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第4章 愛
第6話 主犯との会話
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★◇◆◇◆◇◆◇
パン王国近衛兵団キィオークのケトル団長に連絡してきたのは、コバチという名前の小間使いだった。
コバチは、本来であればレードル姫付きの小間使いとして、この場に控えているはずだった。
しかし、諸々の事情からコバチはパン王国第1王女シノワ・カンパーナ=フロースに付いて城下町を散策することになった。
そして、そこで急に何者かに襲われ、気がつけばどこかに監禁されてしまったということらしい。
ケトルとコバチの会話に耳を傾けつつ、ターメリックたちはミトンから教えてもらった補足の内容も頭に入れていた。
しかし、本当に理解していたのはクィントゥムだけだったかもしれない。
うーん……
なんとなく、大変なことが起こってるっていうのは、よくわかるんだけどなぁ。
ターメリックがぼんやりしている間にも、コバチとケトルの会話は続いていた。
『申し訳ありません団長、わたしが付いていながら……シノワ姫様だけでも、お助けしたかったのですが……』
「いや、コバチが一緒にいてくれて良かった。姫様をおひとりにせずにすむ」
『あ……なるほど。え? ああ、シノワ姫様も、わたしだけが頼りだと』
「おお! シノワ姫様! ご無事なのですね!」
『姫様、大きく頷いておいでですよ』
コバチがシノワ姫の様子を伝えると、ケトルは心底ほっとした顔で頷いていた。
しかし、ターメリックは違和感を抱いていた。
どうして、シノワ姫様は何も喋らないんだろう。
王族は自分の身の回りにいる人としか喋っちゃいけない、なんて決まりでもあるのかな。
でも……
ターメリックは、チラリとレードル姫に視線を向けた。
レードル姫は、先ほどまでと変わらないムスッとした顔で、ケトルの手元のバッチを睨んでいた。
やっぱり、第1王女と第3王女の違いなのかな。
王族のことは、よくわからないや。
ターメリックが考え事に匙を投げている間にも、ケトルとコバチの会話は続いていた。
『シノワ姫様とわたしを監禁している犯人たちは、どうやら姫様に直接危害を加えるつもりはないみたいなんです。それでも、自分たちがどこにいるのかわからないので不安で……』
「犯人、たち?」
『ああ、そうなんです。犯人は3人組です。リーダー格の青年と、中年の冴えない男、そして派手な若い女です』
コバチからの報告に、ターメリックと仲間たちは顔を見合わせた。
その犯人たちの特徴は、あの特産品泥棒そのものだった。
ターメリックたちは、こそこそと囁きあった。
「あの3人組って、クィントゥム君のおかげで捕まったはずだよね?」
「……なるほど、そういうことか」
「え? クィントゥム君?」
「あ、オレもわかった。そういうことか」
「ノウェム、そんなわかりやすい嘘、今いらないんだよね」
「なんで嘘だって決めつけてんだよ。オレは昔話に出てくるオオカミ少年じゃ……」
残念ながら、ノウェム渾身のツッコミはミトンの「あーっ!」という絶叫にかき消されてしまった。
もちろん、ケトルは失神寸前である。
「……み、みみみみみ」
「団長、落ち着いて。突然叫んでしまったことは謝ります。でも、叫ばずにはいられなくて……その3人組、つい先ほど清掃請負所から脱走した奴らなんですよ!」
ええーっ!?
……って、あれ?
驚いてるのって、ぼくだけ??
心の中で絶叫していたターメリックは、チラリと仲間たちの様子を伺った。
クィントゥムは黙って頷き、ノウェムは予想が当たって嬉しかったのか拳を握っていて、クランはそんなノウェムをつまらなそうな顔で見ていた。
みんな!
なんでそんなに冷静なの!?
もしかして、ぼくが鈍いだけ!?
「……終わったな、あいつらも」
クィントゥムがぽつりと呟いて、すっかり冷めてしまったであろう紅茶をひと口飲んだ。
「盗難だけであれば、大掛かりなものだったとはいえ、真面目に王都の清掃に励めば、また普通の生活に戻れただろうに。よりによって王族を拉致監禁とは、これは厳罰に処さねばなりませんね? ケトル団長殿」
「……」
ケトルは、クィントゥムの言葉たちに、重々しく頷いていた。
それは、深呼吸して心を落ち着かせているようでもあった。
バッチの向こうのコバチも、ケトルの苦手なものはよく知っているらしく『団長~、しっかり~』と声をかけていた。
なるほど。
ぼくたちが捕まえた3人組は、王都の清掃請負所を脱走して、シノワ姫様たちを連れ去って監禁しているんだね。
ああ、やっとわかったよ。
時系列ってやつを考えないといけなかったんだ。
ターメリックがようやく事態を理解した、ちょうどそのとき。
次の事態が、ゆっくりと動き始めた。
『おい……さっきからだれと何喋ってんだよ』
バッチの向こうから、ドスの効いた低い男の声が聞こえてきた。
聞き覚えのある声である。
『へぇ、これが噂のキィオークのバッチか。なるほど、キィオークの団長サンと連絡できるんだな……おーい、団長サン。聞こえるか?』
「貴様が主犯か」
……一瞬、どきりとした。
ターメリックには、いったいだれが声をかけたのか、わからなかった。
それほどまでに、ケトルの声は低く冷たくて、まるで氷の刃のようだった。
「自分たちのしていることが、どれほど重大な意味を持つか……わかってやっているんだろうな? 目的はなんだ」
鋭い声が客間に響く。
バッチの向こうからは、一呼吸おいた後、静かな答えが返ってきた。
『おれたちの目的は……この国から、王族を追い出すことだ』
「……」
『ユキヒラ国王とキャセロール王妃に、ミルクパン城の城門から王冠を投げ捨てさせろ。それで王位を放棄したものと見なして、シノワ姫を無事に返してやろう。猶予は、そうだな……今日を入れて3日。どうだ? 簡単だろう?』
声の主……
南カトラリー地方で盗みを働いた3人組の、リーダー格である青年トックリは、自分の考えに満足したような笑い声を上げていた。
ケトルはというと、一言も発さずに腕を組んでいる。
バッチを睨みつけて、何か考え込んでいるらしい。
『それじゃあ、おれたちは城門を監視しているからな。猶予は3日だが、決断は早ければ早いほど良いぞ。国王夫妻にそう伝えるんだな』
トックリのその言葉を最後に、バッチから通信は途絶えた。
何の音も発さなくなったバッチを手に、ケトルは眉を寄せて考え込んでいた。
「城門から王冠を投げ捨てるなど、不敬にもほどがある。奴らの狙いがこの国の王位だとして、そんなことをしなければいけない理由があるのか?」
「確かに、団長の言う通りですね。それに……現在、国王夫妻はここにはいらっしゃらないのですが、それを奴らは知らないようです」
「え? 国王夫妻、いらっしゃらないんですか?」
「ああ、はい。ここだけの話ですが、隣国へお忍び旅行中なんです」
ターメリックの間の抜けた質問にも、ミトンは優しく答えてくれた。
なんだか、とんでもないことになってきちゃったなぁ……
これは、さっきも思ったことだけど……
やっぱり、先を急いでいる場合じゃないぞ。
ターメリックは、ケトルとミトンに声をかけようとしたが、先に口を開いたのはクィントゥムだった。
「ケトル団長殿、ミトン殿。ここは是非とも私たちに協力させてください。奴らのことなら、私たちのほうが詳しいかもしれませんから」
その言葉に、ケトルとミトンは揃って「よろしくお願いします」と頭を下げていた。
そして、調子に乗ったノウェムとクランは、胸に手を当てて「任せてください」と声を合わせていた。
レードル姫はというと……
先ほどと同じ、ムスッとした顔で黙っていた。
つづく
パン王国近衛兵団キィオークのケトル団長に連絡してきたのは、コバチという名前の小間使いだった。
コバチは、本来であればレードル姫付きの小間使いとして、この場に控えているはずだった。
しかし、諸々の事情からコバチはパン王国第1王女シノワ・カンパーナ=フロースに付いて城下町を散策することになった。
そして、そこで急に何者かに襲われ、気がつけばどこかに監禁されてしまったということらしい。
ケトルとコバチの会話に耳を傾けつつ、ターメリックたちはミトンから教えてもらった補足の内容も頭に入れていた。
しかし、本当に理解していたのはクィントゥムだけだったかもしれない。
うーん……
なんとなく、大変なことが起こってるっていうのは、よくわかるんだけどなぁ。
ターメリックがぼんやりしている間にも、コバチとケトルの会話は続いていた。
『申し訳ありません団長、わたしが付いていながら……シノワ姫様だけでも、お助けしたかったのですが……』
「いや、コバチが一緒にいてくれて良かった。姫様をおひとりにせずにすむ」
『あ……なるほど。え? ああ、シノワ姫様も、わたしだけが頼りだと』
「おお! シノワ姫様! ご無事なのですね!」
『姫様、大きく頷いておいでですよ』
コバチがシノワ姫の様子を伝えると、ケトルは心底ほっとした顔で頷いていた。
しかし、ターメリックは違和感を抱いていた。
どうして、シノワ姫様は何も喋らないんだろう。
王族は自分の身の回りにいる人としか喋っちゃいけない、なんて決まりでもあるのかな。
でも……
ターメリックは、チラリとレードル姫に視線を向けた。
レードル姫は、先ほどまでと変わらないムスッとした顔で、ケトルの手元のバッチを睨んでいた。
やっぱり、第1王女と第3王女の違いなのかな。
王族のことは、よくわからないや。
ターメリックが考え事に匙を投げている間にも、ケトルとコバチの会話は続いていた。
『シノワ姫様とわたしを監禁している犯人たちは、どうやら姫様に直接危害を加えるつもりはないみたいなんです。それでも、自分たちがどこにいるのかわからないので不安で……』
「犯人、たち?」
『ああ、そうなんです。犯人は3人組です。リーダー格の青年と、中年の冴えない男、そして派手な若い女です』
コバチからの報告に、ターメリックと仲間たちは顔を見合わせた。
その犯人たちの特徴は、あの特産品泥棒そのものだった。
ターメリックたちは、こそこそと囁きあった。
「あの3人組って、クィントゥム君のおかげで捕まったはずだよね?」
「……なるほど、そういうことか」
「え? クィントゥム君?」
「あ、オレもわかった。そういうことか」
「ノウェム、そんなわかりやすい嘘、今いらないんだよね」
「なんで嘘だって決めつけてんだよ。オレは昔話に出てくるオオカミ少年じゃ……」
残念ながら、ノウェム渾身のツッコミはミトンの「あーっ!」という絶叫にかき消されてしまった。
もちろん、ケトルは失神寸前である。
「……み、みみみみみ」
「団長、落ち着いて。突然叫んでしまったことは謝ります。でも、叫ばずにはいられなくて……その3人組、つい先ほど清掃請負所から脱走した奴らなんですよ!」
ええーっ!?
……って、あれ?
驚いてるのって、ぼくだけ??
心の中で絶叫していたターメリックは、チラリと仲間たちの様子を伺った。
クィントゥムは黙って頷き、ノウェムは予想が当たって嬉しかったのか拳を握っていて、クランはそんなノウェムをつまらなそうな顔で見ていた。
みんな!
なんでそんなに冷静なの!?
もしかして、ぼくが鈍いだけ!?
「……終わったな、あいつらも」
クィントゥムがぽつりと呟いて、すっかり冷めてしまったであろう紅茶をひと口飲んだ。
「盗難だけであれば、大掛かりなものだったとはいえ、真面目に王都の清掃に励めば、また普通の生活に戻れただろうに。よりによって王族を拉致監禁とは、これは厳罰に処さねばなりませんね? ケトル団長殿」
「……」
ケトルは、クィントゥムの言葉たちに、重々しく頷いていた。
それは、深呼吸して心を落ち着かせているようでもあった。
バッチの向こうのコバチも、ケトルの苦手なものはよく知っているらしく『団長~、しっかり~』と声をかけていた。
なるほど。
ぼくたちが捕まえた3人組は、王都の清掃請負所を脱走して、シノワ姫様たちを連れ去って監禁しているんだね。
ああ、やっとわかったよ。
時系列ってやつを考えないといけなかったんだ。
ターメリックがようやく事態を理解した、ちょうどそのとき。
次の事態が、ゆっくりと動き始めた。
『おい……さっきからだれと何喋ってんだよ』
バッチの向こうから、ドスの効いた低い男の声が聞こえてきた。
聞き覚えのある声である。
『へぇ、これが噂のキィオークのバッチか。なるほど、キィオークの団長サンと連絡できるんだな……おーい、団長サン。聞こえるか?』
「貴様が主犯か」
……一瞬、どきりとした。
ターメリックには、いったいだれが声をかけたのか、わからなかった。
それほどまでに、ケトルの声は低く冷たくて、まるで氷の刃のようだった。
「自分たちのしていることが、どれほど重大な意味を持つか……わかってやっているんだろうな? 目的はなんだ」
鋭い声が客間に響く。
バッチの向こうからは、一呼吸おいた後、静かな答えが返ってきた。
『おれたちの目的は……この国から、王族を追い出すことだ』
「……」
『ユキヒラ国王とキャセロール王妃に、ミルクパン城の城門から王冠を投げ捨てさせろ。それで王位を放棄したものと見なして、シノワ姫を無事に返してやろう。猶予は、そうだな……今日を入れて3日。どうだ? 簡単だろう?』
声の主……
南カトラリー地方で盗みを働いた3人組の、リーダー格である青年トックリは、自分の考えに満足したような笑い声を上げていた。
ケトルはというと、一言も発さずに腕を組んでいる。
バッチを睨みつけて、何か考え込んでいるらしい。
『それじゃあ、おれたちは城門を監視しているからな。猶予は3日だが、決断は早ければ早いほど良いぞ。国王夫妻にそう伝えるんだな』
トックリのその言葉を最後に、バッチから通信は途絶えた。
何の音も発さなくなったバッチを手に、ケトルは眉を寄せて考え込んでいた。
「城門から王冠を投げ捨てるなど、不敬にもほどがある。奴らの狙いがこの国の王位だとして、そんなことをしなければいけない理由があるのか?」
「確かに、団長の言う通りですね。それに……現在、国王夫妻はここにはいらっしゃらないのですが、それを奴らは知らないようです」
「え? 国王夫妻、いらっしゃらないんですか?」
「ああ、はい。ここだけの話ですが、隣国へお忍び旅行中なんです」
ターメリックの間の抜けた質問にも、ミトンは優しく答えてくれた。
なんだか、とんでもないことになってきちゃったなぁ……
これは、さっきも思ったことだけど……
やっぱり、先を急いでいる場合じゃないぞ。
ターメリックは、ケトルとミトンに声をかけようとしたが、先に口を開いたのはクィントゥムだった。
「ケトル団長殿、ミトン殿。ここは是非とも私たちに協力させてください。奴らのことなら、私たちのほうが詳しいかもしれませんから」
その言葉に、ケトルとミトンは揃って「よろしくお願いします」と頭を下げていた。
そして、調子に乗ったノウェムとクランは、胸に手を当てて「任せてください」と声を合わせていた。
レードル姫はというと……
先ほどと同じ、ムスッとした顔で黙っていた。
つづく
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