心のタイムカプセル

まっくろ黒餅

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よく晴れた春の日の丘で

ミズキ「初めまして!内容欄は全部見られました?」シエル「内容欄は重要だ!よーく見といてな!」ハナ「お願いします!」

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これはとある3人の子供達の
友情…青春が
こもったタイムカプセルのお話しです

✽✽

それはとてもよく晴れた春の日のこと…
ハナ「ミズキちゃーん!!」

ミズキ、そう*私*の名前を呼ぶ少女が
1人手になにやら紙切れのような物を
離すまいと握って駆けてくる

ハナ「ミズキちゃん!
    ミズキちゃん!」
ミズキ「ど~したの?」
ハナ「シエル!シエルはどこ?!」
ミズキ「シエル?シエルならそこに」
ハナ「あ!居た!」

おーいと叫んで私の指差した方向に
寝そべっているシエルの元へ
駆けて行った

ミズキ「私に用があったんじゃ
    なかったんだ」

と思わず口に出してしまい慌てている
ところに寝癖でシッチャカメッチャカな髪のシエルを
無理矢理といったところかな…
キラキラした目を大きく見開いて
眩しい笑顔でハナは引っ張って来ていた

ミズキ「んぇ?シエルに用があったn」
ハナ「みぃーーんな!に用ある!!」

シエル引っ張って来るの大変そうね…
肩で息をしたハナが私の声を遮るように
被せてきた

シエル「はぁなあぁ~
   いきなり何だよおぉ?」

先程まで爆睡していたシエル、
なんだか眠そうな声でハナに問う

ハナ「私ね!私ね!すっごいもん!
 見つけちゃったんだ!!」

鼻息を荒くして頑張って
伝えてくるハナ

ミズキ「すっごいもん?」
シエル「まーた、宝探しゲームとかだr」
ハナ「そのとおぉぉぉおりいぃぃ!!」
シエル「おい。遮るなって」

シエルは呆れた様子で
ハナにツッコミをいれていた

ミズキ「今回はなにを探す気なの?」
ハナ「探すのじゃないの!埋めるの!」

キラキラした表情で話すハナは可愛げ満帆
(ミズキ談)
シエル「埋める?」
ハナ「そう!」
シエル「ハナにしては珍しいな」
ハナ「でしょ?!」どやあ

2人((そこドヤるんだ…))
ハナ「はいはい!!
  何宝箱に入れるか決めよ!」
ミズキ「待って待って、早い早いw」
シエル「てかまず、宝箱って何を使うんd」
ハナ「屋根裏部屋探索したときに
  見つけたあの豪華なやつ!!」
ミズキ「あぁ~!アレね!良いわ!」
シエル「あぁ、アレか。」
ミズキ「入れるモノねぇ~」
ハナ「私はね!私はね!
      3人で撮った写真!」
ミズキ「ハナらしい♪なら私は手紙」
シエル「2人らしいな…僕は…」

シエルが言う所で急な土砂降りになった
一度皆、別れて家に帰る事となった
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