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変調
魔法使いの写真屋さん13
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世話師は「判りました。申し訳御座いません」と普段のような言葉使いではなく、何処か人を食ったような、取ってつけた言葉遣いを警官に向けた。
そして警官が去って行くと、もう一枚撮って解散することを提案した。
そうコスプレイヤー達に伝え、シャッターを切って、一人で歩き始めた。
慌てて勇気達が後を追う。
「世話師さん、どうしたんですか?何時もの…」
そう言いかけて、世話師が険しい顔つきになっているのが目に入った。
警官と以前、揉め事でもあったのだろうか。
世話師の家に着き、一呼吸置いてオークが興奮気味に語り始めた。
「こ、こんな体験初めてだ。飯、凄く美味かった。ありがとう」
すると先程まで険しかった表情の世話師が、「いやいや、それは良かった。いい思い出が出来ましたな」
何時もの世話師に戻っている。
勇気は、先程の表情の意味を聞きたかったが、瞳の中に相手を拒絶する、猛烈な炎を持っているのが正直怖かった。
やがて日も傾き始めた頃、ユイリィがショーウインドウの前に留まって何かを見ている。
全員で見ると、其処にはネックレスや華やかなハンドリングが飾ってあった。
そしてユイリィの目をくぎ付けにしたのは、ウエディングドレスだった。
「これ、凄く綺麗。どんな時に着る服なの?」
勇気に尋ねるユイリィは瞳を輝かせている。
「ああ、これは結婚式に女性が着る服だよ」
服という表現があっているのかは、今更ながらだが、まぁ伝わっているのでいいだろう。
「結婚式!」わーっと感動したようだが。
「…結婚式って何?」ユイリィの世界ではその言葉は無かったみたいだ。
勇気は少し考えて、「つまりお互い好きな男女が、一緒に暮らすことだよ」
随分遠回りな発言だが、ユイリィはカイを見て赤くなりながら、こう言った。
「じゃ、私とカイがコマの盃を行う事と一緒だね」
「コマの盃?」これは勇気には判らない。世界が違えば当然、同じ行事でも言葉が変わる。
つまりは結婚なのだ。
其れを聞いたカイが、頬を染め、何言ってんだよと照れてユイリィの肩を、ちょこんと突いた。
勇気の部屋に戻ったのは世話師と別れて、夕刻六時を過ぎた時間だった。
リュウイ一行は、改めて勇気にお礼と謝罪を口にしたが、悪いのは度が過ぎたオークの仕業だったので、それは丁重に勇気も頭を下げた。
オークは先に、魔法悪天の地に返す為、リュウイが魔法陣を輝かせ、オークを包み込む。
その瞬間、画像がぶれる様にオークが静かに消えていった。
その間際、オークは「あ、ありがとう」と一言だけ残さして去って行った。
リュウイは「勇気さん、今回私たちの世界の者が迷惑を掛けました、謹んでお詫び致します」
「リュウイさん、其れはもう済んだ事ですよ、気にしていません」
ニッコリ笑って見せた勇気の顔に、リュウイ達の強張った顔も笑顔になった。
また会う約束をして、リュウイ達は魔法陣から、その姿を元の異世界へと去っていった。
一人が当たり前だったのが、異世界の人物達が去っていくと、心許なく寂しさが沸き起こって来た。
溜息を一つ付いて、机の前に向き直し、仕事の小説を書き始める。
しかし、十分程度で手が止まってしまい、天井を見上げる。
ここまで日常から離れた現象に立ち会ったのは、今までの人生観の中でトップな事柄だろう。
只、全てが良しとは勇気は思わなかった。
勿論、リュウイやカイ、それにユイリィの事は、寧ろ好感が持てた。
オークも見た目はゴツイが、性格的には優しいのだろう。
問題は、世話師だ。
勇気の中で異世界の件に置いては、信頼が出来る。
然し、人間性としてはどうだろうか。
あの時に見せた瞳に輝く怪しく揺れる炎の様に、そして険しい表情には何か隠し持った、ナイフのような鋭い危険なイメージがあるのではないか。
そう考えずには居られなかった。
仕事が一段落した後、風呂に入ることにした。
文筆業ということもあり、どうしても運動不足になりがちだが、今日は充分なぐらい身体を動かした。
湯船に浸かり、しばし目を閉じる。
今日の出来事が蘇り、瞼の裏に情景が映し出される。
兎に角疲れた。
仕事は少し遅れ気味なので、今日は遅くまで書くことにした。
風呂から上がり何気に鏡を見た。
其処にはさっぱりとした勇気の姿が映っている。
若干太ったかなと思いつつ、髪の毛を拭いて二階に上がる。
電気は消して、PCは電源を入れたままだ。
一部のLEDの小さな明かりが、さもしく灯る。
腑と一部に強い光が目に飛び込んで来た。
その方向に目をやると、PCを置いている窓の一部が強い輝きを放っている。
「!なんだ、これは?」
勇気は慎重に、それでいて素早くその窓に手を掛けた。
すると、光は天井付近に飛び出し、クルリと回って光明を落としながら、勇気の手の平に落ちてきたのだ。
其処には一枚の紙片があった。
広げてみると、何語か判らない文字が、処狭しと書き込まれていた。
「誰かの悪戯…にしては、手が込んでるな」
瞬間、世話師の顔が浮かんだ。
そうだ。ここは三階だ。誰かがどうにか出来る高さではない。
すると、やはり異世界との繋がりが…。
暫く考え込んでいると、ラックに仕舞い込んでいるデジカメから音が聞こえてきた。
それは一種のメロディになり、勇気は恐怖した。
また、何かが起こっているのか。
恐る恐るデジカメを取り出すと、電源を切っている筈の液晶画面に何かが映っている。
あっと思った。
「ユイリィ?」其処には確かにユイリィが手を振っている。
どういう事であろうか。
『勇気、やっほー。見えてる?聞こえている?魔法でデジカメでお話し出来る方法をカイが見つけたよ』
なんと、そんな事が可能なのか。
いや、考えてみれば勇気の住む世界でも、多様な通信方法がある。
向こうの世界でも、化学の代わりに魔法がその手段を可能にしたのは、驚く程の事ではないかもしれない。
しかし、空間を乗り越えて通信してくるのは、正直、魔法とは便利なものだと、感心せずにはいられなかった。
『勇気、見えてる。何か喋って」
「ユイリィ、これ、凄いな。カイが発明したのか。良く見えるし聞こえているよ」
「これでいつでもお話出来るね」
ユイリィは嬉しそうにはにかんだ。
大したものだと素直に感心する。魔法とは科学と相対的な関係にあると思っているが、実用的な方向性は、似たようなものではないかと、考えられずには居られなかった。
「勇気!今度また此方の世界に遊びに来てね」
「おお、またお世話になるよ」
ユイリィはカイの首に抱き付きながら、然も嬉しそうだった。
「じゃあね、勇気」
「うん、お休み」
そう言うと、デジカメの液晶が点滅して、消えた。
少し考えた挙句、勇気はデジカメの電源を入れて静止画のモードを色々と弄る。
此方からはどうやら繋ぐ事は出来なさそうだった。
デジカメが一方的とは言い、異世界との通信に使えるのは、何とも不思議な気分だ。
勇気は、一旦深呼吸をして机に向かった。
小説は青春文学だが、魔法の件が頭から離れず、次回作はどうしてもファンタジーものを、書く決意を根拠もなしに考えたりした。
時刻は深夜の一時半を回った処。
イヤホーンを耳に付け、音楽を聴きながら作業を進める。
喉が渇いたので、冷蔵庫を開きコーラを出す。
乾ききった喉に、炭酸が心地良い。
三時頃には寝ようと思ったが、不意にデジカメの液晶が設定音を立てながら、何かを映し出した。
「おや、こんな時間に?ユイリィか」
そう思ったが、映し出されたのは東京都庁だった。
勇気は一瞬訳が分からず、ポカンとしたが、何故にこんな場所が映し出されるのか。
その時、ズームが最大になり、ある男が映った。
そして警官が去って行くと、もう一枚撮って解散することを提案した。
そうコスプレイヤー達に伝え、シャッターを切って、一人で歩き始めた。
慌てて勇気達が後を追う。
「世話師さん、どうしたんですか?何時もの…」
そう言いかけて、世話師が険しい顔つきになっているのが目に入った。
警官と以前、揉め事でもあったのだろうか。
世話師の家に着き、一呼吸置いてオークが興奮気味に語り始めた。
「こ、こんな体験初めてだ。飯、凄く美味かった。ありがとう」
すると先程まで険しかった表情の世話師が、「いやいや、それは良かった。いい思い出が出来ましたな」
何時もの世話師に戻っている。
勇気は、先程の表情の意味を聞きたかったが、瞳の中に相手を拒絶する、猛烈な炎を持っているのが正直怖かった。
やがて日も傾き始めた頃、ユイリィがショーウインドウの前に留まって何かを見ている。
全員で見ると、其処にはネックレスや華やかなハンドリングが飾ってあった。
そしてユイリィの目をくぎ付けにしたのは、ウエディングドレスだった。
「これ、凄く綺麗。どんな時に着る服なの?」
勇気に尋ねるユイリィは瞳を輝かせている。
「ああ、これは結婚式に女性が着る服だよ」
服という表現があっているのかは、今更ながらだが、まぁ伝わっているのでいいだろう。
「結婚式!」わーっと感動したようだが。
「…結婚式って何?」ユイリィの世界ではその言葉は無かったみたいだ。
勇気は少し考えて、「つまりお互い好きな男女が、一緒に暮らすことだよ」
随分遠回りな発言だが、ユイリィはカイを見て赤くなりながら、こう言った。
「じゃ、私とカイがコマの盃を行う事と一緒だね」
「コマの盃?」これは勇気には判らない。世界が違えば当然、同じ行事でも言葉が変わる。
つまりは結婚なのだ。
其れを聞いたカイが、頬を染め、何言ってんだよと照れてユイリィの肩を、ちょこんと突いた。
勇気の部屋に戻ったのは世話師と別れて、夕刻六時を過ぎた時間だった。
リュウイ一行は、改めて勇気にお礼と謝罪を口にしたが、悪いのは度が過ぎたオークの仕業だったので、それは丁重に勇気も頭を下げた。
オークは先に、魔法悪天の地に返す為、リュウイが魔法陣を輝かせ、オークを包み込む。
その瞬間、画像がぶれる様にオークが静かに消えていった。
その間際、オークは「あ、ありがとう」と一言だけ残さして去って行った。
リュウイは「勇気さん、今回私たちの世界の者が迷惑を掛けました、謹んでお詫び致します」
「リュウイさん、其れはもう済んだ事ですよ、気にしていません」
ニッコリ笑って見せた勇気の顔に、リュウイ達の強張った顔も笑顔になった。
また会う約束をして、リュウイ達は魔法陣から、その姿を元の異世界へと去っていった。
一人が当たり前だったのが、異世界の人物達が去っていくと、心許なく寂しさが沸き起こって来た。
溜息を一つ付いて、机の前に向き直し、仕事の小説を書き始める。
しかし、十分程度で手が止まってしまい、天井を見上げる。
ここまで日常から離れた現象に立ち会ったのは、今までの人生観の中でトップな事柄だろう。
只、全てが良しとは勇気は思わなかった。
勿論、リュウイやカイ、それにユイリィの事は、寧ろ好感が持てた。
オークも見た目はゴツイが、性格的には優しいのだろう。
問題は、世話師だ。
勇気の中で異世界の件に置いては、信頼が出来る。
然し、人間性としてはどうだろうか。
あの時に見せた瞳に輝く怪しく揺れる炎の様に、そして険しい表情には何か隠し持った、ナイフのような鋭い危険なイメージがあるのではないか。
そう考えずには居られなかった。
仕事が一段落した後、風呂に入ることにした。
文筆業ということもあり、どうしても運動不足になりがちだが、今日は充分なぐらい身体を動かした。
湯船に浸かり、しばし目を閉じる。
今日の出来事が蘇り、瞼の裏に情景が映し出される。
兎に角疲れた。
仕事は少し遅れ気味なので、今日は遅くまで書くことにした。
風呂から上がり何気に鏡を見た。
其処にはさっぱりとした勇気の姿が映っている。
若干太ったかなと思いつつ、髪の毛を拭いて二階に上がる。
電気は消して、PCは電源を入れたままだ。
一部のLEDの小さな明かりが、さもしく灯る。
腑と一部に強い光が目に飛び込んで来た。
その方向に目をやると、PCを置いている窓の一部が強い輝きを放っている。
「!なんだ、これは?」
勇気は慎重に、それでいて素早くその窓に手を掛けた。
すると、光は天井付近に飛び出し、クルリと回って光明を落としながら、勇気の手の平に落ちてきたのだ。
其処には一枚の紙片があった。
広げてみると、何語か判らない文字が、処狭しと書き込まれていた。
「誰かの悪戯…にしては、手が込んでるな」
瞬間、世話師の顔が浮かんだ。
そうだ。ここは三階だ。誰かがどうにか出来る高さではない。
すると、やはり異世界との繋がりが…。
暫く考え込んでいると、ラックに仕舞い込んでいるデジカメから音が聞こえてきた。
それは一種のメロディになり、勇気は恐怖した。
また、何かが起こっているのか。
恐る恐るデジカメを取り出すと、電源を切っている筈の液晶画面に何かが映っている。
あっと思った。
「ユイリィ?」其処には確かにユイリィが手を振っている。
どういう事であろうか。
『勇気、やっほー。見えてる?聞こえている?魔法でデジカメでお話し出来る方法をカイが見つけたよ』
なんと、そんな事が可能なのか。
いや、考えてみれば勇気の住む世界でも、多様な通信方法がある。
向こうの世界でも、化学の代わりに魔法がその手段を可能にしたのは、驚く程の事ではないかもしれない。
しかし、空間を乗り越えて通信してくるのは、正直、魔法とは便利なものだと、感心せずにはいられなかった。
『勇気、見えてる。何か喋って」
「ユイリィ、これ、凄いな。カイが発明したのか。良く見えるし聞こえているよ」
「これでいつでもお話出来るね」
ユイリィは嬉しそうにはにかんだ。
大したものだと素直に感心する。魔法とは科学と相対的な関係にあると思っているが、実用的な方向性は、似たようなものではないかと、考えられずには居られなかった。
「勇気!今度また此方の世界に遊びに来てね」
「おお、またお世話になるよ」
ユイリィはカイの首に抱き付きながら、然も嬉しそうだった。
「じゃあね、勇気」
「うん、お休み」
そう言うと、デジカメの液晶が点滅して、消えた。
少し考えた挙句、勇気はデジカメの電源を入れて静止画のモードを色々と弄る。
此方からはどうやら繋ぐ事は出来なさそうだった。
デジカメが一方的とは言い、異世界との通信に使えるのは、何とも不思議な気分だ。
勇気は、一旦深呼吸をして机に向かった。
小説は青春文学だが、魔法の件が頭から離れず、次回作はどうしてもファンタジーものを、書く決意を根拠もなしに考えたりした。
時刻は深夜の一時半を回った処。
イヤホーンを耳に付け、音楽を聴きながら作業を進める。
喉が渇いたので、冷蔵庫を開きコーラを出す。
乾ききった喉に、炭酸が心地良い。
三時頃には寝ようと思ったが、不意にデジカメの液晶が設定音を立てながら、何かを映し出した。
「おや、こんな時間に?ユイリィか」
そう思ったが、映し出されたのは東京都庁だった。
勇気は一瞬訳が分からず、ポカンとしたが、何故にこんな場所が映し出されるのか。
その時、ズームが最大になり、ある男が映った。
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