9 / 13
第1章:忘れられたダンジョン編
第10話:ゴブリン・斥候の奇襲
しおりを挟む
(マジかよ、勘弁してくれ……)
スライムを倒した安心した気持ちは、一瞬で氷点下の緊張に変わった。
通路の暗がりから次々と姿を現す緑色の小さな悪魔たち。ゴブリン。
それもただのゴブリンじゃない。
その無駄のない動き、まとまりのある陣形。
俺たちがスライムとの戦いで疲れるのを、冷静に待ち構えていたそのずる賢さ。
こいつらは見張りに特化した、厄介な手合いだ。
(こっちは連戦でキツいってのに!)
さっきの《共振撃》は俺とリリアの魂を直接すり減らす奥の手だ。
精神的な疲れが、鉄の体にたまっている。
「アルマ、敵は12体!
前衛に短剣持ちが5、後衛に弓持ちが7です! 先ほどのスライムは、わたくしたちの実力を測るための捨て駒……!」
鎧の中から聞こえるリリアの声も、鋭く張りつめていた。
なんてことだ。俺たちはまんまとワナにはめられたのか。
俺が態勢を立て直すよりも早く、ゴブリンたちの奇襲が始まった。
「キシャァァッ!」
叫び声と共に、後衛の弓ゴブリン7体が同時に矢を放つ。
7本の矢が、少しのズレもなく俺の頭と胸に集中する。
(くっ!)
俺はとっさに両腕を交差させ、顔面への直撃を防ぐ。
ガガガガッ!
さびた矢じりが俺の鎧に硬い音を立てて弾かれる。大した威力はない。
だが、これは注意を引くための攻撃だ。
「アルマ、四方から来ます!」
リリアの警告と同時だった。
矢を防いで体勢がわずかに崩れた、その一瞬のすきを突き、前衛の短剣ゴブリン5体が四方八方から躍りかかってきた。
(くそっ!
一体を相手にすると、別のやつが死角から……!)
俺の思考が敵の動きに全く追いついていなかった。
これが連携。これが数の暴力。
スライムのような単体の敵との戦いとは、レベルが違う。
「アルマ、右後方!
いえ、左からも矢が!」
リリアの案内も乱れ始めていた。
敵の数が多く、攻撃がい-ろんな方向すぎる。
彼女の《霊素視》でも全ての攻撃を事前に気づき、的確な指示を出すのは不可能に近い。
◇ ◇ ◇
(落ち着け……落ち着くんだ、俺。
どんなに複雑に見えても必ずルールがあるはずだ。型を読め!)
俺は必死に整備士としての自分を呼び覚ます。
エンジンの不規則な振動音から、どの部品が異常かを特定するように。
このゴブリンたちの動きにも、必ず連携の「核」となる型があるはずだ。
(正面の二体は攻撃役。
左右の二体は邪魔役。足元を狙う一体が、致命傷を狙う切り札……!
弓部隊は俺が大きく動こうとした瞬間に、その動きを止めるように矢を放ってくる!)
見えた。
敵の攻撃の型を、俺は数秒の攻防の中で完全に分析してみせた。
(違う、リリア!
そいつは陽動だ! 本命は右だ!)
俺はリリアの警告を半ば無視する形で、右からの攻撃に備えて身構えた。
しかし、その瞬間。
俺の分析もリリアの直感も、どちらも正しく、そしてどちらも間違っていた。
左のゴブリンの目的は、俺の足元に油のような液体をまくことだった。
俺が右からの攻撃を警戒して踏み込んだ瞬間、その油で足が滑る。
(しまっ……!)
ガシャン!
大きく体勢を崩した俺に、本命の攻撃が襲いかかった。
正面。
陽動だと思っていた2体のゴブリンが、俺の両腕の鎧のすきまに同時に短剣を突き立ててきたのだ。
「ぐっ……!」
声にはならない衝撃が魂を揺さぶる。
致命傷ではない。
だが、この鎧が俺自身の魂が形になったものだと、嫌というほど思い知らされた。
(ダメだ……。
俺の分析は役に立たない……)
機械なら同じ入力には同じ出力を返す。
だが、こいつらは生き物だ。
こちらの予測を裏切ってくる。
そんな予測できないことのかたまりを、俺の「完璧な設計図」に落とし込むことなどできるはずがなかったのだ。
失敗への恐怖が、また顔を出す。
動きが鈍る。思考がにごる。
鉄の体が、俺自身の魂に縛り付けられていく。
そのすきを、ゴブリンたちが見逃すはずもなかった。
後衛の弓部隊が、明確な殺意を持ってリリアがいるであろう胸の鎧めがけて、一斉に矢を放ってきた。
「アルマッ!」
リリアの悲鳴のような声。
俺は迫りくる矢の雨を前に、ただ立ちすくむことしか……。
その時だった。
◇ ◇ ◇
「アルマ!
わたくしに、あなたの『盾』を預けてください!」
鎧の中から聞こえたリリアの声は、俺の凍りついた魂を叩き起こす力強い響きを持っていた。
(盾を……?
どういう意味だ、リリア!?)
「あなたは敵全体の動きの『分析』だけに集中してください!
一体一体の攻撃への対処は、わたくしの『直感』で案内します!」
役割分担。
俺に戦いの全体的な分析を。
彼女に瞬間的な回避行動の判断を。
それはあまりにも大胆で、無謀な提案だった。
俺の体の制御を、ほぼ完全に彼女にまかせるということだ。一瞬の判断ミスが俺たち二人の死につながる。
(そんな危険なこと、できるわけ……!)
「できます!」
俺のためらいをリリアはどなった。
「あなたはあなたの仕事を。
わたくしはわたくしの仕事を。そしてそれをつなぐのが、わたくしたちの『絆』なのでしょう!?
わたくしたちは二人で一つの騎士なのですから!」
その言葉にハッとさせられた。
そうだ。
俺はいつの間にかまた一人で戦おうとしていた。
だからバラバラになったんだ。
この鎧は俺とリリア、二人のものなんだ。
(……分かった。
リリア、俺の体をお前に預ける)
俺は覚悟を決めた。
迫りくる矢の雨を、もはや直接視ることはしない。
意識を戦場全体を見下ろす、より高いレベルへと飛ばす。
敵12体の位置、動き、間隔、視線、呼吸のリズム……。
全ての情報を《機構造解析》が、リアルタイムで処理していく。
脳内に敵の連携の、巨大で複雑な「設計図」が描き出されていく。
そして俺が手放した体の制御を、リリアが完全につかんだ。
「アルマ、右腕で防御!
そのまま半歩後退!」
リリアの直感的な指示が魂に直接響く。
俺は思考をはさまず、ただ彼女の言葉を信じてその通りに鉄の体を動かす。
ガキン!
右腕の鎧が、少しのズレもなく矢の弾道をふさぐ。
「左から短剣! 体をひねって回避!」
俺の体が滑るように回転する。
わき腹を狙ったゴブリンの刃が空を切った。
最初はぎこちなかった。
だが、攻防を続けるうちに、そのズレが確実に一つになっていくのが分かった。
俺の描く敵の連携の「設計図」。
リリアが視る霊素の高まりという「回路図」。
二つの情報が俺たちの魂の中で響き合い、一つの完璧な答えを導き出し始める。
(……見えてきた)
無数の攻撃の糸がからみあう、その中心。
全ての動きをコントロールしている、たった一本の重要な糸が。
(リリア、聞こえるか。
後衛、右から三番目の弓ゴブリン。
あいつがこの連携の『核』だ!)
俺がついに敵の指揮官役を見抜いた、その瞬間。
リリアの魂からどう猛なまでの喜びと、絶対的な信頼の光があふれ出した。
「ええ、視えています、アルマ!
最高の『設計図』、確かに受け取りました!」
スライムを倒した安心した気持ちは、一瞬で氷点下の緊張に変わった。
通路の暗がりから次々と姿を現す緑色の小さな悪魔たち。ゴブリン。
それもただのゴブリンじゃない。
その無駄のない動き、まとまりのある陣形。
俺たちがスライムとの戦いで疲れるのを、冷静に待ち構えていたそのずる賢さ。
こいつらは見張りに特化した、厄介な手合いだ。
(こっちは連戦でキツいってのに!)
さっきの《共振撃》は俺とリリアの魂を直接すり減らす奥の手だ。
精神的な疲れが、鉄の体にたまっている。
「アルマ、敵は12体!
前衛に短剣持ちが5、後衛に弓持ちが7です! 先ほどのスライムは、わたくしたちの実力を測るための捨て駒……!」
鎧の中から聞こえるリリアの声も、鋭く張りつめていた。
なんてことだ。俺たちはまんまとワナにはめられたのか。
俺が態勢を立て直すよりも早く、ゴブリンたちの奇襲が始まった。
「キシャァァッ!」
叫び声と共に、後衛の弓ゴブリン7体が同時に矢を放つ。
7本の矢が、少しのズレもなく俺の頭と胸に集中する。
(くっ!)
俺はとっさに両腕を交差させ、顔面への直撃を防ぐ。
ガガガガッ!
さびた矢じりが俺の鎧に硬い音を立てて弾かれる。大した威力はない。
だが、これは注意を引くための攻撃だ。
「アルマ、四方から来ます!」
リリアの警告と同時だった。
矢を防いで体勢がわずかに崩れた、その一瞬のすきを突き、前衛の短剣ゴブリン5体が四方八方から躍りかかってきた。
(くそっ!
一体を相手にすると、別のやつが死角から……!)
俺の思考が敵の動きに全く追いついていなかった。
これが連携。これが数の暴力。
スライムのような単体の敵との戦いとは、レベルが違う。
「アルマ、右後方!
いえ、左からも矢が!」
リリアの案内も乱れ始めていた。
敵の数が多く、攻撃がい-ろんな方向すぎる。
彼女の《霊素視》でも全ての攻撃を事前に気づき、的確な指示を出すのは不可能に近い。
◇ ◇ ◇
(落ち着け……落ち着くんだ、俺。
どんなに複雑に見えても必ずルールがあるはずだ。型を読め!)
俺は必死に整備士としての自分を呼び覚ます。
エンジンの不規則な振動音から、どの部品が異常かを特定するように。
このゴブリンたちの動きにも、必ず連携の「核」となる型があるはずだ。
(正面の二体は攻撃役。
左右の二体は邪魔役。足元を狙う一体が、致命傷を狙う切り札……!
弓部隊は俺が大きく動こうとした瞬間に、その動きを止めるように矢を放ってくる!)
見えた。
敵の攻撃の型を、俺は数秒の攻防の中で完全に分析してみせた。
(違う、リリア!
そいつは陽動だ! 本命は右だ!)
俺はリリアの警告を半ば無視する形で、右からの攻撃に備えて身構えた。
しかし、その瞬間。
俺の分析もリリアの直感も、どちらも正しく、そしてどちらも間違っていた。
左のゴブリンの目的は、俺の足元に油のような液体をまくことだった。
俺が右からの攻撃を警戒して踏み込んだ瞬間、その油で足が滑る。
(しまっ……!)
ガシャン!
大きく体勢を崩した俺に、本命の攻撃が襲いかかった。
正面。
陽動だと思っていた2体のゴブリンが、俺の両腕の鎧のすきまに同時に短剣を突き立ててきたのだ。
「ぐっ……!」
声にはならない衝撃が魂を揺さぶる。
致命傷ではない。
だが、この鎧が俺自身の魂が形になったものだと、嫌というほど思い知らされた。
(ダメだ……。
俺の分析は役に立たない……)
機械なら同じ入力には同じ出力を返す。
だが、こいつらは生き物だ。
こちらの予測を裏切ってくる。
そんな予測できないことのかたまりを、俺の「完璧な設計図」に落とし込むことなどできるはずがなかったのだ。
失敗への恐怖が、また顔を出す。
動きが鈍る。思考がにごる。
鉄の体が、俺自身の魂に縛り付けられていく。
そのすきを、ゴブリンたちが見逃すはずもなかった。
後衛の弓部隊が、明確な殺意を持ってリリアがいるであろう胸の鎧めがけて、一斉に矢を放ってきた。
「アルマッ!」
リリアの悲鳴のような声。
俺は迫りくる矢の雨を前に、ただ立ちすくむことしか……。
その時だった。
◇ ◇ ◇
「アルマ!
わたくしに、あなたの『盾』を預けてください!」
鎧の中から聞こえたリリアの声は、俺の凍りついた魂を叩き起こす力強い響きを持っていた。
(盾を……?
どういう意味だ、リリア!?)
「あなたは敵全体の動きの『分析』だけに集中してください!
一体一体の攻撃への対処は、わたくしの『直感』で案内します!」
役割分担。
俺に戦いの全体的な分析を。
彼女に瞬間的な回避行動の判断を。
それはあまりにも大胆で、無謀な提案だった。
俺の体の制御を、ほぼ完全に彼女にまかせるということだ。一瞬の判断ミスが俺たち二人の死につながる。
(そんな危険なこと、できるわけ……!)
「できます!」
俺のためらいをリリアはどなった。
「あなたはあなたの仕事を。
わたくしはわたくしの仕事を。そしてそれをつなぐのが、わたくしたちの『絆』なのでしょう!?
わたくしたちは二人で一つの騎士なのですから!」
その言葉にハッとさせられた。
そうだ。
俺はいつの間にかまた一人で戦おうとしていた。
だからバラバラになったんだ。
この鎧は俺とリリア、二人のものなんだ。
(……分かった。
リリア、俺の体をお前に預ける)
俺は覚悟を決めた。
迫りくる矢の雨を、もはや直接視ることはしない。
意識を戦場全体を見下ろす、より高いレベルへと飛ばす。
敵12体の位置、動き、間隔、視線、呼吸のリズム……。
全ての情報を《機構造解析》が、リアルタイムで処理していく。
脳内に敵の連携の、巨大で複雑な「設計図」が描き出されていく。
そして俺が手放した体の制御を、リリアが完全につかんだ。
「アルマ、右腕で防御!
そのまま半歩後退!」
リリアの直感的な指示が魂に直接響く。
俺は思考をはさまず、ただ彼女の言葉を信じてその通りに鉄の体を動かす。
ガキン!
右腕の鎧が、少しのズレもなく矢の弾道をふさぐ。
「左から短剣! 体をひねって回避!」
俺の体が滑るように回転する。
わき腹を狙ったゴブリンの刃が空を切った。
最初はぎこちなかった。
だが、攻防を続けるうちに、そのズレが確実に一つになっていくのが分かった。
俺の描く敵の連携の「設計図」。
リリアが視る霊素の高まりという「回路図」。
二つの情報が俺たちの魂の中で響き合い、一つの完璧な答えを導き出し始める。
(……見えてきた)
無数の攻撃の糸がからみあう、その中心。
全ての動きをコントロールしている、たった一本の重要な糸が。
(リリア、聞こえるか。
後衛、右から三番目の弓ゴブリン。
あいつがこの連携の『核』だ!)
俺がついに敵の指揮官役を見抜いた、その瞬間。
リリアの魂からどう猛なまでの喜びと、絶対的な信頼の光があふれ出した。
「ええ、視えています、アルマ!
最高の『設計図』、確かに受け取りました!」
10
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
転生特典〈無限スキルポイント〉で無制限にスキルを取得して異世界無双!?
スピカ・メロディアス
ファンタジー
目が覚めたら展開にいた主人公・凸守優斗。
女神様に死後の案内をしてもらえるということで思春期男子高生夢のチートを貰って異世界転生!と思ったものの強すぎるチートはもらえない!?
ならば程々のチートをうまく使って夢にまで見た異世界ライフを楽しもうではないか!
これは、只人の少年が繰り広げる異世界物語である。
R・P・G ~転生して不死にされた俺は、最強の英雄たちと滅ぼすはずだった異世界を統治する~
イット
ファンタジー
オカルト雑誌の編集者として働いていた瀬川凛人(40)は、怪現象の取材中、異世界の大地の女神と接触する。
半ば強制的に異世界へと転生させられた彼は、惑星そのものと同化し、“星骸の主”として不死の存在へと変貌した。
だが女神から与えられた使命は、この世界の生命を滅ぼし、星を「リセット」すること。凛人はその命令を、拒否する。
彼は、大地の女神により創造された星骸と呼ばれる伝説の六英雄の一人を従者とし、世界を知るため、そして残りの星骸を探すため旅に出る。
しかし一つ選択を誤れば世界が滅びる危うい存在……
女神の使命を「絶対拒否」する不死者と、裏ボス級の従者たち。
これは、世界を滅ぼさず、統治することを選んだ男の英雄譚である。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。
チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!?
“真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる