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1章
*4の続き
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※R-18は読まなくてもストーリーには影響しません。苦手な方は飛ばしてください
両手を片手で纏められ、ベッドに押し倒された状態で、魔王様は見るも無惨に1人だけ肌を露出させていた。
この状況は、魔王様の羞恥心を極限まで高めていた。
「どこまでしたら、話す気になる?もっと恥ずかしい事が良い?」
頬を赤く染めた魔王様は、眉を寄せて勇者から目を背ける以外なかった。
確かに魔力を使えばこの状態から逃れられるかもしれないが、魔王様にとってそれは公平ではない気がした。
故に魔王様らしい行動を取った。
全力で勇者の腹部を蹴ろうと膝を上げるが、それも勇者の手で止められる。勇者は2度も同じ手は食わなかった。
「それならここに話してもらおう」
勇者は自身の身体を魔王様の両足の間に割り入って、足が閉じないようにする。指に自身の唾液を付けて、魔王様の秘部へとその指を伸ばした。
魔王様は目を強く閉じて、襲うであろう快感に対して身構えた。
指で秘部の入り口をなぞり、ゆっくりと奥へ押し入ってくる。
勇者は魔王様の感じる場所を熟知している。始めは優しく刺激され、魔王様の息が少し荒くなった。
「はっ……んっ……」
抵抗を見せていた足も力が抜けて、快感に集中するかのようで、勇者はその様子を見て更に刺激を強くした。
「んっ……ふっ……」
魔王様は声が漏れないように我慢しているが、その息は荒く、感じているのがよく分かる。
数分も刺激したところで、勇者は一度その動きを止めた。
「言う気になったら、イかせてあげる」
「え……」
魔王様はつい声が出てしまった。
閉じていた目を開けると、蒼玉がしっかりと魔王様を見つめていた。
「んっ……はっ……」
すぐに指の刺激が再開され、また魔王様は高められていくが、もう少しのところで刺激が止んだ。
「ランシュエ!やめてください!」
「気持ちいいのは嫌い?」
そう言うと刺激が再開された。
それを何度も何度も繰り返され、いつの間にか腕を抑えていた手を離されていたことにも気づかなかった。
「腰が動いてるよ」
「はぁっ、はぁっ、んっ」
魔王様は達したい一心で、つい刺激を求めてしまった。
あまりにもこの勇者に対して惨めな姿を晒したものだと、嘆きたくなったが、それも今更だった。羞恥心など今更あってないようなものだった。
「ランシュエ、言いますから、止めてください」
「止めるというのは、指を抜いてほしいという事?」
魔王様は紅玉で勇者を睨みつけた。
「言って欲しかっただけだよ。でも、先に理由を聞いてからだ」
その言葉に、魔王様は渋々口を開くことにした。嬌声が漏れないように注意して言葉を発する。
「今日、来た人間から。勝ったら、惚れ薬が欲しいと、戦っている最中に言われたのです」
魔王様は頬を赤らめて理由を話した。勇者は、魔王様の純粋さに笑みが溢れてしまった。下への刺激は止めずに、強くしていく。
「今度、その薬を飲んでもらおうかな」
「必要、ありませんっ」
刺激に耐えながら魔王様が発した言葉に、勇者は少し眉を上げた。
「それはどういう意味?」
勇者の目が鋭く魔王様を見る。続きの言葉を言って欲しいようだった。だが、魔王様も負けずに勇者を睨みつけた。
「そのままの意味ですっ」
そう答えたところで、魔王様は遂に限界に達し、全身が熱くなったかと思うと一気に力が抜けた。息も鼓動も上がり、呆然としている。
約20分我慢した末の快感に酔いしれていたところに、非情な言葉が聞こえてきた。
「まだだよ」
勇者は魔王様のモノを掴んで、上下に扱き始めた。
「少し待ってください!」
魔王様は両手で止めようとしたが遅く、中への刺激とは違う直接的な快感に身体が反応した。
魔王様は息を殺して堪えるほかなかった。
「んっ!……んぅっ!……」
自身のへの刺激は強く、直ぐに勢いよく液が迸った。
「気持ちよかったみたいで嬉しいよ」
魔王様は勇者の顔が見れず、また見られたくもないので、両腕で自身の顔を覆った。
息は大きく乱れ、身体には自身の液が飛び散っており、見るも無惨な状態だ。
だが、この状態で終わる勇者ではなく、魔王様が落ち着こうとしているところで、服を脱ぎ始めた。
「ランシュエ?」
「このまま終わる気?」
そう言われて魔王様も、中への激しい刺激を思い浮かべて顔を赤くした。
「私はこんな扇状的な姿を見せられて、我慢できるような人間ではないよ」
蒼玉が蒼く光り、魔王様の紅玉と重なった。
夜はまだこれからだった。
両手を片手で纏められ、ベッドに押し倒された状態で、魔王様は見るも無惨に1人だけ肌を露出させていた。
この状況は、魔王様の羞恥心を極限まで高めていた。
「どこまでしたら、話す気になる?もっと恥ずかしい事が良い?」
頬を赤く染めた魔王様は、眉を寄せて勇者から目を背ける以外なかった。
確かに魔力を使えばこの状態から逃れられるかもしれないが、魔王様にとってそれは公平ではない気がした。
故に魔王様らしい行動を取った。
全力で勇者の腹部を蹴ろうと膝を上げるが、それも勇者の手で止められる。勇者は2度も同じ手は食わなかった。
「それならここに話してもらおう」
勇者は自身の身体を魔王様の両足の間に割り入って、足が閉じないようにする。指に自身の唾液を付けて、魔王様の秘部へとその指を伸ばした。
魔王様は目を強く閉じて、襲うであろう快感に対して身構えた。
指で秘部の入り口をなぞり、ゆっくりと奥へ押し入ってくる。
勇者は魔王様の感じる場所を熟知している。始めは優しく刺激され、魔王様の息が少し荒くなった。
「はっ……んっ……」
抵抗を見せていた足も力が抜けて、快感に集中するかのようで、勇者はその様子を見て更に刺激を強くした。
「んっ……ふっ……」
魔王様は声が漏れないように我慢しているが、その息は荒く、感じているのがよく分かる。
数分も刺激したところで、勇者は一度その動きを止めた。
「言う気になったら、イかせてあげる」
「え……」
魔王様はつい声が出てしまった。
閉じていた目を開けると、蒼玉がしっかりと魔王様を見つめていた。
「んっ……はっ……」
すぐに指の刺激が再開され、また魔王様は高められていくが、もう少しのところで刺激が止んだ。
「ランシュエ!やめてください!」
「気持ちいいのは嫌い?」
そう言うと刺激が再開された。
それを何度も何度も繰り返され、いつの間にか腕を抑えていた手を離されていたことにも気づかなかった。
「腰が動いてるよ」
「はぁっ、はぁっ、んっ」
魔王様は達したい一心で、つい刺激を求めてしまった。
あまりにもこの勇者に対して惨めな姿を晒したものだと、嘆きたくなったが、それも今更だった。羞恥心など今更あってないようなものだった。
「ランシュエ、言いますから、止めてください」
「止めるというのは、指を抜いてほしいという事?」
魔王様は紅玉で勇者を睨みつけた。
「言って欲しかっただけだよ。でも、先に理由を聞いてからだ」
その言葉に、魔王様は渋々口を開くことにした。嬌声が漏れないように注意して言葉を発する。
「今日、来た人間から。勝ったら、惚れ薬が欲しいと、戦っている最中に言われたのです」
魔王様は頬を赤らめて理由を話した。勇者は、魔王様の純粋さに笑みが溢れてしまった。下への刺激は止めずに、強くしていく。
「今度、その薬を飲んでもらおうかな」
「必要、ありませんっ」
刺激に耐えながら魔王様が発した言葉に、勇者は少し眉を上げた。
「それはどういう意味?」
勇者の目が鋭く魔王様を見る。続きの言葉を言って欲しいようだった。だが、魔王様も負けずに勇者を睨みつけた。
「そのままの意味ですっ」
そう答えたところで、魔王様は遂に限界に達し、全身が熱くなったかと思うと一気に力が抜けた。息も鼓動も上がり、呆然としている。
約20分我慢した末の快感に酔いしれていたところに、非情な言葉が聞こえてきた。
「まだだよ」
勇者は魔王様のモノを掴んで、上下に扱き始めた。
「少し待ってください!」
魔王様は両手で止めようとしたが遅く、中への刺激とは違う直接的な快感に身体が反応した。
魔王様は息を殺して堪えるほかなかった。
「んっ!……んぅっ!……」
自身のへの刺激は強く、直ぐに勢いよく液が迸った。
「気持ちよかったみたいで嬉しいよ」
魔王様は勇者の顔が見れず、また見られたくもないので、両腕で自身の顔を覆った。
息は大きく乱れ、身体には自身の液が飛び散っており、見るも無惨な状態だ。
だが、この状態で終わる勇者ではなく、魔王様が落ち着こうとしているところで、服を脱ぎ始めた。
「ランシュエ?」
「このまま終わる気?」
そう言われて魔王様も、中への激しい刺激を思い浮かべて顔を赤くした。
「私はこんな扇状的な姿を見せられて、我慢できるような人間ではないよ」
蒼玉が蒼く光り、魔王様の紅玉と重なった。
夜はまだこれからだった。
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