【BL R18】欠陥Ωの淫らな記録

カニ蒲鉾

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1-2 玩具

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 体内に存在する異物感。
 
 
 ひくひくうごく浅ましい口は自ら勝手に侵入物を飲み込んでいく。
 
 
「わぁ、俺らの指ごと飲み込んでってる……つかささんの中、あったかい」
 
 
 そう、入口に当てていただけの楓真くんと僕の指ごと中へ誘う自分のそこに困惑する。
 
 
「だめ、抜いて、だめ奥、いっちゃ――」
 
 
 指に押されどんどん奥へいく玩具が、いってはいけないところまでいくのではないかという恐怖。
 必死に抵抗するが、そんな僕を無力化するかのように突如ヴヴヴヴヴとこもる振動が全身へ広がっていく。
 
 
「っ!?ぁ、あっ」
 
 
 信じられないものを見た気持ちで左に視線をやれば、スイッチを入れる楓真くんの手。それが徐々に徐々に強へ切り替わっていく。
 
 
「ぁっあっああああだめぇやめ、とめっ」
 
 
 楓真くんの腕に縋り、おもいっきり爪を立てている事にも気付かず、逃げることの出来ない快楽に溺れてしまう。
 
 
 もう、イく――そう思った次の瞬間、コードをおもいっきり引っ張られ、勢いよく玩具が外へ飛び出していく。
 
 
 目の前が真っ白だった。
 
 
 気付けば触ってもいない性器は吐き出したもので下着の中をべっとり汚し、突然モノを失った下はパクパクと開閉を繰り返し、身体は小刻みにけいれんを起こしていた。
 
 
 
「はっ、あ、ぁ、」
 
 
「気持ちよかったですか?」
 
 
 そう聞かれたものの、息が上がって答えることができない。
 
 
 だけど、満足したかと聞かれれると答えは――

 
 
「は…っ、はぁ、ん……ふう、まくんが…ほし……」
 
 
 
 消えそうな声はしっかり届いたらしい。
 
 あっという間に反転する視界。
 床に押し倒され塞がれる唇は激しく求められる。息もまともにできない口付けはそれだけでゾクゾクして軽くイきそうだった。
 
 
「はっん、ふ、んぁ」
「ん、つかささん、腰あげて」
 
 
 言われるがまま腰をあげると下着ごとハーフパンツが脱がされていく。
 
 脚と脚の間に割り込んできた楓真くんの身体が、あからさまな動きでグリグリとそこを刺激する。
 早く大きなそれで埋めて欲しいそこはさらに自ら濡れ、待ちわびるのを示すかのように楓真くんのスボンの色を変えていく。
 
 
「あっ、ぁっ、ふうま、く」
 
「はっ、つかささん、付ける?付けない?つかささんが選んで」
 
 
 どこから取り出したのか、気付けばコンドームを口にくわえた楓真くんが焦らすように聞いてくる。
 
 
 早く欲しくて堪らない。
 
 
 
「っ、……い」
「ん?聞こえない、どっち?」
 
「っっ、つけ、ない……でっ、ふうまくの、直接ほし――っ」
 
「あ、は――仰せのままにっ」
「っっっ!!ぁ、あっあ―――」
「っ、」
 
 
 ローターとは比べ物にならない存在感のそれが一気に身体を貫き挿入を繰り返す。
 ゴリゴリされるたびに喘ぎが止まらない。
 自分のとは思えないあられもない声が、堪らなく羞恥をかきたたせ、衝動的に楓真くんの頭を引き寄せ漏れそうになる声を呑み込んでもらう。
 
 
 上の口も下の口も、楓真くんで満たされている。
 
 
 そう思うと腹の奥底がきゅんっと疼き、より一層締め付けてしまう。
 
 
「はっ、つかささ――」
「ふまく、ふまくん、ぁ、だめ、なんか、ゾクゾクが止まらな」
「っ、」
 
 
 僕の腹の中が楓真くんを締め付け離さない。
 
 
 奥底に彼の種を注いで欲しい。
 
 
 
 
「ぁっあっあ―――」
 
 
 
 
 お互い本能のままに、無我夢中で求め合った。
 
 
 
 
 何度目かの絶頂を迎えるのと同時に、温かいそれが、ドクドクと腹の中を満たしていく。
 一滴も漏らしたくない。その気持ちできゅっと楓真くんを抱きしめる手に力を込めた。
 
 
 
 静かな空間にお互いの荒い息だけが木霊する。
 
 
 息を整えようと動かずそのままの状態が、じわぁと広がる温かい感覚を逆に意識してしまい、いったばかりの身体に甘い疼きをよびおこす。
 
 
 入ったままの楓真くんを無意識のうちに締め付けていた。
 
 
「っ、つかささんあまり刺激しないで」
「ぁ、ん……だめ、下半身の疼きが止まらな……
ふうまくんもっと」
 
 
 自ら肘をつき上半身を起こすと楓真くんが中に入ったまま楓真くんを押し倒す。
 
 今度は僕が楓真くんの腹に跨り見下ろすばん。
 
 
「っ、視界がエロすぎる……」
「は、あ、ぁ」
 
 
 んっ、ん、と震える両手を腹に付けそこを支えに腰を振る。だけども僕の拙い動きでは思うように快感を得られない。
 
 
「ん、んっ、ふうまく、はぁ、ぁ、わかんな…っわかんないよぉ……どうすれば……ん、きもちよくなれるのふうまくんたすけてぇ……」
 
 
 もうぐずぐずだった。
 
 
「っ、つかささん、後から絶対怒んないでくださいね――」
 
 
 ガバッと身体を起こした楓真くんは僕を膝の上に乗せたまま、さっき放り出した小型のローターを再び手にし二人の間でしょぼんと元気の無い僕の前に押し当てスイッチを入れる。
 
 
「っ!?おもちゃやだ、やだっぁあ」
「つかささん、つかささんの中にいるのは俺です」
「ぁん、ん、ふまく、ふまくん」
「そう俺を感じて」
 
 
 下から突き上げられるリズムに合わせて僕も腰を振る。楓真くんが出した液体が中でぐちゅぐちゅ音を立てるのをお互いわざと狙ってやっている。
 
 
 ぐちゅぐちゅ

 ぱんぱんっ
 
 ヴヴヴヴヴ
 
 
 太陽がまだサンサンと光り輝く明るい真昼間、狂ったように卑猥な音だけが響くえっちな空間。
 
 
 疲れ意識を飛ばしても、新たな快感を身体は求める。
 
 それは時に場所を変え、シャワールーム、リビング、ベッドの上。
 
 
 
 一度外れた理性の箍はそう簡単には収まらない。
 
 
 
 
「つかささんいま、つかささんの中にいるのは、俺と玩具、どっちでしょうか」

 
「ぁ、ん、どっちも」
 

「あは、―――正解」
 
 
 
 
 
-END-

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