67 / 105
第5章 勇気
第10話 目が覚めたら
しおりを挟む
◆◇◆◇◆ ◆◇
『痛ってぇ! 何すんだよバカ親父っ!』
ズキズキと痛む頭に手をやると、モサモサの髪の毛の下からでもわかるほど熱を持っている。
涙を堪えて、目の前の髭面を睨みつけた。
『手伝いが終わって休んでただけだろ!?』
『どう見てもサボってたろうが! それに、父親のことをバカ親父とは何事だこのバカ息子っ!』
『はあ~!? バカ親父にバカ親父って言って何が悪いんだよっ!』
『なんだとおぉ!?』
傍から見れば子どもの喧嘩だが、れっきとした親子喧嘩である。
家を出る前までは、これが日常の光景だった。
いつもここで、仕事中の兄が間に入ってくれるのである。
兄ちゃん、元気かな……
親父は元気じゃなくてもいいけど。
ってか、さっきからうるせぇなぁ!
「このバカ親父っ!!」
ガバッと起き上がった先には、赤銅色の髪と見開かれた紫色の瞳。
そこに映る自分の姿を見つけ、ノウェムは現実へと引き戻された。
ああ、そうだった。
よくわからないうちに頭痛で倒れたんだった。
……なんでだ?
「コーヒーミル! 起きたわ! 大丈夫みたい!」
枕元で、赤銅色の髪が後ろを振り向き揺れた。
ノウェムは、いつの間にかベッドに寝かされていたらしい。
だれかが運んでくれたんだな……
あ、部屋の隅にラモーさんがいる。
なるほど。
「……ふふふ」
ノウェムの目の前では、紫色の瞳を細めて、家出姫様がクスクスと笑っていた。
パン王国第2王女、パソワ姫である。
「夢の中でずっとお父さんとケンカしてたんでしょう?」
「わ、聞かれてました……?」
「大きな声だったから。しかも寝言とともに起き上がって面白かったわ! ね? コーヒーミル」
パソワ姫が見上げた先には、ノウェムもよく知る仄かなレモン色の髪の毛があった。
コーヒーミルはパソワ姫に頷きながら、ノウェムの顔を覗き込んだ。
「良かった、ノウェム君。ここまで目を覚まさないで悪夢にうなされていたってことは、結構な衝撃だったんでしょうね。頭、まだ痛かったりする?」
「いや、それはもうすっかり治ったけど……」
いったい何が起こったんだ?
そんなノウェムの声にならない疑問に答えるように、コーヒーミルは、
「実は、コレがノウェム君の頭の上に落ちてきたみたいなの」
と言って、何やら差し出した。
その隣では、パソワ姫が「すっごいびっくりしたのよ、それ何なの?」と首を傾げている。
コーヒーミルの手のひらに載っていたのは、よく見知った、あの羅針盤だった。
「これ……伝説の剣に選ばれた人がわかる羅針盤だよ。確か、ターメリックが持ってたはずだけど……」
「なるほど……ということは、クィントゥム君の仕業かしらね」
「そっか、魔法でここまで飛ばしてくれたんだ」
ノウェムは、以前ターメリックとともに海から上がったクィントゥムが、魔法を使って服を乾かしていたことを思い出した。
後でその仕組みをさりげなく聞いてみたところ、クィントゥムはこう教えてくれた。
『魔法を使う対象をどこへ飛ばすのか、それを想像しながら杖を振るんだ。大きいものは無理だが、小さなものならいくらでも飛ばせるよ』
ノウェムの手元には、手のひらサイズの羅針盤がある。
決して大きいわけではないが、かといって小さいわけでもない。
これを目的地まで飛ばすのは、至難の業だったのだろう。
仕方ない……
頭に落ちてきたことは、黙っておこう。
ノウェムが「うんうん」とひとりで頷いている間にも、コーヒーミルはクィントゥムの意図を理解したらしく「なるほど」と、あごに手を添えていた。
「クィントゥム君は、ノウェム君に助けを求めるために、この羅針盤を届けてくれたのね。自分たちを指し示す光を辿って、ここまで来てほしいってことなんでしょう」
「……」
ノウェムは、羅針盤に手をかざした。
放たれた7色の光のうち、赤色・黄色・水色・紫色の4色は、宿屋ノヴァンヴルの白壁を指している。
方角は北東、まさしくリーヴル城のある方向だ。
そして緑色の光はノウェムを指し、橙色の光は……
「……本当に、あたしなんですね。勇気の剣に選ばれたのって」
フィオは、部屋の片隅に置かれた椅子に座り、様子を伺っていたらしい。
胸元を指す橙色の光を見つめて俯いていたかと思うと、その光に触れようと手を伸ばしている。
それはまるで、光の道筋を変えようとでもするかのように見えた。
……そんなに嫌なのかよ。
ノウェムは、今にも出てきてしまいそうな盛大なため息を堪えて、眉をひそめた。
重荷だと思ってるのは、あんただけじゃない。
ターメリックなんて、クリスタン神話のこと何にも知らないのに、真実の剣に選ばれたリーダーとして頑張ってるんだぞ。
なあ、ターメリック。
お前だったら、なんて声かけるんだ。
そろそろ教えてくれよ。
「……フィオちゃん」
そこで声をかけたのは、もちろんターメリックではなく、光を追ってフィオを振り向いたコーヒーミルだった。
「今まで何度も言ってきたことだけど……この先、何が起こるかなんて、だれにもわからないわ。だから、あなたが今から未来を悲観することなんて無駄の極み。それこそ、勇気の剣に愛想を尽かされちゃうんじゃないかしら」
「……」
フィオは黙ったままだったが、コーヒーミルの言葉を聞き、光に触れようとしていた手を膝に戻していた。
コーヒーミルは、さらに話し続けた。
「伝説の剣に選ばれし者が4人も捕まってしまった……これはきっと、勇気の剣からの試練に違いない。ここであなたが投げ出してしまえば、この先もずっと『逃げ出してしまう不安』と戦い続けることになる」
「……」
「だからフィオちゃん、今回もあなたの力が必要なの……あなたにしかできないことで、私たちを助けてほしい」
怒るでもなく焦るでもないコーヒーミルの声がけを、ノウェムは焦れったく思いながらも見守り続けていた。
そんなので上手くいくわけないと思っていたのだが、実際の効果は絶大だった。
「……あたしにしか、できないこと……」
フィオはポツリと呟くと、そこで膝に置いた手をギュッと握りしめた。
そして大きく深呼吸してから、勢いよく顔を上げた。
「やってみます。あたしにしか、できないこと」
その表情には、何の迷いもなかった。
キラリと輝く瞳に、コーヒーミルが頷いている。
すげぇ……
ノウェムは、声もなく感動していた。
コーヒーミルさんの説得術ってやつなのかな。
フィオ姉さん、すっかりやる気になっちゃって……
ん?
でも、なんかヘンだな。
コーヒーミルさん、さっき「今回も」って言わなかったか??
今回……も?
うーん「も」ってなんだ?
ノウェムが人知れず「言葉の迷宮」に足を踏み入れていると、
「よし! 俺の出番が来たな!」
今まで一言も発さず、ひっそりと見守っていた宿屋ノヴァンヴルの主人ラモーが、椅子から立ち上がった。
そして、その場の全員が見守る中、羅針盤の光が指す壁の前に立ち、壁をコツコツ叩いていたかと思うと、
「ここをこうして……っと、よし」
叩いていた壁を、引き戸のように横へ滑らせた。
「え!?」
その場にいるだれもが、驚きの声を上げた。
突如として現れた大穴から、ひんやりとした埃っぽい空気が流れてくる。
「実は、この宿屋にはリーヴル城の地下へ続く抜け道があるんだ」
驚き固まる一同に、ラモーは愉快そうに笑った。
そして、いちばん理由を知りたそうなフィオに、
「話せば長くなるぞ。それに……行けばわかるかもしれないしな」
そう言って、優しく「行ってこい」と背中を押した。
「……」
ノウェムとコーヒーミルも、顔を見合せた後でフィオを追って歩き出した。
つづく
『痛ってぇ! 何すんだよバカ親父っ!』
ズキズキと痛む頭に手をやると、モサモサの髪の毛の下からでもわかるほど熱を持っている。
涙を堪えて、目の前の髭面を睨みつけた。
『手伝いが終わって休んでただけだろ!?』
『どう見てもサボってたろうが! それに、父親のことをバカ親父とは何事だこのバカ息子っ!』
『はあ~!? バカ親父にバカ親父って言って何が悪いんだよっ!』
『なんだとおぉ!?』
傍から見れば子どもの喧嘩だが、れっきとした親子喧嘩である。
家を出る前までは、これが日常の光景だった。
いつもここで、仕事中の兄が間に入ってくれるのである。
兄ちゃん、元気かな……
親父は元気じゃなくてもいいけど。
ってか、さっきからうるせぇなぁ!
「このバカ親父っ!!」
ガバッと起き上がった先には、赤銅色の髪と見開かれた紫色の瞳。
そこに映る自分の姿を見つけ、ノウェムは現実へと引き戻された。
ああ、そうだった。
よくわからないうちに頭痛で倒れたんだった。
……なんでだ?
「コーヒーミル! 起きたわ! 大丈夫みたい!」
枕元で、赤銅色の髪が後ろを振り向き揺れた。
ノウェムは、いつの間にかベッドに寝かされていたらしい。
だれかが運んでくれたんだな……
あ、部屋の隅にラモーさんがいる。
なるほど。
「……ふふふ」
ノウェムの目の前では、紫色の瞳を細めて、家出姫様がクスクスと笑っていた。
パン王国第2王女、パソワ姫である。
「夢の中でずっとお父さんとケンカしてたんでしょう?」
「わ、聞かれてました……?」
「大きな声だったから。しかも寝言とともに起き上がって面白かったわ! ね? コーヒーミル」
パソワ姫が見上げた先には、ノウェムもよく知る仄かなレモン色の髪の毛があった。
コーヒーミルはパソワ姫に頷きながら、ノウェムの顔を覗き込んだ。
「良かった、ノウェム君。ここまで目を覚まさないで悪夢にうなされていたってことは、結構な衝撃だったんでしょうね。頭、まだ痛かったりする?」
「いや、それはもうすっかり治ったけど……」
いったい何が起こったんだ?
そんなノウェムの声にならない疑問に答えるように、コーヒーミルは、
「実は、コレがノウェム君の頭の上に落ちてきたみたいなの」
と言って、何やら差し出した。
その隣では、パソワ姫が「すっごいびっくりしたのよ、それ何なの?」と首を傾げている。
コーヒーミルの手のひらに載っていたのは、よく見知った、あの羅針盤だった。
「これ……伝説の剣に選ばれた人がわかる羅針盤だよ。確か、ターメリックが持ってたはずだけど……」
「なるほど……ということは、クィントゥム君の仕業かしらね」
「そっか、魔法でここまで飛ばしてくれたんだ」
ノウェムは、以前ターメリックとともに海から上がったクィントゥムが、魔法を使って服を乾かしていたことを思い出した。
後でその仕組みをさりげなく聞いてみたところ、クィントゥムはこう教えてくれた。
『魔法を使う対象をどこへ飛ばすのか、それを想像しながら杖を振るんだ。大きいものは無理だが、小さなものならいくらでも飛ばせるよ』
ノウェムの手元には、手のひらサイズの羅針盤がある。
決して大きいわけではないが、かといって小さいわけでもない。
これを目的地まで飛ばすのは、至難の業だったのだろう。
仕方ない……
頭に落ちてきたことは、黙っておこう。
ノウェムが「うんうん」とひとりで頷いている間にも、コーヒーミルはクィントゥムの意図を理解したらしく「なるほど」と、あごに手を添えていた。
「クィントゥム君は、ノウェム君に助けを求めるために、この羅針盤を届けてくれたのね。自分たちを指し示す光を辿って、ここまで来てほしいってことなんでしょう」
「……」
ノウェムは、羅針盤に手をかざした。
放たれた7色の光のうち、赤色・黄色・水色・紫色の4色は、宿屋ノヴァンヴルの白壁を指している。
方角は北東、まさしくリーヴル城のある方向だ。
そして緑色の光はノウェムを指し、橙色の光は……
「……本当に、あたしなんですね。勇気の剣に選ばれたのって」
フィオは、部屋の片隅に置かれた椅子に座り、様子を伺っていたらしい。
胸元を指す橙色の光を見つめて俯いていたかと思うと、その光に触れようと手を伸ばしている。
それはまるで、光の道筋を変えようとでもするかのように見えた。
……そんなに嫌なのかよ。
ノウェムは、今にも出てきてしまいそうな盛大なため息を堪えて、眉をひそめた。
重荷だと思ってるのは、あんただけじゃない。
ターメリックなんて、クリスタン神話のこと何にも知らないのに、真実の剣に選ばれたリーダーとして頑張ってるんだぞ。
なあ、ターメリック。
お前だったら、なんて声かけるんだ。
そろそろ教えてくれよ。
「……フィオちゃん」
そこで声をかけたのは、もちろんターメリックではなく、光を追ってフィオを振り向いたコーヒーミルだった。
「今まで何度も言ってきたことだけど……この先、何が起こるかなんて、だれにもわからないわ。だから、あなたが今から未来を悲観することなんて無駄の極み。それこそ、勇気の剣に愛想を尽かされちゃうんじゃないかしら」
「……」
フィオは黙ったままだったが、コーヒーミルの言葉を聞き、光に触れようとしていた手を膝に戻していた。
コーヒーミルは、さらに話し続けた。
「伝説の剣に選ばれし者が4人も捕まってしまった……これはきっと、勇気の剣からの試練に違いない。ここであなたが投げ出してしまえば、この先もずっと『逃げ出してしまう不安』と戦い続けることになる」
「……」
「だからフィオちゃん、今回もあなたの力が必要なの……あなたにしかできないことで、私たちを助けてほしい」
怒るでもなく焦るでもないコーヒーミルの声がけを、ノウェムは焦れったく思いながらも見守り続けていた。
そんなので上手くいくわけないと思っていたのだが、実際の効果は絶大だった。
「……あたしにしか、できないこと……」
フィオはポツリと呟くと、そこで膝に置いた手をギュッと握りしめた。
そして大きく深呼吸してから、勢いよく顔を上げた。
「やってみます。あたしにしか、できないこと」
その表情には、何の迷いもなかった。
キラリと輝く瞳に、コーヒーミルが頷いている。
すげぇ……
ノウェムは、声もなく感動していた。
コーヒーミルさんの説得術ってやつなのかな。
フィオ姉さん、すっかりやる気になっちゃって……
ん?
でも、なんかヘンだな。
コーヒーミルさん、さっき「今回も」って言わなかったか??
今回……も?
うーん「も」ってなんだ?
ノウェムが人知れず「言葉の迷宮」に足を踏み入れていると、
「よし! 俺の出番が来たな!」
今まで一言も発さず、ひっそりと見守っていた宿屋ノヴァンヴルの主人ラモーが、椅子から立ち上がった。
そして、その場の全員が見守る中、羅針盤の光が指す壁の前に立ち、壁をコツコツ叩いていたかと思うと、
「ここをこうして……っと、よし」
叩いていた壁を、引き戸のように横へ滑らせた。
「え!?」
その場にいるだれもが、驚きの声を上げた。
突如として現れた大穴から、ひんやりとした埃っぽい空気が流れてくる。
「実は、この宿屋にはリーヴル城の地下へ続く抜け道があるんだ」
驚き固まる一同に、ラモーは愉快そうに笑った。
そして、いちばん理由を知りたそうなフィオに、
「話せば長くなるぞ。それに……行けばわかるかもしれないしな」
そう言って、優しく「行ってこい」と背中を押した。
「……」
ノウェムとコーヒーミルも、顔を見合せた後でフィオを追って歩き出した。
つづく
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた
今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。
レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。
不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。
レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。
それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し……
※短め
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
生きるために逃げだした。幸せになりたい。
白水緑
ファンタジー
屋敷内に軟禁状態だったリリアは、宝物を取り戻したことをきっかけに屋敷から逃げ出した。幸せになるために。体力も力もない。成り行きに身を任せる結果になっても、自分の道は自分で選びたい。
2020/9/19 第一章終了
続きが書け次第また連載再開します。
2021/2/14 第二章開幕
2021/2/28 完結
お兄様の指輪が壊れたら、溺愛が始まりまして
みこと。
恋愛
お兄様は女王陛下からいただいた指輪を、ずっと大切にしている。
きっと苦しい片恋をなさっているお兄様。
私はただ、お兄様の家に引き取られただけの存在。血の繋がってない妹。
だから、早々に屋敷を出なくては。私がお兄様の恋路を邪魔するわけにはいかないの。私の想いは、ずっと秘めて生きていく──。
なのに、ある日、お兄様の指輪が壊れて?
全7話、ご都合主義のハピエンです! 楽しんでいただけると嬉しいです!
※「小説家になろう」様にも掲載しています。
【奨励賞】元・地味な令嬢ですが、婚約破棄されたので聖獣と建国します~追放した王太子と聖女は、今さら私を求めないでください~
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で奨励賞をいただきました】
地味で目立たない辺境伯令嬢のエリアーナは、王太子ジュリアスの婚約者として、ただひたすらに義務を果たしてきた。
しかし、王立アカデミーの卒業パーティーの夜、彼は異世界から召喚された美貌の「聖女」ユナを庇い、エリアーナが彼女を虐げたという偽りの罪で婚約破棄を宣言する。
王家の決定により、エリアーナは「無価値」と蔑まれる極北の辺境領への追放を命じられた。
だが、彼女の心にあったのは絶望ではなく、解放感だった。
誰にも知られていなかったが、彼女の「地味な」容姿は、その身に余る強大な魔力を封印するための魔法的な枷。
そして彼女の真の力は、古代から受け継がれてきた万物を創造する「創成魔法」にあったのだ。
凍てつく大地で、エリアーナは伝説の――そして非常にもふもふな――聖獣フェンリルと心を通わせる。
彼の力と彼女の知識を合わせ、不毛の荒野を豊かな楽園へと変えていく。
これは、捨てられた令嬢が復讐ではなく、自らの手で理想の国を築き上げる物語。
金の羊亭へようこそ! 〝元〟聖女様の宿屋経営物語
紗々置 遼嘉
ファンタジー
アルシャインは真面目な聖女だった。
しかし、神聖力が枯渇して〝偽聖女〟と罵られて国を追い出された。
郊外に館を貰ったアルシャインは、護衛騎士を付けられた。
そして、そこが酒場兼宿屋だと分かると、復活させようと決意した。
そこには戦争孤児もいて、アルシャインはその子達を養うと決める。
アルシャインの食事処兼、宿屋経営の夢がどんどん形になっていく。
そして、孤児達の成長と日常、たまに恋愛がある物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる