53 / 61
最後の小休憩~活動終了
しおりを挟む
1時間ほど活動した後、大屋根リングの下で小休憩を取る事になった。一昨日、同じディレクターさんの時にもそうだったが、同じディレクターさんだからなのか、今は全てがそうなったのか分からない。
ボラセンに戻らないのでユニフォームのままだが、ベンチに座った。うちのチームと隣のチームの女性たちがそこに座った。なんだか分からないが、私が東京から来て5日連続で活動した話にフォーカスが当たっていて、質問などをたくさんされた。もう5日間語り尽くした感があり、しゃべりたい欲も薄れていたのだが、皆さん目をキラキラさせて聞いてくれた……気がする。すごいねーって。
でもまあ、すごい事をしたのかもしれない。何しろもう、筋肉疲労と寝不足でなんだかフラフラ。それなのに、この後また更に大変な事態が待ち受けているのだ。だがその事を、この時にはまだ知らない夏目碧央であった。
20分後、また先ほどの東ゲート広場に立った。ミャクミャクの横だ。ローソンの場所を聞かれたり、インフォメーションの場所を教えたりしたのだが、
「あの建物の向こうを、右に行くとあります。」
と手で示しながら教えたら、建物を越える前に右へ行ってしまったお客さんが2~3人いて、むしろ建物の左側を行けばあると言ってあげればよかったと後悔した。追っかけて行く程の元気がなかった。申し訳ない。
立っている場所は東ゲートから近いようでも、ローソンやインフォメーションの建物が見えないのだった。オフィシャルストアも。それらの場所を伝える場面が多かったのだが。
そういえば京都の女性が、オフィシャルストアは、英語で言うとおかしいと言っていた。オフィシャルじゃないストアは何だ、偽物か、となると。日本ではオフィシャルストア以外は、民間のとか、企業のストアだと思うだろうが、英語でオフィシャル以外というと、ヤミとか、認定されていない“まがいもの”という感じになってしまうのだろう。確かに。“公式”ではなく“直営”といった感じにすれば良いのだろうか。英語がよく分からんが。
全ての活動が終わった。同じチームの人のみならず、他のチームの人たちまでも、気を付けて帰ってね、また来ますか?などと温かい言葉をかけてくれた。チケットを買ってあるからあと1回は来ると言ったら、おーという歓声まで上がった。関西の人は、遠くから来てくれるのが嬉しいみたいだ。
13時になってボラセンに戻ってきた。いつものようにすぐに解散。みんなで写真を撮ろうという話になったが、すぐに出なければならないからと、私は写真を遠慮した。みんなは撮って帰ってねと。
トイレに行って化粧直しもして、水筒に水も入れたりしていたら、薄着の大阪のおばちゃんと会ってしまった。まだ居たの?と思われたに違いない。
13時半頃の電車に乗れたのだが、そこで話し掛けられた。
「東京からいらした方ですよね。」
さっき一緒にエリア活動をしていた人だった。何かと私が注目されていたので、あちらは私の事を覚えていたようだ。けれど、私は皆さんの顔までは覚えられなかった。というか、やっぱりまだ居たの?と思われただろうな。
万博のボランティア活動はこれで終わりである。まだ、やろうと思えばあと5日活動できるのだが、そう簡単には行かれまい。今の所これで終了だ。
ボラセンに戻らないのでユニフォームのままだが、ベンチに座った。うちのチームと隣のチームの女性たちがそこに座った。なんだか分からないが、私が東京から来て5日連続で活動した話にフォーカスが当たっていて、質問などをたくさんされた。もう5日間語り尽くした感があり、しゃべりたい欲も薄れていたのだが、皆さん目をキラキラさせて聞いてくれた……気がする。すごいねーって。
でもまあ、すごい事をしたのかもしれない。何しろもう、筋肉疲労と寝不足でなんだかフラフラ。それなのに、この後また更に大変な事態が待ち受けているのだ。だがその事を、この時にはまだ知らない夏目碧央であった。
20分後、また先ほどの東ゲート広場に立った。ミャクミャクの横だ。ローソンの場所を聞かれたり、インフォメーションの場所を教えたりしたのだが、
「あの建物の向こうを、右に行くとあります。」
と手で示しながら教えたら、建物を越える前に右へ行ってしまったお客さんが2~3人いて、むしろ建物の左側を行けばあると言ってあげればよかったと後悔した。追っかけて行く程の元気がなかった。申し訳ない。
立っている場所は東ゲートから近いようでも、ローソンやインフォメーションの建物が見えないのだった。オフィシャルストアも。それらの場所を伝える場面が多かったのだが。
そういえば京都の女性が、オフィシャルストアは、英語で言うとおかしいと言っていた。オフィシャルじゃないストアは何だ、偽物か、となると。日本ではオフィシャルストア以外は、民間のとか、企業のストアだと思うだろうが、英語でオフィシャル以外というと、ヤミとか、認定されていない“まがいもの”という感じになってしまうのだろう。確かに。“公式”ではなく“直営”といった感じにすれば良いのだろうか。英語がよく分からんが。
全ての活動が終わった。同じチームの人のみならず、他のチームの人たちまでも、気を付けて帰ってね、また来ますか?などと温かい言葉をかけてくれた。チケットを買ってあるからあと1回は来ると言ったら、おーという歓声まで上がった。関西の人は、遠くから来てくれるのが嬉しいみたいだ。
13時になってボラセンに戻ってきた。いつものようにすぐに解散。みんなで写真を撮ろうという話になったが、すぐに出なければならないからと、私は写真を遠慮した。みんなは撮って帰ってねと。
トイレに行って化粧直しもして、水筒に水も入れたりしていたら、薄着の大阪のおばちゃんと会ってしまった。まだ居たの?と思われたに違いない。
13時半頃の電車に乗れたのだが、そこで話し掛けられた。
「東京からいらした方ですよね。」
さっき一緒にエリア活動をしていた人だった。何かと私が注目されていたので、あちらは私の事を覚えていたようだ。けれど、私は皆さんの顔までは覚えられなかった。というか、やっぱりまだ居たの?と思われただろうな。
万博のボランティア活動はこれで終わりである。まだ、やろうと思えばあと5日活動できるのだが、そう簡単には行かれまい。今の所これで終了だ。
3
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる