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15.ご褒美
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次の日、時間をかけて兄さんの家までやって来た。
遅寝早起きでとても眠いはずなのに、緊張でそれどころではない。
早く着き過ぎてしまっただろうか?
アパートの前で入ろうか悩んでいると、兄さんの部屋のドアが開いて、女の人が出てきた。
心臓がドキドキと強く打つのが分かる。
俺は咄嗟に隣の家の陰に隠れた。
「じゃあ朝霧くん、また明日ね」
それだけ言うと、女の人は俺が隠れている方とは反対へ歩いて行った。
何だこれ、気まずい。
日曜日の朝に居るなんて、泊まりだったんだ。
兄さんが連絡をくれなかったのは、とっくに彼女がいたからなのだろう。
浮かれていた俺は一体何なんだ。邪魔をしに来ただけじゃないか?
でもここまで来て帰るわけにもいかない。
そう思って20分ぐらい、ぼーっとスマホを弄って時間を潰してからインターホンを鳴らした。
冬じゃなくて良かったと思う。
「久しぶり」
兄さんはドアを開けて、招き入れてくれる。
例えさっきのシーンを見ていても、兄さんはかっこいいしドキドキしてしまう。
「ひ、久しぶり」
「入って」
兄さんの部屋は以前来た時とあまり変わらず綺麗だった。
座椅子に座って荷物を下ろし、勉強用具一式を出す。
兄さんは俺にお茶を出してくれた。
「教科は数C?」
「うん」
一応、本当に躓いている部分を教えてもらおうと参考書を持って来た。
そこから2時間程、真面目に勉強を続け12時になる。
欲求不満だったはずなのに、やっぱり兄さんと一緒に居られるだけでも良いと思い始めていた。
普段あまり会えなくなると、気持ちも変化するんだな。
「昼は、適当にチャーハンとかで良い?」
「うん。作ってくれるの?」
「多少は料理も上手くなったよ」
そう言って兄さんはキッチンに立った。
俺がキリのいいところまで進めている間に、兄さんは昼御飯の準備が終わっていた。
一旦勉強用具を片付けて2人で食べる。
「美味しい!」
兄さんは料理も上手かった。
俺はチャーハンを口に運びながら考えた。
このタイミングなら、今朝の女の話も聞けるかな?
いや、やっぱり止めておこうか。
別に俺は彼女なわけじゃないし、兄さんの交友関係に口出しできる立場じゃない。
セフレが本命の話を持ち出したら面倒だろう。
食事が終わり、俺は皿洗いを自分から申し出て流しに立った。
よし、これが終わったら兄さんを誘うぞ!
そう意気込んで洗い物を終えた俺は、バレないようにトイレへ行き、諸々の準備をした。
少し時間はかかったが準備を終えて、スマホを弄っている兄さんの隣に正座した。
「あの、えっと……」
俺は言葉を詰まらせて俯き、兄さんはスマホから顔を上げた。
「エッチな事して欲しいの?」
やっぱり兄さんは俺の考えている事はお見通しらしい。
「うん……」
今自分がどんな表情をしたらいいのか分からない。
兄さんは、少しだけ微笑んでいる。
「……良いよ。ただし、ちゃんと勉強できたらな」
兄さんはそう言って、クローゼットから箱を取り出した。
今度は何が出てくるのだろうか?
その箱から出て来たのは、3つのローターだった。
「俺が指示した問題1つにつき、正解したら1つ挿れるから。4つ正解で、してあける」
「へ……?」
これまた変な声が出た。
えっと、正解すると1つ挿れて、3つローターを挿れた状態で正解出来たらエッチしてくれるって事?
俺、できるのか……?
「わ、わかった」
でもやっぱり、俺は兄さんには弱い。
「じゃあ、まずはこれかな」
参考書をパラパラと捲り、午前の復習となる問題を出された。
これは出来そうだ。
3分程で答えを出し、兄さんに見せる。
「良いね、合ってる」
ということは、1つ挿れるって事だよな……?
「ほら、ズボン下ろして。挿れてあげる」
何これ無茶苦茶恥ずかしいし興奮する!
俺は膝立ちになってズボンを軽く下ろすと、兄さんに尻が向くように四つん這いになった。
兄さんは箱に入っていたローションを指に出して、俺の尻を軽く解してからローターを挿入した。
「んっはぁっ……」
「すごい勃ってる」
こんなの興奮するなって言う方が無理だ!
俺は急いでズボンを直そうとするが、コードと電源をどうしたら良いか悩んでしまった。
兄さんはそれを分かってか、テープで邪魔にならないように内腿に固定して電源を入れた。
「んぁっ……はぁっ……」
ブルブルと中が振動し、何とも言えない異物感に慣れない。
やっとズボンを直した俺は、とても楽しそうな兄さんと目があってしまい恥ずかしくなった。
「じゃあ次の問題な」
「う、うん……」
次の問題はさっきより少し難しいが、手順は同じで、落ち着いてやれば問題は無かった。
ただ、いくら座椅子があるとは言え、座っていると中のローターを感じてしまって、なかなかスムーズに解けなかった。
「合ってるよ」
しっかり5分使って正解し、また俺はさっきと同じようにズボンを下ろした。
兄さんは、少し指で1つ目のローターを奥に入れてから、2つ目のローターを挿れ、電源も入れた。
「んんっ、ふっあっ……」
2つのローターが互いに接触して、強い刺激が誘発される。
まじでやばい!
「じゃあ3つ目の問題はこれかな」
「ん、うん……っ」
どんどん焦らされている気分になり、何としても早く問題を解きたい!
ただ、3つ目の問題はまたさっきよりも難しく、図を描き、式をいろいろ変えて、何とか解けたが、10分もかかってしまった。
「正解」
あと1問!
俺は急かすように、ズボンを脱いだ。
「そんなに早く挿れて欲しいの?」
「早く、続きをして欲しい……」
もう辛い!ムスコもそう言っている!
3つ目が挿れられ、奥まで振動が伝わってくるのが分かる。
「にぃさん……これ、結構辛いよっ……」
「もう少しだけ頑張って」
他人事だからって、本当に兄さんは楽しそうに笑った。
悔しいけれど、かっこいい……。
早く抱いて欲しい……。
俺は最後の問題に取り掛かることにした。
だがその問題は、まさに入試で使われる大問の1つで、普通にやっても20分はかかりそうだった。
「に、にいさん!これっ……」
慣れていない俺が手探りでやったら、どれだけかかるか分からない。
不安になって兄さんに縋ってしまう。
「大丈夫だよ。教えてあげるから。とりあえず分かりそうな部分から始めて」
そう言われて、突き放されたわけではないと安心した。
もしかしたらこのままローターが入ったままで、抱いてくれないのかと焦ってしまった。
俺は中のローターを意識しないように努めながら、問題をよく読もうとする。
意識せずにとか無理だったわ。
このままだと俺はまたパンツに吐精してしまう!
早く解かないとっ!
「にぃさん……ここから、どうやるの……?」
「ここは、この公式が必要だよ」
確かに教えてくれるけれど!
今後この公式を使う時に、絶対今日のことを思い出して興奮してしまう。
2度と忘れないという意味では良いかもしれないけれど。
「んっ……にぃさん、1回……出したいっ」
「ん?我慢できない?」
「できないっ……」
もうローターを挿れ始めて30分近く経っていた。
耐えるように体が丸くなる。
「そのまま出して」
兄さんはとんでもないことを言い出した!
「そんなっ……なに、きてかえるのっ……」
「乾燥機で乾かすよ。ダメだったら、俺の服着て帰ればいいし」
に、兄さんの服を着て帰る?
サイズは合わないだろうけど、その服で今後オナニー出来そうとか思ってしまった。
とはいえ、兄さんのお許しは出たものの、漏らすなんて恥ずかしくてなかなか出来たものではない。
できるだけ我慢して、問題を解こうとするが、俺は限界を迎えた。
「はぁっ……んっ、もぅ……でるっ、でちゃうよぉ……にぃさっ……んっんんっ!」
俺は呆気なくパンツの中に吐精してしまった。
じわりと湿る不快感があり、恥ずかしさのあまりに顔なんて上げられなかった。
「出した?見せて」
正座していた俺の膝を左右に開き、兄さんは覗いてくる。
「やっ、止めろってば!」
ズボンまで濃い色のシミができている。
そうだよ、俺は欲求不満でこんな状態で興奮して、たくさん出したよ!
俺は兄さんからは見えないように、後ろを向こうとするが、動いた拍子にまたローターで感じてしまった。
「んっ!はぁ……はぁっ……」
「咲耶、楽にしてあげるから、ベッドで四つん這いになって」
ほ、ほんとっ?
俺がもう勉強どころではない事は兄さんも分かっているのだろう。
素直にズボンを下ろして、ベッドに四つん這いになる。
だけど、なかなか兄さんは触れてこない。
どうしたのかと振り返って見ると、兄さんは俺が脱いだパンツを広げて見ていた。
「な、何してんのっ!」
「前は画面越しだったから」
だから?そんなの見てどうすんの?
俺は奪い取ろうと手を伸ばす。
「洗わないと。あぁでも、後でいいか……」
兄さんはズボンとパンツを纏めて床に置いた。
「次は、尻に力入れてローターを自分で出してみて」
「え……」
もう兄さんに挿れて欲しかったのに!
兄さんもベッドに乗り上げて、俺の太腿のテープを剥がし、俺の尻を掴んで左右に尻の割れ目を広げるように引っ張った。
「や、やだって!あっ……んっ、はずかしっ!」
「出しやすいように手伝ってるんだけど」
到底そんな風には見えませんけど!
後ろを振り向けば、兄さんが俺の尻の穴を見つめていた。
「ほら、力入れてみて」
「んっふぅっ……」
恥ずかしいけれど、言われた通りに力を入れれば、グッと1つのローターが出た。
「はぁっ、んんっ……あぁっ」
力を緩めたら、中の残っているローターを締め付けてしまう。
「まず1つね」
兄さんは出すところもしっかりと見ているようだった。
「まだ2つ残っているよ」
「わ、わかって……るっ!」
俺は一度大きく息を吸ってから、お尻に力を入れる。
「んんんっ、はぁっ、んんっ」
排出される感覚は何とも言えない快感だ。
また1つ出し、あと1つという所で、兄さんはローターのケーブルを引っ張った。
「んんっ、あっはぁっ」
「ほら、手伝ってるだろ?」
入り口までローターが来て、兄さんは何度も引っ張って遊んでいる。
俺はまた力を入れて、最後の1つが出て来る。
やっとローターの振動から解放された。
「だし、たよ……」
「よく出来たね」
兄さんはそう言っている間にも、手にローションを出していた。
「もう、挿れるよ」
「えっ、あっ……んんっ、うんっ」
俺が返事をする前に、兄さんが俺の尻を掴み、ペニスがグッと押し入って来た。
ローターで十分拡張はされていた為、痛みは無かったが、思ったよりも急で心の準備は出来ていなかった。
「あぁっ、ふぁっ、んんっ」
ずっと欲しかった、内臓を押されているような圧迫感に、体が震えてしまう。
「あぁっ、まって、きもちぃぃ、やらぁっ、んんっ」
分かっていたけれど、やっぱりディルドよりもすごく気持ちがいい。
でも、ここは兄さんのアパートだから声は抑えなければいけない。
「ふぁ、はぁっ、んんっ、んんんんっ」
あぁー、今日は本当にやばいかもしれない。
久しぶりのセックスで、気持ちよさが何割も増している。
「んぁっ、にいさ、んっ、いくっ、あぁっ、いくぅっ!」
俺はドライオーガズムを感じて、何度も身体が跳ねる。
「さくや……」
兄さんの、俺を呼ぶ僅かに掠れた声が最高にエロい。
「はぁっ、あっんあぁぁぁぁぁ……いくっ、いぐっ……」
何度も来る絶頂の快感に、シーツをギュッと握って堪える。
「咲耶、腕貸して」
兄さんは俺の両手首を掴んで、後ろへ引っ張る。
俺は支えが無くなって、バランスを取りにくくなるが、兄さんに拘束されながら、ガクガクと揺さぶられる。
このシチュエーションは、最高に興奮する。
「あぁっ、あぁっ、はぁっ、あぁっ、んんっだめっ、あぁっ」
1人でしていた時とは全く違う幸福感に、朝の出来事なんてどうでも良くなってしまった。
「にぃさっ、もぅやっ、またいくっ、いっちゃっ、……んんぅっ」
気持ち良い、気持ち良いっ!
「あっ、あぁ……はぁっ、あぁぁ……にぃさんも……きもち、いぃっ?」
「っ……当たり前だろ」
その言葉で俺は嬉しくなって、中を締め付けてしまう。
「締めすぎっ」
「だ、だっで、はぁっ……あぁっ」
当然興奮もする。
兄さんは動きを速くして、奥を激しく突き上げて来る。
「は、げしぃっよっ、んんっ、はぁっ、はぁっ、んんんぁっ」
もう俺は気持ち良くって限界だった。
「いくっ、いくっ、いぐっうぅんっ……んんっ」
俺は身体を仰反らせ、今度はタオルの上に射精し、兄さんも俺の中に出した。
「はぁっ……はぁっ……」
ゆっくりと兄さんのペニスが抜かれて寂しくなる。
兄さんは余韻に浸ることもなく口を開いた。
「咲耶、先にシャワー浴びて来て」
えっ、もう終わり?
俺は顔には出さないようにするが、正直もっとしたかった。
「う、うん……」
でも兄さんに言われたわけだし、仕方なく俺はシャワーを浴びる事にした。
シャワーから出ると、兄さんは洗濯機を回しており、俺の替えの服を棚に置いてくれた。
「これ着て帰ってもいいから」
そう言って、兄さんは交代で浴室に入ろうとした。
「出たら、勉強の続きね。さっきの問題ちゃんと見ておいて」
「は、はい」
兄さんは思った以上に真面目だった。
「俺のせいで不合格になったら困るからな」
「はい……」
そう言って扉が閉められた。
これは、ちゃんと勉強しなければいけない。
その後、しっかりと勉強の続きをしてから兄さんの家を出た。
結局、朝の女の事は訊かずに別れてしまったと、電車の中で気付くことになった。
遅寝早起きでとても眠いはずなのに、緊張でそれどころではない。
早く着き過ぎてしまっただろうか?
アパートの前で入ろうか悩んでいると、兄さんの部屋のドアが開いて、女の人が出てきた。
心臓がドキドキと強く打つのが分かる。
俺は咄嗟に隣の家の陰に隠れた。
「じゃあ朝霧くん、また明日ね」
それだけ言うと、女の人は俺が隠れている方とは反対へ歩いて行った。
何だこれ、気まずい。
日曜日の朝に居るなんて、泊まりだったんだ。
兄さんが連絡をくれなかったのは、とっくに彼女がいたからなのだろう。
浮かれていた俺は一体何なんだ。邪魔をしに来ただけじゃないか?
でもここまで来て帰るわけにもいかない。
そう思って20分ぐらい、ぼーっとスマホを弄って時間を潰してからインターホンを鳴らした。
冬じゃなくて良かったと思う。
「久しぶり」
兄さんはドアを開けて、招き入れてくれる。
例えさっきのシーンを見ていても、兄さんはかっこいいしドキドキしてしまう。
「ひ、久しぶり」
「入って」
兄さんの部屋は以前来た時とあまり変わらず綺麗だった。
座椅子に座って荷物を下ろし、勉強用具一式を出す。
兄さんは俺にお茶を出してくれた。
「教科は数C?」
「うん」
一応、本当に躓いている部分を教えてもらおうと参考書を持って来た。
そこから2時間程、真面目に勉強を続け12時になる。
欲求不満だったはずなのに、やっぱり兄さんと一緒に居られるだけでも良いと思い始めていた。
普段あまり会えなくなると、気持ちも変化するんだな。
「昼は、適当にチャーハンとかで良い?」
「うん。作ってくれるの?」
「多少は料理も上手くなったよ」
そう言って兄さんはキッチンに立った。
俺がキリのいいところまで進めている間に、兄さんは昼御飯の準備が終わっていた。
一旦勉強用具を片付けて2人で食べる。
「美味しい!」
兄さんは料理も上手かった。
俺はチャーハンを口に運びながら考えた。
このタイミングなら、今朝の女の話も聞けるかな?
いや、やっぱり止めておこうか。
別に俺は彼女なわけじゃないし、兄さんの交友関係に口出しできる立場じゃない。
セフレが本命の話を持ち出したら面倒だろう。
食事が終わり、俺は皿洗いを自分から申し出て流しに立った。
よし、これが終わったら兄さんを誘うぞ!
そう意気込んで洗い物を終えた俺は、バレないようにトイレへ行き、諸々の準備をした。
少し時間はかかったが準備を終えて、スマホを弄っている兄さんの隣に正座した。
「あの、えっと……」
俺は言葉を詰まらせて俯き、兄さんはスマホから顔を上げた。
「エッチな事して欲しいの?」
やっぱり兄さんは俺の考えている事はお見通しらしい。
「うん……」
今自分がどんな表情をしたらいいのか分からない。
兄さんは、少しだけ微笑んでいる。
「……良いよ。ただし、ちゃんと勉強できたらな」
兄さんはそう言って、クローゼットから箱を取り出した。
今度は何が出てくるのだろうか?
その箱から出て来たのは、3つのローターだった。
「俺が指示した問題1つにつき、正解したら1つ挿れるから。4つ正解で、してあける」
「へ……?」
これまた変な声が出た。
えっと、正解すると1つ挿れて、3つローターを挿れた状態で正解出来たらエッチしてくれるって事?
俺、できるのか……?
「わ、わかった」
でもやっぱり、俺は兄さんには弱い。
「じゃあ、まずはこれかな」
参考書をパラパラと捲り、午前の復習となる問題を出された。
これは出来そうだ。
3分程で答えを出し、兄さんに見せる。
「良いね、合ってる」
ということは、1つ挿れるって事だよな……?
「ほら、ズボン下ろして。挿れてあげる」
何これ無茶苦茶恥ずかしいし興奮する!
俺は膝立ちになってズボンを軽く下ろすと、兄さんに尻が向くように四つん這いになった。
兄さんは箱に入っていたローションを指に出して、俺の尻を軽く解してからローターを挿入した。
「んっはぁっ……」
「すごい勃ってる」
こんなの興奮するなって言う方が無理だ!
俺は急いでズボンを直そうとするが、コードと電源をどうしたら良いか悩んでしまった。
兄さんはそれを分かってか、テープで邪魔にならないように内腿に固定して電源を入れた。
「んぁっ……はぁっ……」
ブルブルと中が振動し、何とも言えない異物感に慣れない。
やっとズボンを直した俺は、とても楽しそうな兄さんと目があってしまい恥ずかしくなった。
「じゃあ次の問題な」
「う、うん……」
次の問題はさっきより少し難しいが、手順は同じで、落ち着いてやれば問題は無かった。
ただ、いくら座椅子があるとは言え、座っていると中のローターを感じてしまって、なかなかスムーズに解けなかった。
「合ってるよ」
しっかり5分使って正解し、また俺はさっきと同じようにズボンを下ろした。
兄さんは、少し指で1つ目のローターを奥に入れてから、2つ目のローターを挿れ、電源も入れた。
「んんっ、ふっあっ……」
2つのローターが互いに接触して、強い刺激が誘発される。
まじでやばい!
「じゃあ3つ目の問題はこれかな」
「ん、うん……っ」
どんどん焦らされている気分になり、何としても早く問題を解きたい!
ただ、3つ目の問題はまたさっきよりも難しく、図を描き、式をいろいろ変えて、何とか解けたが、10分もかかってしまった。
「正解」
あと1問!
俺は急かすように、ズボンを脱いだ。
「そんなに早く挿れて欲しいの?」
「早く、続きをして欲しい……」
もう辛い!ムスコもそう言っている!
3つ目が挿れられ、奥まで振動が伝わってくるのが分かる。
「にぃさん……これ、結構辛いよっ……」
「もう少しだけ頑張って」
他人事だからって、本当に兄さんは楽しそうに笑った。
悔しいけれど、かっこいい……。
早く抱いて欲しい……。
俺は最後の問題に取り掛かることにした。
だがその問題は、まさに入試で使われる大問の1つで、普通にやっても20分はかかりそうだった。
「に、にいさん!これっ……」
慣れていない俺が手探りでやったら、どれだけかかるか分からない。
不安になって兄さんに縋ってしまう。
「大丈夫だよ。教えてあげるから。とりあえず分かりそうな部分から始めて」
そう言われて、突き放されたわけではないと安心した。
もしかしたらこのままローターが入ったままで、抱いてくれないのかと焦ってしまった。
俺は中のローターを意識しないように努めながら、問題をよく読もうとする。
意識せずにとか無理だったわ。
このままだと俺はまたパンツに吐精してしまう!
早く解かないとっ!
「にぃさん……ここから、どうやるの……?」
「ここは、この公式が必要だよ」
確かに教えてくれるけれど!
今後この公式を使う時に、絶対今日のことを思い出して興奮してしまう。
2度と忘れないという意味では良いかもしれないけれど。
「んっ……にぃさん、1回……出したいっ」
「ん?我慢できない?」
「できないっ……」
もうローターを挿れ始めて30分近く経っていた。
耐えるように体が丸くなる。
「そのまま出して」
兄さんはとんでもないことを言い出した!
「そんなっ……なに、きてかえるのっ……」
「乾燥機で乾かすよ。ダメだったら、俺の服着て帰ればいいし」
に、兄さんの服を着て帰る?
サイズは合わないだろうけど、その服で今後オナニー出来そうとか思ってしまった。
とはいえ、兄さんのお許しは出たものの、漏らすなんて恥ずかしくてなかなか出来たものではない。
できるだけ我慢して、問題を解こうとするが、俺は限界を迎えた。
「はぁっ……んっ、もぅ……でるっ、でちゃうよぉ……にぃさっ……んっんんっ!」
俺は呆気なくパンツの中に吐精してしまった。
じわりと湿る不快感があり、恥ずかしさのあまりに顔なんて上げられなかった。
「出した?見せて」
正座していた俺の膝を左右に開き、兄さんは覗いてくる。
「やっ、止めろってば!」
ズボンまで濃い色のシミができている。
そうだよ、俺は欲求不満でこんな状態で興奮して、たくさん出したよ!
俺は兄さんからは見えないように、後ろを向こうとするが、動いた拍子にまたローターで感じてしまった。
「んっ!はぁ……はぁっ……」
「咲耶、楽にしてあげるから、ベッドで四つん這いになって」
ほ、ほんとっ?
俺がもう勉強どころではない事は兄さんも分かっているのだろう。
素直にズボンを下ろして、ベッドに四つん這いになる。
だけど、なかなか兄さんは触れてこない。
どうしたのかと振り返って見ると、兄さんは俺が脱いだパンツを広げて見ていた。
「な、何してんのっ!」
「前は画面越しだったから」
だから?そんなの見てどうすんの?
俺は奪い取ろうと手を伸ばす。
「洗わないと。あぁでも、後でいいか……」
兄さんはズボンとパンツを纏めて床に置いた。
「次は、尻に力入れてローターを自分で出してみて」
「え……」
もう兄さんに挿れて欲しかったのに!
兄さんもベッドに乗り上げて、俺の太腿のテープを剥がし、俺の尻を掴んで左右に尻の割れ目を広げるように引っ張った。
「や、やだって!あっ……んっ、はずかしっ!」
「出しやすいように手伝ってるんだけど」
到底そんな風には見えませんけど!
後ろを振り向けば、兄さんが俺の尻の穴を見つめていた。
「ほら、力入れてみて」
「んっふぅっ……」
恥ずかしいけれど、言われた通りに力を入れれば、グッと1つのローターが出た。
「はぁっ、んんっ……あぁっ」
力を緩めたら、中の残っているローターを締め付けてしまう。
「まず1つね」
兄さんは出すところもしっかりと見ているようだった。
「まだ2つ残っているよ」
「わ、わかって……るっ!」
俺は一度大きく息を吸ってから、お尻に力を入れる。
「んんんっ、はぁっ、んんっ」
排出される感覚は何とも言えない快感だ。
また1つ出し、あと1つという所で、兄さんはローターのケーブルを引っ張った。
「んんっ、あっはぁっ」
「ほら、手伝ってるだろ?」
入り口までローターが来て、兄さんは何度も引っ張って遊んでいる。
俺はまた力を入れて、最後の1つが出て来る。
やっとローターの振動から解放された。
「だし、たよ……」
「よく出来たね」
兄さんはそう言っている間にも、手にローションを出していた。
「もう、挿れるよ」
「えっ、あっ……んんっ、うんっ」
俺が返事をする前に、兄さんが俺の尻を掴み、ペニスがグッと押し入って来た。
ローターで十分拡張はされていた為、痛みは無かったが、思ったよりも急で心の準備は出来ていなかった。
「あぁっ、ふぁっ、んんっ」
ずっと欲しかった、内臓を押されているような圧迫感に、体が震えてしまう。
「あぁっ、まって、きもちぃぃ、やらぁっ、んんっ」
分かっていたけれど、やっぱりディルドよりもすごく気持ちがいい。
でも、ここは兄さんのアパートだから声は抑えなければいけない。
「ふぁ、はぁっ、んんっ、んんんんっ」
あぁー、今日は本当にやばいかもしれない。
久しぶりのセックスで、気持ちよさが何割も増している。
「んぁっ、にいさ、んっ、いくっ、あぁっ、いくぅっ!」
俺はドライオーガズムを感じて、何度も身体が跳ねる。
「さくや……」
兄さんの、俺を呼ぶ僅かに掠れた声が最高にエロい。
「はぁっ、あっんあぁぁぁぁぁ……いくっ、いぐっ……」
何度も来る絶頂の快感に、シーツをギュッと握って堪える。
「咲耶、腕貸して」
兄さんは俺の両手首を掴んで、後ろへ引っ張る。
俺は支えが無くなって、バランスを取りにくくなるが、兄さんに拘束されながら、ガクガクと揺さぶられる。
このシチュエーションは、最高に興奮する。
「あぁっ、あぁっ、はぁっ、あぁっ、んんっだめっ、あぁっ」
1人でしていた時とは全く違う幸福感に、朝の出来事なんてどうでも良くなってしまった。
「にぃさっ、もぅやっ、またいくっ、いっちゃっ、……んんぅっ」
気持ち良い、気持ち良いっ!
「あっ、あぁ……はぁっ、あぁぁ……にぃさんも……きもち、いぃっ?」
「っ……当たり前だろ」
その言葉で俺は嬉しくなって、中を締め付けてしまう。
「締めすぎっ」
「だ、だっで、はぁっ……あぁっ」
当然興奮もする。
兄さんは動きを速くして、奥を激しく突き上げて来る。
「は、げしぃっよっ、んんっ、はぁっ、はぁっ、んんんぁっ」
もう俺は気持ち良くって限界だった。
「いくっ、いくっ、いぐっうぅんっ……んんっ」
俺は身体を仰反らせ、今度はタオルの上に射精し、兄さんも俺の中に出した。
「はぁっ……はぁっ……」
ゆっくりと兄さんのペニスが抜かれて寂しくなる。
兄さんは余韻に浸ることもなく口を開いた。
「咲耶、先にシャワー浴びて来て」
えっ、もう終わり?
俺は顔には出さないようにするが、正直もっとしたかった。
「う、うん……」
でも兄さんに言われたわけだし、仕方なく俺はシャワーを浴びる事にした。
シャワーから出ると、兄さんは洗濯機を回しており、俺の替えの服を棚に置いてくれた。
「これ着て帰ってもいいから」
そう言って、兄さんは交代で浴室に入ろうとした。
「出たら、勉強の続きね。さっきの問題ちゃんと見ておいて」
「は、はい」
兄さんは思った以上に真面目だった。
「俺のせいで不合格になったら困るからな」
「はい……」
そう言って扉が閉められた。
これは、ちゃんと勉強しなければいけない。
その後、しっかりと勉強の続きをしてから兄さんの家を出た。
結局、朝の女の事は訊かずに別れてしまったと、電車の中で気付くことになった。
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翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
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