1 / 5
1.私はとある貴族令嬢、この国の第三王子の婚約者である
しおりを挟む
私はとある貴族令嬢、この国の第三王子の婚約者である。
「お姉さま、今日は殿下がいらっしゃるそうですね。私も後でご挨拶に行ってもかまいませんか?」
「ええ、問題ないわ。ぜひ顔を出して。殿下もお喜びになるわ」
私より二つ下の妹はまだ婚約者こそ決まっていないが、流れるようなブロンドの髪と長いまつげに縁どられた魅力的な瞳。そしてドレスに負けない豊満なバスト。社交界で今一番注目を浴びている美少女である。
それに比べて私は、地味なブラウンの髪と控えめな顔とスタイル。性格だって地味なほうだ。地味でおとなしくて目立たない女よりも自分のほうがふさわしいと第三王子の婚約者の座を狙って、私を蹴落とそうとする令嬢は多い。
私なんて、たまたま幼少期に王子とお会いし、たまたま流れで婚約者になってしまっただけなのだ。第三王子にほかの候補が現れれば簡単にこの婚約はなかったことになるだろう。
幼いころの第三王子は、とてもやんちゃな方で小さい頃はよく王宮の皆様を困らせていた。王太子様や第二王子は、王子らしく聡明で見目も良く同世代の令嬢は幼いながらもみんなお二人にご執心だった。そんな中、二人の王子にも興味がなくただ静かに端っこで本を読む私が珍しかったのか、第三王子は私を婚約者に指名した。
その後、決まりきった社交辞令のような関係が続いているだけだ。
「あぁ、そうだわ!お姉さま。殿下がいらっしゃる前にお姉さまのお部屋にお邪魔していいかしら?お姉さまにぴったりのものがあるの」
妹はそう言って、私が返事をする前にすでに私の部屋に入っていた。
「お姉さま、今日は殿下がいらっしゃるそうですね。私も後でご挨拶に行ってもかまいませんか?」
「ええ、問題ないわ。ぜひ顔を出して。殿下もお喜びになるわ」
私より二つ下の妹はまだ婚約者こそ決まっていないが、流れるようなブロンドの髪と長いまつげに縁どられた魅力的な瞳。そしてドレスに負けない豊満なバスト。社交界で今一番注目を浴びている美少女である。
それに比べて私は、地味なブラウンの髪と控えめな顔とスタイル。性格だって地味なほうだ。地味でおとなしくて目立たない女よりも自分のほうがふさわしいと第三王子の婚約者の座を狙って、私を蹴落とそうとする令嬢は多い。
私なんて、たまたま幼少期に王子とお会いし、たまたま流れで婚約者になってしまっただけなのだ。第三王子にほかの候補が現れれば簡単にこの婚約はなかったことになるだろう。
幼いころの第三王子は、とてもやんちゃな方で小さい頃はよく王宮の皆様を困らせていた。王太子様や第二王子は、王子らしく聡明で見目も良く同世代の令嬢は幼いながらもみんなお二人にご執心だった。そんな中、二人の王子にも興味がなくただ静かに端っこで本を読む私が珍しかったのか、第三王子は私を婚約者に指名した。
その後、決まりきった社交辞令のような関係が続いているだけだ。
「あぁ、そうだわ!お姉さま。殿下がいらっしゃる前にお姉さまのお部屋にお邪魔していいかしら?お姉さまにぴったりのものがあるの」
妹はそう言って、私が返事をする前にすでに私の部屋に入っていた。
0
あなたにおすすめの小説
男として王宮に仕えていた私、正体がバレた瞬間、冷酷宰相が豹変して溺愛してきました
春夜夢
恋愛
貧乏伯爵家の令嬢である私は、家を救うために男装して王宮に潜り込んだ。
名を「レオン」と偽り、文官見習いとして働く毎日。
誰よりも厳しく私を鍛えたのは、氷の宰相と呼ばれる男――ジークフリード。
ある日、ひょんなことから女であることがバレてしまった瞬間、
あの冷酷な宰相が……私を押し倒して言った。
「ずっと我慢していた。君が女じゃないと、自分に言い聞かせてきた」
「……もう限界だ」
私は知らなかった。
宰相は、私の正体を“最初から”見抜いていて――
ずっと、ずっと、私を手に入れる機会を待っていたことを。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
婚約者が巨乳好きだと知ったので、お義兄様に胸を大きくしてもらいます。
鯖
恋愛
可憐な見た目とは裏腹に、突っ走りがちな令嬢のパトリシア。婚約者のフィリップが、巨乳じゃないと女として見れない、と話しているのを聞いてしまう。
パトリシアは、小さい頃に両親を亡くし、母の弟である伯爵家で、本当の娘の様に育てられた。お世話になった家族の為にも、幸せな結婚生活を送らねばならないと、兄の様に慕っているアレックスに、あるお願いをしに行く。
婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜
紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。
連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。
淫紋付きランジェリーパーティーへようこそ~麗人辺境伯、婿殿の逆襲の罠にハメられる
柿崎まつる
恋愛
ローテ辺境伯領から最重要機密を盗んだ男が潜んだ先は、ある紳士社交倶楽部の夜会会場。女辺境伯とその夫は夜会に潜入するが、なんとそこはランジェリーパーティーだった!
※辺境伯は女です ムーンライトノベルズに掲載済みです。
世間知らずな山ごもり薬師は、××な騎士団長の性癖淫愛から逃げ出せない
二位関りをん
恋愛
平民薬師・クララは国境沿いの深い山奥で暮らしながら、魔法薬の研究に没頭している。招集が下れば山を下りて麓にある病院や娼館で診察補助をしたりしているが、世間知らずなのに変わりはない。
ある日、山の中で倒れている男性を発見。彼はなんと騎士団長・レイルドで女嫌いの噂を持つ人物だった。
当然女嫌いの噂なんて知らないクララは良心に従い彼を助け、治療を施す。
だが、レイルドには隠している秘密……性癖があった。
――君の××××、触らせてもらえないだろうか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる