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第5章 勇気
第23話 残されたもの
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◆◇◆◇◆◇◆◇
スパイス帝国外交官兼ヌフ=ブラゾン王国宰相クレソンが、リーヴル城の謁見の間にてカイエン皇帝によって刺殺された……
そんな衝撃的な報せがスパイス帝国大臣ペパーのもとへ届いたのは、惨劇から2日後のことだった。
その耳を疑うような内容に、危うくペパーは自室に飛び込んできた部下の胸倉をつかむところだった。
いったいどういうことだ……?
そういえば最近、カイエン様が負傷したと聞いたばかりだが……
まさかクレソンと一戦交えて、クレソンが命を落としたというのか……!?
「カイエン様っ!」
ペパーはカイエン皇帝の執務室へと駆け込んだ。
カイエンはペパーが来ることを予期していたようで、驚くこともなければ机から顔も上げなかった。
城下町からの報告書を読みながら、カイエンは静かに口を開いた。
「おれのことなら心配はいらない。ただのかすり傷だ。それとも、クレソンのことでおれを責めに来たのか? 奴のことを嫌っていたのは、お前のほうだろう?」
「……」
「すべて終わったことだ。わかったら、早く仕事に戻れ……おれに役立たずだと思われる前にな」
カイエンは明らかに苛立っていた。
原因は、スパイス帝国内で激化している剣士団と兵士団の争いである。
ターメリックの父であるサフランの部下たち少数の兵士団と、カイエンの直属である大多数の剣士団が城下町で闘争を繰り広げている。
人々は争いに巻き込まれぬよう外へ出なくなり、城下町はあっという間に活気を失った。
……町中が荒み始めるのも時間の問題である。
さらにそこに追い討ちをかけるように、パン王国とヌフ=ブラゾン王国間で戦争を起こし、どちらもスパイス帝国が侵略するという作戦は、クレソンの死によって白紙に戻ってしまった。
そしてクレソンを失った今、カイエンの怒りをすべて背負うことになったのは、だれあろうペパーであった。
「ペパーよ……お前に任せていたマスカーチ公国との交渉はどうなっている」
カイエンはここで初めて顔を上げて、入口に佇むペパーを見据えた。
クレソンがヌフ=ブラゾン王国やパン王国との仲介を任されていたように、ペパーもまたマスカーチ公国との交渉を任されている。
マスカーチ公国はヌフ=ブラゾン王国の属国で、商人たちが暮らす小さな国だ。
この商人たちから武器の類を輸出してもらうのがカイエンの目的だが、商人たちはペパーの交渉に応じる気配は微塵もなかった。
ペパーは、叱責を覚悟の上で口を開いた。
「残念ながら……何度交渉しても、こちらの要求を呑む様子はなく……」
「ならば、それを口実にして攻め込めばよい。スパイス帝国に武器を輸出しないならば、マスカーチ公国はもう敵国だ。あんな小国、こちらの軍事力をもってすれば一日とかからず制圧できよう。侵攻の準備をすすめておけ。わかったな」
「……」
「悠長なことを言っている場合ではないぞ、ペパー。本来の予定では、マスカーチ公国と手を組んでヌフ=ブラゾン王国とパン王国へ攻め込むことになっていたが、まさかマスカーチ公国が交渉に応じないとは思わなかったのだ。おれが懇意にしている武器商人とは、ものの考え方が違うらしい」
「……」
「そもそも、スパイス帝国の兵力さえあれば、武器など輸出されなくとも最強なのだ。それを温情で仲間に引き入れてやろうとしているというのに……」
「お言葉ですが、カイエン様」
それまで黙っていたペパーが突然口を開いたので、カイエンは眉を寄せて先を促した。
まるで、何を話し出すか見当もつかないといった顔だな……
しかし、それなら俺だって負けちゃいない。
どうしてこんなことを言おうとしているのか、自分が理解していないのだからな。
「戦う意志のない国に攻め込むのは、ただの殺戮でしかありません。カイエン様の世界征服に異を唱えるつもりはありませんが、何もかも武力で屈服させることには承服致しかねます」
「なんだと……」
「カイエン様の目的のひとつに、懇意にしている武器商人たちへの仕事の斡旋があるとは聞いておりますが、それは国内だけでも十分なのではないでしょうか。国外においては、もう少し平和的に……」
「平和、だと……?」
カイエンが話し続けていたペパーを遮った。
その瞳は炎のように燃えていたが、暗く澱んで濁っている。
睨みつけられたペパーは目を見開き、思わず息を呑んだ。
……もう、俺の知っているカイエン様ではない。
お前はいったい、何者だ……?
「……残念ながら、お前の目指す平和と、おれの目指す平和は違うもののようだ。姿かたちも、中身の構造も……その後の在り方も」
そう言いながら、カイエンは手元の報告書へと視線を戻した。
ペパーには、そんなカイエンの声色が耳障りな不協和音のように聞こえていた。
「申し訳ございません、出過ぎた真似を……」
「……」
ペパーは頭を下げたが、カイエンは何も言わなかった。
話は終わった、もう出ていけということらしい。
もう一度頭を下げ、ペパーは執務室を後にした。
……俺は、いったい何がしたいんだ?
廊下を歩きながら、ペパーは先ほどの自分の言葉を思い返していた。
どうして、カイエン様のやり方を否定してしまったのだろう……
俺には、カイエン様に返せないほどの恩がある。
記憶をなくして倒れていた俺を拾い、一国の大臣にしてくれたのは、だれあろうカイエン様だ。
それなのに……
いや、今は急いでマスカーチ公国へ向かわねば。
俺が、クレソンのようになる前に。
★◇◆◇◆◇◆◇
怒涛の2日間が、ターメリックたちの鼻先を掠めて通り過ぎていった。
クレソンの遺体は城下町郊外の共同墓地に埋葬され、今でも花束が絶えることはないという。
彼が命を賭してこの国を守り通したと伝えられたためだろう。
クレソンの命令でヌフ=ブラゾン王国へ進軍していたスパイス帝国の軍勢は、グリシーヌ国王の中立宣言により撤退した。
……こうして、ヌフ=ブラゾン王国には、束の間の平穏が訪れたのである。
グリシーヌ国王は、新たな宰相に従兄弟のラモーを任命した。
もちろんラモーは固辞したが、娘のフィオの後押しもあり、宿屋ノヴァンヴルの仕事を続けるという条件付きで宰相となった。
ちなみにこの「ノヴァンヴル」という言葉は、ヌフ=ブラゾン王国の前身であるピエ王国の言葉で「霜の降る寒い季節」という意味だが、これには「内乱という寒い季節があったことを忘れないように」という想いが込められているのだという。
クレソンが亡くなって、3日目の午後……
ターメリックたちは宿屋ノヴァンヴルにて最後の一日を過ごしていた。
この時間は客も少ないため、貸し切り状態の食堂でお茶菓子とともに休憩中である。
ちなみに今までリーヴル城の清掃を手伝っていたフィオは、グリシーヌ国王の意向で宿屋ノヴァンヴルの仕事に専念するようになっていた。
ターメリックは、テーブルに置かれたクッキーを頬張り、紅茶を口に含んだ。
相変わらず、クランのクッキーと紅茶は絶品である。
クレソンは、ターメリックたちにひとつの謎を残していった。
それは、彼の死の間際の言葉であった。
『もしかして……あなた、は……希望の、剣……に…………』
ノウェムに確認したところ、クレソンに羅針盤の光は見せてはいないという。
それどころか、クレソンはノウェムのことを調べていたにも関わらず、希望の剣に選ばれし者だということに気づいていない様子だったらしい。
それではなぜ、ノウェムが伝説の剣に選ばれし者だと気づいたとき、すぐに『希望の剣』と断定したのだろうか……
つづく
スパイス帝国外交官兼ヌフ=ブラゾン王国宰相クレソンが、リーヴル城の謁見の間にてカイエン皇帝によって刺殺された……
そんな衝撃的な報せがスパイス帝国大臣ペパーのもとへ届いたのは、惨劇から2日後のことだった。
その耳を疑うような内容に、危うくペパーは自室に飛び込んできた部下の胸倉をつかむところだった。
いったいどういうことだ……?
そういえば最近、カイエン様が負傷したと聞いたばかりだが……
まさかクレソンと一戦交えて、クレソンが命を落としたというのか……!?
「カイエン様っ!」
ペパーはカイエン皇帝の執務室へと駆け込んだ。
カイエンはペパーが来ることを予期していたようで、驚くこともなければ机から顔も上げなかった。
城下町からの報告書を読みながら、カイエンは静かに口を開いた。
「おれのことなら心配はいらない。ただのかすり傷だ。それとも、クレソンのことでおれを責めに来たのか? 奴のことを嫌っていたのは、お前のほうだろう?」
「……」
「すべて終わったことだ。わかったら、早く仕事に戻れ……おれに役立たずだと思われる前にな」
カイエンは明らかに苛立っていた。
原因は、スパイス帝国内で激化している剣士団と兵士団の争いである。
ターメリックの父であるサフランの部下たち少数の兵士団と、カイエンの直属である大多数の剣士団が城下町で闘争を繰り広げている。
人々は争いに巻き込まれぬよう外へ出なくなり、城下町はあっという間に活気を失った。
……町中が荒み始めるのも時間の問題である。
さらにそこに追い討ちをかけるように、パン王国とヌフ=ブラゾン王国間で戦争を起こし、どちらもスパイス帝国が侵略するという作戦は、クレソンの死によって白紙に戻ってしまった。
そしてクレソンを失った今、カイエンの怒りをすべて背負うことになったのは、だれあろうペパーであった。
「ペパーよ……お前に任せていたマスカーチ公国との交渉はどうなっている」
カイエンはここで初めて顔を上げて、入口に佇むペパーを見据えた。
クレソンがヌフ=ブラゾン王国やパン王国との仲介を任されていたように、ペパーもまたマスカーチ公国との交渉を任されている。
マスカーチ公国はヌフ=ブラゾン王国の属国で、商人たちが暮らす小さな国だ。
この商人たちから武器の類を輸出してもらうのがカイエンの目的だが、商人たちはペパーの交渉に応じる気配は微塵もなかった。
ペパーは、叱責を覚悟の上で口を開いた。
「残念ながら……何度交渉しても、こちらの要求を呑む様子はなく……」
「ならば、それを口実にして攻め込めばよい。スパイス帝国に武器を輸出しないならば、マスカーチ公国はもう敵国だ。あんな小国、こちらの軍事力をもってすれば一日とかからず制圧できよう。侵攻の準備をすすめておけ。わかったな」
「……」
「悠長なことを言っている場合ではないぞ、ペパー。本来の予定では、マスカーチ公国と手を組んでヌフ=ブラゾン王国とパン王国へ攻め込むことになっていたが、まさかマスカーチ公国が交渉に応じないとは思わなかったのだ。おれが懇意にしている武器商人とは、ものの考え方が違うらしい」
「……」
「そもそも、スパイス帝国の兵力さえあれば、武器など輸出されなくとも最強なのだ。それを温情で仲間に引き入れてやろうとしているというのに……」
「お言葉ですが、カイエン様」
それまで黙っていたペパーが突然口を開いたので、カイエンは眉を寄せて先を促した。
まるで、何を話し出すか見当もつかないといった顔だな……
しかし、それなら俺だって負けちゃいない。
どうしてこんなことを言おうとしているのか、自分が理解していないのだからな。
「戦う意志のない国に攻め込むのは、ただの殺戮でしかありません。カイエン様の世界征服に異を唱えるつもりはありませんが、何もかも武力で屈服させることには承服致しかねます」
「なんだと……」
「カイエン様の目的のひとつに、懇意にしている武器商人たちへの仕事の斡旋があるとは聞いておりますが、それは国内だけでも十分なのではないでしょうか。国外においては、もう少し平和的に……」
「平和、だと……?」
カイエンが話し続けていたペパーを遮った。
その瞳は炎のように燃えていたが、暗く澱んで濁っている。
睨みつけられたペパーは目を見開き、思わず息を呑んだ。
……もう、俺の知っているカイエン様ではない。
お前はいったい、何者だ……?
「……残念ながら、お前の目指す平和と、おれの目指す平和は違うもののようだ。姿かたちも、中身の構造も……その後の在り方も」
そう言いながら、カイエンは手元の報告書へと視線を戻した。
ペパーには、そんなカイエンの声色が耳障りな不協和音のように聞こえていた。
「申し訳ございません、出過ぎた真似を……」
「……」
ペパーは頭を下げたが、カイエンは何も言わなかった。
話は終わった、もう出ていけということらしい。
もう一度頭を下げ、ペパーは執務室を後にした。
……俺は、いったい何がしたいんだ?
廊下を歩きながら、ペパーは先ほどの自分の言葉を思い返していた。
どうして、カイエン様のやり方を否定してしまったのだろう……
俺には、カイエン様に返せないほどの恩がある。
記憶をなくして倒れていた俺を拾い、一国の大臣にしてくれたのは、だれあろうカイエン様だ。
それなのに……
いや、今は急いでマスカーチ公国へ向かわねば。
俺が、クレソンのようになる前に。
★◇◆◇◆◇◆◇
怒涛の2日間が、ターメリックたちの鼻先を掠めて通り過ぎていった。
クレソンの遺体は城下町郊外の共同墓地に埋葬され、今でも花束が絶えることはないという。
彼が命を賭してこの国を守り通したと伝えられたためだろう。
クレソンの命令でヌフ=ブラゾン王国へ進軍していたスパイス帝国の軍勢は、グリシーヌ国王の中立宣言により撤退した。
……こうして、ヌフ=ブラゾン王国には、束の間の平穏が訪れたのである。
グリシーヌ国王は、新たな宰相に従兄弟のラモーを任命した。
もちろんラモーは固辞したが、娘のフィオの後押しもあり、宿屋ノヴァンヴルの仕事を続けるという条件付きで宰相となった。
ちなみにこの「ノヴァンヴル」という言葉は、ヌフ=ブラゾン王国の前身であるピエ王国の言葉で「霜の降る寒い季節」という意味だが、これには「内乱という寒い季節があったことを忘れないように」という想いが込められているのだという。
クレソンが亡くなって、3日目の午後……
ターメリックたちは宿屋ノヴァンヴルにて最後の一日を過ごしていた。
この時間は客も少ないため、貸し切り状態の食堂でお茶菓子とともに休憩中である。
ちなみに今までリーヴル城の清掃を手伝っていたフィオは、グリシーヌ国王の意向で宿屋ノヴァンヴルの仕事に専念するようになっていた。
ターメリックは、テーブルに置かれたクッキーを頬張り、紅茶を口に含んだ。
相変わらず、クランのクッキーと紅茶は絶品である。
クレソンは、ターメリックたちにひとつの謎を残していった。
それは、彼の死の間際の言葉であった。
『もしかして……あなた、は……希望の、剣……に…………』
ノウェムに確認したところ、クレソンに羅針盤の光は見せてはいないという。
それどころか、クレソンはノウェムのことを調べていたにも関わらず、希望の剣に選ばれし者だということに気づいていない様子だったらしい。
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