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一章 「この婚約は間違いだった」
⑦
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こうしてミシュリーヌはクロエのために身を引こうと決意したのも束の間、結局はレダー公爵と連絡が噛み合わずにこうなったというわけだ。
ミシュリーヌはクロエの肩に手を置いた。
(この結婚は間違えた婚約だったのよ。一年経てば、レダー公爵はきっとクロエを迎えに来るはず。だから待っていて……!)
自分はさっさと身を引くべきだったろうかと、うずうずしていたミシュリーヌだったが、クロエには結果的に申し訳ないことをしてしまったと肩に手を置いた。
「ごめんね、ミシュリーヌ……」
クロエは首を横に振った。
「ミシュリーヌお姉様は何も悪くないわ。あの男……ミシュリーヌお姉様を傷つけたらタダじゃおかない。地べた這いずり回らせて後悔させてやる」
「……え? 最後の方、なんて言ったか聞こえなかったんだけど、もう一度言ってくれる?」
今、『あの男』と言ったような気がしたのだが気のせいだろうか。
そこから早口で何を言っているのか聞こえなかった。
「なんでもないわ。ミシュリーヌお姉様には幸せになってほしいと思っているだけだから」
無理して笑みを作るクロエを見ていると胸が痛い。
(……なんていい子なのかしら。クロエは本当に人を思いやることのできる素晴らしい子だわ。だからこそ自分の気持ちを犠牲に欲しくない)
ミシュリーヌは彼女の手を取る。
「そう……本当にごめんね。クロエ」
「ミシュリーヌお姉様、大好き。抱きしめてもいい?」
「えぇ、もちろんよ」
クロエがまったくレダー公爵に微塵たりとも気持ちが傾いておらず、むしろ敵視していることにまったく気が付かないミシュリーヌ。
逆にクロエもまさか自分がミシュリーヌにレダー公爵に嫁ぎたいと思われているなど一切考えていなかった。
大好きなミシュリーヌが婚約したことが嬉しくはあるのだが、嫉妬を抑えられないクロエ。
大きなすれ違いが起きていることなど二人は気づかないまま体を離す。
「ミシュリーヌお姉様が誰かのものになるなんて……わたくし、本当に寂しいですわ」
「今までと何も変わらないわ」
「……嫉妬で頭がおかしくなりそう」
「え……?」
「なんでもありませんわ」
一年後に婚約を解消するのだから何も変わらないだろう。
評判のいいレダー公爵のことだ。
婚約を解消したとしても、きっといい嫁ぎ先を紹介してくれるに違いない。
「ミシュリーヌお姉様は婚約しても推し活を続けるのですか?」
本来、婚約者がいるのに推し活を続けるのは他国なら微妙なラインなのだがベガリー王国の騎士団は別。
彼らのアイドル的な人気は昔からで、国内外からも注目を浴びるほど。
王妃も第二騎士団の団長を推していることも有名だ。
ミシュリーヌも王妃とは推し活仲間である。
つまりファンクラブ的な立ち位置のものが推し活に変わったということだ。
(この国に騎士団があってよかったわ! 元々、ファンクラブがずっとあるくらいだし令嬢たちは受け入れるのも早いわよね)
まだまだ令息たちの理解を得られてはいないが、それも昔から変わらないのだそう。
ミシュリーヌの母親も若い頃は第一騎士団のファンクラブに入っていたらしい。
むしろ令嬢の婚約者も嫉妬するのではなく、自分の婚約者が人気なことはステータスの一つになるそうだ。
令嬢側はいいが、令息は複雑なのかもしれない。
騎士団に所属していなかった父親は、母親が第一騎士団の公開練習の度に訓練場に行くため、暫くは複雑な心境だったそうだ。
父親と婚約した後も推しを追い続けたため、ミシュリーヌの推し活にも理解を示してくれている。
ミシュリーヌが知識を持ち込んだことで、ファンクラブが推し活へと進化した。
(そう、わたしはこの国の歴史を動かした女……!)
神様は推し活が思いきりできる世界に転生してくれたのだろう。
ありがたすぎて頭が上がらないではないか。
それにミシュリーヌも推し活をオレリアンが許可してくれたのだからやめるつもりはない。
むしろ彼は最強のスポンサーだ。
「レダー公爵が快く許してくださったから続けるつもりよ」
「まぁ……さすがレダー公爵。お姉様を喜ばせることはいいことですもの。そこだけは褒めてあげますわ」
「……クロエ?」
「何でもありません。ただのひとり言です」
ミシュリーヌは手を合わせてにっこりと笑みを浮かべる。
「ミシュリーヌお姉様、明日の公開練習の準備を手伝いますわ」
「クロエ、ありがとう。助かるわ」
ミシュリーヌはクロエと共に自室へと向かう。
扉を開けば、そこには大好きがたくさん並べられた可愛らしい部屋だ。
(明日は何をもって行こうかしら……!)
この推し活グッズは試作品から完成品まで大量に並べられている。
この十年で作り上げてきた自作の推し活グッズだ。
友人のジョゼフ・ティティナは、ミシュリーヌとクロエの幼馴染の伯爵令息だ。
転写という写真のような魔法を使うことができ、銀色の髪に鈍色の瞳の色を持つ。
本来はヒロインであるクロエのお助けキャラだ。
この転写魔法でクロエがさまざまな令嬢から追い詰められていくのだが、その証拠を集める大事な役割だ。
しかし今はクロエは虐げらていない。
ジョゼフは記憶を取り戻したミシュリーヌにとって欠かせない魔法を持つ貴重な存在だった。
ミシュリーヌとジョゼフは幼馴染といっても仲は最悪だった。
理由はミシュリーヌがジョゼフの魔法を役に立たない魔法と馬鹿にしていたからだ。
記憶を取り戻してからミシュリーヌはジョゼフと即和解した。
というよりは推し活を手伝ってほしいと理想を語りまくりゴリ押しである。
ミシュリーヌはジョゼフの力がなければ、理想の推し活ができないからだ。
推し活に欠かせないアイテムがいくつかある。
うちわ、缶バッチ、キーホルダー、アクリルスタンド、ぬいぐるみなど数えきれないほどある。
ミシュリーヌはクロエの肩に手を置いた。
(この結婚は間違えた婚約だったのよ。一年経てば、レダー公爵はきっとクロエを迎えに来るはず。だから待っていて……!)
自分はさっさと身を引くべきだったろうかと、うずうずしていたミシュリーヌだったが、クロエには結果的に申し訳ないことをしてしまったと肩に手を置いた。
「ごめんね、ミシュリーヌ……」
クロエは首を横に振った。
「ミシュリーヌお姉様は何も悪くないわ。あの男……ミシュリーヌお姉様を傷つけたらタダじゃおかない。地べた這いずり回らせて後悔させてやる」
「……え? 最後の方、なんて言ったか聞こえなかったんだけど、もう一度言ってくれる?」
今、『あの男』と言ったような気がしたのだが気のせいだろうか。
そこから早口で何を言っているのか聞こえなかった。
「なんでもないわ。ミシュリーヌお姉様には幸せになってほしいと思っているだけだから」
無理して笑みを作るクロエを見ていると胸が痛い。
(……なんていい子なのかしら。クロエは本当に人を思いやることのできる素晴らしい子だわ。だからこそ自分の気持ちを犠牲に欲しくない)
ミシュリーヌは彼女の手を取る。
「そう……本当にごめんね。クロエ」
「ミシュリーヌお姉様、大好き。抱きしめてもいい?」
「えぇ、もちろんよ」
クロエがまったくレダー公爵に微塵たりとも気持ちが傾いておらず、むしろ敵視していることにまったく気が付かないミシュリーヌ。
逆にクロエもまさか自分がミシュリーヌにレダー公爵に嫁ぎたいと思われているなど一切考えていなかった。
大好きなミシュリーヌが婚約したことが嬉しくはあるのだが、嫉妬を抑えられないクロエ。
大きなすれ違いが起きていることなど二人は気づかないまま体を離す。
「ミシュリーヌお姉様が誰かのものになるなんて……わたくし、本当に寂しいですわ」
「今までと何も変わらないわ」
「……嫉妬で頭がおかしくなりそう」
「え……?」
「なんでもありませんわ」
一年後に婚約を解消するのだから何も変わらないだろう。
評判のいいレダー公爵のことだ。
婚約を解消したとしても、きっといい嫁ぎ先を紹介してくれるに違いない。
「ミシュリーヌお姉様は婚約しても推し活を続けるのですか?」
本来、婚約者がいるのに推し活を続けるのは他国なら微妙なラインなのだがベガリー王国の騎士団は別。
彼らのアイドル的な人気は昔からで、国内外からも注目を浴びるほど。
王妃も第二騎士団の団長を推していることも有名だ。
ミシュリーヌも王妃とは推し活仲間である。
つまりファンクラブ的な立ち位置のものが推し活に変わったということだ。
(この国に騎士団があってよかったわ! 元々、ファンクラブがずっとあるくらいだし令嬢たちは受け入れるのも早いわよね)
まだまだ令息たちの理解を得られてはいないが、それも昔から変わらないのだそう。
ミシュリーヌの母親も若い頃は第一騎士団のファンクラブに入っていたらしい。
むしろ令嬢の婚約者も嫉妬するのではなく、自分の婚約者が人気なことはステータスの一つになるそうだ。
令嬢側はいいが、令息は複雑なのかもしれない。
騎士団に所属していなかった父親は、母親が第一騎士団の公開練習の度に訓練場に行くため、暫くは複雑な心境だったそうだ。
父親と婚約した後も推しを追い続けたため、ミシュリーヌの推し活にも理解を示してくれている。
ミシュリーヌが知識を持ち込んだことで、ファンクラブが推し活へと進化した。
(そう、わたしはこの国の歴史を動かした女……!)
神様は推し活が思いきりできる世界に転生してくれたのだろう。
ありがたすぎて頭が上がらないではないか。
それにミシュリーヌも推し活をオレリアンが許可してくれたのだからやめるつもりはない。
むしろ彼は最強のスポンサーだ。
「レダー公爵が快く許してくださったから続けるつもりよ」
「まぁ……さすがレダー公爵。お姉様を喜ばせることはいいことですもの。そこだけは褒めてあげますわ」
「……クロエ?」
「何でもありません。ただのひとり言です」
ミシュリーヌは手を合わせてにっこりと笑みを浮かべる。
「ミシュリーヌお姉様、明日の公開練習の準備を手伝いますわ」
「クロエ、ありがとう。助かるわ」
ミシュリーヌはクロエと共に自室へと向かう。
扉を開けば、そこには大好きがたくさん並べられた可愛らしい部屋だ。
(明日は何をもって行こうかしら……!)
この推し活グッズは試作品から完成品まで大量に並べられている。
この十年で作り上げてきた自作の推し活グッズだ。
友人のジョゼフ・ティティナは、ミシュリーヌとクロエの幼馴染の伯爵令息だ。
転写という写真のような魔法を使うことができ、銀色の髪に鈍色の瞳の色を持つ。
本来はヒロインであるクロエのお助けキャラだ。
この転写魔法でクロエがさまざまな令嬢から追い詰められていくのだが、その証拠を集める大事な役割だ。
しかし今はクロエは虐げらていない。
ジョゼフは記憶を取り戻したミシュリーヌにとって欠かせない魔法を持つ貴重な存在だった。
ミシュリーヌとジョゼフは幼馴染といっても仲は最悪だった。
理由はミシュリーヌがジョゼフの魔法を役に立たない魔法と馬鹿にしていたからだ。
記憶を取り戻してからミシュリーヌはジョゼフと即和解した。
というよりは推し活を手伝ってほしいと理想を語りまくりゴリ押しである。
ミシュリーヌはジョゼフの力がなければ、理想の推し活ができないからだ。
推し活に欠かせないアイテムがいくつかある。
うちわ、缶バッチ、キーホルダー、アクリルスタンド、ぬいぐるみなど数えきれないほどある。
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