突進してしまう。そんな無鉄砲な行動が、まさにセオドアの思い通りであると、彼の仕組んだ策略なのだと解っていても、リアムはどうしても自分を止められなかった。
蓮は…蓮の、本当の幸せは──
そう、本当はずっと考えていた。人狼の里を滅ぼしたあの日から、1日として考えない日は無かった。愛する蓮の幸せを。彼を束縛し、腕の中に閉じ込めようとする自身の罪深さを。
けれど蓮が自らの意志で自分を選んでくれたから。
血縁より平穏な人生より、自分と行くことを選んでくれたから。
だからリアムは今ここで、心を折られる訳にも、負ける訳にもいかなかった。
なのに、それでも執拗にセオドアは、リアムの心を折ろうと言葉を重ねてくる。
『君に解るのか?愛する家族を奪われた悲しみと怒りが。蓮を奪われた母親が、どれほど泣き嘆いたか!?人がましい感情を少しでも持ち合わせているなら、君は、蓮を返すべきなんだ…!!』
人語を発せぬリアムは、獣の咆哮で応対する他なかった。金狼セオドアは、そんな彼の様子で、自身の与えた物理的、心理的ダメージを推し量る。そして彼の美しい金の体躯には、リアムと違って、ほとんど負傷した様子は見られなかった。
グルルルルルルっっ
だが、それでもなおリアムは、攻撃の姿勢を崩そうとはしない。すでに全身へ傷を負い、心身共に多くの血を流していたが、愛する番を、蓮を奪われてなるかと、金色の目に闘志を漲らせていた。
『やれやれ…聞き分けのない子供だ…』
緑色に光る金狼の目が、憐れむように眇められる。ふらつきながらも金狼に退治する銀色の狼は、最後の力を込めて跳躍した。
雌を巡る雄同士の争い。そう言ってしまっては身も蓋もないが、実質、そういう状況で争っている2頭の人狼は、この時、相手を殺すつもりで致命傷を与える隙を狙っていた。
オオオオオオオオッ
獣の唸り声が夜の雑木林に木霊し、葉擦れの音、小枝の折れる音、獣の地を駆ける音が、それらを追いかけて行った。
ウオオオオッ、グルルルルッ
最初はなかなか互いに傷を与えられず、どちらが優勢とも劣勢とも言えない状態であったが、次第に経験値の差が露わとなってきた。まだ若い銀色の狼、リアムの方に傷は増えていき、庇い切れなかった部位に血が滲んでいく。
『……リアム』
『………ッ!?』
その上、さらなる辛辣な攻撃が、リアムの心に牙を剥き始めた。
『蓮を諦めろ…彼はただの人間の、まだ幼い子供だ。今ならまだやり直せる』
聞き取り辛い人語が金狼から発せられ、銀色の狼が煩いとばかりに唸り声を上げる。そう、言葉による心理的な揺さぶり。セオドアは容赦なく彼の罪を暴き、リアムの心に目には見えない血を拭き出させていったのだ。
グウウウウウウウッ
セオドアの言う経験値の不足からか、リアムは完全な狼体になると人語を話せない。つまり彼は言葉による攻撃に、反論するという防御手段を持てないのだ。そんな些細な差からも、彼らの実力の違いは明らかで。
『君は寂しいからと彼を束縛しているに過ぎない…君も、あの豪奢な別荘を見ただろう?蓮の本当の家族は、彼をきっと何不自由なく幸せにしてくれるだろう』
『………ッ!』
実力で勝る上にセオドアは、言葉でもリアムの心を揺さぶり、戦いを己が有利に導こうとしていた。それが解っていてもなお、リアムは彼の言葉に翻弄されてしまう。
『そして君の一族は、蓮にとても酷いことをした…そうだろう?彼の心は今も酷く傷付き、血を噴きだしているよ。それが解らない君でもないだろう?』
『…………ッッ!?』
なぜ、そんなことまで。セオドアが知るはずもない過去に言及し始めると、リアムは明らかな動揺を見せて動きを止めた。それを機としてセオドアは、止めの様に彼を挑発する言葉を連ねる。
『私は蓮を抱いた。初め彼は酷く怯えていたが、すぐ諦めたように従順になったよ。あれは明らかにおかしな反応だった…思うに、君達も彼に対して、同じ事をしたんじゃないのかい?』
『――――――ッッ!?』
ククッとおかしげに笑った金狼は、衝撃の事実に硬直する銀狼を、憐れむような、嘲笑うような、そして、責め立てるような複雑な視線で見詰めていた。
俺の、蓮を。俺だけの、蓮を。
グアアアアアアアアアッッ!!
セオドアの言葉でリアムの脳裏に、あの日の光景が鮮明に甦ってきた。
「ううっ、ひぐうううっ、うう」
「蓮っ、蓮!!もうやめろっ、やめてくれ!!」
一族の身勝手な都合で共有の雌とされ、自分ではない雄に犯され続けた蓮。悲鳴すら殺され、呻き、泣き続け、最後には諦め切って無反応になり、それでも赦されず雄を受け入れさせられた蓮の、あまりにも憐れで哀しい姿が、リアムの心に暴発する怒りを生み出す。
『――――――――っ!!』
蓮──蓮っ、蓮を傷付けるな。これ以上、泣かせるな。
俺が護ると言ったのに、もう決して傷付けさせないと誓ったのに。
俺はまたしても蓮を、愛する番を、護り切れなかったのか。傷付けてしまったのか。
ガアアアアアアアアアアアアッ!
焼け付くほどの嫉妬と狂おしい怒り、己を殴りたくなる後悔と懺悔の念に急きたてられ、リアムは後先考えなく突進してしまう。そんな無鉄砲な行動が、まさにセオドアの思い通りであると、彼の仕組んだ策略なのだと解っていても、リアムはどうしても自分を止められなかった。
蓮は…蓮の、本当の幸せは──
そう、本当はずっと考えていた。人狼の里を滅ぼしたあの日から、1日として考えない日は無かった。愛する蓮の幸せを。彼を束縛し、腕の中に閉じ込めようとする自身の罪深さを。
けれど蓮が自らの意志で自分を選んでくれたから。
血縁より平穏な人生より、自分と行くことを選んでくれたから。
だからリアムは今ここで、心を折られる訳にも、負ける訳にもいかなかった。
なのに、それでも執拗にセオドアは、リアムの心を折ろうと言葉を重ねてくる。
『君に解るのか?愛する家族を奪われた悲しみと怒りが。蓮を奪われた母親が、どれほど泣き嘆いたか!?人がましい感情を少しでも持ち合わせているなら、君は、蓮を返すべきなんだ…!!』
人語を発せぬリアムは、獣の咆哮で応対する他なかった。金狼セオドアは、そんな彼の様子で、自身の与えた物理的、心理的ダメージを推し量る。そして彼の美しい金の体躯には、リアムと違って、ほとんど負傷した様子は見られなかった。
グルルルルルルっっ
だが、それでもなおリアムは、攻撃の姿勢を崩そうとはしない。すでに全身へ傷を負い、心身共に多くの血を流していたが、愛する番を、蓮を奪われてなるかと、金色の目に闘志を漲らせていた。
『やれやれ…聞き分けのない子供だ…』
緑色に光る金狼の目が、憐れむように眇められる。ふらつきながらも金狼に退治する銀色の狼は、最後の力を込めて跳躍した。
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