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第4章 愛
第9話 美人と急展開
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★◇◆◇◆◇◆◇
ターメリックが覚悟を決めた、そのとき。
背後から、目にも留まらぬ速さで何かが飛び出してきた。
何か……
人間である。
な、なな……
驚いて尻もちをついたターメリックが、瞬きする暇もないほどの素早さだった。
現れた人影は、腰に差していた細身の剣を抜いたと同時に、転がってきた荷台を一刀両断し、そこからさらにバラバラに切り刻んでしまった。
「……」
尻もちをついたまま動けずにいるターメリック、その顔や足元を木片が掠めて飛んでいく。
そして、木製の車輪がヨロヨロと近くまで転がってきたかと思うと、
カタンカタン、カタカタカタ……
と回転して、バタリと力尽きた。
人影が飛び出してきてからここまで、おそらく10秒もかかっていないだろう。
「……」
ターメリックは口を開けたまま、目の前の背中を見つめていた。
人影が着ている服は、パン王国近衛兵団キィオークの制服。
風に揺れる長い髪は、仄かなレモン色。
そう……
現れた人影は女性だったのだ。
「ごめんなさい、親父さん。緊急事態だったとはいえ……壊してしまった荷台は、必ず弁償しますから」
「いやいや、キィオークさん。アンタがいなかったら大事故になるところだったよ。それを助けてくれたんだ。弁償なんかしなくていいよ」
女性は荷台を追いかけてきた男性に頭を下げたが、髭面のふくよかな男性は「いいからいいから」と笑って手を振っていた。
剣を腰に収めると、女性はまだ尻もちをついたままのターメリックを振り向いた。
仄かなレモン色の長い髪、強い意志を感じさせる藤色の瞳。
近衛兵団キィオークの制服、その胸元には輝く桔梗のバッチ。
あれ……?
この人、どこかで見たことあるような……
「旅の方、大丈夫? 怪我はないかしら」
よく通る澄んだ声に、ぼんやりしていたターメリックは我に返った。
勢いよく立ち上がり、その場で跳んでみせる。
「はい! 大丈夫です! あの、助けてくださって、ありがとうございました!」
ターメリックは頭を下げながら、さりげなく目の前の女性を観察した。
そこで、ようやく気がついた。
ああっ!
この人、あのときの……!
後ろ姿だけではわからなかったが、彼女はターメリックが夜明けのカトラリー地方で見かけた女性だったのだ。
そっか……
キィオークのバッチを見たときに、気がつけたはずだったのになぁ。
ぼくってば、ほんとに忘れっぽいや。
あ……!
また忘れるところだった!
「ターメリック! 心配したぞ!」
「怪我ひとつせずに済んで、本当に良かったよ」
「正直、もうダメかと思った」
駆け寄った仲間たちは、ターメリックに声をかけたり小突いたりと忙しい。
けれどもターメリックは、自分の手の中のものをぎゅっと握りしめ、あたりを見回していた。
レードル姫様、どこかな……
ああ、いたいた、良かった。
ターメリックは道端でぼんやりしているレードル姫に駆け寄ると、拾ったブローチを差し出した。
「……」
レードル姫は、まるで放心状態のようにブローチを受け取った。
そうだよねぇ。
転がってくる荷台、怖かったよねぇ。
ぼくだって動けなかったん……
げっ。
そこでターメリックは、自分がまだ先ほどの発言の撤回も謝罪もしていないことに気がついた。
『そういう言い方はやめてください。この使命は、あなたが思っているほど簡単なものじゃないんです。ぼくたちの苦労とかクリスタン神話とか、何も知らないのに口出ししないでください。これは遊びじゃないんだ!』
あああっ!
『もう少し、人のことを考えてから……言葉を選んでから、発言するようにしてください』
わわわ、どうしよう……!
踏ん切りのつかないターメリックがしり込みしている間に、もう違う話が動き始めてしまった。
「コーヒーミル副団長ではありませんか! おかえりなさい! お待ちしてました~!」
道端に避難していたミトンが、ターメリックを助けてくれた近衛兵団の女性に駆け寄った。
女性は、ミトンに微笑みかけた。
「ただいま、ミトン。私がいない間、ケトルの面倒を見ていてくれてありがとう。大変だったでしょう」
「ええ、まあ……良き相棒になれたらと頑張りましたけどね。僕が団長の面倒を見るなんて、おこがましいですよ」
「何言ってるの。良き相棒になれるように頑張った、ってほうがおこがましいでしょ」
女性は、楽しそうにミトンの額を指でつついた。
ミトンは「いたた~」なんて言いながらも、かなり嬉しそうに見える。
それから女性は、レードル姫のいる道端へと向き直った。
先ほどの笑顔はなりを潜め、真剣な眼差しがそこにあった。
そのまま一礼する。
「ただいま戻りました。お久しぶりでございます、レードル姫様」
「……おかえりなさい、コーヒーミル」
いつの間にかブローチを胸元につけ終わったレードル姫が、スカートの裾をつまんで、優雅な礼を返した。
ほんの少し元気がなく見えるのは、ターメリックの気のせいではないだろう。
それなのに、女性はレードル姫のことは心配いらないとばかりに、ターメリックたち4人にも挨拶してくれたのだった。
「皆さん、初めまして。私は、パン王国近衛兵団副団長のコーヒーミルです。ここへ来る前に、あなたたちのことケトルからいろいろと聞かせてもらったわ」
「えっ」
「郊外の盗難事件でも協力してもらったのに、ここでも手伝ってもらうなんて、近衛兵団としてちょっと申し訳ないわね」
コーヒーミルと名乗った女性は、きまり悪そうに小さく笑ったが、ノウェムとクランは「いえいえいえっ!」と、首を大きく横に振っていた。
ふたりとも、なんかもう首モゲそう。
ね、クィントゥム君?
ターメリックが振り向いた先では、クィントゥムが瞬きも忘れて立ち尽くしていた。
そんなクィントゥムにコーヒーミルが微笑みかけると、
「い、いえ! 私たちは、す、好きでここにいるので! お気になさらず!」
その場でぴょんと飛び上がったクィントゥムの声が裏返った。
なんなんだ?
3人とも、変なの。
ターメリックは鈍感だったが、コーヒーミルは3人の反応には慣れっこらしい。
そのままミトンのほうへ向き直った。
「ミトン、城下町に散らばっているキィオークたちに城内の会議室に集まるよう連絡してくれるかしら」
「え? いいです、けど……?」
「これから、どうやって犯人たちを捕まえて、シノワ姫様たちを救出するか、話し合いたいの」
「……! 了解です!」
ミトンは、すべて理解したとばかりに桔梗のバッチをカチカチと使い始めた。
しかし、様子を窺っていたターメリックには、さっぱりわからない。
犯人たちを捕まえる?
シノワ姫様たちを救出する?
それって、もしかして……
「あの、コーヒーミルさん……犯人の居場所、わかったんですか?」
ターメリックが尋ねると、コーヒーミルは「ええ、そうよ」と微笑んだ。
すると、腕組みをして考え込んでいたクィントゥムが「ああ、やっぱりあそこか」と呟いた。
ええっ!?
クィントゥム君、もう全部わかっちゃったの!?
なんかもう……
すごいを通り越して怖いよ!
ターメリックが、まるで異形の物を見るかのように後ずさってクィントゥムを見つめていると、コーヒーミルがクスッと笑って、
「さすがはクィントゥム・ジョアン君。仲間の中でもいちばんの切れ者ね……ふふっ、そんなに難しく考えることないのよ、ターメリック・ジュスト君」
「そ、そうなんですか……え?」
ターメリックは目を丸くした。
まさか、コーヒーミルの口から自分の名前が出てくるとは思わなかったからだ。
どうして知ってるんだろう。
まだ名乗っていないはずなのに……
つづく
ターメリックが覚悟を決めた、そのとき。
背後から、目にも留まらぬ速さで何かが飛び出してきた。
何か……
人間である。
な、なな……
驚いて尻もちをついたターメリックが、瞬きする暇もないほどの素早さだった。
現れた人影は、腰に差していた細身の剣を抜いたと同時に、転がってきた荷台を一刀両断し、そこからさらにバラバラに切り刻んでしまった。
「……」
尻もちをついたまま動けずにいるターメリック、その顔や足元を木片が掠めて飛んでいく。
そして、木製の車輪がヨロヨロと近くまで転がってきたかと思うと、
カタンカタン、カタカタカタ……
と回転して、バタリと力尽きた。
人影が飛び出してきてからここまで、おそらく10秒もかかっていないだろう。
「……」
ターメリックは口を開けたまま、目の前の背中を見つめていた。
人影が着ている服は、パン王国近衛兵団キィオークの制服。
風に揺れる長い髪は、仄かなレモン色。
そう……
現れた人影は女性だったのだ。
「ごめんなさい、親父さん。緊急事態だったとはいえ……壊してしまった荷台は、必ず弁償しますから」
「いやいや、キィオークさん。アンタがいなかったら大事故になるところだったよ。それを助けてくれたんだ。弁償なんかしなくていいよ」
女性は荷台を追いかけてきた男性に頭を下げたが、髭面のふくよかな男性は「いいからいいから」と笑って手を振っていた。
剣を腰に収めると、女性はまだ尻もちをついたままのターメリックを振り向いた。
仄かなレモン色の長い髪、強い意志を感じさせる藤色の瞳。
近衛兵団キィオークの制服、その胸元には輝く桔梗のバッチ。
あれ……?
この人、どこかで見たことあるような……
「旅の方、大丈夫? 怪我はないかしら」
よく通る澄んだ声に、ぼんやりしていたターメリックは我に返った。
勢いよく立ち上がり、その場で跳んでみせる。
「はい! 大丈夫です! あの、助けてくださって、ありがとうございました!」
ターメリックは頭を下げながら、さりげなく目の前の女性を観察した。
そこで、ようやく気がついた。
ああっ!
この人、あのときの……!
後ろ姿だけではわからなかったが、彼女はターメリックが夜明けのカトラリー地方で見かけた女性だったのだ。
そっか……
キィオークのバッチを見たときに、気がつけたはずだったのになぁ。
ぼくってば、ほんとに忘れっぽいや。
あ……!
また忘れるところだった!
「ターメリック! 心配したぞ!」
「怪我ひとつせずに済んで、本当に良かったよ」
「正直、もうダメかと思った」
駆け寄った仲間たちは、ターメリックに声をかけたり小突いたりと忙しい。
けれどもターメリックは、自分の手の中のものをぎゅっと握りしめ、あたりを見回していた。
レードル姫様、どこかな……
ああ、いたいた、良かった。
ターメリックは道端でぼんやりしているレードル姫に駆け寄ると、拾ったブローチを差し出した。
「……」
レードル姫は、まるで放心状態のようにブローチを受け取った。
そうだよねぇ。
転がってくる荷台、怖かったよねぇ。
ぼくだって動けなかったん……
げっ。
そこでターメリックは、自分がまだ先ほどの発言の撤回も謝罪もしていないことに気がついた。
『そういう言い方はやめてください。この使命は、あなたが思っているほど簡単なものじゃないんです。ぼくたちの苦労とかクリスタン神話とか、何も知らないのに口出ししないでください。これは遊びじゃないんだ!』
あああっ!
『もう少し、人のことを考えてから……言葉を選んでから、発言するようにしてください』
わわわ、どうしよう……!
踏ん切りのつかないターメリックがしり込みしている間に、もう違う話が動き始めてしまった。
「コーヒーミル副団長ではありませんか! おかえりなさい! お待ちしてました~!」
道端に避難していたミトンが、ターメリックを助けてくれた近衛兵団の女性に駆け寄った。
女性は、ミトンに微笑みかけた。
「ただいま、ミトン。私がいない間、ケトルの面倒を見ていてくれてありがとう。大変だったでしょう」
「ええ、まあ……良き相棒になれたらと頑張りましたけどね。僕が団長の面倒を見るなんて、おこがましいですよ」
「何言ってるの。良き相棒になれるように頑張った、ってほうがおこがましいでしょ」
女性は、楽しそうにミトンの額を指でつついた。
ミトンは「いたた~」なんて言いながらも、かなり嬉しそうに見える。
それから女性は、レードル姫のいる道端へと向き直った。
先ほどの笑顔はなりを潜め、真剣な眼差しがそこにあった。
そのまま一礼する。
「ただいま戻りました。お久しぶりでございます、レードル姫様」
「……おかえりなさい、コーヒーミル」
いつの間にかブローチを胸元につけ終わったレードル姫が、スカートの裾をつまんで、優雅な礼を返した。
ほんの少し元気がなく見えるのは、ターメリックの気のせいではないだろう。
それなのに、女性はレードル姫のことは心配いらないとばかりに、ターメリックたち4人にも挨拶してくれたのだった。
「皆さん、初めまして。私は、パン王国近衛兵団副団長のコーヒーミルです。ここへ来る前に、あなたたちのことケトルからいろいろと聞かせてもらったわ」
「えっ」
「郊外の盗難事件でも協力してもらったのに、ここでも手伝ってもらうなんて、近衛兵団としてちょっと申し訳ないわね」
コーヒーミルと名乗った女性は、きまり悪そうに小さく笑ったが、ノウェムとクランは「いえいえいえっ!」と、首を大きく横に振っていた。
ふたりとも、なんかもう首モゲそう。
ね、クィントゥム君?
ターメリックが振り向いた先では、クィントゥムが瞬きも忘れて立ち尽くしていた。
そんなクィントゥムにコーヒーミルが微笑みかけると、
「い、いえ! 私たちは、す、好きでここにいるので! お気になさらず!」
その場でぴょんと飛び上がったクィントゥムの声が裏返った。
なんなんだ?
3人とも、変なの。
ターメリックは鈍感だったが、コーヒーミルは3人の反応には慣れっこらしい。
そのままミトンのほうへ向き直った。
「ミトン、城下町に散らばっているキィオークたちに城内の会議室に集まるよう連絡してくれるかしら」
「え? いいです、けど……?」
「これから、どうやって犯人たちを捕まえて、シノワ姫様たちを救出するか、話し合いたいの」
「……! 了解です!」
ミトンは、すべて理解したとばかりに桔梗のバッチをカチカチと使い始めた。
しかし、様子を窺っていたターメリックには、さっぱりわからない。
犯人たちを捕まえる?
シノワ姫様たちを救出する?
それって、もしかして……
「あの、コーヒーミルさん……犯人の居場所、わかったんですか?」
ターメリックが尋ねると、コーヒーミルは「ええ、そうよ」と微笑んだ。
すると、腕組みをして考え込んでいたクィントゥムが「ああ、やっぱりあそこか」と呟いた。
ええっ!?
クィントゥム君、もう全部わかっちゃったの!?
なんかもう……
すごいを通り越して怖いよ!
ターメリックが、まるで異形の物を見るかのように後ずさってクィントゥムを見つめていると、コーヒーミルがクスッと笑って、
「さすがはクィントゥム・ジョアン君。仲間の中でもいちばんの切れ者ね……ふふっ、そんなに難しく考えることないのよ、ターメリック・ジュスト君」
「そ、そうなんですか……え?」
ターメリックは目を丸くした。
まさか、コーヒーミルの口から自分の名前が出てくるとは思わなかったからだ。
どうして知ってるんだろう。
まだ名乗っていないはずなのに……
つづく
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