八雲先生の苦悩

夏目碧央

文字の大きさ
13 / 21

勉強合宿

しおりを挟む
 体育祭が終わると、すぐに期末テストがあり、テストが終われば生徒はほとんど登校せず、あっという間に夏休みだ。3年特進クラスは、夏休みに勉強合宿を行う。強制ではないので、予備校に通うからと合宿には参加しない生徒も多い。この合宿に颯太が参加するかどうか、俺はそればかり気になっていた。
 テストが終わり、合宿の参加申し込みの締め切り日がやってきた。隣のクラス、1組の参加者を知る事が出来た俺は、狂喜乱舞した。いや、したかったが抑えた。
「今年もまずまずの参加率ですね。7割というところでしょうか。」
1組担任の岸谷先生が穏やかに言う。
「そうですね。まずまずですね。」
俺は喜びで顔がほころぶのを必死にこらえ、まずまず、という今の心持とは似ても似つかない単語を発した。そして、
「良い合宿にしましょう!」
と、変に高いテンションで言った。
「はい。」
岸谷先生は微塵も疑わず、にこやかにそう言ってくれた。

 勉強合宿当日。大きな荷物を抱えて、ふうふう言いながら学校前に集合する生徒たち。そこからバスに乗って合宿地へ向かうのだ。バスは幸いにして1台。颯太と同じバスに乗れるのだ。俺はあまりにワクワクしすぎて、夕べはほとんど眠れなかった。こんな事、いつ以来だろう。もしかしたら、小学校以来ではないのか。恋しいのにほとんど話しかけることもできないでいる事実。それが、少しでも会いたい、顔が見たいという些細な欲求を掻き立てる。
 颯太がやってきた。俺は、目が合ったら気まずいとばかりに、颯太の事を見るのをやめた。それでも、出欠確認をしている都合上、生徒は皆俺のところへ来て挨拶をするのだ。
「おはようございます!田中です。」
「おう、おはよう!」
「おはようっす。小池です。」
「小池、おはよう!」
このように、生徒が次々とやってきて名乗る。俺は生徒をちらっと見ては手元の名簿に印をつける。すると、
「先生、おはよ。」
と、名乗らない生徒が。だが、声で分かってしまった。これは颯太だ。俺は視線を上げた。颯太がすぐ目の前にいる。しかも、フレンドリーに、先生おはよって!なんてラブリーなんだ!
「おはよう、颯太。」
俺は、颯太の目を見てそう言った。颯太は一瞬にやっとして、それから目を反らした。
 はう。キタ、心臓に来たよ。なんだ、颯太の俺に対する態度、だいぶ生意気になった?見透かされているようで怖い。だけど、嬉しい。他の先生とは違って特別扱いされているようで、とてつもなく嬉しい。ダメだ。教師としてダメだ、俺。自己嫌悪と歓喜がいっぺんに来る。恋とはなんと厄介なものか。
 バスでは、一番前に教師が乗っている。振り向いて颯太の顔が見たいのを必死にこらえた。そんな事をしたらバレバレだ。それでも、とっても誘惑にかられた。何かにかこつけて見てしまおうかと何度思った事か。しかし、俺は我慢した。そして、現地に1時間半ほどで到着した。
 宿泊施設と複数の集会所が一緒になった、セミナーハウスだ。少し標高が高いので東京都心よりは朝晩涼しい所である。部屋は2人部屋。俺は岸谷先生と同室だった。ちなみに、颯太は同じクラスの坂口と同室だった。去年颯太と仲の良かった相馬は、文系なので2組だ。部屋割りはクラス毎に行ったので、颯太は相馬とは組めなかった。坂口という生徒は、ちょっとイケメンだ。背が高い。こんな事をチェックしてしまう俺、どうかしている。
 まず各部屋へ荷物を置き、少し休憩したら昼食だった。食堂へ行くと既に生徒が来ていて、セルフサービスのトレーを抱え、好きな料理を取っている。席も自由だった。俺が料理を取ってどこに座ろうかと振り返ると、相馬が俺を呼んだ。
「八雲先生!こっちこっち!」
手招きしている。俺はドキッとした。相馬の隣には颯太が座っていたからだ。6人1テーブルの席に5人が座っていて、1つ席が空いていた。相馬は、1つ横へずれて空いていた端の席に座り直し、自分と颯太の間の席を指さしている。
 俺はせっかくなので近づいていき、テーブルに着いている5人を見渡した。元2組ばかりだ。
「ここに座っていいのか?」
俺が聞くと、
「どうぞどうぞ。」
とみんなして言う。颯太以外は。どうなっているんだ?しかしまあ、ここに座らない理由もないので座った。颯太と隣。近い。相馬、やっぱりお前はいい奴だなあ。もしかして、俺の事好きなのか?そんなわけないか。
「それにしても、お前らずいぶん盛ってきたな。」
生徒たちのトレーを見ると、一食とは思えない量が乗っている。丼ものと麺とか、定食と丼ものとか。颯太も漏れずにガッツリ盛っている。
「だって食べ放題じゃん!」
生徒の一人が言う。無邪気だ。だが、微笑ましい。
「先生はあんまり食べないんだね。」
「そんな事ないだろう。これだって、一食にしてはだいぶ多いと思うぞ。」
「もう若くないから。」
「お前が言うな。」
生徒たちとやり合いながら、食事を始める。すると相馬が、
「俺お茶もう一杯持って来ようっと。あ、先生お茶ないじゃん。持って来てあげるよ!」
というものだから、俺は相馬の頭をがしっと抱え、
「お前、いい奴だなあ。よしよし。」
と言いながら、ナデナデした。相馬はわははは、と笑ってから立ち上がり、ぴゅーっと行った。相馬の奴、可愛いなあ。すると、
「そういうの、やめた方がいいよ。あいつ本気で喜んでるから。」
ぼそっと、颯太がつぶやいた。驚いて颯太を見ると、俺に一瞥をくれただけで、すぐに手元に視線を移した。俺に言ったのは間違いないようだ。なんだって?どういう意味だ?
 相馬が戻ってきた。
「はい、先生。」
「お、サンキュ。」
冷たい麦茶が紙コップに入っている。俺はその麦茶を飲みながら、ちらっと横目で颯太を見た。特に反応なし。俺は考えた。さっきの颯太のセリフについて。そういうの、やめた方がいいよとは、つまりやめて欲しいという事か?いや、安直だ。その後は何て言った?あいつ本気で喜んでるから・・・。何がいけないんだ?喜んでいるならいいではないか。なのにやめた方がいいとは?
 国語教師の俺は、読解問題を解くように考えた。省略されている語句を補って、70字以内で説明せよ。
―相馬は八雲先生の事が好きなので、撫でられたりすると喜ぶ。しかし八雲先生が好きなのは颯太だから、相馬に気を持たせるような事はやめた方がいい。―
という事なのか?だがしかし、筆者の本当の考えは筆者にしか分からない。相馬の気持ちは相馬にしか分からないし、颯太の本意も颯太にしか分からない。相馬が俺の事が好きというのも飛躍しすぎる。まあ、普通に好きでもいいか。喜ばしい。あれか、つまりは颯太のヤキモチ?うーむ、都合の良い解釈とはこの事。もっと冷静に客観的に判断しろ、と俺なら生徒に言うね。

 その日の午後から授業があり、夕食の後にも授業があり、最後に復習の自習時間があって、自由時間となった。夕食は一斉に取ったので、俺は先生方と一緒だった。夜も至って普通に過ごした。
「しかしあれですな、男子校だと夜の見回りとかしなくていいから、こういう時は楽ですな。」
「そうですよね。共学だと、女子が男子の部屋に行っただとか、男子と女子が二人きりになったとかならないとか、とにかく問題が起こりそうでひやひやですよね。」
と、先生方が話しているのが耳に入った。俺は自分も男子校育ちだし、この高校でしか教師をしたことがないので、実感としてはよく分からないが、なるほど共学の高校は大変だな、と他人事ながら思いやった。
 いや待てよ。男子校なら本当に安心か?大部屋ならともかく、ここはツインルームばかり。家族でもない相手と、二人きりで夜を過ごすのだぞ。颯太は、あのイケメン坂口と二人きりで寝るのだぞ!あー、心配だ。こうしちゃおれん。見て来なくちゃ。
「あれ、二ノ宮先生、どこ行くんですか?」
「あ、やっぱりちょっと見回りに。」
俺は曖昧に笑って、教師で集まっていた部屋を出た。先生方は皆キョトンとした顔で俺を見送った。
 生徒たちの部屋の前を歩く。時々ドアから声が漏れ聞こえてくるが、廊下を歩く者はいない。と、ある部屋から生徒が出てきて、隣の部屋に入って行った。自分の部屋に戻ったといったところだろうか。自由に部屋を行き来しているが、仲の良い友達同士で同じ部屋になっているわけだし、あまり移動もないようだ。
俺は颯太の部屋を探し出し、その前で止まった。廊下に人影はない。俺はそっとドアに近寄った。話し声は聞こえない。二人は何をしているのだろう。
俺はどんどん心配になってきた。あらぬ妄想が頭をよぎる。あー、中を覗きたい。でも怖い。
 ガチャっと音がして、別の部屋のドアから生徒が出てきた。俺はさっと颯太の部屋のドアから離れ、歩き出した。
「あ、先生お休みなさーい。」
「お休みー。」
生徒とすれ違う。はっ!パジャマ!今の生徒がパジャマを着ていたので、急に思い出した。今、颯太はパジャマを着ているのではないか?見たい!パジャマ姿の颯太が見たいぞ!はあ、はあ、落ち着け、俺。無理だ。今の状況では無理だ。何も策が思いつかない。退散だ。無念。

 翌朝、6時に起床し、6時半から外の広場でラジオ体操が行われた。生徒たちは全員外に出てきた。自主的に合宿に参加しているだけあって、みんな良い子だ。まあ予め、ラジオ体操に参加しなかったら朝ごはん抜きだと伝えてあるので、それが功を奏したのだろう。
 夏なので、Tシャツ短パンというラフな格好で過ごす生徒たち。そんな姿を見られるのも合宿ならではだ。颯太はピンクのTシャツを着ていて、なんとラブリーな事か。ラジオ体操の後、朝食があり、その後はひたすら授業が続く。颯太もセンター国語の授業に参加した。
 夜になって、復習自習の時間、俺が生徒の間を回って質問に答えたりしていると、何人かは眠そうだった。朝が早かったし、もしかしたら夕べよく眠れなかったのかもしれない。颯太を見ると、やはり眠そうにしている。目がとろんとしている。あー、なんて可愛いんだ!頭を撫でてそのまま眠らせてやりたい。
 チャイムが鳴った。
「今日の勉強時間は終わりー。風呂入って寝ろよー。」
俺が言うと、
「はーい、お休みなさーい。」
口々に生徒がそう言って、各々部屋へ散って行った。
 部屋に入り、風呂を済ませた俺。その後岸谷先生が風呂に入っていると、ドアをノックする音がした。ドアを開けてやると、なんと颯太が顔を出した。
「あ、岸谷先生は?」
颯太は部屋を見回してそう言った。胸が躍った俺は、ちょっとがっかり。そうだよな、担任の岸谷先生に用があって来たんだよな。
「岸谷先生は今風呂だ。中で待つか?」
俺はそう言って、部屋の中を親指で差した。すると、颯太はこくりと頷いた。
 中で待つと言っても、ツインルームはベッドしか座るところも立つところさえほとんどない。岸谷先生が、もし他人にベッドに座って欲しくなかったら困るので、颯太を俺のベッドに座らせた。そして、俺は壁に背を付けて立った。ベッドに並んで腰かけたりしたらまずいでしょ、やはり。薄暗いスタンドの灯りの中、二人でいる。その事実が俺の胸を高鳴らせた。
「あー、岸谷先生が出てきたら、俺は出て行くな。」
そう言うと、颯太はえっと驚いた顔をした。
「いいよ、ここにいて。」
と言う。颯太、それはパジャマなのかい?無地のTシャツとパジャマ風の長ズボンを履いていた。
「実はさ、文転しようかと思ってて。」
颯太が唐突にそう言い出した。
「えっ、そうなのか?」
俺は話を聞こうと、ベッドの端の方にちょこっと腰かけた。文転とは、理系から文系に転ずる事だ。
「俺、社会が苦手だし、数学が得意だから理系だと思ったんだけど、大学いろいろ調べてたら、経済学部がいいかなって思い始めて。」
颯太はそう言った。
「そっか。」
俺は思わず喜んでしまった。颯太が文系に変われば、国語の授業にも出てくれるし、もっと会えるようになるから。いや、しかしこんな俺の都合なんか今考えている場合ではない。颯太の将来がかかっている大事な話なのだ。
「教科の得意不得意は、この際あまり重要じゃないんだ。将来何がやりたいか、大学でどんな勉強をしたいか、が大事なんだ。受験科目だって、いろいろ調べれば国数英で受けられるところもあるし、英数だけで受けられるところもある。文転するかどうかより、まずはどんな学部に行きたいか考えて、それからどの大学を受けるか考えて、それに合わせた勉強をすればいいんじゃないかな。」
俺はいつの間にかちゃんと座って、颯太のすぐ隣で話していた。こんな薄暗い部屋のベッドの上で、二人きりで座っている俺と颯太。すぐ目の前に颯太の顔があって、俺の顔をじっと見ている。俺は思わず、手を颯太の頭に乗せた。呼吸が荒くなる。だって、鼓動が速くなっているから。
―ガチャリ
「あれ、颯太どうした?」
いきなり、岸谷先生が現れた。本当はいきなりではなかったのだろう。音を聞いていれば、そろそろ出ますよーってのが分かったはずだ。しかし、俺はこっちに夢中で全然聞いていなかった。俺はびっくりして颯太の頭から手をどけた。颯太もはっとして岸谷先生の方を振り返った。
「えーと、相談があったんですけど。もう八雲先生に聞いてもらったから、大丈夫です。お休みなさい。」
颯太はちょっと早口にそう言うと、部屋を出て行った。気づけば、岸谷先生は上半身裸で、タオルを頭からかぶっている。パ、パンいちじゃないですか!颯太が驚いて逃げていくのも無理ないし!
 岸谷先生は、タオルをハンガーにかけ、パジャマを着た。颯太の話が何だったのか、てっきり聞かれると思ったのに、聞かない。ちらっと俺の事を見る。な、なにか変な誤解してないだろうな。
「あー、颯太ですけど、文転したいようです。まだ相談の段階ですけど。」
俺が言うと、岸谷先生は一瞬止まってから、
「そうなんですか。なんだ、もっとプライベートな話かと思いましたよ。わざわざ泊まりに来た日の夜に訪ねて来るくらいだから。」
と言ってちょっと笑った。やっぱりちょっと誤解してたな。俺はさっきの颯太との話を詳しく岸谷先生に話した。担任だから、知っておいてもらわないとね。
 でも、確かにわざわざ部屋まで訪ねて来るなんて。昼間相談しても良さそうなのに。ま、まさか、颯太は岸谷先生の事が好きなのか?!裸見て動揺してたし?そう考えた俺は動揺して、また眠れぬ夜を過ごす羽目になったのだった。

 勉強合宿はそれから2泊続いた。だんだん会話も表情も無くなっていく生徒たち。どんどん消耗して行くのが分かる。しかし、それとは反対に授業中の目の色はギンギンに冴えて行く。若いって不思議だ。教師の方は摩耗していくばかり。それでも責任感とか使命感とか、生徒に対する愛情など、自分を縛る物で何とか自分を支え、最終日まで持ちこたえた。
 バスが学校の前に到着し、生徒を一人一人見送った。
「はい、お疲れさん。」
「また学校でな。」
声をかけながら、肩をポンと叩いて送り出す。そのうち颯太がバスから降りて来た。
「お疲れ。」
かろうじてそう声をかけ、肩をポンと叩いた。颯太はちょっと頷いたようだったが、無表情のまま去って行った。ああ、またしばらく会えない日が続くのか。夏休みだが、教師はほとんど出勤日だ。夏休みよ、早く終われー。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

マネージャー~お前を甲子園に連れて行ったら……野球部のエース♥マネージャー

夏目碧央
BL
 強豪校の野球部に入った相沢瀬那は、ベンチ入りを目指し、とにかくガッツを認めてもらおうと、グランド整備やボール磨きを頑張った。しかし、その結果は「マネージャーにならないか?」という監督からの言葉。瀬那は葛藤の末、マネージャーに転身する。  一方、才能溢れるピッチャーの戸田遼悠。瀬那は遼悠の才能を羨ましく思っていたが、マネージャーとして関わる内に、遼悠が文字通り血のにじむような努力をしている事を知る。

俺の幼馴染が陽キャのくせに重すぎる!

佐倉海斗
BL
 十七歳の高校三年生の春、少年、葉山葵は恋をしていた。  相手は幼馴染の杉田律だ。  ……この恋は障害が多すぎる。  律は高校で一番の人気者だった。その為、今日も律の周りには大勢の生徒が集まっている。人見知りで人混みが苦手な葵は、幼馴染だからとその中に入っていくことができず、友人二人と昨日見たばかりのアニメの話で盛り上がっていた。 ※三人称の全年齢BLです※

若頭と小鳥

真木
BL
極悪人といわれる若頭、けれど義弟にだけは優しい。小さくて弱い義弟を構いたくて仕方ない義兄と、自信がなくて病弱な義弟の甘々な日々。

孤毒の解毒薬

紫月ゆえ
BL
友人なし、家族仲悪、自分の居場所に疑問を感じてる大学生が、同大学に在籍する真逆の陽キャ学生に出会い、彼の止まっていた時が動き始める―。 中学時代の出来事から人に心を閉ざしてしまい、常に一線をひくようになってしまった西条雪。そんな彼に話しかけてきたのは、いつも周りに人がいる人気者のような、いわゆる陽キャだ。雪とは一生交わることのない人だと思っていたが、彼はどこか違うような…。 不思議にももっと話してみたいと、あわよくば友達になってみたいと思うようになるのだが―。 【登場人物】 西条雪:ぼっち学生。人と関わることに抵抗を抱いている。無自覚だが、容姿はかなり整っている。 白銀奏斗:勉学、容姿、人望を兼ね備えた人気者。柔らかく穏やかな雰囲気をまとう。

【完結】毎日きみに恋してる

藤吉めぐみ
BL
青春BLカップ1次選考通過しておりました! 応援ありがとうございました! ******************* その日、澤下壱月は王子様に恋をした―― 高校の頃、王子と異名をとっていた楽(がく)に恋した壱月(いづき)。 見ているだけでいいと思っていたのに、ちょっとしたきっかけから友人になり、大学進学と同時にルームメイトになる。 けれど、恋愛模様が派手な楽の傍で暮らすのは、あまりにも辛い。 けれど離れられない。傍にいたい。特別でありたい。たくさんの行きずりの一人にはなりたくない。けれど―― このまま親友でいるか、勇気を持つかで揺れる壱月の切ない同居ライフ。

病んでる愛はゲームの世界で充分です!

書鈴 夏(ショベルカー)
BL
ヤンデレゲームが好きな平凡男子高校生、田山直也。 幼馴染の一条翔に呆れられながらも、今日もゲームに勤しんでいた。 席替えで隣になった大人しい目隠れ生徒との交流を始め、周りの生徒たちから重い愛を現実でも向けられるようになってしまう。 田山の明日はどっちだ!! ヤンデレ大好き普通の男子高校生、田山直也がなんやかんやあってヤンデレ男子たちに執着される話です。 BL大賞参加作品です。よろしくお願いします。 11/21 本編一旦完結になります。小話ができ次第追加していきます。

刺されて始まる恋もある

神山おが屑
BL
ストーカーに困るイケメン大学生城田雪人に恋人のフリを頼まれた大学生黒川月兎、そんな雪人とデートの振りして食事に行っていたらストーカーに刺されて病院送り罪悪感からか毎日お見舞いに来る雪人、罪悪感からか毎日大学でも心配してくる雪人、罪悪感からかやたら世話をしてくる雪人、まるで本当の恋人のような距離感に戸惑う月兎そんなふたりの刺されて始まる恋の話。

学校一のイケメンとひとつ屋根の下

おもちDX
BL
高校二年生の瑞は、母親の再婚で連れ子の同級生と家族になるらしい。顔合わせの時、そこにいたのはボソボソと喋る陰気な男の子。しかしよくよく名前を聞いてみれば、学校一のイケメンと名高い逢坂だった! 学校との激しいギャップに驚きつつも距離を縮めようとする瑞だが、逢坂からの印象は最悪なようで……? キラキライケメンなのに家ではジメジメ!?なギャップ男子 × 地味グループ所属の能天気な男の子 立場の全く違う二人が家族となり、やがて特別な感情が芽生えるラブストーリー。 全年齢

処理中です...