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第三章:鬼の貌(かんばせ)、人の心
第六十四話:隠れ里の真実
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穢れに侵された鳥居をくぐり、一行は隠れ里へと足を踏み入れた。
足元に広がるのは、かつての豊かな自然とは似ても似つかない荒廃した光景だった。生命の輝きを失った木々は枯れ、草木は灰色に変色している。清らかな水が流れていたはずの小川は濁り、沼地と化していた。
「なんてことだ……」
おみつは、その目を覆いたくなるほどの惨状に、言葉を失った。里全体が、まるで死にゆく大地のように、生気を吸い取られているかのようだった。
「ひどい……ひどすぎるでさぁ……」
古尾もまた、その変わり果てた故郷の姿に、声にならない呻きを上げた。彼の毛並みは逆立ち、瞳には怒りと悲しみが混じり合っていた。
玄庵は、一歩一歩、慎重に足を進めた。彼の表情は硬く、その瞳の奥には、抑えきれない怒りの炎が燃え盛っている。彼が抱きかかえていた衰弱した妖怪も、里の淀んだ空気に呼応するかのように、さらに苦しそうに身悶え始めた。
里の中心へと近づくにつれて、苦しみに喘ぐ妖怪たちの声が、はっきりと聞こえてくるようになった。彼らは、全身に黒い痣が浮かび上がり、意識を混濁させながら、地面に倒れ伏していた。その姿は、蝕組の穢れによって侵された村人たちと瓜二つだった。
「これは……まさか、里の結界だけでなく、妖怪たちの心にも穢れが……」
おみつは、妖怪たちの苦しむ姿に、胸が締め付けられる思いだった。妖怪たちは、本来ならば穢れに強いはずだ。それがこれほどまでに侵されているということは、里に撒き散らされた穢れが、尋常ではないほど強力だという証拠だった。
玄庵は、倒れている妖怪の一体に近づき、その手をそっと額に当てた。彼の掌から、わずかな妖気が流れ込むが、妖怪の苦しみは容易には和らがなかった。
「彼らの心も、穢れに蝕まれている。憎しみ、悲しみ、絶望……。それらの負の感情が、穢れを増幅させているのだ」
玄庵の声は、重く沈んでいた。彼が、かつて自身もこの力に苦しめられた経験があるからこそ、その苦しみが痛いほど理解できた。
「あの影が……。彼らは、一体何をしようとしているんでさぁ!」
古尾が悔しそうに拳を握りしめた。
その時、里の奥から、けたたましい笑い声が響いた。それは、蝕組の頭領・影の声だった。
「フフフ……。来たな、玄庵。この忌まわしき里を、お前に見せてやりたかった」
影の声は、嘲りを含んでいる。彼の姿はまだ見えないが、その妖気は、里全体を覆い尽くすほどの強さだった。
「お前の大切な故郷も、仲間たちも、全てが穢れに染まり、消え去る運命なのだ。それが、この世界の真理。弱き者は滅び、強き者だけが生き残る」
影の言葉が、玄庵の怒りをさらに煽った。彼の瞳の赤い光が、一層強く輝き始める。
「そんなものが、真理であるはずがない! 貴様の歪んだ思想で、これ以上の悲劇を生み出すことは許さぬ!」
玄庵は、そう叫ぶと、倒れている妖怪たちに向けて、一斉に浄化の術を放った。彼の指先から放たれる清らかな光が、穢れの瘴気を押し返し、妖怪たちの苦しみをわずかに和らげていく。
しかし、その光は、里全体を覆う穢れには及ばなかった。影が撒き散らした穢れは、すでに里の根源にまで到達しているようだった。
「無駄な足掻きだ、玄庵。お前のその半端な力では、全てを救うことはできぬ。お前が持つ『鬼』の力を完全に解放しない限り、この穢れを止めることはできぬぞ!」
影の声が、玄庵を挑発する。彼は、玄庵が自身の力を恐れ、完全に解放できないことを知っているのだ。
玄庵は、影の言葉に、苦しそうに顔を歪めた。彼の内に秘められた「鬼」の力は、確かにこの穢れを浄化できるかもしれない。
しかし、その力は、玄庵自身の理性を蝕み、彼自身を「鬼」へと変貌させてしまう危険性をはらんでいる。
「先生……!」
おみつは、玄庵の葛藤を感じ取った。彼の心が、今、深く揺れ動いている。
その時、一陣の風が吹き荒れ、里の奥から、何人かの妖怪たちが現れた。彼らは、まだ完全に穢れに侵されてはおらず、玄庵たちの姿を認めると、驚きと安堵の混じった表情を見せた。
「玄庵様……! やはり来てくださったのですね!」
里の長らしき老いた天狗が、玄庵の元へと駆け寄ってきた。彼の顔には、疲労と絶望の色が濃く刻まれている。
「この里が、こんな惨状に……。私が、もっと早く帰っていれば……」
玄庵は、天狗の言葉に、悔しそうに唇を噛み締めた。彼は、この里を、自分の手で守れなかったことに、深い責任を感じていた。
「いいえ、玄庵様のお力で、まだ間に合います! どうか、この里を、我々を救ってください!」
天狗は、玄庵に頭を下げた。その姿は、玄庵への絶対的な信頼を示していた。
玄庵は、天狗の言葉に、ゆっくりと顔を上げた。彼の瞳に宿る赤い光は、もはや怒りだけではない。そこには、大切な仲間たちを守るという、揺るぎない決意が宿っていた。
「必ず、この穢れを断ち切る。そして、この里を、元に戻す」
玄庵の言葉は、静かだが、その声には、彼の内に秘められた全ての力が込められているようだった。
おみつは、玄庵のその覚悟に、胸が熱くなった。彼は、自らの危険を顧みず、大切なものを守るために立ち上がろうとしている。
「私も、先生と一緒に戦います!」
おみつは、そう言って玄庵の傍らに立った。彼女の瞳にも、怯えではなく、確かな決意の光が輝いていた。
隠れ里の真実。それは、玄庵の過去と、蝕組の野望が、深く結びついていることを示すものだった。
そして、この場所で、玄庵は、自らの内に秘める「鬼」の力と、再び向き合うことになるだろう
守るべきもののために、彼は今、最後の戦いへと足を踏み入れようとしていた。
足元に広がるのは、かつての豊かな自然とは似ても似つかない荒廃した光景だった。生命の輝きを失った木々は枯れ、草木は灰色に変色している。清らかな水が流れていたはずの小川は濁り、沼地と化していた。
「なんてことだ……」
おみつは、その目を覆いたくなるほどの惨状に、言葉を失った。里全体が、まるで死にゆく大地のように、生気を吸い取られているかのようだった。
「ひどい……ひどすぎるでさぁ……」
古尾もまた、その変わり果てた故郷の姿に、声にならない呻きを上げた。彼の毛並みは逆立ち、瞳には怒りと悲しみが混じり合っていた。
玄庵は、一歩一歩、慎重に足を進めた。彼の表情は硬く、その瞳の奥には、抑えきれない怒りの炎が燃え盛っている。彼が抱きかかえていた衰弱した妖怪も、里の淀んだ空気に呼応するかのように、さらに苦しそうに身悶え始めた。
里の中心へと近づくにつれて、苦しみに喘ぐ妖怪たちの声が、はっきりと聞こえてくるようになった。彼らは、全身に黒い痣が浮かび上がり、意識を混濁させながら、地面に倒れ伏していた。その姿は、蝕組の穢れによって侵された村人たちと瓜二つだった。
「これは……まさか、里の結界だけでなく、妖怪たちの心にも穢れが……」
おみつは、妖怪たちの苦しむ姿に、胸が締め付けられる思いだった。妖怪たちは、本来ならば穢れに強いはずだ。それがこれほどまでに侵されているということは、里に撒き散らされた穢れが、尋常ではないほど強力だという証拠だった。
玄庵は、倒れている妖怪の一体に近づき、その手をそっと額に当てた。彼の掌から、わずかな妖気が流れ込むが、妖怪の苦しみは容易には和らがなかった。
「彼らの心も、穢れに蝕まれている。憎しみ、悲しみ、絶望……。それらの負の感情が、穢れを増幅させているのだ」
玄庵の声は、重く沈んでいた。彼が、かつて自身もこの力に苦しめられた経験があるからこそ、その苦しみが痛いほど理解できた。
「あの影が……。彼らは、一体何をしようとしているんでさぁ!」
古尾が悔しそうに拳を握りしめた。
その時、里の奥から、けたたましい笑い声が響いた。それは、蝕組の頭領・影の声だった。
「フフフ……。来たな、玄庵。この忌まわしき里を、お前に見せてやりたかった」
影の声は、嘲りを含んでいる。彼の姿はまだ見えないが、その妖気は、里全体を覆い尽くすほどの強さだった。
「お前の大切な故郷も、仲間たちも、全てが穢れに染まり、消え去る運命なのだ。それが、この世界の真理。弱き者は滅び、強き者だけが生き残る」
影の言葉が、玄庵の怒りをさらに煽った。彼の瞳の赤い光が、一層強く輝き始める。
「そんなものが、真理であるはずがない! 貴様の歪んだ思想で、これ以上の悲劇を生み出すことは許さぬ!」
玄庵は、そう叫ぶと、倒れている妖怪たちに向けて、一斉に浄化の術を放った。彼の指先から放たれる清らかな光が、穢れの瘴気を押し返し、妖怪たちの苦しみをわずかに和らげていく。
しかし、その光は、里全体を覆う穢れには及ばなかった。影が撒き散らした穢れは、すでに里の根源にまで到達しているようだった。
「無駄な足掻きだ、玄庵。お前のその半端な力では、全てを救うことはできぬ。お前が持つ『鬼』の力を完全に解放しない限り、この穢れを止めることはできぬぞ!」
影の声が、玄庵を挑発する。彼は、玄庵が自身の力を恐れ、完全に解放できないことを知っているのだ。
玄庵は、影の言葉に、苦しそうに顔を歪めた。彼の内に秘められた「鬼」の力は、確かにこの穢れを浄化できるかもしれない。
しかし、その力は、玄庵自身の理性を蝕み、彼自身を「鬼」へと変貌させてしまう危険性をはらんでいる。
「先生……!」
おみつは、玄庵の葛藤を感じ取った。彼の心が、今、深く揺れ動いている。
その時、一陣の風が吹き荒れ、里の奥から、何人かの妖怪たちが現れた。彼らは、まだ完全に穢れに侵されてはおらず、玄庵たちの姿を認めると、驚きと安堵の混じった表情を見せた。
「玄庵様……! やはり来てくださったのですね!」
里の長らしき老いた天狗が、玄庵の元へと駆け寄ってきた。彼の顔には、疲労と絶望の色が濃く刻まれている。
「この里が、こんな惨状に……。私が、もっと早く帰っていれば……」
玄庵は、天狗の言葉に、悔しそうに唇を噛み締めた。彼は、この里を、自分の手で守れなかったことに、深い責任を感じていた。
「いいえ、玄庵様のお力で、まだ間に合います! どうか、この里を、我々を救ってください!」
天狗は、玄庵に頭を下げた。その姿は、玄庵への絶対的な信頼を示していた。
玄庵は、天狗の言葉に、ゆっくりと顔を上げた。彼の瞳に宿る赤い光は、もはや怒りだけではない。そこには、大切な仲間たちを守るという、揺るぎない決意が宿っていた。
「必ず、この穢れを断ち切る。そして、この里を、元に戻す」
玄庵の言葉は、静かだが、その声には、彼の内に秘められた全ての力が込められているようだった。
おみつは、玄庵のその覚悟に、胸が熱くなった。彼は、自らの危険を顧みず、大切なものを守るために立ち上がろうとしている。
「私も、先生と一緒に戦います!」
おみつは、そう言って玄庵の傍らに立った。彼女の瞳にも、怯えではなく、確かな決意の光が輝いていた。
隠れ里の真実。それは、玄庵の過去と、蝕組の野望が、深く結びついていることを示すものだった。
そして、この場所で、玄庵は、自らの内に秘める「鬼」の力と、再び向き合うことになるだろう
守るべきもののために、彼は今、最後の戦いへと足を踏み入れようとしていた。
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