【R18】「媚薬漬け」をお題にしたクズな第三王子のえっちなお話

井笠令子

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1.私はとある貴族令嬢、この国の第三王子の婚約者である

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 私はとある貴族令嬢、この国の第三王子の婚約者である。
「お姉さま、今日は殿下がいらっしゃるそうですね。私も後でご挨拶に行ってもかまいませんか?」
「ええ、問題ないわ。ぜひ顔を出して。殿下もお喜びになるわ」

 私より二つ下の妹はまだ婚約者こそ決まっていないが、流れるようなブロンドの髪と長いまつげに縁どられた魅力的な瞳。そしてドレスに負けない豊満なバスト。社交界で今一番注目を浴びている美少女である。

 それに比べて私は、地味なブラウンの髪と控えめな顔とスタイル。性格だって地味なほうだ。地味でおとなしくて目立たない女よりも自分のほうがふさわしいと第三王子の婚約者の座を狙って、私を蹴落とそうとする令嬢は多い。
 私なんて、たまたま幼少期に王子とお会いし、たまたま流れで婚約者になってしまっただけなのだ。第三王子にほかの候補が現れれば簡単にこの婚約はなかったことになるだろう。

 幼いころの第三王子は、とてもやんちゃな方で小さい頃はよく王宮の皆様を困らせていた。王太子様や第二王子は、王子らしく聡明で見目も良く同世代の令嬢は幼いながらもみんなお二人にご執心だった。そんな中、二人の王子にも興味がなくただ静かに端っこで本を読む私が珍しかったのか、第三王子は私を婚約者に指名した。
 その後、決まりきった社交辞令のような関係が続いているだけだ。

「あぁ、そうだわ!お姉さま。殿下がいらっしゃる前にお姉さまのお部屋にお邪魔していいかしら?お姉さまにぴったりのものがあるの」
 妹はそう言って、私が返事をする前にすでに私の部屋に入っていた。
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