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子供
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しおりを挟む来たのか
雄斗が来たのか…?
「っ………」
「梶原、ちょっと待ってて」
「隼人っ…」
「大丈夫だよ」
隼人はそう言ってインターフォンを開いた。
「はーい、どちら様ですかー?」
『………』
「セールスですか?それならお断りですけどー。」
『………』
雄斗(?)は何も喋らない。
本当に雄斗なのか、?
気になる。
「隼人…」
「わかった。」
隼人はインターフォンのマイクをオフにして俺に相手を見せた。
「この人知ってるひと?女だよ。」
「は?女…?」
女…?女って、クラスの女か?
それとも、雄斗の手下か?
百合先輩、なのか?
百合、先輩だ。
「なんで…」
「梶原、大丈夫?」
「いや、無理だ…」
「分かった。あとは俺に任せて。」
隼人はそう言って、マイクをオンにした。
「すいません、用がないなら切りますね。さよーなら」
『梶原、風くんはいる…?』
っ…!
百合先輩の声…やっぱり俺を捕まえに来たのか?
怖い、嫌だ。
「梶原?居ませんよ。どうしたんですか?」
『私…謝りたいことがあって来たんです。』
「そうなんですねー、まぁうちには居ないんで他を当たってくださーい。」
ピッ
会話が終わった。
と言うより、隼人が無理矢理終わらせた。
「そんな無理矢理で大丈夫そ…?」
「大丈夫だよ。だってあの女の人の周りに沢山の人が映ってたよ。」
「え…?」
「怖かったよー、みんな疲れた顔してた。きっと梶原を探すために頑張ったんだろうね。」
「いや、待って待って。俺には何も見えなかったけど…」
「うちのカメラ、防犯対策のためにいろんなとこにカメラ付いてるから切り替えで分かるんだよ。」
「おお、すごいな…でもさ、怖くないの?」
「全然?逆になにが怖いの?俺が付いてるじゃん。」
うわっ、かっこいー…
こう言うこと自然に言えるのすげーな…
って感心してる場合じゃなくて…
「絶対また来るよ。」
「うん、来る。だけどその度に俺が守るから。」
「隼人…」
やばい、説得力半端ない。
さっきから助けてもらいっぱなしだし、
隼人がいなかったら俺本当にやばかったな
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