2 / 7
2.セックスしないと出られない部屋って呼ばれてる
しおりを挟む
「知ってた?ここ、セックスしないと出られない部屋って呼ばれてるの」
「なんでー?」
「いっつもヤッてる声が聞こえるんだって」
廊下を歩く女学生が噂しているのが聞こえた。
違うだろ。セックスしたい女が来る部屋だろ。と心の中で悪態をつきながら研究室へ入った。この学校に入るまでも彼のルックスに惹かれて告白する女の子は何人も見た。それをずっと素気無く断っていたのに彼は変わってしまった。
「汚っ」
いつものように紙束やら本やらスナック菓子やらが散乱した部屋である。三人掛けのソファの上だけは、ポッコリと綺麗に何もない。
「はぁ、綺麗好きの女はおらんのかね。いや、触らせないのか。」
僕は盛大にため息をつきながら、窓を開け、ごみと資料を分け、書きなぐられたメモの中から必要なものだけをホワイトボードに貼り、いらないものをごみ袋に詰めていく。この作業は僕しかできない。他の人では、ごみとメモの区別がつかないからだ。だが、せめてコンドームのパッケージはごみ箱に捨ててほしい。使用済みはさすがにごみ箱に入れる気があるのは救いだ。いくつかはごみ箱の近くに落ちてたけどな!
綺麗になった部屋で冷蔵庫にあったぶどうジュースを飲みながら、カバーを交換した三人掛けソファに寝そべる。
頭がよくて顔がいい。なんか権利とか持ってるらしいし金もあるんだろう。おまけにあれだけのコンドームを使うほど性欲強い。とんだモンスターを幼馴染に持ったものだ。
幼い時はお互い可愛かったんだけどな。
『おっきくなったら結婚しよう』
今思うと笑えるくらい軽く言い合った約束。ただの幼い日の想い出。でも、半年前まではちょっとあり得るかなと思ってた僕がバカだった。放っておくとお菓子しか食べなくて、睡眠も忘れてひたすら研究してる変人。それを人間として最低限の食事と睡眠と社会交流させることができるのは僕だけだった。だから、もう一つの欲求も僕が満たしてあげたかった。
『痛い。痛い痛い痛い。無理無理』
初めて同士でセックスの仕方もわからず、ただひたすら泣きながら受け入れた。痛くて苦しくて、でも……うれしかった。
自分がちゃんと、恋する女の子であることを実感できた。
痛いのとかやり方とか二人で徐々に解決していけると思ってた。そう思ったのは僕だけだったようで、それ以降セックスしていない。
セカンドバージンまっしぐらの僕と違って、彼は今じゃ毎日研究室やアパートで女の子に喘ぎ声をださせる天才ヤリチン。
「なんでー?」
「いっつもヤッてる声が聞こえるんだって」
廊下を歩く女学生が噂しているのが聞こえた。
違うだろ。セックスしたい女が来る部屋だろ。と心の中で悪態をつきながら研究室へ入った。この学校に入るまでも彼のルックスに惹かれて告白する女の子は何人も見た。それをずっと素気無く断っていたのに彼は変わってしまった。
「汚っ」
いつものように紙束やら本やらスナック菓子やらが散乱した部屋である。三人掛けのソファの上だけは、ポッコリと綺麗に何もない。
「はぁ、綺麗好きの女はおらんのかね。いや、触らせないのか。」
僕は盛大にため息をつきながら、窓を開け、ごみと資料を分け、書きなぐられたメモの中から必要なものだけをホワイトボードに貼り、いらないものをごみ袋に詰めていく。この作業は僕しかできない。他の人では、ごみとメモの区別がつかないからだ。だが、せめてコンドームのパッケージはごみ箱に捨ててほしい。使用済みはさすがにごみ箱に入れる気があるのは救いだ。いくつかはごみ箱の近くに落ちてたけどな!
綺麗になった部屋で冷蔵庫にあったぶどうジュースを飲みながら、カバーを交換した三人掛けソファに寝そべる。
頭がよくて顔がいい。なんか権利とか持ってるらしいし金もあるんだろう。おまけにあれだけのコンドームを使うほど性欲強い。とんだモンスターを幼馴染に持ったものだ。
幼い時はお互い可愛かったんだけどな。
『おっきくなったら結婚しよう』
今思うと笑えるくらい軽く言い合った約束。ただの幼い日の想い出。でも、半年前まではちょっとあり得るかなと思ってた僕がバカだった。放っておくとお菓子しか食べなくて、睡眠も忘れてひたすら研究してる変人。それを人間として最低限の食事と睡眠と社会交流させることができるのは僕だけだった。だから、もう一つの欲求も僕が満たしてあげたかった。
『痛い。痛い痛い痛い。無理無理』
初めて同士でセックスの仕方もわからず、ただひたすら泣きながら受け入れた。痛くて苦しくて、でも……うれしかった。
自分がちゃんと、恋する女の子であることを実感できた。
痛いのとかやり方とか二人で徐々に解決していけると思ってた。そう思ったのは僕だけだったようで、それ以降セックスしていない。
セカンドバージンまっしぐらの僕と違って、彼は今じゃ毎日研究室やアパートで女の子に喘ぎ声をださせる天才ヤリチン。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる