七分で読める官能小説

若葉おのえ

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引きこもりの息子 1

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 ふと目を覚ましためぐみは、胸をまさぐられていることに気づいた。
 指先が乳首をつまみ、さらに手のひらが乳房をなで回している。パジャマのボタンを外されているようだった。
 めぐみは動転して、すぐに反応が取れず、目を閉じたままどうすべきかを考えた。
 テレビの音が聞こえていた。自分はソファで横になっている。
 風呂上がりにリビングダイニングのソファでテレビを見ながら缶酎ハイを飲んでいて、そのまま寝入ってしまったらしい。
 弁当屋とホームセンターのパート仕事を掛け持ちして、疲れて帰宅するだけの生活。テレビを見ながらソファでお酒を飲むのは、めぐみにってささやかな楽しみだった。

 自分の乳房を触っているのは、一緒に暮らしている息子の勇人以外にあり得なかった。
 高校三年の途中で不登校になり、そのまま退学してしまった一人息子。以来、勇人は引きこもりとなり、二十四歳になった今もそれが続いている。
 夫の悦司が交通事故で亡くなったのは、勇人が高一のときだった。その影響がもあるのかもしれないが、不登校になった本当の理由は判らないままだ。学校側は、特にいじめなどの事実は把握できなかったと言い、当の勇人も何も言ってくれない。もともと口数が少ない子だったが、引きこもりになってからは、ほとんど言葉を発しなくなった。
 自室にこもってゲームばかりしているようで、トイレのときぐらいしか部屋から出ない。食事はめぐみが部屋の前に置き、後でトレーを回収している。深夜に冷蔵庫をあさったり、入浴したりはしているようだが、ほとんど顔を合わせることも、話をすることもなかった。
 その二十四歳の引きこもり息子が、母親の胸をまさぐっている。
 とんでもないことが起きているという動揺と共に焦りを感じたが、めぐみはその一方で、納得と安堵のような気持ちも自覚した。
勇人は決して 無気力人間ではなかった。オスとして女性の身体に興味はあるのだ。こんな異常な形ではあったけれど、ずっと対話がないままだった息子の方から接触してきたということに、ほっとしている自分がいることも事実だった。
 乳首が口で含まれたことが判った。チュウチュウと吸われ、さらには舌先でなめ回され、甘噛みされた。
 めぐみは不覚にも、生前の夫との営みを思い出し、子宮がぎゅっと収縮したような感覚になった。
 今自分は、久しぶりに乳首を、性感帯の一つを刺激されて、抑えがたい興奮を覚えている。相手が実の息子だというに、かえって背徳的な快感を覚えてしまっている……。
 勇人の口による愛撫はさらに続き、めぐみはとうとう我慢できなくなって「ああっ」と上体をのけぞらせてしまった。
 目を開けたとき、勇人は既に背を向けて逃げ出そうとしていた。
 めぐみが「勇人っ」と声をかけたが、息子はそのままリビングダイニングから出て行き、自室に逃げ込んでドアを勢いよく閉めたようだった。

 その後、めぐみは自分の寝室で横になったが、なかなか眠れないでいた。
 胸をなで回され、乳首を吸われた感触が何度もよみがえり、頭は冴える一方だった。
 そういえば、顔つきも身体つきも、夫の悦司に似てきたような気がする。出会った頃が、ちょうど今の勇人ぐらいの年だったのではないか……。
 めぐみはパジャマのズボンとパンティを下ろし、右手で陰部を愛撫し始めた。たまに就寝前にやっているが、今日は感覚が明らかに違っていた。
 めぐみは勇人に胸を愛撫された感触を思い出しながら、ひたすら右手でクリトリスをなで回し、その手の動きが早まり、やがて一人で果てた。

 再び目が覚めたのは、廊下を歩く気配と、浴室に至る脱衣所のドアが開閉される音が気見えたときだった。2LDKの古い賃貸マンションなので、足音やドアの音はどうしても聞こえてしまう。
 あわてて自室に逃げ込んだ勇人の後ろ姿を思い出した。
 このままだとあの子は、いよいよ心を閉ざしてしまうのではないか。母親に欲情してしまったことと、それに気づかれたことに苦しんでいるのではないか。
 もしかしたら、あの子との対話を復活させられるチャンスなのかも。
 めぐみは自分の部屋を出て、脱衣所のドアをそっと開けた。
 勇人はすでに浴槽に浸かっているらしいことが、すりガラス越しに判った。
「勇人」と声をかけると、中で勇人が息を殺している様子が伝わってきた。
 めぐみはさらに「お母さんも入っていい?」と続けたが、返事はなかった。
 しばらくそのまま待っていると、小さな声で「いいけど……」と返事があった。
 めぐみはパジャマと下着を脱ぎ、すりガラスのドアを開けた。
 勇人は浴槽の中で、体育座りをして下を向いていた。
 めぐみは熱めのシャワーを軽く浴びてから、「洗ってあげようか」と言ってみたが、返事はなかったが、風呂場から逃げだしたりはしなかった。
 めぐみは身体洗い用タワシとボディソープのボトルを手にし、風呂椅子を前に置いて「ここに座って」と言った。
 勇人はしばらくの間、浴槽に浸かったまま下を向いていたが、めぐみが「勇人」とさらに声をかけると、片手で股間を隠しながら浴槽から出て、めぐみに背を向ける形で風呂椅子に座った。勇人の尻が、亡き夫悦司の尻に見えた。
 めぐみは両手でボディソープを勇人の背中や肩につけて伸ばし、身体洗い用タワシでこすり始めた。
 思っていたよりも広い背中。引きこもっているのに身体はちゃんと成長している。夫の悦司もこんな体格だった。
 めぐみはさらに「立って」と要求したが、勇人は後ろ手にボディソープのボトルをつかんで、自分の身体につけ始めた。後は自分で洗う、ということらしい。
「お母さんが洗ってあげるよ」と言ってみたが、勇人はさらに後ろ手に身体洗い用タワシも要求したので、めぐみは渡した。

 一人で身体を洗っている勇人の後ろ姿を見るうち、めぐみは衝動的に背後から勇人に抱きついた。勇人がびくんとなったが構わず、両手で勇人の肩をつかみ、二つの乳房で息子の背中をなで回した。勇人は抵抗せず、じっとしていた。
 乳首の先が背中を這う感触は、予想以上の興奮を与えてしまったらしい。勇人は突然、座ったままこちらに向き直り、風呂椅子を差し出してめぐみを座らせ、背後から胸をまさぐり始めた。さらには両乳首をつまんで引っ張られ、めぐみは「ああん」と声を出した。
 めぐみが後ろ手に勇人の股間に触れてみると、びっくりするぐらいの大きさと固さだった。そのまま後ろ手で勇人のものをつかみ、ゆっくりとしごき始めると、勇人は「ああっ」反応した。
 その声を聞いてめぐみはさらに興奮度が増し、立ち上がって振り返り、勇人の手を引いて立たせて、頭をつかんで乳房に導いた。
 両乳首を交互に吸っている勇人の下腹部を、めぐみは片手で再びしごき始めた。手にボディソープがついているせいで滑りがいい。
 勇人はめぐみの乳首を口に含みながら「はあっ、ほはあはん……」と言った。ああっ、お母さん、と言おうとしたらしい。
 立った状態だと勇人のものをしごきにくかったので、めぐみはひざ立ち姿勢になった。
 目の前にある勇人のものは硬くて立派で、めぐみは子宮がうずいていることを感じたが、それだけはダメだ、胸を触らせたりなめさせたり、手を使って手伝ってあげるところまでならまだしも、挿入はダメだ、その一線だけは越えてはいけないと自分に言い聞かせた。
 ひざ立ち姿勢で勇人のものを、強弱をつけて片手でしごいた。それに合わせて自身の乳房が揺れているのが判る。見下ろしている勇人は「ああっ、お母さん、出そう……」と快感と困惑が混ざったような複雑な表情だった。
 ずっと何もしゃべらないで引きこもりを続けていた勇人が、お母さん、と口にしている。めぐみにとってそれは、奇跡的なことだった。
「出してもいいのよ、勇人。男の子はそれが当たり前なんだから」
「お母さん、やばい……」
「本当はこんなことするの、よくないかもしれないけれど、勇人は長い間、いろんなことをずっと我慢してたのよね。助けてあげられなくて、ごめんね」
「ああっ、お母さん、出るよっ、出るっ」
「いいわよ。いっぱい出して」
 めぐみがいっそう激しく片手を動かすと、勇人は「ああーっ」と久しく聞いたことがなかった音量の声を発し、先端から白濁した液が勢いよく飛び出した。
 それがめぐみの頭や顔に飛んできた。
 めぐみがさらにしごき続けると、勇人はさらに「ああっ、あっ」とうめきながら、第二弾、第三弾と射精が続いた。

 それをきっかけに、胸を触らせたり吸わせたりすることと、めぐみの手コキで勇人をいかせることが日課になった。
 めぐみは、自分はとんでもないことをしている母親だと罪悪感に囚われる一方で、八年もの間ほとんど口も利かないでいた勇人と、こんな形ではあっても対話ができるようになったことに、ささやかな喜びを感じてもいた。
 そんなあるとき、めぐみが夕食後の洗い物をしていると、勇人が背後から近づいてきて、ポロシャツの下から両手を差し入れてきた。
 続いてブラのホックを外され、乳首をまさぐられた。
 めぐみは「まだ洗い物の途中でしょ」と言うが、勇人の手は止まらない。こういう痴漢ごっこに興奮するのか、勇人は硬くなった自分のものをめぐみの尻に押しつけてきた。
「後にしてよ。洗い物をしてるって言ってるでしょ」
「触られても洗い物はできるでしょ」
 そのとき、両乳首を指でつままれ、さらにくりくりとこねくられたせいで、身体が反応してしまい、めぐみは「ああっ」と持っていたスポンジとお椀をシンクに落とし、腰くだけ態になってしまった。
 勇人があわてた様子で後ろから抱きしめて支え、「ごめん」と言った。
「勇人、お願いだから後にして、ね」
 めぐみがそう言うと、勇人は黙って両乳房から手を離し、リビングのソファに移動し、スマホを取り出していじり始めた。ゲームでもやりながら待ってるよ、ということらしい。
 洗い物が終わってめぐみが近づくと、勇人はめぐみのポロシャツを脱がせ、ブラも外して隣に座らせた。そして、めぐみにひざ枕をさせて、乳房の片方を吸い始め、もう一方の乳房を片手でいじり始めた。
 めぐみが勇人のジャージとパンツを脱がせると、勇人のものは天井に向かって屹立していた。勇人のお気に入り、授乳プレイと手コキ。めぐみは片手で勇人のものをしごいた。
 いつもなら、しばらくすると勇人は勢いよく発射するのだが、その日はなかなかフィニッシュには至らなかった。似たようなことばかりで、飽きてきた、ということだろうか。
 すると勇人が突然起き上がって座り直し、めぐみの後頭部に手を当てて、股間に近づけようとした。口でやってくれ、ということらしい。
「ダメよ」とめぐみは強く頭を振った。「おっぱいを触らせたり、手でやってあげるのはいいけど、口はダメ。昨日も同じことを言ったでしょ」
 フェラチオは、息子の生殖器を体内に取り込むこと。めぐみはそこが超えてはならない一線だと考えていた。もちろん、膣内への挿入など、もってのほかである。
「手でやるのと、口でやるのと、そんなに変わらないだろ」
「そんなにしてほしかったら、何か進歩を見せなさい。このまま引きこもってたら、勇人もお母さんもダメになるわ」
 すると勇人はふて腐れた顔つきになってめぐみから離れ、パンツとジャージをはいて、自分の部屋へと消えた。

 その後、勇人は再び以前のような引きこもりに戻り、めぐみに愛撫の要求はしなくなった代わりに、顔を合わせるのを避ける態度になり、口も利かなくなった。
 しかし、一週間ほど経って、めぐみが夕食の準備をしていると、勇人が再び背後から胸を触ってきた。めぐみは勇人が我慢できなくなって降参したんだなと安堵する一方で、簡単にまた許してしまっていいのだろうか迷った。
 すると、シャツの中でブラのホックを外し、両乳首をつまみながら勇人が「お母さん、誕生日おめでとう」と言ったので、めぐみは「えっ?」と、ボウルに野菜を移し入れていた手を止めた。
 そういえばそうだった。ここ数年はもう年なんて取りたくないという思いと、どうせ誰も祝ったりしてくれないため、誕生日なんてどうでもよくなっていた。
 勇人からさらに「お母さん、テーブルの方を見て」と言われ、視線を向けると、何やら白いポリ袋に入った長方形の箱らしきものがあった。
「えっ、何?」と尋ねると、勇人は胸から手を引いて「開けてみて」と言った。
 箱は贈答用の包装がされておらず、中身が何か、すぐに判った。
 電動マッサージ器。肩こり用のものだが、別の用途でもよく知られている。
「外に買いに行ったの?」
 勇人は「うん」とうなずき、「お母さんも気持ちよくなってほしくて」
 こんなものを母親に贈る息子がいる? そう言いたかったが、八年も引きこもっていた勇人が日中に外出して、買い物をしたということが大きな驚きであり、喜びだった。めぐみは胸が詰まり、目に涙がにじんできた。
 めぐみは「ありがとう、勇人」と礼を言い、電動マッサージ器を箱から出して、一緒に乾電池をセットした。
 勇人が期待の目で見ていた。使うところを見せて、と表情で訴えていた。
 何という変態母子。めぐみはそう思いながらも、使ってみたいという気持ちもなくはなかったので、その場で服を脱いで全裸になり、ソファに座った。
 マッサージ器のスイッチを入れて、まずは片方の乳首に当てた。
 振動するマッサージ器による愛撫は予想以上で、今まで体験したことのない快感があった。さらにクリトリスに当てると、びくっと電流が走ったような感覚に囚われた。
 マッサージ器身に身もだえする母親を見て、勇人も興奮したらしい。そそくさと服を脱いで全裸になり、隣に座って自慰行為を始めた。
「お母さん、気持ちいい?」
「勇人、気持ちいいわ……」
 実際、初めて体験する振動は、全身をしびれさせるような快感があった。
 勇人から「お母さん、それ貸して。ボクがやってあげる」と言われたので渡すと、勇人は足を開いためぐみの前にひざづいて、マッサージ器での愛撫を始めた。
 たちまち絶頂に達しためぐみは「あああーっ、イくううぅぅーっ……」と声を上げながら全身をびくんびくんとさせて果てた。
「お母さん、よかった?」
「勇人、よかったわ。ありがとう」
 めぐみはお礼として、勇人をあらためてソファに座らせ、勢いのまま、一線を越えてフェラチオを始めた。こんな誕生日祝いをしてもらったのだ。いつもの手コキだけではお返しにならない。
 充血した硬い勇人のものをくわえて頭を前後させるうち、勇人は「ああ、お母さんっ、やばい……」とうめいて、めぐみの口の中にたっぷりと放出した。
 口の中が生温かい液で満たされた。勇人が快感に身体を震わせている。
 めぐみは、結局は近いうちに勇人との生挿入セックスをするのだろうな、と自覚した。

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