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第1章雑貨屋編
第8話:珍客
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開店翌日の朝、早めに来てくれたエリスさんと話をしていた。店員募集についてである。内容としては、とりあえず商人ギルドに募集を掛けることにした。昨日も言われたが、基本的に計算のできる人はどこかの商会に所属しているか、自分で商会を持とうとしていたり、入る商会が決まっている人がほとんどだそうなので望みは薄いそうだ。
このままでは店員を増やすのは難しい。さて、どうしたものか・・・。
そうこうしているうちに開店時間になったので店を開けるために外に出た。今日はどれくらいお客さんが来るだろうか、昨日よりも少ない方がいいな・・・なんて店としてあるまじきことを考えていたのだがその考えは杞憂に終わったようだ。
店の外には昨日よりも多くのお客さんが列を成していた。客層としては10代から20代くらいの女性が目立つ。いや、こんな冷静に考察してる場合ではない。急いで戻ってエリスさんにも伝えなければいけない。
「エリスさん、今日は昨日よりも多いですよ!」
「やはりそうですか。ですが今日は最初から私もいるのでなんとかなるでしょう。」
エリスさんは何か知っているようだ。もしかして・・・
「ギルドの方で何かしたんですか?」
「何もしていませんよ。強いて言うなら何かしたのはお客さんですね。」
どういうことだ?
「言ってる意味がよくわからないんですが。」
「これは私の想像ですが、外に並んでるお客さんは若い女性が多かったんじゃないですか?」
「その通りです。」
「恐らくですがお客さんの目当ては髪留め等の小物類でしょう。今日ここへ来るときに、昨日買ったと思われる髪留めを着けていらっしゃる方をちらほら見かけたので、それを見た方がここで買ったことを聞いてきてるのではないでしょうか。」
なるほど、自然と宣伝をしてしまっていたわけか。
「まぁ真実はさておき、そろそろお店を開けないとお客さんが怒ってしまいますよ。」
あっ、忘れてた。
それからは昨日よりも忙しい時間が過ぎた。エリスさんの予想は正しかったようで小物類が飛ぶように売れた。そのおかげで何度か補充をすることになった。その勢いは昼頃まで続いた。午後になるとさすがに少し落ち着いたようで、多少は余裕をもって仕事をすることができた。
そして閉店間際、お客さんも残すは数人といった頃合いになったとき、一人の小さな女の子が目についた。胸元辺りまで伸ばしている濃い目の茶色の髪はぼさぼさで、身なりも少し小汚い印象を持たせる。前髪も目にかかるほどまでに伸びており、それが暗い印象を強くした。食器をじっと見ているが欲しいのだろうか?そう思って様子を見ていると食器を持ってこちらにやってきた。
「この食器を作ったのは誰ですか?」
予想外な問いに俺は焦りながらも答えた。
「俺の知り合いだよ。それがどうしたんだい?」
「その人に会わせてください!」
「えっ?ど、どうしてだい?」
「弟子にしてほしいんです!」
弟子だって?なんだってこんな小さな子が弟子なんかに?俺がわたわたしていると、異変に気が付いたのかエリスさんが近くに来た。
「ソウタさん、どうかしましたか・・・その子は?」
「えっと、この子は食器を作った人の弟子になりたいと・・・」
そう答えると、エリスさんは何かに気づいたようだ。
「・・・もしかしてあなた、ドワーフ?」
「そうですが・・・あなたがソウタ・カツラギさんですか?」
「え?そ、そうだけど?」
なんだこの状況・・・混乱してきたぞ。順番にいこう。まずはエリスさんからだ。
「エリスさんドワーフっていうのは・・・」
元の世界でドワーフといえば鍛冶が得意なずんぐりむっくりでもじゃもじゃの小さなおっさんだ。もちろん女性もいるだろうが俺は詳しくは知らない。
「鍛冶が得意な種族のことです。男女共に髪が伸びやすく、小柄という特徴があるのでもしやと思いまして。」
俺の知識と大体同じみたいだな。
次はドワーフの女の子だ。
「で、君は食器を作った人に弟子入りしたいんだよね?」
「・・・えっ?あっ、は、はいそうです。あっ、あたしはルチアといいます。そちらの方が言われたようにドワーフです。」
ルチアと言った女の子は考え事でもしていたのだろうか、慌てた様子で返答した。
「申し訳ないけど、その知り合いは弟子はとってないんだ。」
というか俺の嘘だから存在すらしていない。
「そうですか・・・ではソウタさんに弟子入りするのはいいですか?」
「えっ、俺に?でも俺は何も作ってないよ?」
「それでも大丈夫です、お願いします。」
そう言われてもなぁ・・・実際に作ってるのは俺だがその作り方はスキルでパッってやるだけだから教えられるようなものでもないし。
「店員として雇うのはどうですか?会計はできなくても品出しや商品の説明はできるでしょう。」
エリスさんがそう言った。確かにそれはいいかもしれないが、こんな小さな子でも店員として雇っていいのだろうか。
「雇うのに守らないといけないことってあったりしますか?」
「短期で雇うのであれば特にはありません。長期で雇うのならば商人ギルドでの登録が必要になります。」
そうなんだ、かなり緩いんだな。っと、勝手に話を進めているけど彼女の意思を聞かないと。
「ルチアちゃん、弟子じゃなくて店員としてなら雇うことはできるけど・・・どう?」
「大丈夫です!ありがとうございます!」
とりあえず話をまとめた後、残っているお客さんの会計を済ませて店を閉めた。今は片付けをしている最中である。
「何か手伝いましょうか?」
ルチアちゃんが聞いてきた。
「そうだな・・・片付けながら商品の説明をするから聞いてくれる?」
「それについては大丈夫です。もうわかってます。」
ん?どういうことだ?
「このお店の商品を作ったのはソウタさんですよね?」
えっ!?なんでわかったんだ?
「い、いや俺じゃなくて・・・」
「隠さなくてもいいです。あたしはそういうスキルを持ってるんです。」
スキルだって?
「ソウタさんが異世界から来たということも分かります。」
えぇっ!?
「ちょ、ちょっとまって、いろいろ情報が多すぎて混乱してきた。とりあえず片づけをするから部屋で待っててくれるかな?あ、もし簡単な物でもいいのなら晩御飯を食べて行ってよ。帰りは家まで送るし。」
昨日に引き続き今日も混乱しっぱなしだ。
「わかりました、待ってます。」
ルチアちゃんは素直に部屋に向かっていった。さて、さっさと片付けを終えてご飯を作ろう。
そして夕飯。今日はサラダにスープにパンである。ルチアちゃんが来るって事前に分かってたらもうちょっと豪華に出来たのだけど。
「さて・・・どこから話したものか・・・」
俺はパンを口に運びながらつぶやいた。
「では先にあたしから話します。あたしは鑑定眼というスキルを持っていて、見た物の情報を知ることができるんです。だから食器を見た時に鑑定眼でソウタ・カツラギという人が食器を作ったということがわかったんです。」
鑑定眼・・・俺の鑑定と同じような物か。
「そしてその後ソウタさんに鑑定眼を使い、名前やスキル、称号を見ました。そこで”異世界からの漂流者”という称号を見たので異世界から来たと分かったんです。理解自体はあまり出来ていないですけど。」
「なるほどね・・・だから俺に弟子入りしたいって言ったのか。」
結局店員としてだけど。
「そういうことです。」
「じゃあ正直に言うけど、確かに作ったのは俺だよ。けどかなり特殊な作り方をしているから、残念だけど教えられることは無いと思うよ。」
「大丈夫です。それも分かっています。」
えっ、そうなの?
「あたしも特殊な作り方をするので問題ないと思います。」
本人がそういうならいいんだけど、本当に大丈夫なのかな。
「とりあえず、あたしからは以上です。」
「わかった。次は俺からだね。」
さて、何から話そうか。とりあえず異世界から来たってこと、スキルのことでいいかな?
「まずは異世界から来たことについて。称号の通り、俺はこの世界じゃない別の世界からここにやって来たんだ。どうやって来たかはわからないんだけどね。」
ルチアちゃんは驚いたように聞いている。まぁ当たり前だよな、俺も驚いたし。
「で、スキルについてなんだけど・・・」
俺はスキル:創造について簡単に説明した。鑑定眼でスキルを見たと言っていた通り、多少のことはわかっていたのだろう。そこまで驚いた様子はなかった。魔力があればいくらでも作れると聞いた時はさすがに驚いていたが。
「なるほど・・・凄まじいスキルですね。あたしのスキルの上位互換のようです。」
鑑定眼以外にもスキルを持っているのか。まだまだ聞きたいことがたくさんあるが、もう時間も遅いし、帰らないと彼女の家族が心配するだろう。
「とりあえず今日はここまでにして明日にしよう。送っていくよ。」
「えっと・・・そのですね・・・」
ルチアちゃんが少し言い辛そうにしている。どうしたんだろう。
「住み込みで働いてもいいですか?」
「えっ?部屋は余ってるから別にいいけど・・・今日は両親に何も言ってないでしょ?」
そういうと観念したような表情をして話し始めた。
「実は・・・今家出中で、家には半月ほど帰っていないんです。」
「そうなの!?それなら余計に家に連絡しないと。」
「今家に帰ったらもう戻ってこれません!いずれは家に連絡しますし、ソウタさん絶対に迷惑はかけないので、少しの間家には黙って働かせてください!お願いします!」
うぐっ・・・俺こういうのに弱いんだよな・・・すごい必死なのが伝わってくるから俺まで辛くなってくる。実際彼女が帰る気にならないと家の場所も分からないし、追い出して野宿でもされたら困る。
「わかった。今はまだ家に言わなくてもいい。だけどいずれは絶対に言うんだよ?」
そういうとルチアちゃんの顔がぱぁっと明るくなった。
「ありがとうございます!」
こうしてドワーフの女の子が弟子兼店員として入った。
このままでは店員を増やすのは難しい。さて、どうしたものか・・・。
そうこうしているうちに開店時間になったので店を開けるために外に出た。今日はどれくらいお客さんが来るだろうか、昨日よりも少ない方がいいな・・・なんて店としてあるまじきことを考えていたのだがその考えは杞憂に終わったようだ。
店の外には昨日よりも多くのお客さんが列を成していた。客層としては10代から20代くらいの女性が目立つ。いや、こんな冷静に考察してる場合ではない。急いで戻ってエリスさんにも伝えなければいけない。
「エリスさん、今日は昨日よりも多いですよ!」
「やはりそうですか。ですが今日は最初から私もいるのでなんとかなるでしょう。」
エリスさんは何か知っているようだ。もしかして・・・
「ギルドの方で何かしたんですか?」
「何もしていませんよ。強いて言うなら何かしたのはお客さんですね。」
どういうことだ?
「言ってる意味がよくわからないんですが。」
「これは私の想像ですが、外に並んでるお客さんは若い女性が多かったんじゃないですか?」
「その通りです。」
「恐らくですがお客さんの目当ては髪留め等の小物類でしょう。今日ここへ来るときに、昨日買ったと思われる髪留めを着けていらっしゃる方をちらほら見かけたので、それを見た方がここで買ったことを聞いてきてるのではないでしょうか。」
なるほど、自然と宣伝をしてしまっていたわけか。
「まぁ真実はさておき、そろそろお店を開けないとお客さんが怒ってしまいますよ。」
あっ、忘れてた。
それからは昨日よりも忙しい時間が過ぎた。エリスさんの予想は正しかったようで小物類が飛ぶように売れた。そのおかげで何度か補充をすることになった。その勢いは昼頃まで続いた。午後になるとさすがに少し落ち着いたようで、多少は余裕をもって仕事をすることができた。
そして閉店間際、お客さんも残すは数人といった頃合いになったとき、一人の小さな女の子が目についた。胸元辺りまで伸ばしている濃い目の茶色の髪はぼさぼさで、身なりも少し小汚い印象を持たせる。前髪も目にかかるほどまでに伸びており、それが暗い印象を強くした。食器をじっと見ているが欲しいのだろうか?そう思って様子を見ていると食器を持ってこちらにやってきた。
「この食器を作ったのは誰ですか?」
予想外な問いに俺は焦りながらも答えた。
「俺の知り合いだよ。それがどうしたんだい?」
「その人に会わせてください!」
「えっ?ど、どうしてだい?」
「弟子にしてほしいんです!」
弟子だって?なんだってこんな小さな子が弟子なんかに?俺がわたわたしていると、異変に気が付いたのかエリスさんが近くに来た。
「ソウタさん、どうかしましたか・・・その子は?」
「えっと、この子は食器を作った人の弟子になりたいと・・・」
そう答えると、エリスさんは何かに気づいたようだ。
「・・・もしかしてあなた、ドワーフ?」
「そうですが・・・あなたがソウタ・カツラギさんですか?」
「え?そ、そうだけど?」
なんだこの状況・・・混乱してきたぞ。順番にいこう。まずはエリスさんからだ。
「エリスさんドワーフっていうのは・・・」
元の世界でドワーフといえば鍛冶が得意なずんぐりむっくりでもじゃもじゃの小さなおっさんだ。もちろん女性もいるだろうが俺は詳しくは知らない。
「鍛冶が得意な種族のことです。男女共に髪が伸びやすく、小柄という特徴があるのでもしやと思いまして。」
俺の知識と大体同じみたいだな。
次はドワーフの女の子だ。
「で、君は食器を作った人に弟子入りしたいんだよね?」
「・・・えっ?あっ、は、はいそうです。あっ、あたしはルチアといいます。そちらの方が言われたようにドワーフです。」
ルチアと言った女の子は考え事でもしていたのだろうか、慌てた様子で返答した。
「申し訳ないけど、その知り合いは弟子はとってないんだ。」
というか俺の嘘だから存在すらしていない。
「そうですか・・・ではソウタさんに弟子入りするのはいいですか?」
「えっ、俺に?でも俺は何も作ってないよ?」
「それでも大丈夫です、お願いします。」
そう言われてもなぁ・・・実際に作ってるのは俺だがその作り方はスキルでパッってやるだけだから教えられるようなものでもないし。
「店員として雇うのはどうですか?会計はできなくても品出しや商品の説明はできるでしょう。」
エリスさんがそう言った。確かにそれはいいかもしれないが、こんな小さな子でも店員として雇っていいのだろうか。
「雇うのに守らないといけないことってあったりしますか?」
「短期で雇うのであれば特にはありません。長期で雇うのならば商人ギルドでの登録が必要になります。」
そうなんだ、かなり緩いんだな。っと、勝手に話を進めているけど彼女の意思を聞かないと。
「ルチアちゃん、弟子じゃなくて店員としてなら雇うことはできるけど・・・どう?」
「大丈夫です!ありがとうございます!」
とりあえず話をまとめた後、残っているお客さんの会計を済ませて店を閉めた。今は片付けをしている最中である。
「何か手伝いましょうか?」
ルチアちゃんが聞いてきた。
「そうだな・・・片付けながら商品の説明をするから聞いてくれる?」
「それについては大丈夫です。もうわかってます。」
ん?どういうことだ?
「このお店の商品を作ったのはソウタさんですよね?」
えっ!?なんでわかったんだ?
「い、いや俺じゃなくて・・・」
「隠さなくてもいいです。あたしはそういうスキルを持ってるんです。」
スキルだって?
「ソウタさんが異世界から来たということも分かります。」
えぇっ!?
「ちょ、ちょっとまって、いろいろ情報が多すぎて混乱してきた。とりあえず片づけをするから部屋で待っててくれるかな?あ、もし簡単な物でもいいのなら晩御飯を食べて行ってよ。帰りは家まで送るし。」
昨日に引き続き今日も混乱しっぱなしだ。
「わかりました、待ってます。」
ルチアちゃんは素直に部屋に向かっていった。さて、さっさと片付けを終えてご飯を作ろう。
そして夕飯。今日はサラダにスープにパンである。ルチアちゃんが来るって事前に分かってたらもうちょっと豪華に出来たのだけど。
「さて・・・どこから話したものか・・・」
俺はパンを口に運びながらつぶやいた。
「では先にあたしから話します。あたしは鑑定眼というスキルを持っていて、見た物の情報を知ることができるんです。だから食器を見た時に鑑定眼でソウタ・カツラギという人が食器を作ったということがわかったんです。」
鑑定眼・・・俺の鑑定と同じような物か。
「そしてその後ソウタさんに鑑定眼を使い、名前やスキル、称号を見ました。そこで”異世界からの漂流者”という称号を見たので異世界から来たと分かったんです。理解自体はあまり出来ていないですけど。」
「なるほどね・・・だから俺に弟子入りしたいって言ったのか。」
結局店員としてだけど。
「そういうことです。」
「じゃあ正直に言うけど、確かに作ったのは俺だよ。けどかなり特殊な作り方をしているから、残念だけど教えられることは無いと思うよ。」
「大丈夫です。それも分かっています。」
えっ、そうなの?
「あたしも特殊な作り方をするので問題ないと思います。」
本人がそういうならいいんだけど、本当に大丈夫なのかな。
「とりあえず、あたしからは以上です。」
「わかった。次は俺からだね。」
さて、何から話そうか。とりあえず異世界から来たってこと、スキルのことでいいかな?
「まずは異世界から来たことについて。称号の通り、俺はこの世界じゃない別の世界からここにやって来たんだ。どうやって来たかはわからないんだけどね。」
ルチアちゃんは驚いたように聞いている。まぁ当たり前だよな、俺も驚いたし。
「で、スキルについてなんだけど・・・」
俺はスキル:創造について簡単に説明した。鑑定眼でスキルを見たと言っていた通り、多少のことはわかっていたのだろう。そこまで驚いた様子はなかった。魔力があればいくらでも作れると聞いた時はさすがに驚いていたが。
「なるほど・・・凄まじいスキルですね。あたしのスキルの上位互換のようです。」
鑑定眼以外にもスキルを持っているのか。まだまだ聞きたいことがたくさんあるが、もう時間も遅いし、帰らないと彼女の家族が心配するだろう。
「とりあえず今日はここまでにして明日にしよう。送っていくよ。」
「えっと・・・そのですね・・・」
ルチアちゃんが少し言い辛そうにしている。どうしたんだろう。
「住み込みで働いてもいいですか?」
「えっ?部屋は余ってるから別にいいけど・・・今日は両親に何も言ってないでしょ?」
そういうと観念したような表情をして話し始めた。
「実は・・・今家出中で、家には半月ほど帰っていないんです。」
「そうなの!?それなら余計に家に連絡しないと。」
「今家に帰ったらもう戻ってこれません!いずれは家に連絡しますし、ソウタさん絶対に迷惑はかけないので、少しの間家には黙って働かせてください!お願いします!」
うぐっ・・・俺こういうのに弱いんだよな・・・すごい必死なのが伝わってくるから俺まで辛くなってくる。実際彼女が帰る気にならないと家の場所も分からないし、追い出して野宿でもされたら困る。
「わかった。今はまだ家に言わなくてもいい。だけどいずれは絶対に言うんだよ?」
そういうとルチアちゃんの顔がぱぁっと明るくなった。
「ありがとうございます!」
こうしてドワーフの女の子が弟子兼店員として入った。
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