ある日、運命に出会いまして。

鬼塚ベジータ

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 次に目を覚ました時、アルバラの目の前にはルークの顔があった。
 思わず大きな声を出しそうになったけれど、アルバラはなんとか必死で堪える。落ち着けと自身に言い聞かせると、あたりを見渡して必死に状況の確認を急いだ。

 アルバラを抱きしめるように横になっているから、またアルバラの体温が低くなっていたのかもしれない。すっぽりと包み込むようにホールドされて、アルバラ一人では動けそうにもなかった。

(……ぅう……近い……)

 それにしても落ち着かない。眠っているとはいえ、こんなにも至近距離で人と顔を突き合わせるなんて初めてのことである。
 何より、ルークは格好良くて体格もいいし、アルバラは無駄にドキドキしてしまうのだ。

(眠ってても整ってるんだな……)

 微かな寝息が聞こえる中、アルバラはそっとルークの唇に触れる。薄くて柔らかくて、綺麗な唇だ。いつも艶やかな低音を吐き出すそこに触れているなんて、その現実にアルバラの胸はさらに高鳴っていく。
 今度は頬を撫でてみた。輪郭は少しだけ固くて、けれどさらりとしている。髭が少し生えていてそこだけはざらざらとしているけれど、その感触も不快ではない。

 そこでようやく、なんだか悪いことをしている気がして、アルバラはパッと手を離す。けれど距離をとることはできなかったから、真っ赤になった顔を隠そうとルークの胸に顔を埋めた。
 広くて固い胸だ。鍛え上げられたそこは落ち着く心地がして、アルバラはついすり寄ってしまう。

(なんだか、抱きしめあってるみたいだ……)

「何してる」

 寝ぼけたような、低い声が降る。けれどアルバラは離れることもなく、さらにぎゅうと抱きついた。

「……今日はやけに構うな、ユノ」

 アルバラの頭をひと撫ですると、ルークはそのままふたたび寝入る。
 優しい手だ。けれどアルバラはその手の温度を感じられるほど、冷静ではいられなかった。

「……ユノ?」

 優しい声で呼んだ。そして、優しい腕で抱きしめた。まるで宝物を包み込むような、乱暴で容赦のないルークには珍しい仕草である。

 これまで幸せでふわふわとしていた心に、一気に冷水を浴びせられた気分だった。

 ルークの腕を振り解きたくて仕方がない。けれどうまく動けなくて、この腕の中に留まっていることしかできない。誰かとアルバラを間違えているこの優しい手が、今はどうしても憎らしい。
 アルバラは必死に目を閉じた。そうして眠った後、こんな感情はなくなっていますようにと、そればかりを願っていた。

 しかしなんとも残念ながら、次に起きても苦い気持ちは忘れられていなかった。
 ルークが起き上がったことで、アルバラも目を開ける。実はあまり眠れていない。胸にあるしこりが邪魔をして、どうしても寝入ることができなかった。

「なんだ、起きてたか」
「……少し前からですけど」

 のそりと起き上がるアルバラを見つめて、ルークは少しばかり目を細める。
 声がやや不機嫌だ。いつも無邪気なアルバラからは、一度も聞いたことはない。

「まだ体調が悪いのか?」
「どうしてですか?」
「……機嫌が悪い」

 探るようなルークの瞳に、アルバラは不思議そうな顔をしていた。
 体調のことなんて、正直頭になかった。最初に目を覚ました時、体調が悪かったことなんて忘れていたほどには全快で、もはやルークの寝言の方が気になってしまった。
 ——機嫌が悪い。それを言われて初めて気付く。どうやらアルバラは今、機嫌が悪いらしい。
 原因は分かっている。けれどそれを聞くには勇気が足りなくて、アルバラは唇を尖らせただけだった。

「不機嫌の理由はまあいいが、体はどうなんだ」
「……体調は悪くありません」
「そうか」

 ルークは静かに立ち上がって、さっそくどこかへと向かう。アルバラがそれについて行こうと腰をあげると、先回りしたようにルークが足を止めた。

「ついてくるなよ。足手まといだ」
「で、でも……この島にはルークさんを狙っている人が居るんですよ、だから、」
「……それでおまえがついてきてどうなる。俺を守れるとでも?」

 厳しい言葉に、アルバラは何も言い返せない。

「そこに銃を置いている」

 言葉と共に指された先を見れば、アルバラの座る葉の中に隠れるようにしてそれが横たわっていた。アルバラには馴染みのないものだ。銃撃戦を経験した後だからこそ恐ろしく見えるそれは、アルバラを威嚇するようにギラついている。

「俺が居ない時に何かあればそれを使え」
「で、でも、それだとルークさんは、」
「セーフティを外してトリガーを引く。それだけだ」

 そのほかには何も語らず、ルークは森の中に踏みこんだ。また何かをとりに行ったのだろうか。けれどあまりうろつくとルークを狙う男たちと鉢合わせてしまう。アルバラは心配だったけれど、足手まといと言われては強引についていくこともできない。

(……僕だって、ルークさんを守りたいのに……)

 ルークはアルバラをたくさん守ってくれた。ヘリから落ちた時だって、本来であればルークが共に落ちる必要はなかったはずだ。島に漂着してからも、ルークが居なければアルバラはすでに死んでいたかもしれない。
 だから恩返しがしたいのに、アルバラはあまりにも無力だった。

 足手まとい。
 ルークのその認識がすべてである。

 すっかり落ち込んだアルバラは、情けない顔をして銃を拾い上げる。
 はたして自分にこんなものが扱えるのだろうか。たった一回引き金を引くだけで、人を殺めることができる道具。その恐ろしさは、目の前で何度も見せられた。
 しかし、恐ろしいものであると同時、アルバラにとっては未知のものでもあった。

「……セーフティ……?」

 それの意味が分からなくて、あらゆる角度から眺めてみる。
 そういえばこれを使う時、黒服たちが引き金を引くまでにワンアクション挟んでいたが、あれのことだろうか。そうだとしたら、たしか上の方の——。

「なんで反応あんのに見つかんねえんだよ。もっと細かい情報ねえのか」

 聞き覚えのある声が聞こえた。とっさに手に持っていた銃を抱きしめると、アルバラはすぐに近くの大きな木に身を隠す。

「この島のどこか、ということしか分からない。機械に文句を言うなよ」
「言いたくもなるだろ。丸一日探してんだぞ。動物には襲われるし最悪だよ」
「カリカリするな。どうせどこかには居るんだ。逃げ場なんかない」

 少し前にアルバラが見かけた、川の付近で話していた男たちだった。
 二人は森から出てくると、浜辺を歩きながら話している。

「王子様の方は無傷で連れて帰りゃいいんだよな。……一緒に居るんかねえ」
「居る可能性が高い。あのルーク・グレイルが、わざわざ王子を追ってヘリから落ちたんだぞ。王子だけ落とすことができれば良かったものを……」
「落とすって、アーリア海溝に? 死ぬだけじゃねえか」
「あの王子なら死なないんだよ。分かっていたから落としたんだ」

 アルバラが隠れている方向へと、二人の声が近づいてくる。アルバラは銃をぎゅうと抱きしめて、逃げ出すタイミングを見計らっていた。

「……そういや、なんでお国はそこまであの王子様を追いかけてんだよ」

 ほとんど真隣で、砂を踏む音が聞こえた。それを聞いた瞬間、アルバラは反射的に森の中に逃げ出した。

「あ! おい待て!」
「ここに隠れていたのか!」

 草を騒がしくかき鳴らしながら、アルバラはただ前だけを見据えて駆け抜ける。背後からは二人の男が迫っていた。アルバラには当然、それを振り返る余裕もない。何度も何度も足をとられるけれど、バランスを崩さないようにとそのたびに踏ん張って耐える。

 けれど走り慣れていないのがいけなかったのか、木の根につまずいて盛大に転んでしまった。

「意外と逃げたな。……油断した」
「おまえも体力なくなってんなぁ。この程度で息切れするのかよ」

 転んだ衝撃で、起き上がることが一拍遅れた。その隙に追いつかれては、アルバラにはもう逃げ場もない。
 震える腕で、体を支える。ふらりとしながらも起き上がると、そこでようやく男たちのことをしっかりと認識した。

「……あなたは……」
「ああ、覚えていたか。まあそうか、少し前に会ったばかりだったからな」

 軽装のアーマーを身に付けた見知らぬ男の隣、立っていた黒服は、ヘリの中でルークのことを「ボス」と呼んでいた男の一人だった。
 アルバラの記憶が間違っていなければ、この黒服の男の方が川辺で「ルーク・グレイルを殺す」と言っていた。ルークの味方と思わせて、そうではないということだ。

「な、なんで、あなたはルークさんの仲間のはずでは、」
「ルークさん、か。驚いたな、あのルーク・グレイルがそのような呼び方を許すとは」
「それで? そこの王子様はルーク・グレイルとは一緒じゃねぇのか?」

 もう一人の男がアルバラの元にやってくると、腕を軽く掴んだ。思わず抵抗するけれど、アルバラのひ弱な抵抗など男にはまったく通じない。
 引っ張り上げられて、強引に立たされる。

「そうだ、ルーク・グレイルはどこに居る?」
「一緒に行動していません! ルークさんとは海ではぐれて、」
「持っている銃、ルーク・グレイルが護身用に持っていたものと酷似しているが?」

 黒服の言葉に、アルバラを掴んでいた男は銃を見ようと角度を変えた。そこで意図せず掴んでいた力を緩めてしまい、その隙に強く腕を振り払われてアルバラを離してしまう。
 アルバラは男から距離をとるけれど、二人ともアルバラを見くびっているからか動く様子はない。余裕な雰囲気はまったく崩れなかった。

「あー、どうする。これ吐かないぞ。殿下からは無傷で連れてこいって言われてるし……」
「逃げている途中で転んで怪我をした、と言えば、殿下も気になさらないさ」

 一歩、黒服がアルバラに歩み寄る。

 ここでアルバラが捕まれば、もしかしたらルークに危険が及ぶかもしれない。なにせ二人は、海に落ちたアルバラたちを正確に追いかけてこの島にたどり着いている。アルバラには分からないような手段がいくつもあるのならば、アルバラが利用されてルークの場所を特定されるという可能性もなくはない。

(僕がルークさんの邪魔に……)

 ——ついてくるなよ。足手まといだ。

 ルークの言葉を思い出して、アルバラはきゅっと眉を寄せた。

 ——それでおまえがついてきてどうなる。俺を守れるとでも?

 まったくその通りだ。アルバラが側にいたって、ルークの役になんか立てない。今もそうだ。アルバラは結局ルークの役になんか立てていなくて、むしろ足を引っ張っている。
 たとえばアルバラがもっともっと強かったなら、ルークも認めてくれただろうか。もっと役に立てたなら……もっとルークと対等な立場でいられたなら、ルークはアルバラを見てくれただろうか。

(……ユノさんみたいに、僕だって……)


 何かの役に立てたなら、宝物のように抱きしめてくれただろうか。


「……さすがに冗談がキツいな、王子。それはオモチャじゃないんだぞ」

 カチリと、セーフティの外れる音がした。音はアルバラの手の内から、アルバラの頭に向けられた銃口は微かに震えている。
 銃撃戦を見た後だ。持っているものがオモチャではないことくらいアルバラにも分かっている。分かっているからこそ、こんな行動に出られるのだ。

 アルバラには、これしか選択肢がなかった。アルバラはもう、どうやってもこの男たちからは逃げられないだろう。アルバラが居る限りこの状況が終わらないのであれば、アルバラが消えるしかない。
 安直な考えからの行動だったのだけど、男たちには効果があったようだ。真剣な表情のアルバラを前に、どちらも動こうとはしない。

「……王子、落ち着いて。俺はあなたの味方だ。国に連れて帰るよう言われている」
「国に……?」

 語り始めたのは黒服だった。

「ユーリウス殿下が反乱軍の総帥であることは知っているだろう? ユーリウス殿下は、現国王が治めるあの国はもう終わったと諦めている。だからこそ反旗を翻した。……しかし国王はあなたとあなたの母君を利用するために、あなたたちを捕らえようとした。そんな状況から、義兄弟であるあなたを守りたいと呼んでいるんだ」
「そうそう。んで、俺が反乱軍の小隊長。もちろん、ユーリウス殿下の命でここに居る」

 説明される言葉の意味は分かるのに、まったくわけが分からなかった。
 今語られたことをすべて信じるとしても、そこにルークの味方であるはずの黒服が居るということが分からない。普通であれば、反乱軍の人間だけがこの場に居るのが正しいのではないのだろうか。

 そんなアルバラの疑問を察したのか、黒服は軽く眉を上げる。

「ああ、俺のことか。俺は元から国の人間だ。ルーク・グレイルという男とその組織を消すために潜入している」
「……消す……?」
「国はルーク・グレイルが邪魔なんだよ。奴は力を持ちすぎた。やろうと思えば、奴こそ国取りに参加できるだろう。そうしないのは『気分が乗らないから』だ。分かるか。気分が乗れば、戦争が始まる」
「……そんなはず、」
「あなたは奴を知らなすぎる。奴はあなたが思うほど善良な人間ではない」

 一歩、黒服が踏み出した。それに素早く反応したアルバラは、銃をしっかりと握り直す。

「近づかないでください。ぼ、僕でも、撃つことくらいできます」
「……なーんでそこまですんのかねえ。あなたが死んでもどうにもならんだろうに」

 反乱軍の男は、まるで呆れたようにつぶやく。きっとアルバラに銃が扱えるとは思ってもいないのだろう。
 しかしアルバラは怯まない。トリガーにひっかけた指に力を込めて、泣きそうな顔で二人を睨みつけた。

「……ぼ、僕が、消えれば、ルークさんは、困らない。ルークさんは、殺されない。だから、僕が、消えれば、」
「……は。ははは! 嘘だろう、まさかルーク・グレイルのために命を投げるのか?」
「こりゃあすげえ。いったいどうやってここまで懐かせたんだ? あんたんとこのボスは男色だったか」
「そんなわけがない。女を手配したことはある。そもそも奴は他人が好きではないし、性欲も薄い方だぞ。奴が王子を懐かせる手段に性を用いるわけがない」

 黒服の嘲る言葉を最後に、アルバラはぎゅうと目を閉じた。
 死ぬのは怖い。だけど、アルバラはルークには死んでほしくない。すごく怖い印象だけれど、本当は優しい人間であるともう知ってしまったのだ。

 アルバラはずっとひとりぼっちだった。
 母とは一緒に居たけれど、母はいつも何かに怯えて、アルバラを隠すことばかりを考えていた。だからどこかよそよそしくて、一緒に居ても心は遠く思えていた。

 アルバラの人生において、まともに話をしたのはルークが初めてである。
 出会いはまったく普通ではなくて、成り行きで一緒に行動をすることになっただけだけれど……それでもアルバラにとっては初めての友人であり、アルバラを守り、助けてくれた恩人でもある。

 最後にたくさん誰かと話ができて楽しかった。誰かの温もりに触れられて良かった。少し恥ずかしいと思えることもあったけれど、そんな感情も初めてだったから心地が良かった。

 ——出会ったのが、ルークで良かった。

(怖くない。怖くなんか……)

 アルバラの指に力が入る。
 最後に見たのは、二人の焦ったような表情だった。

 
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