74 / 105
第5章 勇気
第17話 簪と自分の剣
しおりを挟む
◆◇◆◇★◇◆◇
目を見開くフィオに、コーヒーミルは苦笑いを浮かべ、話し始めた。
「自分にしかできないことがあると思ってここまできて、ついに『自分にしかできないこと』を見つけた。さあ頑張ろうと思ったけれど、なんだか急に不安になってしまった。もしも失敗したらどうしよう、何も変わらなかったらどうしようってね」
「……」
「その気持ち、懐かしいわ。私もそうだったから」
コーヒーミルの視線は、いつの間にか窓の外に向けられていた。
しかし、彼女がここではないどこか、今ではないいつかを見ていることは一目瞭然であった。
まるで絵本を読むようにして、心の内を簡単に読まれてしまったフィオは、コーヒーミルの次の言葉を待っていた。
コーヒーミルは、そんなフィオに寂しく微笑んでみせた。
「もしも失敗して、仲間たちに迷惑をかけたらどうしよう……私も昔はそう思っていた。でもこれって、仲間たちのことを考えているようで、実は自分のことしか心配していないのよ」
「えっ?」
「だって『迷惑をかけてしまったら、自分は仲間たちからどう思われるんだろう』ってことと同じ意味だもの。そう思わない?」
「……」
フィオは何も言えなかった。
……図星だったからだ。
伝説の剣の一振り、勇気の剣に選ばれたことが嫌なわけじゃない。
勇気の剣のせいで逃げ出してしまったら、仲間に迷惑がかかる……
いや、迷惑をかけてしまった仲間に、自分がどう思われるか、それが心配だったのだ。
そう、たったそれだけが……
「あの子たち……フィオちゃんの仲間たちなら大丈夫。あなたが失敗したって責めたりしないし、逃げ出したってきっと許してくれる。それより……ここで何もせずに諦めてしまうほうが、彼らは悲しむと思う。だから、やってみたいと思っているなら、躊躇わずに挑戦してほしい」
コーヒーミルは、そこまでひと息に言った後、少し間を置いてから口を開いた。
「ほんの少しの勇気があれば、世界は変わる……変えられる」
「……」
その言葉は、フィオの胸に温かく響いて溶けていった。
世界は変わる……
あたしが、世界を変えるんだ……!
フィオの中で、確実に何かが切り変わった瞬間だった。
「コーヒーミルさん、あたし……」
と、そこまで口にしてフィオは、ふと閃くものを感じて口を閉じた。
ほんの少しの勇気……
あたしに、できること……
あ!
「もっと良い方法がありますよ! コーヒーミルさん! 急ぎましょう!」
フィオは、目を丸くするコーヒーミルとともに物置部屋を出た。
目指すは城内の最深部、謁見の間だ。
入り組んだ廊下は人気がなく、普段は聞こえない絨毯を駆け抜ける足音すら、うるさく耳に響いてくる。
最後の曲がり角を抜けて、現れた扉の前に立った。
煌びやかな装飾が施された扉の向こうは、もちろん謁見の間である。
……ノック?
そんなもの、したところで返事があるわけがない。
「グリシーヌ国王陛下! お話がございます!」
フィオは、思い切り扉を押し開けた。
視界に飛び込んできたのは、遠くの玉座で頭を抱えるグリシーヌ国王。
そして、その前に立つクレソンの後ろ姿……
「申し訳ありません。グリシーヌ国王陛下は、宣戦布告に向けて私と最後の話し合いに臨んでおられます。この場に相応しくない使用人と、敵国からの客人は速やかに退室してください」
クレソンは、振り向くことなく淡々と告げた。
まるで、フィオとコーヒーミルがここへ来ることを知っていたかのようだった。
濃い緑色の髪が、窓からの風で揺れている。
「さあ、国王陛下。ご命令を」
「……」
このままでは、グリシーヌ国王陛下と何も話せないまま、ヌフ=ブラゾン王国は戦火に巻き込まれてしまう。
今まで隣国パン王国と築き上げてきた友情と信頼が、一瞬にして崩れ去ってしまう……
しかし、クレソンが一歩前へ出て迫るも、グリシーヌ国王は顔を上げなかった。
本当はもう選択権なんてないことを知っていて、グリシーヌ国王は決断を遅らせているらしい。
……よし!
国王陛下、もうしばらくの辛抱です!
フィオはゆっくりと謁見の間の奥へと進み、声を張り上げた。
「クレソン宰相に、頼みたいことがあります!」
その一言が予想外だったのか、クレソンは後ろを振り向いた。
フィオに向けられた視線には、何の感情も感じられなかった。
それは、もう……
「何でしょう……手短に願いたいものですが」
クレソンは、いつにも増して暗い瞳で尋ねた。
ここに来て怖気づかないように、フィオは両手をぐっと握りしめていた。
大丈夫、あたしならできる。
ここで一歩踏み出す勇気が、あたしにはある!
フィオは大きく深呼吸してから口を開いた。
「クレソン宰相……あたしと、剣の勝負をしていただけませんか」
「……」
クレソンは返事をしなかったが、フィオは構わず続けた。
「あたしが勝ったら、この国からスパイス帝国の軍勢を追い出してください」
「……」
「そして、グリシーヌ国王陛下に『ヌフ=ブラゾン王国は中立国である』と宣言するように進言してください」
「……ほう」
クレソンは、フィオの真剣な眼差しに、思わずといった調子で息を漏らした。
「これは面白い……一国の命運が、あなたのような小娘の剣にかかっているとは。しかし、あなたが負けた場合は、どうするのです」
「……ああ、考えてませんでした。負ける気ないので」
「ふふ。ますます面白いですね。まあ、良いでしょう。私が勝ったら、そのときに考えることにします」
口角を上げるクレソンに、フィオは違和感を覚えた。
どうしてだろう、不思議……
怖い顔のときは気がつかなかったけど……
さっき会ったときよりも、なんというか……
この人、人間っぽくなってる。
……気がする。
「このような場所で私に挑むとは、剣の腕にかなりの自信があるようですね……見たところ、何の実戦経験もなさそうですが」
クレソンは腰から剣を抜き、フィオに向かって構えた。
その構え方は、見たことのない独特なものだった。
身体全体は左を向いているのに、剣の切っ先はぶれることなくフィオの喉元に向けられていた。
そして右手に握られた剣も、長い針のような細身のものだった。
あたしとは違う流派かな……
でも大丈夫。
いろんな意味で、それどころじゃない。
「あなたのおっしゃる通り、あたしには実戦経験はありません。人に剣を向けるのも初めてだし、そもそも自分の剣だって持ってない……」
「え!?」
フィオの言葉に、コーヒーミルの裏返った声が重なった。
驚いたのは、彼女から剣を貸してもらう気満々だったフィオのほうである。
え!? って、え??
コーヒーミルさん、腰に剣差してたよね?
もしかして、貸してもらえない、とか?
声の主を振り向けば、コーヒーミルは珍しく慌てたように頭の上を指さしていた。
ん? なんだ? あたしの頭の上?
伸ばした手に触れたものは、母の形見の簪……
これで戦えってこと……?
フィオは、頭のお団子ヘアに刺さっている簪を引き抜いた。
その瞬間、
「わっ……!」
フィオの手の中で突然、簪が光り輝き始めた!
……眩い光が落ち着くと、そこには一振りの剣。
鞘は茨と王冠の銀細工、柄の宝石は橙色のカーネリアン。
伝説の剣の一振り、勇気の剣である。
「これ……そうだったんだ。全然、知らなかった」
この簪を使っていた生前の母からは何も聞いていない。
きっと、今までだれも気がつかなかったのだろう。
……よし。
フィオは、まるで誂えたかのようにしっくりくる剣を、目を丸くしているクレソンに向かって構えた。
「勇気の剣に選ばれし者と、いざ尋常に勝負です!」
つづく
目を見開くフィオに、コーヒーミルは苦笑いを浮かべ、話し始めた。
「自分にしかできないことがあると思ってここまできて、ついに『自分にしかできないこと』を見つけた。さあ頑張ろうと思ったけれど、なんだか急に不安になってしまった。もしも失敗したらどうしよう、何も変わらなかったらどうしようってね」
「……」
「その気持ち、懐かしいわ。私もそうだったから」
コーヒーミルの視線は、いつの間にか窓の外に向けられていた。
しかし、彼女がここではないどこか、今ではないいつかを見ていることは一目瞭然であった。
まるで絵本を読むようにして、心の内を簡単に読まれてしまったフィオは、コーヒーミルの次の言葉を待っていた。
コーヒーミルは、そんなフィオに寂しく微笑んでみせた。
「もしも失敗して、仲間たちに迷惑をかけたらどうしよう……私も昔はそう思っていた。でもこれって、仲間たちのことを考えているようで、実は自分のことしか心配していないのよ」
「えっ?」
「だって『迷惑をかけてしまったら、自分は仲間たちからどう思われるんだろう』ってことと同じ意味だもの。そう思わない?」
「……」
フィオは何も言えなかった。
……図星だったからだ。
伝説の剣の一振り、勇気の剣に選ばれたことが嫌なわけじゃない。
勇気の剣のせいで逃げ出してしまったら、仲間に迷惑がかかる……
いや、迷惑をかけてしまった仲間に、自分がどう思われるか、それが心配だったのだ。
そう、たったそれだけが……
「あの子たち……フィオちゃんの仲間たちなら大丈夫。あなたが失敗したって責めたりしないし、逃げ出したってきっと許してくれる。それより……ここで何もせずに諦めてしまうほうが、彼らは悲しむと思う。だから、やってみたいと思っているなら、躊躇わずに挑戦してほしい」
コーヒーミルは、そこまでひと息に言った後、少し間を置いてから口を開いた。
「ほんの少しの勇気があれば、世界は変わる……変えられる」
「……」
その言葉は、フィオの胸に温かく響いて溶けていった。
世界は変わる……
あたしが、世界を変えるんだ……!
フィオの中で、確実に何かが切り変わった瞬間だった。
「コーヒーミルさん、あたし……」
と、そこまで口にしてフィオは、ふと閃くものを感じて口を閉じた。
ほんの少しの勇気……
あたしに、できること……
あ!
「もっと良い方法がありますよ! コーヒーミルさん! 急ぎましょう!」
フィオは、目を丸くするコーヒーミルとともに物置部屋を出た。
目指すは城内の最深部、謁見の間だ。
入り組んだ廊下は人気がなく、普段は聞こえない絨毯を駆け抜ける足音すら、うるさく耳に響いてくる。
最後の曲がり角を抜けて、現れた扉の前に立った。
煌びやかな装飾が施された扉の向こうは、もちろん謁見の間である。
……ノック?
そんなもの、したところで返事があるわけがない。
「グリシーヌ国王陛下! お話がございます!」
フィオは、思い切り扉を押し開けた。
視界に飛び込んできたのは、遠くの玉座で頭を抱えるグリシーヌ国王。
そして、その前に立つクレソンの後ろ姿……
「申し訳ありません。グリシーヌ国王陛下は、宣戦布告に向けて私と最後の話し合いに臨んでおられます。この場に相応しくない使用人と、敵国からの客人は速やかに退室してください」
クレソンは、振り向くことなく淡々と告げた。
まるで、フィオとコーヒーミルがここへ来ることを知っていたかのようだった。
濃い緑色の髪が、窓からの風で揺れている。
「さあ、国王陛下。ご命令を」
「……」
このままでは、グリシーヌ国王陛下と何も話せないまま、ヌフ=ブラゾン王国は戦火に巻き込まれてしまう。
今まで隣国パン王国と築き上げてきた友情と信頼が、一瞬にして崩れ去ってしまう……
しかし、クレソンが一歩前へ出て迫るも、グリシーヌ国王は顔を上げなかった。
本当はもう選択権なんてないことを知っていて、グリシーヌ国王は決断を遅らせているらしい。
……よし!
国王陛下、もうしばらくの辛抱です!
フィオはゆっくりと謁見の間の奥へと進み、声を張り上げた。
「クレソン宰相に、頼みたいことがあります!」
その一言が予想外だったのか、クレソンは後ろを振り向いた。
フィオに向けられた視線には、何の感情も感じられなかった。
それは、もう……
「何でしょう……手短に願いたいものですが」
クレソンは、いつにも増して暗い瞳で尋ねた。
ここに来て怖気づかないように、フィオは両手をぐっと握りしめていた。
大丈夫、あたしならできる。
ここで一歩踏み出す勇気が、あたしにはある!
フィオは大きく深呼吸してから口を開いた。
「クレソン宰相……あたしと、剣の勝負をしていただけませんか」
「……」
クレソンは返事をしなかったが、フィオは構わず続けた。
「あたしが勝ったら、この国からスパイス帝国の軍勢を追い出してください」
「……」
「そして、グリシーヌ国王陛下に『ヌフ=ブラゾン王国は中立国である』と宣言するように進言してください」
「……ほう」
クレソンは、フィオの真剣な眼差しに、思わずといった調子で息を漏らした。
「これは面白い……一国の命運が、あなたのような小娘の剣にかかっているとは。しかし、あなたが負けた場合は、どうするのです」
「……ああ、考えてませんでした。負ける気ないので」
「ふふ。ますます面白いですね。まあ、良いでしょう。私が勝ったら、そのときに考えることにします」
口角を上げるクレソンに、フィオは違和感を覚えた。
どうしてだろう、不思議……
怖い顔のときは気がつかなかったけど……
さっき会ったときよりも、なんというか……
この人、人間っぽくなってる。
……気がする。
「このような場所で私に挑むとは、剣の腕にかなりの自信があるようですね……見たところ、何の実戦経験もなさそうですが」
クレソンは腰から剣を抜き、フィオに向かって構えた。
その構え方は、見たことのない独特なものだった。
身体全体は左を向いているのに、剣の切っ先はぶれることなくフィオの喉元に向けられていた。
そして右手に握られた剣も、長い針のような細身のものだった。
あたしとは違う流派かな……
でも大丈夫。
いろんな意味で、それどころじゃない。
「あなたのおっしゃる通り、あたしには実戦経験はありません。人に剣を向けるのも初めてだし、そもそも自分の剣だって持ってない……」
「え!?」
フィオの言葉に、コーヒーミルの裏返った声が重なった。
驚いたのは、彼女から剣を貸してもらう気満々だったフィオのほうである。
え!? って、え??
コーヒーミルさん、腰に剣差してたよね?
もしかして、貸してもらえない、とか?
声の主を振り向けば、コーヒーミルは珍しく慌てたように頭の上を指さしていた。
ん? なんだ? あたしの頭の上?
伸ばした手に触れたものは、母の形見の簪……
これで戦えってこと……?
フィオは、頭のお団子ヘアに刺さっている簪を引き抜いた。
その瞬間、
「わっ……!」
フィオの手の中で突然、簪が光り輝き始めた!
……眩い光が落ち着くと、そこには一振りの剣。
鞘は茨と王冠の銀細工、柄の宝石は橙色のカーネリアン。
伝説の剣の一振り、勇気の剣である。
「これ……そうだったんだ。全然、知らなかった」
この簪を使っていた生前の母からは何も聞いていない。
きっと、今までだれも気がつかなかったのだろう。
……よし。
フィオは、まるで誂えたかのようにしっくりくる剣を、目を丸くしているクレソンに向かって構えた。
「勇気の剣に選ばれし者と、いざ尋常に勝負です!」
つづく
0
あなたにおすすめの小説
夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた
今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。
レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。
不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。
レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。
それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し……
※短め
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
お兄様の指輪が壊れたら、溺愛が始まりまして
みこと。
恋愛
お兄様は女王陛下からいただいた指輪を、ずっと大切にしている。
きっと苦しい片恋をなさっているお兄様。
私はただ、お兄様の家に引き取られただけの存在。血の繋がってない妹。
だから、早々に屋敷を出なくては。私がお兄様の恋路を邪魔するわけにはいかないの。私の想いは、ずっと秘めて生きていく──。
なのに、ある日、お兄様の指輪が壊れて?
全7話、ご都合主義のハピエンです! 楽しんでいただけると嬉しいです!
※「小説家になろう」様にも掲載しています。
金の羊亭へようこそ! 〝元〟聖女様の宿屋経営物語
紗々置 遼嘉
ファンタジー
アルシャインは真面目な聖女だった。
しかし、神聖力が枯渇して〝偽聖女〟と罵られて国を追い出された。
郊外に館を貰ったアルシャインは、護衛騎士を付けられた。
そして、そこが酒場兼宿屋だと分かると、復活させようと決意した。
そこには戦争孤児もいて、アルシャインはその子達を養うと決める。
アルシャインの食事処兼、宿屋経営の夢がどんどん形になっていく。
そして、孤児達の成長と日常、たまに恋愛がある物語である。
犬の散歩中に異世界召喚されました
おばあ
ファンタジー
そろそろ定年後とか終活とか考えなきゃいけないというくらいの歳になって飼い犬と一緒に異世界とやらへ飛ばされました。
何勝手なことをしてくれてんだいと腹が立ちましたので好き勝手やらせてもらいます。
カミサマの許可はもらいました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる