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第5章 勇気
第8話 地下牢の4人
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★◇◆◇◆◇◆◇
……えっと、確か目の前でクレソンが手を挙げていたんだよね。
何するつもりなんだろうって思ったのは覚えてるんだけど、その後に何が起こったのか……
うーん、全然わかんないや。
……いったい、ここはどこなんだろう。
ターメリックは、フカフカのソファに腰かけ、腕を組んでいた。
部屋の広さは、高級宿屋の大部屋ほど。
ちょうど10人ぐらいが寝泊まりできるほどの広さだ。
敷き詰められた、足が埋まりそうな高級絨毯。
木目調のテーブルに、猫脚の椅子。
そして、部屋奥まで延々と並ぶ大きなベッド。
これで窓さえあれば快適空間なのだが、この部屋は三面を壁に囲まれている。
そして残りの一面には、鉄格子がはまっているのだった。
つまり、ここは牢屋なのだ。
しかも……
「上から足音が聞こえてくる……ここは地下なのか」
クィントゥムは、杖の先に魔法で火を灯すと、テーブルの上に置かれていたランプに火を移した。
部屋全体が明るくなり、見通しが良くなる。
「この部屋自体は城内の雰囲気がするから、おそらくここは、リーヴル城の地下……つまり、地下牢といったところだろう」
「地下牢……」
「クレソンは、コーヒーミル殿と同じ瞬間移動の魔法の使い手だったようだ……そうか、ターメリックも知らなかったんだな」
クィントゥムは、ターメリックの表情からすべてを理解したらしい。
ターメリックが「ごめん」と謝ると、ベッドに腰かけていたレードル姫が口を開いた。
「ターメリックは何も悪くないんだから、謝らなくたっていいわ。だって、こんなことになるなんて、だれも想像できなかったことでしょう?」
「確かにそうなんですけど……もう少し用心していたらなって」
「もう、クヨクヨしてないで、ここから出る方法を考えましょうよ!」
「ターメリック、姫様のおっしゃる通りだ。落ち込んでいる暇なんてないぞ」
クィントゥムはターメリックに喝を入れると、ベッドに腰かけたレードル姫へと向き直った。
そして、
「これは、ダメでもともとなのですが……姫様の強力な魔法で、この鉄格子を破壊できるかどうか、お試し頂けますか?」
「もちろん、最初からそのつもりだったわ! でも、ダメでもともとって、どういうこと?」
レードル姫の質問に、クィントゥムは視線を少し上に向けた後、自分の杖とレードル姫の杖を見ながら口を開いた。
「私たちをここへ送ったクレソンは、伝説の剣や持ち主について詳しい情報を持っていました。つまり、姫様の魔法のことも、私の魔法のことも知っているはず……なので、魔法で破壊できるような地下牢ではないのではないかと」
「うーん、確かにそうね。でも、やってみなくちゃわからないわ! たとえクレソンがすべてを知っていても!」
レードル姫は元気よく言い放つと、ブローチを杖に戻しながら、鉄格子へと向かっていった。
その凛とした姿は、まるで巨大な敵にも怯まない勇敢な女戦士のようだった。
「……ねぇ、クィントゥムさん」
そこで、今まで存在感を消していたクランが手を挙げた。
なんだか酷く疲れているような表情を浮かべ、クランは、
「クレソンが伝説の剣と持ち主について詳しいなら、どうしてここにノウェムがいないの」
と、言った。
クランは大きなベッドに体重をかけるようにして立っているが、なぜかベッドのシーツはめくれており、下に敷かれた絨毯も大きく波打っている。
そして、ベッドの枕元に置かれた小さな机は、すべての引き出しが開け放たれていた。
「……え? クラン君、それってもしかして」
「どこ探してもいないんだよ、ノウェム」
「あ~……さすがにその引き出しの中にはいないんじゃないかなぁ……」
「うん、いなかったよ」
「あ、そ、そうなんだ。はは……」
たぶん、というか絶対、冗談なんだろうけど……
こういうとき、何言えばいいのか、ぼくにはわかんないんだよなぁ。
ノウェム君なら、何て言ってあげるんだろう。
ターメリックが無理に笑おうと頬を引きつらせていると、何やら考え込んでいたらしいクィントゥムが「なるほど」と手を打った。
「クレソンには、完璧に見えて盲点があったようだ」
「盲点……?」
「ノウェムだよ」
クィントゥムの瞳が、キラリと瞬いた。
「クレソンの伝説の剣に関する知識は、クリスタン神話を読んだだけの付け焼き刃だ。剣と持ち主の関係について、神話には詳しく書かれてはいない。そのためクレソンは『伝説の剣に選ばれし者は皆、その剣とともに生きている』と思い込んでしまっていたんだろう」
「そうか、それでノウェム君はここにはいないんだね……こう言うとちょっと違うかもしれないけど、クレソンにとってノウェム君は『どうでもいい人』だったってことか」
「うーん、かなり語弊があるような気がするが、まあそんなところだろうね」
「ちょっとふたりとも。それじゃあまりにもノウェムが可哀想だよ」
クランがベッドのシーツを直しながら、ムスッと口を尖らせた。
かなりイライラしているのか、引き出しを閉める手元も乱暴に見える。
「そうだね、ちょっと言いすぎたかも……でも、珍しいね、クラン君」
「珍しいって何が」
「確かに……いつもなら、率先してノウェムをイジめるクランらしくないな」
「クィントゥムさん、言い方。ま、いいけど」
クランは、言いたい放題のふたりに顔をしかめながらも、
「僕は、僕以外の人がノウェムをからかうのが嫌なだけだよ」
と、呟いた。
……え?
そんな理由なの?
ターメリックには、よくわからなかった。
けれどもクィントゥムは「ははは、そういうことか」と愉快に笑っていた。
「まったく、君たちは本当に仲が良いな。まあ、先ほどのクランの台詞をノウェムが聞いたら、プンプンと怒り出しそうだが」
「だよね。あーあ、それが見たかったのに、ノウェムがいないなんてなぁ」
クランはベッドに腰かけて大きく伸びをすると、そのまま仰向けに倒れ込んだ。
高価なベッドのスプリングが、小柄なクランをばふんばふんと弾ませている。
それを見ていたクィントゥムが、ぽつりと呟いた。
「そうだ、ノウェムに助けに来てもらえばいいんだ」
「え?」
どういうこと??
思わず聞き返したターメリックに、クィントゥムは今度はニヤリと笑ってみせた。
「ターメリックが持っている羅針盤を、私の魔法でノウェムに届ける。そうすれば、ノウェムは羅針盤が指し示す私たちのところへ辿り着けるはずだ」
「なるほど……!」
「この鉄格子が外側から開くかどうかはわからないが、これも物は試しだな」
「……ん、クィントゥムさん、魔法で羅針盤を移動させられるんなら、僕たちを外に出せたりしないの」
クランの質問に、クィントゥムは力なく首を振った。
「実は、何度か試してはいたんだ。しかし、私の魔法は、他の人の魔法とは仕組みが違うからね……クレソンやコーヒーミル殿のように、生きた人間の移動はできない仕組みになっているらしい」
「そうなんだ、残念」
「とりあえず、羅針盤をノウェムに届けよう。ターメリック、頼む」
「うん!」
あー、ちゃんとポケットに入れておいてよかった!
ターメリックは、クィントゥムに羅針盤を渡した。
クィントゥムは羅針盤に向かって意識を集中させ、杖を振った。
……リリン。
軽やかな鈴の音とともに、羅針盤がターメリックたちの目の前から消えた。
「よし、上手くいった。あとは、ノウェムが私たちの意図に気づいてくれるかどうかだ」
「うわ、そこが何よりの関門だね」
クランが真面目な顔で繰り出す冗談に、クィントゥムは「まったくだ」と大きく頷いていた。
つづく
……えっと、確か目の前でクレソンが手を挙げていたんだよね。
何するつもりなんだろうって思ったのは覚えてるんだけど、その後に何が起こったのか……
うーん、全然わかんないや。
……いったい、ここはどこなんだろう。
ターメリックは、フカフカのソファに腰かけ、腕を組んでいた。
部屋の広さは、高級宿屋の大部屋ほど。
ちょうど10人ぐらいが寝泊まりできるほどの広さだ。
敷き詰められた、足が埋まりそうな高級絨毯。
木目調のテーブルに、猫脚の椅子。
そして、部屋奥まで延々と並ぶ大きなベッド。
これで窓さえあれば快適空間なのだが、この部屋は三面を壁に囲まれている。
そして残りの一面には、鉄格子がはまっているのだった。
つまり、ここは牢屋なのだ。
しかも……
「上から足音が聞こえてくる……ここは地下なのか」
クィントゥムは、杖の先に魔法で火を灯すと、テーブルの上に置かれていたランプに火を移した。
部屋全体が明るくなり、見通しが良くなる。
「この部屋自体は城内の雰囲気がするから、おそらくここは、リーヴル城の地下……つまり、地下牢といったところだろう」
「地下牢……」
「クレソンは、コーヒーミル殿と同じ瞬間移動の魔法の使い手だったようだ……そうか、ターメリックも知らなかったんだな」
クィントゥムは、ターメリックの表情からすべてを理解したらしい。
ターメリックが「ごめん」と謝ると、ベッドに腰かけていたレードル姫が口を開いた。
「ターメリックは何も悪くないんだから、謝らなくたっていいわ。だって、こんなことになるなんて、だれも想像できなかったことでしょう?」
「確かにそうなんですけど……もう少し用心していたらなって」
「もう、クヨクヨしてないで、ここから出る方法を考えましょうよ!」
「ターメリック、姫様のおっしゃる通りだ。落ち込んでいる暇なんてないぞ」
クィントゥムはターメリックに喝を入れると、ベッドに腰かけたレードル姫へと向き直った。
そして、
「これは、ダメでもともとなのですが……姫様の強力な魔法で、この鉄格子を破壊できるかどうか、お試し頂けますか?」
「もちろん、最初からそのつもりだったわ! でも、ダメでもともとって、どういうこと?」
レードル姫の質問に、クィントゥムは視線を少し上に向けた後、自分の杖とレードル姫の杖を見ながら口を開いた。
「私たちをここへ送ったクレソンは、伝説の剣や持ち主について詳しい情報を持っていました。つまり、姫様の魔法のことも、私の魔法のことも知っているはず……なので、魔法で破壊できるような地下牢ではないのではないかと」
「うーん、確かにそうね。でも、やってみなくちゃわからないわ! たとえクレソンがすべてを知っていても!」
レードル姫は元気よく言い放つと、ブローチを杖に戻しながら、鉄格子へと向かっていった。
その凛とした姿は、まるで巨大な敵にも怯まない勇敢な女戦士のようだった。
「……ねぇ、クィントゥムさん」
そこで、今まで存在感を消していたクランが手を挙げた。
なんだか酷く疲れているような表情を浮かべ、クランは、
「クレソンが伝説の剣と持ち主について詳しいなら、どうしてここにノウェムがいないの」
と、言った。
クランは大きなベッドに体重をかけるようにして立っているが、なぜかベッドのシーツはめくれており、下に敷かれた絨毯も大きく波打っている。
そして、ベッドの枕元に置かれた小さな机は、すべての引き出しが開け放たれていた。
「……え? クラン君、それってもしかして」
「どこ探してもいないんだよ、ノウェム」
「あ~……さすがにその引き出しの中にはいないんじゃないかなぁ……」
「うん、いなかったよ」
「あ、そ、そうなんだ。はは……」
たぶん、というか絶対、冗談なんだろうけど……
こういうとき、何言えばいいのか、ぼくにはわかんないんだよなぁ。
ノウェム君なら、何て言ってあげるんだろう。
ターメリックが無理に笑おうと頬を引きつらせていると、何やら考え込んでいたらしいクィントゥムが「なるほど」と手を打った。
「クレソンには、完璧に見えて盲点があったようだ」
「盲点……?」
「ノウェムだよ」
クィントゥムの瞳が、キラリと瞬いた。
「クレソンの伝説の剣に関する知識は、クリスタン神話を読んだだけの付け焼き刃だ。剣と持ち主の関係について、神話には詳しく書かれてはいない。そのためクレソンは『伝説の剣に選ばれし者は皆、その剣とともに生きている』と思い込んでしまっていたんだろう」
「そうか、それでノウェム君はここにはいないんだね……こう言うとちょっと違うかもしれないけど、クレソンにとってノウェム君は『どうでもいい人』だったってことか」
「うーん、かなり語弊があるような気がするが、まあそんなところだろうね」
「ちょっとふたりとも。それじゃあまりにもノウェムが可哀想だよ」
クランがベッドのシーツを直しながら、ムスッと口を尖らせた。
かなりイライラしているのか、引き出しを閉める手元も乱暴に見える。
「そうだね、ちょっと言いすぎたかも……でも、珍しいね、クラン君」
「珍しいって何が」
「確かに……いつもなら、率先してノウェムをイジめるクランらしくないな」
「クィントゥムさん、言い方。ま、いいけど」
クランは、言いたい放題のふたりに顔をしかめながらも、
「僕は、僕以外の人がノウェムをからかうのが嫌なだけだよ」
と、呟いた。
……え?
そんな理由なの?
ターメリックには、よくわからなかった。
けれどもクィントゥムは「ははは、そういうことか」と愉快に笑っていた。
「まったく、君たちは本当に仲が良いな。まあ、先ほどのクランの台詞をノウェムが聞いたら、プンプンと怒り出しそうだが」
「だよね。あーあ、それが見たかったのに、ノウェムがいないなんてなぁ」
クランはベッドに腰かけて大きく伸びをすると、そのまま仰向けに倒れ込んだ。
高価なベッドのスプリングが、小柄なクランをばふんばふんと弾ませている。
それを見ていたクィントゥムが、ぽつりと呟いた。
「そうだ、ノウェムに助けに来てもらえばいいんだ」
「え?」
どういうこと??
思わず聞き返したターメリックに、クィントゥムは今度はニヤリと笑ってみせた。
「ターメリックが持っている羅針盤を、私の魔法でノウェムに届ける。そうすれば、ノウェムは羅針盤が指し示す私たちのところへ辿り着けるはずだ」
「なるほど……!」
「この鉄格子が外側から開くかどうかはわからないが、これも物は試しだな」
「……ん、クィントゥムさん、魔法で羅針盤を移動させられるんなら、僕たちを外に出せたりしないの」
クランの質問に、クィントゥムは力なく首を振った。
「実は、何度か試してはいたんだ。しかし、私の魔法は、他の人の魔法とは仕組みが違うからね……クレソンやコーヒーミル殿のように、生きた人間の移動はできない仕組みになっているらしい」
「そうなんだ、残念」
「とりあえず、羅針盤をノウェムに届けよう。ターメリック、頼む」
「うん!」
あー、ちゃんとポケットに入れておいてよかった!
ターメリックは、クィントゥムに羅針盤を渡した。
クィントゥムは羅針盤に向かって意識を集中させ、杖を振った。
……リリン。
軽やかな鈴の音とともに、羅針盤がターメリックたちの目の前から消えた。
「よし、上手くいった。あとは、ノウェムが私たちの意図に気づいてくれるかどうかだ」
「うわ、そこが何よりの関門だね」
クランが真面目な顔で繰り出す冗談に、クィントゥムは「まったくだ」と大きく頷いていた。
つづく
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