5日間ホテルに滞在して大阪・関西万博のボランティア活動をしてみた

夏目碧央

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大屋根リングの下でご案内

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 19時からまた移動した。大屋根リングの下に立つ事になった。我々は案内板(地図)の前に立つ事になった。大学生男子たちは、今度はちゃんと長袖を着ていた。
 案内板の前はたくさん質問が来る。外国人が多い。大学生、一生懸命に英語で説明をしていた。いいぞ、いい経験だね、とつい親目線で応援してしまう。女の子も英語はバッチリ。一度、英語なのか何語なのか分からない言葉で質問をされた時、女の子は自分のスマホを渡して入力してもらっていた。で、なんだかよく分からないが、
「ロボット?」
「イエース!」
「ガンダム?」
「アー、ガンダム?ガンダム、イエース!」
という会話があり、場所を教えていた。まあ、ここからだとすごく遠いのだが。ガンダムは西ゲートに近いところだから。でも、もしかしたらアトムだったかもしれないな。
 おばちゃんとその娘と思われる2人連れから、
「夕方になると割引になるお店ってありますか?」
と聞かれた事もあった。いやー、お店に行ってみないと分からないですね、と男子が言った。そして、
「ユーハイムとか、安くなるとか聞いたんやけど。」
とおばちゃんが言った。でも分からなかったので、お答えできず。お二人はレストランに行ってみると言っていた。後で男子と、
「ユーハイムってどこだっけ?」
という会話をした。私はガイドブックを読んだので、記憶の中にはあったのだが、場所までは分からなかった。
「ユーハイムって言うとバームクーヘンって思っちゃうけど、レストランがあるのか。」
と言ったら、バームクーヘン?と言って男子は笑った。バームクーヘンなわけないじゃんという感じで。でもね、ユーハイムはやっぱりバームクーヘンなのだよ。因みに、ユーハイムはキッチンカーもあり、レストランもある。レストランは中央付近、静けさの森の辺りにあるのだ。2日後に知る事となる。
 ある外国人の女性から、またもやTAX  FREEの場所を聞かれた。私は昨日聞いた!と思ったので、
「一度ゲートを出て左側です、一度出てももう一度入って来られます。」
という事を英語で頑張って言った。なんか、多分変な英語だったし、なかなかスムーズに出て来ないので相手はちょっと笑っていた。が、途中で思い出した。日本語で、
「あ、思い出した!」
と言ったら、その外国人女性にも分かったらしい。そして私は自分の地図上で、
「アラウンドヒアー。」
などと言って地図を指さし、リングの下をぐるーっと行って云々と、英語なんだけど「ぐるー」は日本語で言った。やっぱり外国人女性は笑っていて、そして最後に、
「ワカリマシタ、アリガト。」
と、日本語で言った。まあ、分かってくれたからいいか。私の英語より、彼女の日本語の方が上だと思ったが。
 そして、改めて看板の地図を見たら、ちゃんと「免税センター」と書いてあった。紙の地図だと小さくて見えにくいが。P32番だ。大学生男子が「免税ってどういう事ですか?」と聞いてくれたので、
「外国人は消費税を払わなくていいでしょ、だから消費税分を返すんだよ。」
と言ったら、そうなんですか!と言っていた。大学生は、勉強に関しては最強だけど、まだまだ世間の事で知らない事があるよね。
 それから、お父さんと息子の2人連れがやってきて、
「初めて来たんですけど、子供が楽しめる場所ってありますか?」
と聞かれた。クラゲ館をお勧めした。初日の活動の時に近くに立っていたが、けっこうお子さん連れが並んでいて、中で楽器を鳴らして作曲する事が出来るらしく、一見遊園地の遊具みたいな見た目のパビリオンだ。それはいのちパークの近くにあると言うと、
「落合陽一館がある辺りですよね?」
とお父さんが言った。よく分かってらっしゃる。なので、落合陽一館は外から見るだけでもカッコいいから楽しめる、もうすぐウォーターショーが始まるからそこから観られる、とお伝えした。
 とりあえず、今の私の知識の中から咄嗟にお教えしたけれど、果たしてそれで良かったのかどうか。だが、これもこれまでの活動で知りえた事。活動を重ねていくと、色々な知識が増えて、また活動に活かせるものだ。まあ、ボランティアだし、出来る範囲でやればいいと思うが。
 そのウォーターショーだとか、ドローンショーなどの時間を聞かれる事もあった。メモをさっと見て答えた。やはりメモは必要だった。
 あと、少し年配の女性のお客さんから、
「この間、絢香さんが歌ってたのってどこですか?」
と聞かれた。あー、火曜日のうたコンで歌手の絢香さんが大屋根リングの下で歌っていたのを私も観たぞ。だが、どこだかは……。
「すみません、分からないです。」
残念。そういう情報をもらえたらいいのに。
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