イケメン幼馴染に執着されるSub

ひな

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君に惑溺

5(雄斗)

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「ご主人様だ!」

「ご主人様だわ!!」


「今日もかっこいい………!」


(……………………)


気持ち悪い


久々にこいつらの様子を見にきたけどやっぱり気色悪いな、



「あぅっ…!ご主人様ぁ………」


「……………」


いま目があっただけで蕩けたような顔をする女はふーくんに気があって告白しようとした女


「ご主人様!!命令!!命令してください!!」

「………………」


この五月蝿い女は俺に気があるが故にふーくんを傷つけた女


俺が今居る部屋は、俺の狗達が居る”ペットルーム”だ。


隼人も入れれば丁度10人になるのにあいつはDomだから別の部屋に置いてる。



「ユウト、失礼するぜ。」


「……あぁ、」


忘れてた。
この女も入れれば10人だった。


「ご主人様ぁ!!!!」


部屋に入った瞬間に俺に抱きつく塵。


「気持ち悪い離れろ。」


俺がそう言うと「ごめんなさいっ!」とデカい声で謝りスッと離れた。



それにしても随分荒々しい見た目になったな。


黒髪ロングで優しく笑って物静か……ってふーくんは言ってたっけ?

今のふーくんがこの女を見たらどう思うかな、


まぁ見せるわけないけど。


(とりあえずこの部屋にいる奴らを近々追い出すか。)


俺とふーくんだけの空間になった今、こいつらはもう用無しだ。


それに、俺はふーくんだけの好きでいる存在でいたい。


「ご主人様!!どこにいくの?!!!」


「黙れ。関係ないだろ」

部屋を出ようとした瞬間に狗達に止められて本当面倒だ。

ふーくんは何も言わないで、ただ泣きそうな顔してるだけだったのに。

「待てよユウト。」

百合の相手をしてる男1人に腕を掴まれる。

「何?」


(汚い手で触るなよ……。)

俺が男のほうを向くと不意に百合と目が合う


「ご主人様っ!わたしね!重大な報告があるんです!!!」


報告………?


「興味ない。」


「そう言わずに聞いてやれよユウト。」


男達がニヤニヤしている。

気持ち悪い。


「”【黙れ】” お前らに興味無い。」




その瞬間部屋中が静まり、Normalの男だけずっと笑っている。


「もう出る。お前らには近々出ていってもらうから一生会わないと思う。」


冷めた瞳を狗達に向けて俺は部屋を出る


部屋に出た瞬間空調の効いた廊下で息を吐く


(気持ち悪い………)


やっぱり入らなきゃよかった。


「雄斗様、ご機嫌よう。」

歩いている途中、メイドの茜とばったり会った。


「おつかれ、隼人はどんな感じ?」


「隼人様ですか?うーーーーん…………」

隼人、こいつも面倒な事態になる前にどうにかしないとな。


自殺したように見せかけて殺すか?


「申し訳ございません。最近隼人様の部屋に行ってないので近い情報は分からないです。」

は?


「……どう言うことだ?遥奈とお前で世話をしてるから1週間に2、3回は会ってるだろ。」


「そのはずなのですが、遥奈さんが暫く隼人様の世話をすると言うことで………。」


(遥奈が………?)


母さんが隼人の世話を茜と遥奈に任せたよな、?

そう言ってたのに


遥奈は麻耶のことを知ってるし、現に話す仲だった

母さんとも顔見知りだから信頼してる



「あぁ…ですが、前に隼人様の様子を伺ったときに遥奈と何か」

「茜さん!まだ買い出しに行ってなかったの?」


廊下の奥から遥奈が声を上げている。


「あ!!忘れてた…っごめんなさい!今いきまーす!!!」


「失礼致します」と軽く礼をして茜が去る


「……………遥奈、来い。」


俺がそう言うと遥奈は走って俺のほうへ向かう。


「如何致しましたか、雄斗様。」


いつも通り、冷めた表情。


「お前、俺に隠してることはないか?」


遥奈のほうを深く見つめながら聞く


遥奈は瞳を動かさず、ただこう言う


「廣瀬家に全てを捧げてるメイドです。隠し事なんて無いですよ。」


ふふ、と軽く笑う遥奈に何故か無性に苛つく。


「隼人の話だけど、最近お前が世話してるらしいな?」


「………そうね。彼、私のこと気に入ってるみたいで。」


そうやって模範解答みたいに余裕で物事を言う遥奈にまた苛つく。


…………よく考えたら別にどうでもいいか。
こいつも嘘吐いたら殺せばいいし、何なら隼人と
一緒に心中自殺と見せかけるのもいいな、………


まぁ冗談だけど。



「わかった。」


俺はそれだけ言い、少し走り気味でふーくんがいる部屋へ向かう


会いたい


君だけが、俺を幸せにしてくれる人間


愛する人、神様、



君だけの俺に早く会いたい







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