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36 ◇小さい可愛い店員さん
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「いっちゃんは転職した方が良さそうね。あの年配の女性にはお気の毒だけれど」
「そうだね」
晃は、母の言葉に心の底から相槌を打った。
小さい可愛い店員さん、というのは、間違いなく一太のことだろう。一太は小さくて可愛いから。
一太があの女性に、何度でも親切に支払いを手伝う姿は容易に想像できた。
そして、背の高い瀬戸口という店員が言っていた言葉。
何で俺がこんなに働かなきゃならないんだ。
店に入ってから十分ほどしか見ていないが、そんなに言うほど仕事をしているようには見えなかった。なのに、こんな台詞が出るということは、普段はもっと仕事をしていないということじゃないだろうか。その分のしわ寄せは、きっと一太へ来ている。
あいつ、何さぼってんだよ、と言うということは、店長は、一太が入院したと瀬戸口に伝えていないということなのだろうか。それとも、晃の知っていた優しい世界ではない現実がここにはあって、入院したことを心配するような人は、一太が言っていたように本当はそんなにいないのかもしれない。
晃と晃の母は、髪の毛の薄い男性が謝りながら年配の女性の支払いを手伝い、その間に瀬戸口が、不機嫌な表情で品出しに戻っていったのをじっと見ていた。
その女性が去ると、母は髪の毛の薄い男性店員に声を掛けた。
「すみません」
「はい」
返事をしてこちらを向いた男性店員は、酷く顔色が悪くて目の下に隈があった。
「店長さんでいらっしゃいますか?」
「……ええ。はい」
身構えた返事が返ってくる。無理もない。今、客の一人に、たくさん謝ったばかりだ。
「いつも村瀬一太がお世話になっております。先ほど電話でもお話致しましたが、退職の手続きが何かありましたら、と思いまして足を運びました。何かロッカーに残しているものなどございますか? 見せて頂いてもよろしいでしょうか?」
「え? あ、は……、あ、いや、村瀬くんのお母さん? あ、いやこれはどうも、お世話になっております。こちらこそ、村瀬くんの仕事ぶりには助けられて……。いや、退職などと、私は」
母は、村瀬くんのお母さん? と言われて否定も肯定もせずに、にっこりと笑った。目尻の下がった優しい顔なので、それを見ると相手は大抵、ほっとした顔をする。だが、晃が小さい頃、晃を病気のことでからかったり苛めたりした相手やそれを止めなかった教師に、母が容赦したことは一度も無かった。
「一週間も休むようなら退職してもらうと言われた、と言っておりましたのでね。一週間以上休むことは確定なので、では退職するしかないね、ということになりまして」
「は、はあ。その、それは一般的な常識というか、そういうこともあるよという話を言ったのであって、村瀬くんをすぐにクビにしようとか、そんなことは考えていなかったです」
「つまり、クビではないと?」
「はい。月曜から戻ってもらえるなら、そのままの待遇で……」
「やはり、退職致しますわ」
「あいつ、月曜まで来ないってマジっすか」
母の声に、瀬戸口の声が重なった。
「冗談じゃないっすよ、店長。何でそんなこと許してるんっすか。シフト入れてたくせにちゃんと来ないとか駄目でしょ。クビにするとか給料やらないって脅せば絶対に来ますよ。あいつ、金が無いんだから」
「瀬戸口くん!」
店長が大きい声で遮った。店内に人がいなかったのは幸いだった。
「あの、村瀬一太のロッカーから、荷物だけ取らせて頂けます?」
母は、変わらずにこやかに話し掛ける。
「ああ、すみません、お母さん。大変、失礼なことを。瀬戸口くんも謝りなさい」
「え? お母さん? 本当に?」
店長に無理やり頭を押さえられた瀬戸口は、その手を振りほどきながら不躾に母を見た。
金が無いようには見えないけど、とぶつぶつ口の中で呟いてから、すみません、ともごもご言う。前半部分の方が声が大きくて、聞いていた晃は苛々した。
「村瀬くん、急に休んで迷惑してます。とにかく、俺はこれ以上シフト入れられませんし、ずっと裏で仕事してる店長と組んでも手伝ってもらえないから、給料上げてもらわないとやってられないっす」
ことのついでとばかりに捲し立てる瀬戸口に呆れ、晃は母の袖を引いた。
「いっちゃんが心配だから、そろそろ帰ろう」
「あら、そうね」
たまたま他に客がいなかったから良かったものの、こんな店先でする話ではない。奥へ案内することも思い付かない店長は、相当疲れている様子だった。
「店長さん。ロッカーはどこ?」
「あ、うちはそんなものは無くて、裏の部屋で適当に制服を着ます。ちょっとした品物やパソコンの置いてある部屋で。あの、だから、ハンガーに掛けてある制服以外には何もないはずです」
「あら、そう。なら、良かったわ。それでは、お世話になりました」
「ま、待ってください。彼は、とても真面目で優秀な人です。是非、まだまだ働いてもらいたい。村瀬くんがいないと困るお客様もいらっしゃる。月曜からで良いので、戻ってくるようにお伝えください」
月曜の診察は、本来なら、退院しても大丈夫かどうかの診察だ。その後、家で安静にできるのなら退院してもいいよ、という感じのもの。そんな日の午後から通常通り勤務なんてできるわけがない。そんなことをすればまた、病院に逆戻りすること間違いなしだ。
どうして店長の中では、月曜から仕事に戻れることになっているのだろう。
晃は内心で首を傾げながら、月曜からでいい、という言葉に腹を立てていた。これだけ休みをあげたのだ、だいぶ譲歩している、と言わんばかりの台詞。
「月曜に戻るのは無理だと、何度言えば伝わるのかしら? こちらの店員さんもずいぶんと話が支離滅裂ですし、どうも私のお話は伝わっていないようですわ。ただ、一太の仕事ぶりをお褒め頂いたことは光栄です。本人に伝えておきますね」
母の、にこやかさが崩れない所はすごいと思う。晃は、ただ黙って、店を出ようと歩く母の後に続いた。
「そうそう。店長さんも、随分と顔色が悪いようだわ。体調を崩さないようにお気をつけください」
誰も心配してはくれないだろうしね。
最後に振り返って言った母の言葉に心の中で付け加えて、晃は店を後にした。
「そうだね」
晃は、母の言葉に心の底から相槌を打った。
小さい可愛い店員さん、というのは、間違いなく一太のことだろう。一太は小さくて可愛いから。
一太があの女性に、何度でも親切に支払いを手伝う姿は容易に想像できた。
そして、背の高い瀬戸口という店員が言っていた言葉。
何で俺がこんなに働かなきゃならないんだ。
店に入ってから十分ほどしか見ていないが、そんなに言うほど仕事をしているようには見えなかった。なのに、こんな台詞が出るということは、普段はもっと仕事をしていないということじゃないだろうか。その分のしわ寄せは、きっと一太へ来ている。
あいつ、何さぼってんだよ、と言うということは、店長は、一太が入院したと瀬戸口に伝えていないということなのだろうか。それとも、晃の知っていた優しい世界ではない現実がここにはあって、入院したことを心配するような人は、一太が言っていたように本当はそんなにいないのかもしれない。
晃と晃の母は、髪の毛の薄い男性が謝りながら年配の女性の支払いを手伝い、その間に瀬戸口が、不機嫌な表情で品出しに戻っていったのをじっと見ていた。
その女性が去ると、母は髪の毛の薄い男性店員に声を掛けた。
「すみません」
「はい」
返事をしてこちらを向いた男性店員は、酷く顔色が悪くて目の下に隈があった。
「店長さんでいらっしゃいますか?」
「……ええ。はい」
身構えた返事が返ってくる。無理もない。今、客の一人に、たくさん謝ったばかりだ。
「いつも村瀬一太がお世話になっております。先ほど電話でもお話致しましたが、退職の手続きが何かありましたら、と思いまして足を運びました。何かロッカーに残しているものなどございますか? 見せて頂いてもよろしいでしょうか?」
「え? あ、は……、あ、いや、村瀬くんのお母さん? あ、いやこれはどうも、お世話になっております。こちらこそ、村瀬くんの仕事ぶりには助けられて……。いや、退職などと、私は」
母は、村瀬くんのお母さん? と言われて否定も肯定もせずに、にっこりと笑った。目尻の下がった優しい顔なので、それを見ると相手は大抵、ほっとした顔をする。だが、晃が小さい頃、晃を病気のことでからかったり苛めたりした相手やそれを止めなかった教師に、母が容赦したことは一度も無かった。
「一週間も休むようなら退職してもらうと言われた、と言っておりましたのでね。一週間以上休むことは確定なので、では退職するしかないね、ということになりまして」
「は、はあ。その、それは一般的な常識というか、そういうこともあるよという話を言ったのであって、村瀬くんをすぐにクビにしようとか、そんなことは考えていなかったです」
「つまり、クビではないと?」
「はい。月曜から戻ってもらえるなら、そのままの待遇で……」
「やはり、退職致しますわ」
「あいつ、月曜まで来ないってマジっすか」
母の声に、瀬戸口の声が重なった。
「冗談じゃないっすよ、店長。何でそんなこと許してるんっすか。シフト入れてたくせにちゃんと来ないとか駄目でしょ。クビにするとか給料やらないって脅せば絶対に来ますよ。あいつ、金が無いんだから」
「瀬戸口くん!」
店長が大きい声で遮った。店内に人がいなかったのは幸いだった。
「あの、村瀬一太のロッカーから、荷物だけ取らせて頂けます?」
母は、変わらずにこやかに話し掛ける。
「ああ、すみません、お母さん。大変、失礼なことを。瀬戸口くんも謝りなさい」
「え? お母さん? 本当に?」
店長に無理やり頭を押さえられた瀬戸口は、その手を振りほどきながら不躾に母を見た。
金が無いようには見えないけど、とぶつぶつ口の中で呟いてから、すみません、ともごもご言う。前半部分の方が声が大きくて、聞いていた晃は苛々した。
「村瀬くん、急に休んで迷惑してます。とにかく、俺はこれ以上シフト入れられませんし、ずっと裏で仕事してる店長と組んでも手伝ってもらえないから、給料上げてもらわないとやってられないっす」
ことのついでとばかりに捲し立てる瀬戸口に呆れ、晃は母の袖を引いた。
「いっちゃんが心配だから、そろそろ帰ろう」
「あら、そうね」
たまたま他に客がいなかったから良かったものの、こんな店先でする話ではない。奥へ案内することも思い付かない店長は、相当疲れている様子だった。
「店長さん。ロッカーはどこ?」
「あ、うちはそんなものは無くて、裏の部屋で適当に制服を着ます。ちょっとした品物やパソコンの置いてある部屋で。あの、だから、ハンガーに掛けてある制服以外には何もないはずです」
「あら、そう。なら、良かったわ。それでは、お世話になりました」
「ま、待ってください。彼は、とても真面目で優秀な人です。是非、まだまだ働いてもらいたい。村瀬くんがいないと困るお客様もいらっしゃる。月曜からで良いので、戻ってくるようにお伝えください」
月曜の診察は、本来なら、退院しても大丈夫かどうかの診察だ。その後、家で安静にできるのなら退院してもいいよ、という感じのもの。そんな日の午後から通常通り勤務なんてできるわけがない。そんなことをすればまた、病院に逆戻りすること間違いなしだ。
どうして店長の中では、月曜から仕事に戻れることになっているのだろう。
晃は内心で首を傾げながら、月曜からでいい、という言葉に腹を立てていた。これだけ休みをあげたのだ、だいぶ譲歩している、と言わんばかりの台詞。
「月曜に戻るのは無理だと、何度言えば伝わるのかしら? こちらの店員さんもずいぶんと話が支離滅裂ですし、どうも私のお話は伝わっていないようですわ。ただ、一太の仕事ぶりをお褒め頂いたことは光栄です。本人に伝えておきますね」
母の、にこやかさが崩れない所はすごいと思う。晃は、ただ黙って、店を出ようと歩く母の後に続いた。
「そうそう。店長さんも、随分と顔色が悪いようだわ。体調を崩さないようにお気をつけください」
誰も心配してはくれないだろうしね。
最後に振り返って言った母の言葉に心の中で付け加えて、晃は店を後にした。
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