「神造生体兵器 ハーネイト」 二人の英雄王伝説

トッキー

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第6話 救出作戦開始とフューゲルと言う悪魔人

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 急いで事務所に戻り、リビングに入るとハーネイトは、愛用している日本刀やサブ装備であるペン型投擲ナイフなどの在庫や状態をすばやく確認し、必要な分を身に着ける。

 彼は剣と魔法を主体にした戦い方を取るが、それ以外にもバイザーカーニアと共同で開発した万能魔道具・ペン型投擲ナイフは弾頭に様々な機構を備えることができエレクトリールも道具の説明を聞くといくつか欲しいと申し出てハーネイトは数本渡す。

 他の荷物はあの禍々しい結晶のように直しておけばいつでも取り出せる。彼はそう考え身に着ける装備を最小限にとどめておいた。それが彼のスタイルである。

「さて、旅に必要な荷物は用意できた。エレクトリールは?」
 
「あと少し時間を下さい」
 
「分かった。しかし治療を受けてすぐに出発とか無理をさせて申し訳ない」

「あなたの治療のおかげで助かりましたし、もう大丈夫です。私も何が起きているか調べたいですし、ついていきますから」

「そうか。しかしああ、あいつらにも連絡しとかないとな。しかし休暇中だし。ああ、こんな時こそ。ワニム! この手紙をあの変態メイドたちに渡してきてくれ。至急戻ってくれと」

 すると開けた部屋の窓から一匹のカラスが入り込む。このカラスはワニム・フニムといい、人語を話せる使い魔の鳥である。するとハーネイトは魔法を使い瞬時に手紙を作成した。

「ひどい言いようだねえ、しかし、なぜわざわざ電話と手紙で分ける」

「事情があれなのと急ぎなのでね。先に私自身が出向かないとまずいのだ」

「本当にお主はまだまだだのう。まあよい、要は、詳細を帰還するまで3人に把握してほしいというあれか」

「……ああ。他の使い魔たちにも声をかけといてくれワニム。緊急事態だ」

「了解した。伝えておこう」

 ワニムは渋い声でそういうと、すぐさま事務所に戻り命令があるまで待機するようにとの手紙をくちばしで咥え飛んで行った。

 彼は更に急いで魔法通信でミロクに電話をかける。3人の中で一番信頼できる執事である彼ならば事情を察し行動してくれるだろうと期待していた。

「どうした孫よ、何かあったな? 」

「緊急招集ですじっちゃん!DGと言う勢力が機士国でどうやら問題を起こしていると情報をつかんだ。国王たちと連絡がつかないという話は聞いているだろう?」

「はい。心配な話ですな。我らも探しておったのじゃがな」

「あれと関連があるようでね、それと国王たちの居所がわかった。そこでミロクたちには保護した彼らを事務所で守ってほしいのだ。それと2人を抑える役目も頼む」

 その言葉を聞きミロクは低い声で確認を行う。捜索ならば少しでも人手があった方がよいのではないかと考え同行の有無を尋ねた。

「それは構いませんが、同行はしなくてもよろしいのですかね?」

「問題ない。ダグニスに連絡係を任せるからそれと使い魔と合わせて連絡を行う。ワニムをそちらによこしたが改めて文面を確認してほしい。一番頼れるのはミロクじっちゃんだ。サインは別任務に出しているからあれだし」

「そういわれると仕方ないですなあ。孫の頼みならば。では切りますぞ。お気をつけて、主殿」

 そして通信が切れるとハーネイトは軽くみぞおちをさする。

 こうも面倒な命令を出したのは、シャムロックとミレイシアという非常に好戦的なメイドの存在があったからである。

 彼らが派手に動けば確実にこちらの動向を掴まれてしまうだろう。せめて敵の詳細をある程度知るまでは慎重に行動してほしいと考えそう命令を下した彼であった。

 このため最も強力な使い魔、黒豹の猫又ニャルゴも同様の事情で連れていくことができなかったのである。マッハ3で地上を駆け抜ける黒き嵐は、強襲にはうってつけだが隠密行動には適さないのだ。

「ああ、胃が痛くなってきたかも。エレクトリール、どうだ? 」

「準備できました。いつでもどうぞです。荷物ほとんどないですし」

 エレクトリールも装備の確認を完了した。そして二人は旅の準備を終えると事務所の中を確認してから、事務所を後にした。

「そうですね。それでは、さっきのレストランに向かいましょう」

「そうだな、やるべきことを終わらせる」

 そうして二人は先ほどいたレストランに着いた。店の中に入るとハルディナたちは何かを手にしている。他にも婆羅賀たちも見える。

「みんなハーネイトとエレクトリールを見送りたいって。それとハーネイト、はいこれ、見てみて」

 そうしてハルディナは、ハーネイトに布で出来た小袋を渡した。

「ねえ、開けてみて?」

「これはネックレス? 御守りか? 」

 ハーネイトは袋の中から、きらきらと輝く宝石が幾つも付いたネックレスを取りだし、彼は身につける。

 「これは魔除けの宝石レジアナダか。貴重な宝石だがいいのか?」
 
「いいのよ。これから長い旅になりそうな予感がしてね、少しでも災いが避けられるようにねって。私たちはここから応援することしかできないわ、でも一緒に戦いたいから私と思って欲しいの」

「ああ、ハルディナの気持ち確かに受け取ったよ。大切にするからな。ありがとうハルディナ」

 ハーネイトは優しい表情でハルディナにそう言葉を返した。彼女からもらったレジアナダがきらりと胸元で光る。

 魔除けの鉱石として有名なレジアナダは、マーカジャノという山奥の街で産出される貴重なものであった。
 
「嬉しいわ。ちゃんと王様と近衛兵さんたちを見つけてきてね。エレクトリールちゃんにもはい。これを持っていきなさいな」

 するとハルディナは、エレクトリールに荷物の詰まったリュックサックを渡す。

「ありがとうございます。この荷物は一体? 」

「命からがらこの星に来て、装備がもしかして十分じゃないかなと、急いで一通り旅に必要な物を用意してきたわ。大事に使ってね」

「は、はい!ありがとうございます。ハルディナさん」

 ハルディナは機転を利かしてエレクトリールのために旅に必要なアイテム一式をプレゼントした。こう気が利くのが彼女の良いところであり、それは素直にハーネイトも評価していた。

「次はわしじゃ。ほれ、アコラの実と薬品・手当てキットじゃ。うまく使うんじゃぞ。異常に頑丈で手当のし甲斐がないハーネイトはともかく、エレクトリールには必要じゃろ」

 ほっほっほと笑い、モーナスはやや皮肉ったことを言いつつ、医療品の入った箱をハーネイトに渡した。

「モーナスさんありがとうございます。流石の品揃えですね。これなら安心です」 

「儂らも街長と同じじゃ。儂らの代わりに国王さんと、この星を守ってくれ。そして無事に帰って来い。まあいざというときは、全員お主のもとに駆けつけるが」

「それはすごそうですね。なんか恐ろしい感じもしますが。出来るだけそうならないようにしますよモーナスさん」 

 ハーネイトはモーナスの言葉に笑顔でそう答えた。モーナスも高齢であり、以前のような闘志はなく戦いを彼らに任せたのである。とはいっても戦士の誇りはいまだ胸の中にあり、やるときはやるぞと、その内なる闘志を燃やしていた。

「そうだな。皆の気持ちはとてもありがたい。暫くは帰ってこられないが、その間、街の方はよろしく頼む」

「ああ。事務所のことは任せとけ。あの怖いメイドたちにも知らせてるんだろ?それと選別だ」

 するとリラムが何かが入った包みをエレクトリールに渡す。

「これは一体? 」

「そいつは当店人気のシャリアピンステーキのサンドイッチとモーバイの最高級干し肉だ。道中食べていきな。しっかりいい仕事してこいよ2人とも。あと、もしテッサムに出会ったら料理作ってもらいな」

「ああ。リラム、ありがとう。助かるよ。そういやダクニスは?」
 
 リラムの料理が大好きなハーネイトはすごくうれしそうな顔をして感謝する。しかしダグニスの姿が見当たらない。

「ダグニスなら、先にリノスに向かったわ。足だけは早いのよね。斥候として先に向かうって」

「やれやれ。熱心なファンもいるな」

「バイザーカーニア、ね。新たな魔法を求める集団。魔法使いの中で一番素行とマナーがいいけど、それもハーネイトのおかげなんだよねえ」

  ハルディナの説明にハーネイトは頭をかいた。現在構成員600名以上、大半がまだ若い魔法使いで構成されるバイザーカーニア、通称「BK」その力は頼りにはなるのだが、問題児も多く彼にとってはある意味頭痛の種であった。

「このリンドブルグの人間全てがハーネイト、お主のファンでもあるぞ。皆ハーネイトのことを見ておるぞ。お主の人柄ゆえ、結果もついてくるのじゃ。ジルバッドの正式な後継者にして、血の魔物を倒し世界を取り戻した王よ」

「確かに、そうですね。みんな、いつもありがとうございます。私こそあなた方がいてくれたからこそ助かっているのです。これからもよろしく頼みます」

 ハーネイトはリラムやモーナスと固い握手を交わす。絶対に勝利を収めると誓い、全員の士気を挙げていく。

「ええ。吉報を待ってるわ。たまには手紙でも送ってね。帰れるときは、帰ってきてね。あなたがいないとやはり寂しいわ」

 ハルディナは寂しそうな表情を浮かべる。そんな彼女に、ハーネイトは彼女の体を静かに抱き寄せる。

「ああ、約束する。だから笑顔で見送ってくれ」

 ハーネイトの真面目な表情と声。ハルディナはそれをしっかり聞いた。本当は異性の体に触れるだけでも、昔受けた仕打ちを思い出し怖くなるが、それでも彼は我慢してそうしたのであった。

「そうよね、うん。ハーネイト、行ってらっしゃい。あなたの帰りを待っているわ」

 ハルディナは泣きそうなのを堪え、笑顔を振り絞ってそう言った。仕事でいないときが多いのは分かっていても、長い仕事になるとどうしても寂しさを鎮めることができずにいた。彼と初めて出会ったこと、それからのことを思い出しながら優しく手を振る。

「それでは、行ってきます皆さん」

「ここに来てすぐに、歓迎してもらって、ありがとうございます。一段落したら、戻ってきますね。では、行ってきます」

 2人とも皆の前で一礼すると荷物を持ち、店の外に出た。そして振り返り町のみんなをもう一度見て軽く礼をしてから2人は街の外へ歩き出し、その姿を店の外に出た皆は盛大に見送ったのであった。

「気を付けてね!ハーネイト、エレクトリール! 」

「活躍を期待しているぞ。王様と部下によろしく伝えといてくれな」

「パシッと決めてこいよ!平和を乱す奴らをぼこぼこにしてくれ! 」

 他にも多くの住民がハーネイトらに声援を送る。二人の姿が見えなくなるまで、声は止まなかった。ここから、彼らの長い長い旅、そして戦いが始まるのであった。

 今まで彼は多くの戦いを終わらせた。血も流させずに。そして7回もこの星の存亡に関わる魔物を倒し、世界を血で染める脅威の存在を退け倒した大英雄。

 その功績と人柄から一国の領主よりも影響力を持つハーネイトと、異星より訪れた戦闘民族、テコリトル人エレクトリールの長い旅が始まるのであった。


 その頃、リンドブルグから少し離れた一本の大木が生えている小高い丘の上に男女がいた。男は紺色の短髪、この星では見慣れないボディアーマーや軽量感のある具足を身に着けていた。女は紫色のロングヘア、そしてボディをやたら強調するタイトなスーツと、関節部を守る独特な装甲を身に着けていた。

「ぐっ、まだ撃たれたところが痛むぜ」

「大丈夫?フューゲル」

「ああ、どうにかな。しかしよく成長したものだハハハ。破滅の未来、それを防ぐための切り札にして俺たちの仲間を救う鍵か」

 すると女性の方は木の幹に寄りかかり、怪我をしている男の手当てをしていた。

「悪魔に変身して、さり気にメッセージを伝えたはいいが完全に敵と思っているな。仕方ないとはいえ、やりづらいなカドレア」

「彼は私たちのことは知らないはずよ。Dカイザー様ならもしかして覚えているかもしれないけれど、その子供たちまではね。早くDGをどうにかしないと」

「DGか、あいつらに取って裏切り者だとか言っていたが……どういう組織なのかもう一度きちんと確かめなければならん。この問題は、今まで想像していた以上に壮大かつ複雑だからな」

「そうね、私たちも覚悟を決めないといけないわ。コズモズの同胞を救うためにも、ね」

 こうして話をしている男女はDGの幹部であり、男の方はフューゲル、女の方をカドレアという。上司であるボガーノードからの命令により、不時着した宇宙船の船員を確保せよとの通達があり機械兵で捕まえようとしたが、ものの見事に失敗したのだ。と言うのは建前で、命令こそ事実だがフューゲルたちはハーネイトに何らかのメッセージを伝えたかったのである。それと、彼がどこまで成長しているかを見るためでもあった。

 その後フューゲルは怪我をした腕をさすりながら上司であるボガーノードに連絡を入れた。

「作戦は失敗です、ボガーノードさん。辺境の街だからと手を抜いたのが間違いだったです」

「機士国の機械兵がすべて破壊されました」

「何だと?ええ、と。テコリトル星の不時着した、宇宙船の船員を捕まえられなかったのか? 」

 電話の声の主、ボガーノードは声からも驚いていることを隠せず2人と話を続ける。

「そういうことです、すみません」

「それよりもその男は、どんな男だ? 」

 ボガーノードはここから1光年離れたリュミエル星の人間であり、フューゲルの話す男について興味を持った。

「赤いマントで攻撃を捌き、電撃の波で機械兵を破壊しました。並の戦士ではないですね」

「何てだ。あれを一蹴とか化け物か?詳細を調べてきて欲しいが、今さっき北大陸の方で問題が発生したらしい。至急戻ってきてくれ。奴らの追跡は、機士国からの人員でどうにかする」

「承知いたしました」

「はい。では急いで戻ります」

 2人は通信を切ったあとしばらく休んでから、北へ続く細い道を、別の場所に隠していたまがまがしいデザインのバイクに乗り疾走し最寄りのDGの拠点に戻っていくのであった。

「やれやれ、潜入活動も大変だ」

「そうねえ。しかしこんなところにも拠点を構えていたなんてね。20年前の影響がこうも残っているなんて、なんてしぶといのかしら」

「確かにな。ハーネイトか、Dカイザー様が連れてきた異世界の存在にして、封龍の一族が生み出した最高傑作……あいつがこれから動くか楽しみだ。早くあの力を開放して目覚めてくれよ。世界龍を統べるために生み出された、最後にして最強の神の手先さん」

 実はこの2人、DGに属するも実際は別の組織から来たスパイである。

 そしてハーネイトを長年監視し動向を探っていたのであった。彼らには別の目的があり、そのため辛苦に耐えながら誰にも悟られないように影のように活動していたのである。どうも彼らは、ハーネイトについて彼自身が知らない情報をかなり持っているようである。

「しかし、いつまでこんなことすればいいのかしら」

「そうだな。正直早くDGなぞぶっ壊したいがな。あの事実を知ってから俺も役割を自覚した。オベリスというアイテム、それを集めるためにもそろそろあいつの封印していた力を目覚めさせねえと」

「DGという存在が世界を混乱に陥れるなら、ね。あっ、そろそろ行かないと」

「ああ。とりあえずこのまま戻って、支度しなければな」

 フューゲルはバイクに乗りながら、そうカドレアと話をしてから一度拠点に戻るためスピードを上げて2人は姿を消したのであった。

 アクシミデロ星に、既に奴らの手が伸びている。いや、過去に起きた襲来以降も残党が潜伏していた可能性も否定できないだろう。

 これから彼らの不穏な動きはこれ以降、顕著に活発化することになる。全容がほとんど掴めていない中、ハーネイトとエレクトリールは、クーデターにより国を追われ逃亡中の機士国王を探し、保護するため、街道を抜けた先の森林都市リノスに向かうのであった。
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