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2.妹は基本的に自分の意見が通るまでごねる質だ
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「ほら、これ、かわいいでしょう?お姉さまにぴったり」
どう考えても私には似合わないパープルのぴらぴらのベビードールを押し付けてきた。
「着てみて着てみて!絶対似合う~」
なぜ、今?殿下に会うためにドレスもヘアメイクもすでに整えてある。
それを今着るわけがない。今じゃなくても着る機会なんてないけど。
「着てみてってば~」
妹は基本的に自分の意見が通るまでごねる質だ。
ここで言い合っていても埒が明かない。仕方なくそのベビードールに着替えた。
「お姉さまやっぱりかわいい~~!!」
妹はぴらっぴらの服をなでたりめくったり好き放題にはしゃいでいる。
そのテンションについていけず、私はソファに腰を下ろした。
「これもつけるといいですわ」
シュッシュッと香水を私に振りかける。
あーぁ。殿下はあまり香水がお好きじゃないんだけどな。来るまでに何とかしなくちゃ。
「この匂い、お嫌いでしたか?」
眉間にしわを寄せた私の機嫌を取るように、上目遣いで甘えた顔をしてくる妹は、はっきり言ってめっちゃ可愛い。許す。
「お姉さま、せっかくだからこれもつけてあげますね」
ピンクのふわふわした輪っかを私の手首に巻き付けた。
なにこれ?手錠じゃん。
「お姉さま、じゃあ、ここでしばらくおとなしくしててくださいね。すぐに私のお友達が助けに来てくれますわ」
そういって妹は部屋を出て行った。
手錠は、ご親切にソファの足に絡みつけてあり、なかなか外せそうにない。懸命に外そうとしているせいか、体が熱くなってきた。
とりあえず、助けが来ると言っていたので、それを待とう。
どう考えても私には似合わないパープルのぴらぴらのベビードールを押し付けてきた。
「着てみて着てみて!絶対似合う~」
なぜ、今?殿下に会うためにドレスもヘアメイクもすでに整えてある。
それを今着るわけがない。今じゃなくても着る機会なんてないけど。
「着てみてってば~」
妹は基本的に自分の意見が通るまでごねる質だ。
ここで言い合っていても埒が明かない。仕方なくそのベビードールに着替えた。
「お姉さまやっぱりかわいい~~!!」
妹はぴらっぴらの服をなでたりめくったり好き放題にはしゃいでいる。
そのテンションについていけず、私はソファに腰を下ろした。
「これもつけるといいですわ」
シュッシュッと香水を私に振りかける。
あーぁ。殿下はあまり香水がお好きじゃないんだけどな。来るまでに何とかしなくちゃ。
「この匂い、お嫌いでしたか?」
眉間にしわを寄せた私の機嫌を取るように、上目遣いで甘えた顔をしてくる妹は、はっきり言ってめっちゃ可愛い。許す。
「お姉さま、せっかくだからこれもつけてあげますね」
ピンクのふわふわした輪っかを私の手首に巻き付けた。
なにこれ?手錠じゃん。
「お姉さま、じゃあ、ここでしばらくおとなしくしててくださいね。すぐに私のお友達が助けに来てくれますわ」
そういって妹は部屋を出て行った。
手錠は、ご親切にソファの足に絡みつけてあり、なかなか外せそうにない。懸命に外そうとしているせいか、体が熱くなってきた。
とりあえず、助けが来ると言っていたので、それを待とう。
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