5日間ホテルに滞在して大阪・関西万博のボランティア活動をしてみた

夏目碧央

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3日目の活動~東のボラセンへ

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 例によって関係者しか入れない扉を抜け、建物をぐるりと回ってボランティアセンターに入った。だがこれは、ちょっと間違いだった。トイレに寄るならば正解だ。関係者用のトイレの前に扉がいくつかあり、そのうちの1つがボラセンだった。
 西のボラセンとはけっこう違う。片側の壁に沿ってロッカーがずらりと並んでいる。西は部屋の真ん中にロッカーがあった。東は壁際にロッカーで、鍵がほとんど付いてぶら下がっている。西は更衣室が外だったが、東は更衣室がこの部屋の中にある。のれんをくぐっていくと男女に分かれた更衣室があった。
 女性用の更衣室に入って行くと、数名腰かけていた。こんにちは、と言って入って行き、着替えた。
 着替えが終わり、ちょっと周りの人としゃべっていたが、そろそろ行きましょうかと言ったら、その人たちはまだ時間じゃないから更衣室にいてくれと言われたそうなのだ。え、15時から交流タイムのはずでは?もう15時半を過ぎていた。
 更衣室から出て、自分の役割の椅子に座った。すると、他の人がスタッフさんに言われたそうだ。16時まではここではなく、休憩スペースの方の椅子にいてくれと。
 というわけで、さっき更衣室でしゃべっていた面々は、休憩スぺースの方へ移動した。おかしい。休憩スペースは活動中のボランティアさん用で、集合スペースに15時から座れると言われていたはずなのに。こちらのスタッフさんたちによると、活動を終えた人が戻って来るから、それまでは集合スペースには座らないでというのだ。だが、活動を終えて戻って来るのは17時で、我々はどうせ16時からその集合スペースに座るのだ。
 それと、荷物はロッカーに入れてと言われた。え、入れていいの?確かに鍵が付いているということは、そういう事だろう。西では鍵を渡されてから入れたが。向こうは鍵の番号と名前を書き留めていたが、こっちは全然。これならロッカーをいくつ使っても別にいいという感じ。もちろん数に限りがあるからダメなのだが、やれば出来てしまう状況になっている。でもまあ、こっちの方がいいけどね。好きな場所に入れられるし、早く入れておいた方が時間に無駄がないし。
 女性5人くらいだろうか、休憩スペースでおしゃべりをした。やっぱり私の東京から泊りがけで来ている話で盛り上がった。必ずどの辺のホテルに泊まっているのかを聞かれる。この近くに泊っているのかどうか知りたいのだろう。大阪駅近くだと言うと微妙な反応が返って来る。まあ、近くもないが遠くもないねという感じだろうか。誰かが3万円のホテルに泊って活動しているとも聞いた。私はそんな事にならないように、早めにホテルを取ったのだ。いや、お金持ちなら最初から3万の方を取るかもね。
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