166 / 197
第9章 物語は綻びる
11 承前の物語★
しおりを挟む
司藤アイは、現実世界の下田教授と念話で連絡を取る事ができる。
そのギミックが綺織浩介にバレた。
『私の声が……君にも聞こえるのか? 綺織君』
「ええ。お久しぶりですね、下田教授。
何とか僕も、ここまで死なずに生き永らえていますよ」
綺織はアイに抵抗の意思が無いのを確認すると、スッと身体から手を離した。
しかし彼女の腕は握ったまま。綺織も知っているのだ。黒崎八式がそうであったように――アイと身体が触れ合っていれば下田教授と意思疎通が可能であるという事を。
(そっか。忘れてたけど――綺織先輩って、下田教授のゼミ生だったわね)
アイは今更ながら、ぼんやりと現実世界の話を思い出した。
(それに確か魔本『狂えるオルランド』って、元々は綺織先輩が教授の所に持ってきたんだっけ。
今まで気にも留めてなかったけど、わたしが物語世界に引きずり込まれる前――何が起こっていたんだろう?)
「――教えてくれる? 綺織先輩。下田教授。
わたしが『ブラダマンテ』として物語世界にやってくる前の事を」
「分かった。僕としても司藤さんに心行くまで考えて貰って、納得してから結論を出して欲しいからね。
僕が知り得る限りの事は教えよう」
「黒崎も、先輩も――わたしと一緒で、いきなり本の中に引きずり込まれたのよ、ね……?」
アイの問いかけに綺織浩介は首を振り、優しく諭すように言った。
「僕は君や、黒崎君と違って――『自分の意志で』この世界に転移したんだ」
**********
レオ皇太子――綺織浩介は、これまでの経緯を語り始めた。
「僕の姉さん、錦野麗奈は知っているよね?
姉さんは僕が中学生に上がる直前――『いなくなって』しまった。
結婚が決まって、夫と一緒に住む新居を見繕っていた矢先にね」
単なる失踪事件なら、浩介もここまで思い詰める事はなかったのかもしれない。
だが奇妙な事に周りの人間からは、姉がいた、という「事実」すらも消え去っていた。
「誰も姉さんの事を覚えていない。両親も。結婚するはずだった錦野さんも。
『僕だけが』存在しないハズの姉を覚えている――とても、苦しかったよ」
浩介は後に知った。読んだ人間を物語世界に引きずり込むという、魔本の存在を。
魔本の世界に引きずり込まれた人間は、近しい人から徐々に忘れ去られてしまうという事実を。
「僕も皆と同じように忘れていたのなら、話は違っていたかもね。
でもどういう訳か僕だけが、姉さんの記憶を忘れなかった……いや、忘れる事が『できなかった』。だから誓ったのさ。いつか必ず魔本の世界に赴いて、囚われた姉さんを救い出すって」
浩介は密かに魔本について研究を始めた。
魔本は人間を引きずり込み、閉じ込めると――忽然と姿を消し、全く別の場所に現れるという。
一箇所に留まって不審に思われないように。そして新たな人間を引きずり込む為に。
綺織浩介は「狂えるオルランド」の原典を読み込んだ。そして西洋史学の教授にして、魔本からの生還者と血縁のある下田三郎の存在を知った。
試しに下田教授に「人を引きずり込む魔本」の話をしたら、馬鹿にするでもなく真剣に食いついてきた。間違いなく彼は「魔本」を知っていると確信を抱くに十分な反応だった。
「えっ……ちょっと待って先輩。
下田教授が魔本から生還した人と、血の繋がりがあるって、まさか――」
『ああ。綺織君の言う通りだ。
私の母である綾子は、初代”ブラダマンテ”にして――魔本から唯一帰還する事のできた人物なのだ』
「…………ッ!」
アイが驚いている間にも、話は続いていた。
浩介は入念な調査の結果、ついに姉を引きずり込んだ魔本を入手した。
後は本を下田教授の所に持っていき、協力を取り付ければ――という所まで来た時、想定外のハプニングが起きた。
家族の付き合いで交流を始めた、司藤アイの存在である。
「え――そこでわたしの名前が出てくるの?」
「本当にすまない、司藤さん。出来れば君を巻き込みたくなかったんだ」
綺織は申し訳なさそうにかぶりを振った。
「君の好意や告白――本当は嬉しく思ったよ。でもいずれ僕は魔本の世界に旅立ち戻って来れないかもしれなかった。
そんな僕と付き合う事になっても、すぐにいなくなってしまう。それはちょっと忍びなかったからね。
曖昧に流さず、もっとハッキリ断っていれば……良かったのかもしれない」
しかし結果として、綺織の煮え切らない態度は裏目に出た。
その後、アイが傷つけられた事に憤った黒崎が綺織の家に怒鳴り込んで来て――魔本の中に引きずり込まれてしまった。
縋るように下田教授の所へ魔本を持ち込んだものの――綺織も、そしてアイも「狂えるオルランド」の世界に囚われてしまったのは、今更繰り述べるまでもない事実である。
「僕の目論見は外れてばかりさ。自分でも嫌になるぐらいにね」
自虐するように、綺織は乾いた笑みを浮かべた。
「姉さんを救い出すどころか、関係ないハズの黒崎君や司藤さんまで、巻き込んでしまって。
しかも挙句に、物語を最後まで進めても帰る事のできる人間はたった一人。物語の主役である『ブラダマンテ』を演じた者だけという、絶望的な事実まで発覚する始末だよ」
「で、でも綺織先輩。どうして一人しか帰れないって分かるの?
現に生還者だっているんだし。もしかしたら分かってないだけで、皆一緒に帰る方法があるかもしれないじゃない」
「そうだね、ひょっとしたら存在するのかもしれない。でも――少なくとも僕たちでは為し得ない。『あいつ』がそう言っていた。
残念だが、奴は嘘だけはつかない。真実しか語らないんだ」
「……その、さっきから言ってる『あいつ』って……?」
恐る恐るアイが尋ねると――綺織の瞳に宿る濁った影がより一層濃くなった。
瞳だけではない。彼の背後にある「影」が急激に膨れ上がったかと思うと、部屋中を取り囲んだ。
「闇」が翼を広げたのだ。歪な形をした翼持つ影――下半身は巨大な馬そのものであり、腹部から馬首がそそり立つように突き出している……!
「ひッ…………!?」さしものアイも恐怖に息を飲んだ。「あなたは……誰?」
『……キミの事はずーっと見ていたよ。楽しみながらね。
お初にお目にかかる――ブラダマンテの演者さん』
巨大な影は甲高い作り物めいた声で、愉しげに喋った。
『ボクの名前はFurioso。魔本そのものに魂を宿す存在さァ』
━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━
《 作者落書き・その12 》
綺織浩介(レオ皇太子)&Furioso。
そのギミックが綺織浩介にバレた。
『私の声が……君にも聞こえるのか? 綺織君』
「ええ。お久しぶりですね、下田教授。
何とか僕も、ここまで死なずに生き永らえていますよ」
綺織はアイに抵抗の意思が無いのを確認すると、スッと身体から手を離した。
しかし彼女の腕は握ったまま。綺織も知っているのだ。黒崎八式がそうであったように――アイと身体が触れ合っていれば下田教授と意思疎通が可能であるという事を。
(そっか。忘れてたけど――綺織先輩って、下田教授のゼミ生だったわね)
アイは今更ながら、ぼんやりと現実世界の話を思い出した。
(それに確か魔本『狂えるオルランド』って、元々は綺織先輩が教授の所に持ってきたんだっけ。
今まで気にも留めてなかったけど、わたしが物語世界に引きずり込まれる前――何が起こっていたんだろう?)
「――教えてくれる? 綺織先輩。下田教授。
わたしが『ブラダマンテ』として物語世界にやってくる前の事を」
「分かった。僕としても司藤さんに心行くまで考えて貰って、納得してから結論を出して欲しいからね。
僕が知り得る限りの事は教えよう」
「黒崎も、先輩も――わたしと一緒で、いきなり本の中に引きずり込まれたのよ、ね……?」
アイの問いかけに綺織浩介は首を振り、優しく諭すように言った。
「僕は君や、黒崎君と違って――『自分の意志で』この世界に転移したんだ」
**********
レオ皇太子――綺織浩介は、これまでの経緯を語り始めた。
「僕の姉さん、錦野麗奈は知っているよね?
姉さんは僕が中学生に上がる直前――『いなくなって』しまった。
結婚が決まって、夫と一緒に住む新居を見繕っていた矢先にね」
単なる失踪事件なら、浩介もここまで思い詰める事はなかったのかもしれない。
だが奇妙な事に周りの人間からは、姉がいた、という「事実」すらも消え去っていた。
「誰も姉さんの事を覚えていない。両親も。結婚するはずだった錦野さんも。
『僕だけが』存在しないハズの姉を覚えている――とても、苦しかったよ」
浩介は後に知った。読んだ人間を物語世界に引きずり込むという、魔本の存在を。
魔本の世界に引きずり込まれた人間は、近しい人から徐々に忘れ去られてしまうという事実を。
「僕も皆と同じように忘れていたのなら、話は違っていたかもね。
でもどういう訳か僕だけが、姉さんの記憶を忘れなかった……いや、忘れる事が『できなかった』。だから誓ったのさ。いつか必ず魔本の世界に赴いて、囚われた姉さんを救い出すって」
浩介は密かに魔本について研究を始めた。
魔本は人間を引きずり込み、閉じ込めると――忽然と姿を消し、全く別の場所に現れるという。
一箇所に留まって不審に思われないように。そして新たな人間を引きずり込む為に。
綺織浩介は「狂えるオルランド」の原典を読み込んだ。そして西洋史学の教授にして、魔本からの生還者と血縁のある下田三郎の存在を知った。
試しに下田教授に「人を引きずり込む魔本」の話をしたら、馬鹿にするでもなく真剣に食いついてきた。間違いなく彼は「魔本」を知っていると確信を抱くに十分な反応だった。
「えっ……ちょっと待って先輩。
下田教授が魔本から生還した人と、血の繋がりがあるって、まさか――」
『ああ。綺織君の言う通りだ。
私の母である綾子は、初代”ブラダマンテ”にして――魔本から唯一帰還する事のできた人物なのだ』
「…………ッ!」
アイが驚いている間にも、話は続いていた。
浩介は入念な調査の結果、ついに姉を引きずり込んだ魔本を入手した。
後は本を下田教授の所に持っていき、協力を取り付ければ――という所まで来た時、想定外のハプニングが起きた。
家族の付き合いで交流を始めた、司藤アイの存在である。
「え――そこでわたしの名前が出てくるの?」
「本当にすまない、司藤さん。出来れば君を巻き込みたくなかったんだ」
綺織は申し訳なさそうにかぶりを振った。
「君の好意や告白――本当は嬉しく思ったよ。でもいずれ僕は魔本の世界に旅立ち戻って来れないかもしれなかった。
そんな僕と付き合う事になっても、すぐにいなくなってしまう。それはちょっと忍びなかったからね。
曖昧に流さず、もっとハッキリ断っていれば……良かったのかもしれない」
しかし結果として、綺織の煮え切らない態度は裏目に出た。
その後、アイが傷つけられた事に憤った黒崎が綺織の家に怒鳴り込んで来て――魔本の中に引きずり込まれてしまった。
縋るように下田教授の所へ魔本を持ち込んだものの――綺織も、そしてアイも「狂えるオルランド」の世界に囚われてしまったのは、今更繰り述べるまでもない事実である。
「僕の目論見は外れてばかりさ。自分でも嫌になるぐらいにね」
自虐するように、綺織は乾いた笑みを浮かべた。
「姉さんを救い出すどころか、関係ないハズの黒崎君や司藤さんまで、巻き込んでしまって。
しかも挙句に、物語を最後まで進めても帰る事のできる人間はたった一人。物語の主役である『ブラダマンテ』を演じた者だけという、絶望的な事実まで発覚する始末だよ」
「で、でも綺織先輩。どうして一人しか帰れないって分かるの?
現に生還者だっているんだし。もしかしたら分かってないだけで、皆一緒に帰る方法があるかもしれないじゃない」
「そうだね、ひょっとしたら存在するのかもしれない。でも――少なくとも僕たちでは為し得ない。『あいつ』がそう言っていた。
残念だが、奴は嘘だけはつかない。真実しか語らないんだ」
「……その、さっきから言ってる『あいつ』って……?」
恐る恐るアイが尋ねると――綺織の瞳に宿る濁った影がより一層濃くなった。
瞳だけではない。彼の背後にある「影」が急激に膨れ上がったかと思うと、部屋中を取り囲んだ。
「闇」が翼を広げたのだ。歪な形をした翼持つ影――下半身は巨大な馬そのものであり、腹部から馬首がそそり立つように突き出している……!
「ひッ…………!?」さしものアイも恐怖に息を飲んだ。「あなたは……誰?」
『……キミの事はずーっと見ていたよ。楽しみながらね。
お初にお目にかかる――ブラダマンテの演者さん』
巨大な影は甲高い作り物めいた声で、愉しげに喋った。
『ボクの名前はFurioso。魔本そのものに魂を宿す存在さァ』
━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━
《 作者落書き・その12 》
綺織浩介(レオ皇太子)&Furioso。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】全60話 完結しました。読者の皆様ありがとうございます!
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
