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三章 すれ違い
今後の展開
しおりを挟む──その後の展開。
訓練所で令嬢たちと熱狂的に叫ぶミシュリーヌ。
タオルにモアメッドの名前が豪華に刺繍されていたのを見て、オレリアンは愕然としていた。
「キャアアアッ! モアメッド様、素敵すぎて語彙力消失。存在が神……! 今日も幸せをありがとうございますっ」
ミシュリーヌは第二騎士団の副団長、モアメッド・ディーに気持ちがあるようだ。
(そういうことか……ミシュリーヌはモアメッドのことが好きなのだな)
彼女が熱い視線を送るのは婚約者の自分ではない。
他の男だと思った瞬間に今まで感じたことがない気持ちが湧き上がってくる。
ミシュリーヌを見つめてショックを受けているオレリアンに哀れみの視線が突き刺さる。
一瞬、ミシュリーヌと目が合った気がしたが、彼女はオレリアンにまったく興味ないと言わんばかりにすぐに視線を逸らしてしまう。
そして隣にいる令嬢たちと楽しげに話して盛り上がっているではないか。
(ミシュリーヌは俺にまったく興味がないのか。俺は男としての魅力がないのかもしれない……)
思えば、令嬢たちが勝手に囃し立ててくれるものの、自分から好かれようと努力したことはなかった。
そのバチが当たっているのだろう。
オレリアンの心臓がドクドクと脈打っている。焦りなのか胸がひどく痛んだ。
公開練習が終わり、オレリアンは馬車に戻ろうとするミシュリーヌに声を掛けた。
「ミシュリーヌ、少しいいだろうか」
「レダー公爵、おつかれさまです。なんでしょうか?」
「…………」
真実を知ることがこんなに怖いと思わなかった。緊張から手を握る。
「今日、第二騎士団の……その、公開練習に……」
「はい! 今日は練習場の開放日ですので応援に行ってまいりました。久しぶりに熱くなりました! 刺繍入りタオル、大活躍でしたっ」
「…………」
「レダー公爵のおかげです。ありがとうございます……!」
ミシュリーヌの手には共にドレスを選びに行った際に買い付けた特別な色の糸があった。
彼女が作ったのだろうか。
フリルのバックにはモアメッドの刺繍や小さな肖像画が丸く切り取られ、たくさん並べられたものが敷き詰められている。
イエローはモアメッドの髪色を表しているのだろうか。
見たことがないものがたくさんあるが、ミシュリーヌが黄色が好きなのはこんな理由があったと思うとショックを受けてしまう。
「モアメッド・ディーラーのことが……好きなのか?」
オレリアンの唇が微かに震える。
気づいたらそう問いかけていたのだ。
ミシュリーヌの返事を聞くのが恐ろしいと思った。
「はい、世界で一番愛していますっ!」
「──ッ!」
オレリアンは目の前が真っ暗になった。
ミシュリーヌは悪気なくそう言っているのだろう。
満面の笑みを浮かべている。
「だが、俺と婚約しているのに……」
「はい、そうですね」
「これは……」
裏切る行為ではないか、そう問いかけようとして眉を寄せる。
オレリアンが不満に思っていることがわかったのだろうか。
「ですがレダー公爵は推し活を好きにしていいと言ってくださいましたよね?」
「…………!」
そう言われてしまうと何も言えなくなってしまう。
オレリアンは頷くしかなかった。
「これがオシカツ……?」
「そうです。推しを推すのはとっても楽しいですから」
「オシヲオス?」
オレリアンが眉を顰めながらミシュリーヌの言葉を言い直していると、彼女は「興味ありますか!?」と言われて、オレリアンは詳しく説明してほしいと頼む。
どうやらミシュリーヌはモアメッドのことを恋愛対象ではなく、推しという存在として好いているらしい。
(推し活とはそう言う意味か……だから応援と言ったのか)
オレリアンは安心するのと同時に、複雑な気持ちになった。
恋愛的な意味ではないと安心していたが、オレリアンにはその感情の違いがわからない。
ミシュリーヌは推しについて熱く語っている。
その顔は初めて見る表情で心の底から楽しんでいるのだとわかる。
ミシュリーヌが楽しそうにしているのはとても嬉しい。
しかしその顔をさせているのは自分ではないことがオレリアンの心に影を落とす。
(ミシュリーヌはこんな顔もできたのか)
初めて知る彼女の一面。オレリアンが付け入る隙がないと思うと悔しくなる。
自分でその承諾をしておいて、撤回などできそうになかった。
今は〝ミシュリーヌ〟のことが気になって仕方ない。
団長に相談してみると「馬鹿だなぁ……」と哀れみがこもった視線を向けられてしまう。
オレリアンは頭を抱えていた。
そこでこのままでは絶対に後悔すると思ったオレリアンは動くことにしたのたが、そこでミシュリーヌのモアメッドだらけの部屋を目撃。
さらに絶望しつつ、オレリアン並に彼女との関係をやり直したいと思ってしまう。
「明日、一緒に食事はどうだろうか?」
「第二部隊が朝練を公開するので無理です」
「…………」
次にミシュリーヌにあった日には……。
「ミシュリーヌ、買い物に行かないか?」
「推し活です!」
「…………」
また次の機会……。
「ミシュリーヌ、たまには演劇でも……」
「今日はモアメッド様の正装姿が見られるんです。推し活するので後にしてください」
またまた次の機会……。
「ミシュリーヌ、今度一緒に……」
「すみませんがあっちに行ってください。推し活の邪魔です」
「……わかった」
訓練所に向かう途中、ミシュリーヌの前に立ち塞がった結果、推し活の邪魔をしてしまい怒られてしまう。
ひどく落ち込むオレリアンはその日、絶望というものを経験することになる。
ただ一つわかることは、このままあっさりと婚約を解消してしまい、ミシュリーヌから離れなければいけない未来だ。
オレリアンがミシュリーヌに怒られて落ち込んでいた時だった。
「あの……レダー公爵、少しよろしいでしょうか」
「君は……」
そこにいたのはミシュリーヌの妹、クロエだった。
陶器のような肌、艶やかなピンクゴールドの髪、人形のように大きな目と長いまつ毛。
クロエが微笑むと騎士たちが顔を真っ赤に染めた。
周囲が騒つく中、オレリアンは何も思うことはなかった。
むしろ……。
(やはりミシュリーヌの方が可憐だ)
比べるのは失礼だが、ミシュリーヌの満面の笑みが好きだった。
それもオレリアンに向けられたものでなく、モアメッドに向けてのものだが。
クロエはオレリアンに二人きりで話したいと言った。
オレリアンはクロエに連れられて人気のない場所へ。
「話とは……?」
「ミシュリーヌお姉様のことですわ」
クロエはにっこりと笑いながらオレリアンに距離を近づける。
唇が触れてしまいそうな距離……そこでクロエのおっとりとした雰囲気がガラリと変わる。
「まずは一言よろしいでしょうか。ミシュリーヌお姉様を悲しませたらわたくしは容赦なくレダー公爵をブッ○してさしあげます。禁忌を侵してでも二度と社交界に出られないようにしますから。それだけはよく覚えといてくださいませ」
「…………!」
彼女は凄まじい殺気をまとい血走った目とこれでもかと歪んだ顔でそう言った。
強烈な先制パンチにオレリアンも押し黙るしかない。
どうやらミシュリーヌに心酔しているクロエはこの態度でも協力してほしいという。
ミシュリーヌがクロエが自分を好いていると思い込んでいるのだという。
それにはオレリアンも驚きを隠せなかった。
「すぐに誤解を解きたいのです。今すぐにっ!」
「そんなことが……」
ミシュリーヌの違和感のある態度の理由がわかったような気がした。
「それからマリアン様のことで相談が……」
しかしすぐ近くで話し声が聞こえた。
二人きりで話しているところを見たくないと思ったオレリアンとクロエは、建物の影へと移動する。
クロエを壁と自身で挟み込むように狭い空間に隠れたが、クロエの「さっさと離れてくださいませ!」と心底嫌そうな顔をされて体を離そうとした時だった。
「レダー公爵、クロエ……?」
「……ミシュリーヌお姉様!?」
「…………ッ」
その姿をミシュリーヌに見られてしまったようだ。
これは誤解だと説明しようとするが、ミシュリーヌは静かに背を向けた。
「邪魔してごめんなさい」
「ミシュリーヌ、これは……!」
彼女はそのまま走り去ってしまう。
クロエは「さっさと追いかけて誤解を解いてきてくださいませぇ……!」と、号泣しているではないか。
そのまま「ミシュリーヌお姉様に誤解されて嫌われたらどうしましょう!」と、嗚咽するほどに涙する彼女を放っておくことができなかった。
ハンカチを渡すとクロエは思いきり鼻水をかむ。
オレリアンはクロエに言われるがまま、すぐにミシュリーヌを追いかけていく。
「ミシュリーヌ、待ってくれ……っ」
「レダー公爵、どうされましたか?」
ミシュリーヌはいつも通りだった。
けれどどことなく笑顔がぎこちないような気がするのは気のせいだろうか。
「ミシュリーヌ、クロエ嬢とのことだが……」
ミシュリーヌの肩がわずかに跳ねた。
「わたくしは構いません。レダー公爵が本当はクロエと婚約したかったことは承知の上ですから」
「……違う! ありえないっ」
「ですが〝これは間違えた婚約だ〟と言ったじゃありませんか」
「…………!」
オレリアンは今までの違和感の正体に気づいてしまった。
そして本当のことを話すべきか迷っていた。
酒で失態を犯した自分のことを話せばミシュリーヌはオレリアンを軽蔑するかもしれない。
いや、もうされているのだ。
(ミシュリーヌを失いたくない……!)
元を辿れば自分の責任なのだ。
このままではミシュリーヌは離れてしまう。それだけはわかった。
「ちゃんと一年で婚約は解消しますから……」
悲しげなミシュリーヌの表情を見た瞬間、気がついたら体が動いていた。
「ミシュリーヌ、ここにいてくれ」
「え……?」
ミシュリーヌはオレリアンの行動に驚いているようだ。
自ら条件を提示しておいて、彼女を離したくないと強く思う。
「約束の時までは婚約者でいるつもりですが……」
「そうではない……だからっ」
こんな時まで口下手な自分が嫌になる。
女性を自分から引き留めようなど、今まで考えたこともなかった。
「俺も一緒に……ミシュリーヌと一緒がいいんだ」
「一緒……それってどういう意味でしょうか?」
首を傾げているミシュリーヌが可愛らしい。
オレリアンは頬を赤らめた。
「言いにくいんだが……俺は、俺は……リーヌと……したいんだ」
オレリアンが口ごもりながら「ミシュリーヌとやりなおしたい」と伝えていく。
恥ずかしさからかうまく声が出ない。
しかしそれを聞いたミシュリーヌはパッと瞳を輝かせる。
オレリアンはミシュリーヌに気持ちが伝わったと思った。
「……もしかしてレダー公爵も、ずっとしたかったのですか?」
「ああ、そうなんだ」
オレリアンはミシュリーヌの「したい」という言葉を「やりなおしたい」という意味で受け取ったため大きく頷いた。
嬉しそうなミシュリーヌを見て、オレリアンの気持ちが上向きになっていく。
「俺は……やりなおせるだろうか?」
「いつだってやりなおせますよ! 遅いなんてことはありませんから」
ミシュリーヌはそう言ってオレリアンの手を包み込むように掴んだ。
彼女の笑顔がこちらに向けられている。
それだけでオレリアンの心は満たされていく。
(ああ、そうか……俺はミシュリーヌを愛しているのか)
改めて自分の気持ちを自覚する。
「……ありがとう、ミシュリーヌ」
オレリアンがそう言った時だった。
ミシュリーヌから信じられない言葉が聞こえた。
「頑張りましょうね、推し活……!」
「………………え?」
ミシュリーヌの言葉に耳を疑った。
「レダー公爵が推し活をしてみたかったなんて……気がつかなくて申し訳ありません」
「いや……」
ここで会話が噛み合っていないことを理解する。
だが、咄嗟に否定の言葉が出てこない。
オレリアンが困惑している間も、話はどんどん進んでいく。
「ちなみに誰を推しているんですか? 第一騎士団、第二騎士団、どちらでしょうか?」
「……ッ!?」
「基本的に同担拒否ですが、レダー公爵なら別ですから!」
「あー…………うん」
可愛らしいミシュリーヌの笑顔を前に何も言えなくなったオレリアンは頷いた。
この笑顔が間近で見られるのなら推し活も悪くない。
(俺はミシュリーヌを推そう……)
──おわり──
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