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第1章:凍てつく心
第8話:あの日の言葉
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夕闇が街を包み始めた頃、宗次は店の戸締まりを終えた番頭の前に姿を現した。影から一歩踏み出す。地面を踏む音はさせなかった。
番頭は店の鍵を閉めようとしていた手を止め、宗次を見て体を硬くした。突然現れた見知らぬ男への警戒と、漠然とした恐怖の色がその顔に浮かんだ。宗次は何も言わない。ただ、真っ直ぐに番頭の目を見据える。その静かな、しかし有無を言わせぬ圧力に、番頭の息が詰まったのが分かった。
かつて、この気配一つで相手を竦み上がらせた。人を斬るための力。今は、真実を引き出すための刃となる。胸の内で、冷たい決意が燃え上がっていた。逃がさない。この男が、お梅という女の最後の真実を知っているのだ。
「…何だ、あんたは」
番頭の声は上ずっていた。宗次はゆっくりと懐から例の迷子札と木片を取り出した。
「この娘(こ)のことを伺いたい」
迷子札と木片を番頭の目の前に差し出す。番頭の顔から、さっと血の気が引いた。
目が激しく泳ぎ、口元が引き攣る。明らかに、この二つの物に見覚えがある。そして、それに深い関わりがある。その動揺ぶりは、隠し事がある証拠だった。
「知らねえ…」
絞り出すような声だったが、その怯えきった様子が嘘だと宗次にはすぐに分かった。
「お梅という女。あの店で内職をしていた。最後に品を届けに来た日、貴方と言葉を交わしたと聞いています」
宗次の言葉に、番頭の体がびくりと震える。後ずさり、逃げようとする素振りを見せるが、宗次が一歩踏み出すと、金縛りにあったように竦んで動けなくなった。その怯えは、ただの恐怖ではない。何か、隠していることがある、あるいは負い目がある人間の、罪悪感に似た怯えだ。宗次は確信した。
「その日、彼女はどんな様子でしたか。何を話しましたか。そして…この木片に、心当たりは?」
矢継ぎ早の問いに、番頭はうろたえ、目を閉じて首を振った。何かを否定したいのか、あるいは過去の記憶から逃れようとしているのか。
だが、その固く閉ざされた瞼の裏で、あの日の光景が鮮明に蘇っているのが見て取れた。宗次は待った。焦らない。この男が、語らざるを得なくなるまで。
彼の纏う静かな気迫が、番頭にじりじりと迫る。まるで、見えない壁が彼を取り囲むように。
やがて、番頭は観念したように、重い息を吐いた。諦めと、そして僅かな安堵が入り混じったような表情だった。
「…あの日は…ひどい日でした。お梅さんは、見る影もなく痩せ細ってて…それでも、必死に内職品を持ってきてくれたんです。納期に遅れた分を、お頭に厳しく叱られてた…代金も、雀の涙ほどしか貰えなくて…」
番頭の言葉は、老爺から聞いた話と一致する。だが、それを直接あの場にいた番頭から聞くのは、また別の重さがあった。番頭の声は震え、後悔のようなものが滲んでいる。
「お梅さんは…本当に辛そうでした。『これしか…』と、何か小さな包みを…懐に、大事そうに仕舞ってて…」
小さな包み。それは、赤子のことだろうか。宗次の胸が詰まる。
「木片…ですか? ああ…そういえば、あの時、内職品の包みの中に、こんな木片が紛れてたような…」
番頭は宗次の手にある木片を指差す。間違いない。木片は、お梅が最後に納品に来た際、内職品に紛れてきたのだ。そして、番頭はその時、それを確かに見ていた。
「その木片に、何か描いてあります。そして…お梅さんと、何か言葉を交わしたのでは?」
宗次が尋ねる。番頭は、顔を歪めた。あの時の言葉を思い出すのが辛いのだろうか。
「あれは…あれは…『この子が…迷子になったら…』と…わ、わしに…」
番頭の言葉が途切れる。彼は顔を覆い、肩を震わせた。その震えは、寒さからではない。罪悪感か、恐怖か。あるいは、目の前の男の気迫に押されてか。
宗次の全身に衝撃が走った。「この子が…迷子になったら…」。
お梅は、あの時既に、我が子を手放すことを考えていたのだ。病と貧困の果てに、我が子を「迷子」にするしかないと追い詰められていたのだ。
そして、その「迷子」になった我が子を、誰かに見つけてもらうために、あの迷子札と、そしてこの木片に、何かを託したのだ。
番頭の震え、罪悪感、そして語られる言葉の重さ。それは、お梅の悲劇が、この街に生きる人々の心にも、決して消えない傷を残していることを示していた。
番頭もまた、この悲劇の「目撃者」であり、そして、あの時何もできなかった「無力な」一人なのだろう。その無力感が、宗次自身の過去の痛みと深く共鳴する。怒りよりも、深い哀切が宗次の心を支配した。
あの日の番頭は、お梅の最後の願いを、確かに受け止めていたのだ。しかし、彼はどうすることもできなかった。
番頭は、木片に刻まれた印についても知っていた。それは、お梅が頼っていた数少ない人物の一人、この街の外れにある小さな寺に関わる印だという。お梅は身を寄せていた時期があり、その寺の者が、お梅の病気や、最後の様子について、何か知っているかもしれない、と。
「あ…あんたは…一体…」
番頭が顔を上げ、宗次を見る。その目には、まだ怯えが宿っているが、同時に、何かを託したいという、縋るような光も宿っていた。宗次は何も答えない。ただ、迷子札と木片を懐に仕舞うと、番頭に背を向けた。
番頭が知っていたのは、お梅の「悲劇」と、それを繋ぐ新たな場所。あの寺。そこへ行けば、お梅の最後の願い、木片に隠された意味、そしてこの子の「見届けてほしい」という願いの全てが明らかになるのかもしれない。
探求の道は、始まりの場所、寺へと戻るように見えた。しかし、それは全く別の意味を持つ寺への道だ。
宗次の心に、新たな決意が宿る。番頭との対峙は、お梅の悲劇をより深く、生々しく理解させた。そして、自分が負うべき責任の重さを再認識させた。
番頭は店の鍵を閉めようとしていた手を止め、宗次を見て体を硬くした。突然現れた見知らぬ男への警戒と、漠然とした恐怖の色がその顔に浮かんだ。宗次は何も言わない。ただ、真っ直ぐに番頭の目を見据える。その静かな、しかし有無を言わせぬ圧力に、番頭の息が詰まったのが分かった。
かつて、この気配一つで相手を竦み上がらせた。人を斬るための力。今は、真実を引き出すための刃となる。胸の内で、冷たい決意が燃え上がっていた。逃がさない。この男が、お梅という女の最後の真実を知っているのだ。
「…何だ、あんたは」
番頭の声は上ずっていた。宗次はゆっくりと懐から例の迷子札と木片を取り出した。
「この娘(こ)のことを伺いたい」
迷子札と木片を番頭の目の前に差し出す。番頭の顔から、さっと血の気が引いた。
目が激しく泳ぎ、口元が引き攣る。明らかに、この二つの物に見覚えがある。そして、それに深い関わりがある。その動揺ぶりは、隠し事がある証拠だった。
「知らねえ…」
絞り出すような声だったが、その怯えきった様子が嘘だと宗次にはすぐに分かった。
「お梅という女。あの店で内職をしていた。最後に品を届けに来た日、貴方と言葉を交わしたと聞いています」
宗次の言葉に、番頭の体がびくりと震える。後ずさり、逃げようとする素振りを見せるが、宗次が一歩踏み出すと、金縛りにあったように竦んで動けなくなった。その怯えは、ただの恐怖ではない。何か、隠していることがある、あるいは負い目がある人間の、罪悪感に似た怯えだ。宗次は確信した。
「その日、彼女はどんな様子でしたか。何を話しましたか。そして…この木片に、心当たりは?」
矢継ぎ早の問いに、番頭はうろたえ、目を閉じて首を振った。何かを否定したいのか、あるいは過去の記憶から逃れようとしているのか。
だが、その固く閉ざされた瞼の裏で、あの日の光景が鮮明に蘇っているのが見て取れた。宗次は待った。焦らない。この男が、語らざるを得なくなるまで。
彼の纏う静かな気迫が、番頭にじりじりと迫る。まるで、見えない壁が彼を取り囲むように。
やがて、番頭は観念したように、重い息を吐いた。諦めと、そして僅かな安堵が入り混じったような表情だった。
「…あの日は…ひどい日でした。お梅さんは、見る影もなく痩せ細ってて…それでも、必死に内職品を持ってきてくれたんです。納期に遅れた分を、お頭に厳しく叱られてた…代金も、雀の涙ほどしか貰えなくて…」
番頭の言葉は、老爺から聞いた話と一致する。だが、それを直接あの場にいた番頭から聞くのは、また別の重さがあった。番頭の声は震え、後悔のようなものが滲んでいる。
「お梅さんは…本当に辛そうでした。『これしか…』と、何か小さな包みを…懐に、大事そうに仕舞ってて…」
小さな包み。それは、赤子のことだろうか。宗次の胸が詰まる。
「木片…ですか? ああ…そういえば、あの時、内職品の包みの中に、こんな木片が紛れてたような…」
番頭は宗次の手にある木片を指差す。間違いない。木片は、お梅が最後に納品に来た際、内職品に紛れてきたのだ。そして、番頭はその時、それを確かに見ていた。
「その木片に、何か描いてあります。そして…お梅さんと、何か言葉を交わしたのでは?」
宗次が尋ねる。番頭は、顔を歪めた。あの時の言葉を思い出すのが辛いのだろうか。
「あれは…あれは…『この子が…迷子になったら…』と…わ、わしに…」
番頭の言葉が途切れる。彼は顔を覆い、肩を震わせた。その震えは、寒さからではない。罪悪感か、恐怖か。あるいは、目の前の男の気迫に押されてか。
宗次の全身に衝撃が走った。「この子が…迷子になったら…」。
お梅は、あの時既に、我が子を手放すことを考えていたのだ。病と貧困の果てに、我が子を「迷子」にするしかないと追い詰められていたのだ。
そして、その「迷子」になった我が子を、誰かに見つけてもらうために、あの迷子札と、そしてこの木片に、何かを託したのだ。
番頭の震え、罪悪感、そして語られる言葉の重さ。それは、お梅の悲劇が、この街に生きる人々の心にも、決して消えない傷を残していることを示していた。
番頭もまた、この悲劇の「目撃者」であり、そして、あの時何もできなかった「無力な」一人なのだろう。その無力感が、宗次自身の過去の痛みと深く共鳴する。怒りよりも、深い哀切が宗次の心を支配した。
あの日の番頭は、お梅の最後の願いを、確かに受け止めていたのだ。しかし、彼はどうすることもできなかった。
番頭は、木片に刻まれた印についても知っていた。それは、お梅が頼っていた数少ない人物の一人、この街の外れにある小さな寺に関わる印だという。お梅は身を寄せていた時期があり、その寺の者が、お梅の病気や、最後の様子について、何か知っているかもしれない、と。
「あ…あんたは…一体…」
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番頭が知っていたのは、お梅の「悲劇」と、それを繋ぐ新たな場所。あの寺。そこへ行けば、お梅の最後の願い、木片に隠された意味、そしてこの子の「見届けてほしい」という願いの全てが明らかになるのかもしれない。
探求の道は、始まりの場所、寺へと戻るように見えた。しかし、それは全く別の意味を持つ寺への道だ。
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