81 / 105
第5章 勇気
第24話 希望を抱いて
しおりを挟む
★◇◆◇◆◇◆◇
「……そういうのって、もぐもぐ、言っちゃえば当たるようなもの、もぐもぐ、なんじゃない? だって、もぐもぐ、2択だったんでしょう?」
ターメリックの向かいの席で、赤胴色のショートヘアの女性が、クッキーを口いっぱいに頬張りながら喋っていた。
コーヒーミルが呆れたように小さくため息をつき、クッキーが盛られた皿を自分のほうへと引き寄せる。
次のクッキー目掛けて伸ばした女性の手が、見事に空中を空振りした。
女性がコーヒーミルを睨みつける。
「ちょっとコーヒーミル! 何するのよ!」
「パソワ姫様、ここはミルクパン城ではありません。もう少し、一国の王女らしく振舞ってくださいませ。そうでなければ、カンパーナ=フロース王家の品格が疑われてしまいます」
「そんなこと言われたって困っちゃうわ。だってこのクッキー、すっごく美味しいんだもん。手が止まらなーい」
「……」
「あー……はいはい。お上品、ね」
女性はピンと姿勢を正すと、クッキーを両手で持って小さく口を開けて食べ始めた。
その窮屈そうな様子に、ターメリックは少し同情していた。
姫様って、大変なんだなぁ……
パン王国第2王女パソワ・カンパーナ=フロース。
3日前、ターメリックたちが達成感と喪失感とともに宿屋ノヴァンヴルへ戻ったとき、真っ先に出迎えてくれた隣国の姫様……
精神的な衝撃から声を失った姉との接し方に悩んで家を出て以来、行方不明となっていたパン王国の第2王女である。
ターメリックたち4人が地下牢に監禁されていたときに、たまたま宿屋ノヴァンヴルに現れたのだとノウェムが説明してくれた。
パソワ姫を初めて見たとき、ターメリックはその髪色に驚いた。
父であるユキヒラ国王の銀髪でも、母であるキャセロール王妃の黒髪でもなく、輝く赤胴色の髪である。
これはキャセロール王妃の妹、つまりパソワ姫の叔母と同じ髪色なのだと、コーヒーミルが教えてくれた。
パソワ姫の叔母は、奔放な性格で周りの人々を困らせることが日課のような人物だったそうだが……
どうやら、髪色とともにその性格も受け継がれているらしい。
「……希望か平和。どちらかを言えば、どちらかが当たる。勘で言ったに違いないってば」
パソワ姫は、クッキーの欠片をポロポロ零しながら喋り続けていた。
また、だんだんと食べ方が雑になってきているようだ。
そんなパソワ姫の言葉に、ノウェムは「そんな奴じゃないです」と首を振っていた。
ノウェムとクレソンの不思議な関係はだれにも説明されなかったが、仲間たちは深く探ることもなく今に至っている。
紅茶をひと口飲んだクィントゥムが口を開いた。
「ノウェムの言う通りなら、クレソンは確信があって『希望の剣』と口にしたのだろう。これは私の推測だが、クレソンはすでに平和の剣に選ばれし者のことを知っていたのではないだろうか」
「えっ?」
「そんなに驚くことでもないよ、ターメリック。羅針盤から放たれる黄緑色の光は、常にスパイス帝国の方角を指しているんだから。しかし……その平和の剣に選ばれし者が無事かどうかは、羅針盤でもわからない」
「そっか……早く合流できるといいね」
ターメリックの声にクィントゥムが頷き、ほかの仲間たちも頷き合っていた。
新たな決意を胸にってやつかな……
なんか、カッコイイぞ。
ターメリックが瞳をキラキラとさせていると、
「さて……いろいろ積もる話もあるけれど、私たちはこの辺で失礼させてもらうわね」
コーヒーミルが仲間たちを見回して、軽やかに立ち上がった。
あ、そっか……そう、だよね。
コーヒーミルさんは、もともとは行方不明だったパソワ姫様を探すために、ぼくたちについてきてくれたんだもんね……
ターメリックが「寂しくなります」と呟くと、クランとノウェムも頷いた。
ひときわ大きく頷いたクィントゥムの隣で、コーヒーミルが、
「ということで……フィオちゃん、あとはよろしくね」
そう言って、向かいに座るフィオに向かって片目をつむった。
フィオはというと、その一言に神妙に頷き、すっと席を立った。
そして一同が見守る中、自らの決意を語り始めた。
「……あたしが勇気の剣に選ばれし者だって知ったときは、正直無理だって思ったんです。絶対に使命を投げ出して、仲間たちの前から姿を消してしまう……そんな気がしていたんです。でも、コーヒーミルさんに『自分にしかできないことをやってみて』って言われて……それで、気づいたんです。逃げ出したのはミール・ミゲルであって、あたしじゃない。だから、あたしはあたしらしく生きていこうって決めました。皆さんと一緒に、最後まで戦います。よろしくお願いします!」
フィオさん……!
ぼくたちが地下牢にいたときのことは、ノウェム君から聞いていたけど……
でもそれ以上に、いろいろな葛藤があったんだろうなぁ。
それでも、一緒に行くって決意してくれたんだ。
ありがとう、フィオさん……!
ターメリックは立ち上がり、ぺこりと頭を下げたフィオに右手を差し伸べていた。
「フィオさん、ありがとう。こちらこそ、これからよろしくお願いします」
あまり頼りにならないリーダーで申し訳ないんだけどね……
ターメリックは思ったことが顔に出ないよう気をつけて、にっこり笑った。
フィオは、そんなターメリックのことを知ってか知らずか、嬉しそうに手を握り返した。
期待に満ちた眼差しから考えるに……
どうやらターメリックが頼りないリーダーだということは、ばれてはいないようだ。
そんなふたりを見守っていたコーヒーミルが、小さく咳払いをした。
「……パソワ姫様、そろそろ」
視線の先では、パソワ姫がクランのクッキーを口いっぱいに頬張っていた。
よっぽど気に入ったらしい。
そこでクランが、テーブルに置いてあったフタ付きの小さなカゴに、クッキーをパンパンに詰め込んで、
「よかったら、どうぞ」
と、パソワ姫に差し出した。
クラン君、自分のクッキーを気に入ってもらえて、よっぽど嬉しかったんだなぁ。
微笑ましく見守るターメリックだったが、その隣ではノウェムが「荷台の売り物を勝手に」と口を尖らせている。
パソワ姫はというと、クッキーの詰め合わせに瞳を輝かせて「ありがとう!」と満面の笑みを浮かべていた。
まるで美しい花が咲き誇るような笑顔は、彼女が正真正銘の姫君であることの証だった。
そんなパソワ姫を見守っていたコーヒーミルが、ターメリックたちを見回し、胸に手を当てて頭を垂れた。
「……みんな、今まで本当にありがとう。あなたたちなら、きっとこの世界を救える……信じているわ」
「コーヒーミルさん……こちらこそ、お世話になりました」
ターメリックがぺこりと頭を下げ、クランとノウェム、クィントゥムもそれに倣った。
レードル姫はパソワ姫と握手を交わしている。
「パソワ姉様、気をつけてね」
「それはこっちのセリフよ、レードル。あなたこそ、気をつけて行ってらっしゃいね」
皆それぞれに別れを惜しみ、それぞれに激励し合う時間……
ああ、いいなぁ、こういうの。
まるで旅の終わりみたいだ。
……って、まだ何も終わってないよ!
これから終わらせるんだから!
ターメリックは達成感を味わいそうになって、慌てて首を横に振った。
こうして、コーヒーミルとパソワ姫はパン王国へ向かって瞬間移動の魔法で瞬く間に飛び去って行った。
ターメリックたちもまた、新たな仲間とともにヌフ=ブラゾン王国を後にした。
目指すはマスカーチ公国……
ノウェムの実家、ピケノ=オエスシィ家である。
第5章おわり
「……そういうのって、もぐもぐ、言っちゃえば当たるようなもの、もぐもぐ、なんじゃない? だって、もぐもぐ、2択だったんでしょう?」
ターメリックの向かいの席で、赤胴色のショートヘアの女性が、クッキーを口いっぱいに頬張りながら喋っていた。
コーヒーミルが呆れたように小さくため息をつき、クッキーが盛られた皿を自分のほうへと引き寄せる。
次のクッキー目掛けて伸ばした女性の手が、見事に空中を空振りした。
女性がコーヒーミルを睨みつける。
「ちょっとコーヒーミル! 何するのよ!」
「パソワ姫様、ここはミルクパン城ではありません。もう少し、一国の王女らしく振舞ってくださいませ。そうでなければ、カンパーナ=フロース王家の品格が疑われてしまいます」
「そんなこと言われたって困っちゃうわ。だってこのクッキー、すっごく美味しいんだもん。手が止まらなーい」
「……」
「あー……はいはい。お上品、ね」
女性はピンと姿勢を正すと、クッキーを両手で持って小さく口を開けて食べ始めた。
その窮屈そうな様子に、ターメリックは少し同情していた。
姫様って、大変なんだなぁ……
パン王国第2王女パソワ・カンパーナ=フロース。
3日前、ターメリックたちが達成感と喪失感とともに宿屋ノヴァンヴルへ戻ったとき、真っ先に出迎えてくれた隣国の姫様……
精神的な衝撃から声を失った姉との接し方に悩んで家を出て以来、行方不明となっていたパン王国の第2王女である。
ターメリックたち4人が地下牢に監禁されていたときに、たまたま宿屋ノヴァンヴルに現れたのだとノウェムが説明してくれた。
パソワ姫を初めて見たとき、ターメリックはその髪色に驚いた。
父であるユキヒラ国王の銀髪でも、母であるキャセロール王妃の黒髪でもなく、輝く赤胴色の髪である。
これはキャセロール王妃の妹、つまりパソワ姫の叔母と同じ髪色なのだと、コーヒーミルが教えてくれた。
パソワ姫の叔母は、奔放な性格で周りの人々を困らせることが日課のような人物だったそうだが……
どうやら、髪色とともにその性格も受け継がれているらしい。
「……希望か平和。どちらかを言えば、どちらかが当たる。勘で言ったに違いないってば」
パソワ姫は、クッキーの欠片をポロポロ零しながら喋り続けていた。
また、だんだんと食べ方が雑になってきているようだ。
そんなパソワ姫の言葉に、ノウェムは「そんな奴じゃないです」と首を振っていた。
ノウェムとクレソンの不思議な関係はだれにも説明されなかったが、仲間たちは深く探ることもなく今に至っている。
紅茶をひと口飲んだクィントゥムが口を開いた。
「ノウェムの言う通りなら、クレソンは確信があって『希望の剣』と口にしたのだろう。これは私の推測だが、クレソンはすでに平和の剣に選ばれし者のことを知っていたのではないだろうか」
「えっ?」
「そんなに驚くことでもないよ、ターメリック。羅針盤から放たれる黄緑色の光は、常にスパイス帝国の方角を指しているんだから。しかし……その平和の剣に選ばれし者が無事かどうかは、羅針盤でもわからない」
「そっか……早く合流できるといいね」
ターメリックの声にクィントゥムが頷き、ほかの仲間たちも頷き合っていた。
新たな決意を胸にってやつかな……
なんか、カッコイイぞ。
ターメリックが瞳をキラキラとさせていると、
「さて……いろいろ積もる話もあるけれど、私たちはこの辺で失礼させてもらうわね」
コーヒーミルが仲間たちを見回して、軽やかに立ち上がった。
あ、そっか……そう、だよね。
コーヒーミルさんは、もともとは行方不明だったパソワ姫様を探すために、ぼくたちについてきてくれたんだもんね……
ターメリックが「寂しくなります」と呟くと、クランとノウェムも頷いた。
ひときわ大きく頷いたクィントゥムの隣で、コーヒーミルが、
「ということで……フィオちゃん、あとはよろしくね」
そう言って、向かいに座るフィオに向かって片目をつむった。
フィオはというと、その一言に神妙に頷き、すっと席を立った。
そして一同が見守る中、自らの決意を語り始めた。
「……あたしが勇気の剣に選ばれし者だって知ったときは、正直無理だって思ったんです。絶対に使命を投げ出して、仲間たちの前から姿を消してしまう……そんな気がしていたんです。でも、コーヒーミルさんに『自分にしかできないことをやってみて』って言われて……それで、気づいたんです。逃げ出したのはミール・ミゲルであって、あたしじゃない。だから、あたしはあたしらしく生きていこうって決めました。皆さんと一緒に、最後まで戦います。よろしくお願いします!」
フィオさん……!
ぼくたちが地下牢にいたときのことは、ノウェム君から聞いていたけど……
でもそれ以上に、いろいろな葛藤があったんだろうなぁ。
それでも、一緒に行くって決意してくれたんだ。
ありがとう、フィオさん……!
ターメリックは立ち上がり、ぺこりと頭を下げたフィオに右手を差し伸べていた。
「フィオさん、ありがとう。こちらこそ、これからよろしくお願いします」
あまり頼りにならないリーダーで申し訳ないんだけどね……
ターメリックは思ったことが顔に出ないよう気をつけて、にっこり笑った。
フィオは、そんなターメリックのことを知ってか知らずか、嬉しそうに手を握り返した。
期待に満ちた眼差しから考えるに……
どうやらターメリックが頼りないリーダーだということは、ばれてはいないようだ。
そんなふたりを見守っていたコーヒーミルが、小さく咳払いをした。
「……パソワ姫様、そろそろ」
視線の先では、パソワ姫がクランのクッキーを口いっぱいに頬張っていた。
よっぽど気に入ったらしい。
そこでクランが、テーブルに置いてあったフタ付きの小さなカゴに、クッキーをパンパンに詰め込んで、
「よかったら、どうぞ」
と、パソワ姫に差し出した。
クラン君、自分のクッキーを気に入ってもらえて、よっぽど嬉しかったんだなぁ。
微笑ましく見守るターメリックだったが、その隣ではノウェムが「荷台の売り物を勝手に」と口を尖らせている。
パソワ姫はというと、クッキーの詰め合わせに瞳を輝かせて「ありがとう!」と満面の笑みを浮かべていた。
まるで美しい花が咲き誇るような笑顔は、彼女が正真正銘の姫君であることの証だった。
そんなパソワ姫を見守っていたコーヒーミルが、ターメリックたちを見回し、胸に手を当てて頭を垂れた。
「……みんな、今まで本当にありがとう。あなたたちなら、きっとこの世界を救える……信じているわ」
「コーヒーミルさん……こちらこそ、お世話になりました」
ターメリックがぺこりと頭を下げ、クランとノウェム、クィントゥムもそれに倣った。
レードル姫はパソワ姫と握手を交わしている。
「パソワ姉様、気をつけてね」
「それはこっちのセリフよ、レードル。あなたこそ、気をつけて行ってらっしゃいね」
皆それぞれに別れを惜しみ、それぞれに激励し合う時間……
ああ、いいなぁ、こういうの。
まるで旅の終わりみたいだ。
……って、まだ何も終わってないよ!
これから終わらせるんだから!
ターメリックは達成感を味わいそうになって、慌てて首を横に振った。
こうして、コーヒーミルとパソワ姫はパン王国へ向かって瞬間移動の魔法で瞬く間に飛び去って行った。
ターメリックたちもまた、新たな仲間とともにヌフ=ブラゾン王国を後にした。
目指すはマスカーチ公国……
ノウェムの実家、ピケノ=オエスシィ家である。
第5章おわり
0
あなたにおすすめの小説
夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた
今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。
レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。
不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。
レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。
それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し……
※短め
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
生きるために逃げだした。幸せになりたい。
白水緑
ファンタジー
屋敷内に軟禁状態だったリリアは、宝物を取り戻したことをきっかけに屋敷から逃げ出した。幸せになるために。体力も力もない。成り行きに身を任せる結果になっても、自分の道は自分で選びたい。
2020/9/19 第一章終了
続きが書け次第また連載再開します。
2021/2/14 第二章開幕
2021/2/28 完結
金の羊亭へようこそ! 〝元〟聖女様の宿屋経営物語
紗々置 遼嘉
ファンタジー
アルシャインは真面目な聖女だった。
しかし、神聖力が枯渇して〝偽聖女〟と罵られて国を追い出された。
郊外に館を貰ったアルシャインは、護衛騎士を付けられた。
そして、そこが酒場兼宿屋だと分かると、復活させようと決意した。
そこには戦争孤児もいて、アルシャインはその子達を養うと決める。
アルシャインの食事処兼、宿屋経営の夢がどんどん形になっていく。
そして、孤児達の成長と日常、たまに恋愛がある物語である。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる